11月日記

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2012/11/01(木)

誤用の話

「おもむろに」は突然という意味ではなく、ゆっくりとという意味。
「失笑する」は笑いも出ない程呆れるという意味でなく、たまらず噴き出して笑うという意味。
「にやける」は薄笑いをうかべるという意味でなく、男が女のように色っぽい様子をする意味。
「割愛する」は不必要なものを切るという意味でなく、惜しい物を捨てたり、手放したりする意味。
「二の腕」は肩から肘までではなく、肘から先。

ちなみに私は上記全滅でした。あっはっはー。(サイト内でも誤用してます)
でも最近「手ブラ」の意味が脳内で変わりつつあって、
「手ぶらで来てください」ってメールに書いてあったりすると、
一瞬「へ、へんたい!?」と思う。
これは私の場合「めだかボックス」のせいです。


誤用とは全然関係ないですが黒子のバスケの話(というか自分語り)

蒸し返して申し訳ないですが、つい先日ご心配をおかけした件。
自分史的に未曾有のパクリに遭遇して、なぜかふと黒子のバスケについて考えたんですが、
あの、黄瀬くんに技をコピーされた人が、自分のスタイルとは微妙に違うプレイを見せられて
調子が狂って自分の技が使えなくなるというあれ、
たしかに私も自分の二次創作をコピーした、けど微妙に、いやかなりヘタレの文章をたらふく見せられて
しばらくの間ものすごく文章が書きにくかったのですが、
(吸血鬼とか、パクリ先でもシリーズ化していたし特に)
(ところで吸血鬼の3でシリウスがいちごを沢山食べたシーン、パクリ作品の方ではなぜかブドウになっていてふいたのですが、
いまでも時々「どうしてブドウだったんだろう……」と不思議になります。独自色ってやつなのか?)

でもそれは、「どう書けばコピーできないかしら。たとえば内容を下品にするとか、
文章の中に一定の法則を仕組んで署名の代わりにするとか、なんかないかなー」
とか考えるから書けなくなったのであって、
自分の文をコピーしたヘタレ文章に影響されたからではないな…と凄く実感したのでした。
だって何年かかかって完成した自分のスタイルだもの、
ちょっと違うものを見たくらいで影響は受けないよ!
そんな受け身な理由じゃなくて、もっと攻めな姿勢なんだよ!
と、なぜか黒子世界のひとたちに代わって熱弁したくなったのでした。おしまい。
パクリ創作と、技のコピーを一緒にしてごめん黄瀬くん。


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2012/11/02(金)

日本で3番目に古く、
現役の園舎が重要文化財に指定されている幼稚園に行ってきました。

http://www.ocec.ne.jp/yochien/kindergarden/aisyu/

古いお寺に似た外観なのですが、
入ってすぐの講堂の天井は吹き抜けでシャンデリアが下がり、
大きな運動場を囲む形でコの字型に建っている教室は
日の光がたっぷりと差し込んで洋館のように明るかったです。
柱や廊下はいい具合に艶がかかって格好良かった。
内部写真撮影禁止だったのが残念です。

運動場には昭和6年設置の螺旋状の滑り台があり
これもまた文化財なのですが、
100年前の滑り台が現役で使えるって材質は何だろう…
て思っていたら、ずばり石でした。
やっぱり石ですね!
金属とか、ましてや新しい合成素材は信用ならない。


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2012/11/03(土)

色々感想

リボーン
今の今になって、2人のヒロインどっちを選ぶの!?
をやり始めたッ!!懐かしい…連載開始の頃はコメディでしたね。

スマプリ
今週ウルフルンさん幼児化(プリキュア達も幼女化)。
冬コミ(略)。
追記:1週お休みで次週でした。

ジョジョ
メメタァ!はサンプリングでなんとかそれっぽい音を出すのかと思ったら
SEは普通で、文字で「メメタァ!」ってでてました。

勇者ヨシヒコ
今週はヨシヒコが芸者女装して、猫になる病気にかかり、語尾がニャになり
おしりを高く上げてフリフリし、ダンジョーの膝に乗って喉を撫でられ、
愛されゲイファッションのタンクトップ姿になり、
ゲイの敵に股間を愛撫され(着衣のうえからです)ハグされるという、
公式発狂回でした。
どれか1つなら萌えたかもしれないが、あまりに多いと引く…という事が分かりました。
それにしても山田さんは何でも真面目に取り組む良い役者さんですね。

相棒
これまでの脚本。
輿水さん→戸田山さん→太田さん→櫻井さん、と大人げなく本気のスタメン。


ディズニーがルーカス・フィルムを買収してスター・ウォーズ新三部作を始めるそうです。
ルーカス監督はノータッチだとか。ジャンルの方がどよめいていますね。
ポタの権利をネズミが買い取って新シリーズを始めたら、
うん確かに私も激しく動揺すると思うけど。

007シリーズの新作「スカイフォール」で
ボンドがバイセクシャルではないかと話題になっているそうです。
拘束されて悪役(男)に胸を撫でまわされるシーンで
「どうして僕にとってこれが初めてだと思うんだ?」
と言うボンドの台詞が「強がりだ」「いや本気だ」と議論されているとか。
(字幕ではどうお茶を濁すのか楽しみです)
http://news.walkerplus.com/2012/1022/9/
そして開発部のQが若いイケメンになるらしくそちらの絡みも期待できそうです。
ジェームズ・ボンドといえばマッチョ雄脳の代表格みたいなものでしたが、
面白い時代になったものです。
あと悪者の拠点は軍艦島がモデルになってるらしいですね。

「江神二郎の洞察」
初短編集だわーい!って手に取ったんですが、なんか内容が記憶にある…
たとえば「開かずの間の怪」とかイラストを描いたよ…10年?ほど前に!
(あれの江神先輩は、かわいすぎた)
何割くらい読んでて、どれが未読なのか分からなくて本を置きました。
とりあえず図書館で確認…記憶力…。

今日から「トトリ」がスタートするので見る予定の人はご注意。


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2012/11/04(日)

映画かんそう
「アルゴ」

1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材にしています。
アメリカに亡命したパフラヴィー国王が引き渡されない事に怒ったイラン国民の暴徒が
大使館になだれこみ、大使館を占拠し外交官や海兵隊員52人を人質に取ります。
(監禁はなんと444日間続きました!)
この映画では占拠の直前に脱出して
カナダ大使の私邸に逃げ込んだ6人の職員をアメリカへ逃がすため、
偽の映画企画をでっちあげ、彼等を映画撮影クルーに仕立てあげた救出作戦が描かれます。
実話を元にしたお話です。

久しぶりに、めっ…ちゃドキドキしました。
もうね本当に怖いわけですよ暴徒が。イランの人たちが。
もちろんアメリカ側の汚さ、対応のまずさも描かれますので一方的な悪役ではないです。
でも街のひとはみんな武装しているし、クレーンで死体を吊って道端にさらしているし、
あとはモヒカンバイクがいれば立派な北斗の拳ですよ。

内容ばれ

・占拠される直前、旅券に関係する道具を壊したり
 重要者類は焼却炉で燃やしたり、シュレッダで裁断したりするんですが
 全然間に合いません。そして誰もが経験するように
 急いでいる時に限って機械が詰まる。
 山積みにしてガソリンぶっかけて燃やせよーと思いました。
 そして当時シュレッダはクロスカッターではないから、
 イランの人は人海戦術で復元。
・当時「禁煙」という概念はなかった。どこもかしこも焚火状態。
 そして電話もテレビも電気スタンドも、なにもかも巨大。
 お酒は赤ワインが主流?
・市場のシーンはもう本当に怖かった……。
 勝手に写真を撮るなと怒りだしたから写真を返したら
 「俺の息子はアメリカ製の銃で殺された!」とか会話になってないの…。
 取り囲まれて分からない言語で罵倒されてね…でも同じ死ぬにしても
 暴徒に集団リンチされて死ぬのは嫌ですよね誰だって。まだ銃殺刑のほうがましだ。
・最後に本物の事件関係者の写真と、それを演じた役者、
 当時の写真と、それを参考にして撮影されたシーンが右と左に同時に出ます。
 全然似てない人と「本人出演!?」レベルで似てる人がいた。
 大使館の建物はそっくりだったけどセットなのかな…?
 クレーンの死体もそのままでした。というか当時の写真の方が数が多かった死体の。
・最後のシーンがなんかよかったです。スター・ウォーズのフィギュアが映ったりして。
 あと当時のプロジェクトが縁で
 CIAのエージェントと映画製作者の親しいお付き合いがずっと続いたとか。
・三谷幸喜さんが架空の国の話として脚本を書いたら面白そうだなと思いました。
 たぶん劇中劇の部分が長いですね。

お話自体は地味なので、こんなにドキドキするのは撮り方がうまいのだろうと思います。


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2012/11/05(月)

映画かんそう
「バイオハザード ダムネーション」

「バイオハザード」シリーズのレオンを主人公にした
カプコン製作のフルCG映画。
「デイジェネレーション」の続編で、
新発売のゲーム「6」の前日譚にあたるそうです。

反政府運動が激化する小国、東スラブ共和国で、
生物兵器BOWが使用されるとの情報を得たレオンは単身乗り込むが捕縛されて…
というあらすじ。
シナリオはとりたてて変わった所はないんですが、
やはりフルCGなので人物の動きやクリーチャーの動きが
俊敏でトリッキーで迫力満点、目が離せません。
特にアラサーVSアラフォーのお姉さまのキャットファイトの美しさ、
タイラントさんの動作にかけられたエフェクトは必見です。
タイラントさん、最初は服を着てるのですが、いざという時はマッパだった……。

内容ばれ

・最初のシーンのレオンの歯の光沢が完璧でうっとりしました。
 しかしCGの人物の歯は全部大きさと形が均一ですね。
 乱杭歯とかは技術的にむずかしいのか。
・大統領の目もとの縮緬皺と眼鏡オペ子の人中線の自然さも素晴らしかった。
・でもエイダのレースのチョーカーは、首に描いてあるみたいでノーグッドでした。
・レオンさんノーズシャドウ濃すぎ。ふいた。
・JD泣かせる…。アメリカかぶれの友達思いのデブ…。
・頭がボーンとなってビチビチする敵は、私は見たことがないのでびっくりしました。
 どうやって倒すんだろうあれ…。
・リッカーがだんだん可愛く見えてくる不思議な映画。
・タイラントさんが突進するまえの予備動作は、見るといまだに緊張する。
 レオンさん、タイラントのパンチをモロに食らってまだ戦えるとかHPどんだけあるの。
・結局新しく出来る政府はどうせ2大国の傀儡政権で、石油の上前をはねられ
 国は全然豊かにならず……とてもハッピーエンドには思えない。続きはゲームでなんとかなるのか。
・石畳の坂道を車椅子でのぼるとは無茶な…。それにしてもなんて逆バリアフリーな街だ。



幼稚園の件でメッセージ下さった方、アドレスにエラーが出てお返事が送信できないのですが、
気が向かれたらメールアドレスを御確認の上、お知らせになったりして下さい。



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2012/11/06(火)

少し前にちらっと書いた、ケンタウロスのBLを買ってみました。
漫画かんそう
「はたらけ、ケンタウロス!」

面白かった!
BLなんですが、しかし別に何をする訳ではなく、
でも邪推できない訳でもなく、
どちらも攻っぽく、どちらも受っぽい、いい感じでした。
二本足の人間の社会で働くケンタウロスが主人公のオムニバスです。
ケンタウロスの営業マン健太郎と先輩の話をメインに、
ケンタウロスの蕎麦職人見習いの話と、
ケンタウロスの靴職人の話と、
ケンタウロスのモデルの話と、
就職前のケンタウロスの話が載っています。

風邪をひいた健太郎の家に先輩がお見舞いに訪ねてくるのですが、
(定番シチュエーションですね)
たまたま裸だった健太郎を見て先輩ひとこと
「何つーか そうしているとお前 神話っぽいな……」
このはずしかたがたまらない。

あと、ケンタウロス達は人間とは寿命が違って
何百年、千年と生きるらしく、切ないお話もあります。
(回想シーンでいきなり中世っぽい服を着ていたりして驚く)
(でもスーツより似合います)


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2012/11/07(水)

映画かんそう
「声をかくす人」

1865年におきたリンカーン大統領暗殺事件において
主犯達にアジトを提供し、犯行に加担した罪で
アメリカ合衆国政府によって処刑された最初の女性になったメアリー・サラットと、
その裁判で彼女の弁護にあたった青年弁護士エイキンを描いた物語です。
ロバート・レッドフォード監督。

内容ばれ
現実のフレデリック・エイキン氏が、どういう経緯で弁護を依頼され
引き受けられたのかは分からないけど、
裁判経験のない20代の若者なんて最初から捨て駒のお飾り弁護士で、
おっさんたち無双だっただろうなと思うと腹が立ちます。
でも法を順守して公正な裁判で、あーでもないこーでもないやっていたら
北部の人間は怒り狂い、南部の人間は付け入る隙ありと見て更に攻撃に出る、
という考えも間違っているとは言えない。残念ながら。
なので映画化されることに意義がある。

映画の中の彼女の罪は、誘拐計画の加担なんですよね。
あと息子をうっかり阿呆に育ててしまったこと。
どちらも死刑に値する罪だとは言えない。

息子がアンポンタンすぎて腹が立ちました。
自分達は法を無視したテロリズムを手段にしたくせに
相手側は法に則った公正な判断をしてくれるだろうと考えるのは
あまりに無邪気すぎると思うのです。
家が焼き討ちされて暴徒に母と姉がリンチされて殺される可能性を
微塵も考えなかったのか聞きたい。
あと親孝行や家族の扶養などという辛気臭いことよりも
愛国の士の俺カッコE−という、
楽な中2スピリットに飛びついたのではないと言い切れるかとも聞きたい。

人間には時折、「血を見ねば収まらん」というような所がありますが、
血を見ると頭が冷えて公平な判断ができるようになるのは
(げひんですが)所謂賢者タイムに似ておるなあと思います。

太陽光の撮り方が美しい映画でした。
そして最後の日傘の使い方がうまかった。

原題は「THE CONSPIRATOR」で共謀者。
この邦題はどんなジャンルの映画かちっともわからないし
見たあとも何を意味しているかピンとこない妙な邦題。


あ、松井優征先生が金曜の「サキよみ ジャンBANG!」に出演される?らしい?
関東と関西の放映内容が同じかどうかは分からないですが一応録画します。



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2012/11/08(木)

映画かんそう
「スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ!」

絵本フェスティバルに遊びに行った5人が
小さな上映会に参加すると、
スクリーンの中からキャラクターの少女が飛びだしてきて、
追手との戦闘になる。
難を逃れた少女は、お礼に5人をおとぎの国へ招待してくれるが…。
というおはなし。

内容ばれ

公式によるニッサン押しが強いなあと感じました。
(サニーとマーチだからニッサンとはうまいこと言いおりますね)
あとは絵本の中の少女ニコとみゆきのスキンシップが多いので
百合萌えさんはニヨニヨできます。
みゆきはドジっこの皮をかぶったスーパー攻様だと思いました。
悪者2名ともハグして→耳元で囁くというテクで
あなたのハートを完全ホールド!

林原さんはさすがヤンデレ演技がうまいですね。

ただ、シンデレラと桃太郎と一寸法師と孫悟空と浦島太郎が
バーサーカー化して襲いかかってきて、
鬼や牛魔王などの物語の悪役達が燃えキャラとして助けてくれるというのは
「月光条例」そのまんまの展開で
(月光条例ではシンデレラ、桃太郎、お姫様、乙姫様が狂うんだけども)、
比べたらそりゃあ藤田先生の方が面白いに決まっているので、
ねたかぶりは避けた方が賢明だと思います。

今回もミラクルライトのデザインが超かわいかったけど
大人にはくれなかった。(カードはくれた)
れいかさんが「ライトのない方は心の中で応援してください」と
上映中の諸注意のところでフォローして下さいました。


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2012/11/09(金)

映画かんそう
「GOTHICMADE ゴティックメード−花の詩女−」

惑星カーマイン・プラネットには「詩女」と呼ばれる不思議な女性がいた。
詩女は惑星植民以来の記憶を代々引き継ぎ、人々を支え導く役目を負っていた。
新しく詩女に選ばれた少女ベリンは、聖都を目指す巡行を始めるが、
そこへ連合の通達により、詩女をテロから警護するためにやってきた
ドナウ帝国のトリハロン皇子が現れる。
立場も主義も全く違う少年と少女は、激しく互いに反発するが…というお話。

企画発表から上映まで6年以上かかった大作。
FSSの愛読者は絶対に観るべきです。音響設備のいい映画館で。
逆にFSS未読の、あるいは好きじゃない人には全く意味のない映画でしょう。
中身は普通の映画の半分くらいしかないし、
昨今のアニメの美麗な作画になれた目にはあの絵は受け入れ難いと思う。

下記は愛読者の寝言
永野さんの設定する兵器は、形が美しくて動きが複雑で、
あと「格好いいとは何か」をバッチリ把握した演出で出てくるんですよね。
今回の映画、あっという間の短い戦闘なのですが、
トリハロン皇子の駆るカイゼリン出撃時が特別すごかったです。
とんでもないものが出てくるぞ!って感じで。
ドナウ帝国のGTMは起動音が女幽霊が泣き叫ぶ声に似ているという設定らしいのですが
(中の人は滅入るなそれ……)その起動音とタービンの作動音、
金属の震えと軋みにぞくぞくしました。
それと威力の強い射撃をした後の自然物への物理的影響、
砂礫の舞い方、岩の飛び散り方、風圧の描き方がいちいち燃える。

誰が後にああなるとか実はあのひとだとかは劇中でだいたい分かりますが、
それでもエンドロールの種明かしの中には気付かなかったものもあって、
ぶわわわわ…ってなります。

内容ばれ
・MHもそうですが、永野さんデザインのロボットには
 レースとビーズとラインストーンのスピリットを感じます。
 実際それらが付いている訳ではなくて、匂いがする。
・雨のシーンの2人の横顔を見ていて思ったのですが、
 ベリンよりトリハロンの方が彫りが深くて…きれ…い…。
・ドナウ帝国の戦艦で雑用をしているのが皆
 半ズボンの少年兵とはどういうことだ。へんたい!
・詩女の初の仕事って食い歩きですよね……。
 どれもおいしそうなのであれなら私もやりたいです。
 「うどん」って書いてた。うどん……。
・トリハロンの声は新人さんかと思ったら佐々木望さんだった。
・「倒れているものを、むごい!」とか「逃げているのに!」とか
 テロリスト討伐に文句ブーブー出てましたが、
 とどめ刺さないと自爆するかもだし、
 テロリストの離脱は一時退却であって逃亡じゃないよ…
 と思いました。
 大塚さんが一応弁解はしてましたが。
・さあ、じゃあ永野先生、FSS再開ですね。
 (1986年からもう26年続いてるんですね…)

でもこれ国内18館上映なのかー。
うむむ、地域によってはちょっと観るのが難しいかも。


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2012/11/10(土)

色々感想

暗殺教室
「変な擬音をときどき言う」「熱いものは沢山フーフーしないと食べられない」
「どじっこ」「世界一強い」「あまいものがすき」
ってまるで萌えラノベのチート美少女主人公みたいですね殺せんせー…。

銀魂
突然のレベルE展開!?ギャグじゃなかったの!?

マギ(サンデー)
宗教洗脳で、頭の固いひとほど否定材料を潰されると物凄い信者になるって話を思い出しました。
魔法使いとマグルはどっちが優れていて、どっちが支配者に相応しいかという話ですが、
ちゃんとソース提示して理屈で読者の頭の中までグイグイ押してきますねー。
ヴォルデモートさんにもあのくらいの弁舌力があればよかったのにな。

ゴーバスターズ
戦隊恒例(なのかな?)女子花嫁コス回。
司令とブルーが人柄が変わったようにヨーコの初恋の相手を攻撃していましたが
お父さんスイッチでも入ったのか…。特に司令、突然どうしたの。
次回予告が「リアル・スティール」だった。

ヨシヒコと悪霊の鍵
季節はずれのホラー回。
貞子と俊雄くん(呪怨)とトイレの花子さんが出てくるという
版権もへったくれもねえ豪華メンバーでしたがさすが深夜ドラマだぜ!
全力疾走してくる貞子はけっこう怖かった。

サイコパス
人気SNSのマスターが殺されていく事件の前編。おもしろかったです。
サイコパスって、まあつまりソウルジェムなんだ……。

素姓の全く分からないたくさんの人間とクラブに集まるという点については
狡噛さんの意見が正しいと私は思う…。
オフ会の会場が都会のクラブとかハードル高けぇな!

一定以上の数値が出たら問答無用で撃ってOKなんだったら、
毎週末に各都市の繁華街で一日中撃ちまくっちゃどうだねと思います。
よっぽど犯罪を未然に防げそう。

JOJO
もうブラフォードさんが出てきてる!!

実験探偵トトリ 第1回(結末根拠ばれ)
ふつうに倒叙ものミステリーとして面白い!?
というか音楽が古畑似で、サントラ使い回しかと思ったら違った。
本間さんではなく、歴代平成ライダーの音楽やってるひとでした。
オシドリは知ってたんですが、あんな形の花火なんてあるんですね。
風の強さとかに影響は受けないのかな、すごいなあ。

桂先生がカメオ出演なさるようです。楽しみですね。

続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
まさか検事の自滅による決着がくるとは思わなかった。
そして弁護士ドラマなので、真犯人が分かっても
ラストで悠々と去っていくという何とも言えない後味…。
結局あの夫婦は結婚するべきではなかったし、
子供も産むべきではなかった。全員が不幸になった。
来週は女子高生による、ネットで中傷→自殺の判例です。



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2012/11/11(日)

映画かんそう
「モンスター上司」

仲良し中年男3人組が職場の上司のひどいパワハラ、セクハラに耐えかねて
交換殺人を行おうという話になりますが、
普通の一般市民に暗殺の仕事は荷が重く、頓珍漢な間違いを繰り返すうちに
なんだか妙な事になっていきます。

B級やや下めのコメディですが、なかなか脇役がいい役者さんで
くりだすギャグも下品ですがセンスいいです。再度言いますが下品です。
男同士仲良しグループコメディもの定番、底抜けのアホの子が出てきて
彼が豪快に色々台無しにします。

3人のうち2人の上司はもう本当に最低のクズ野郎なのですが、
まあまあ美人の上司(女性)にセクハラされまくるという1人に関しては
殺すほどのことではないんじゃ…とちょっと思いました。
男性の場合はもっとこう「バカおまえ俺と替われ!」と思うそうですね。

変な人が色々出てきて楽しいです。

内容ばれ

下記全部げひんな話題になりますが
かつての同級生と酒場で偶然再会して
「リーマンショックで失業したからお金に困っている、
なんならここのトイレで奉仕するけど」みたいな会話、
腐女子的にはキャー!って言わないといけないところ?なのかも?しれないが、
あまりにもしょっぱすぎて真顔になってしまった。
アメリカあるあるエピソードなのか、
それともあるわけない突飛な空想なのかどっちなんだ。
「相棒」だったらあのひと死んでる!

それと刑務所に入れられたら掘られる!
という話になるのですが、アメリカの刑務所はいまでも
ショーシャンクみたいな環境なのでしょうか。
そして「俺とお前ならどっちが掘られやすいか」という話題。
はい、ありがとうございます。

尿を掛けるサービス業も実在するかが気になるわ…。



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2012/11/12(月)

映画かんそう
「リンカーン/秘密の書」原題Abraham Lincoln: Vampire Hunter

この秋一番期待していた映画でしたが、
大満足しました主に萌え的に。

誰もが知る偉人、エイブラハム・リンカーンは
実はヴァンパイアハンターでした!というお話です。
少年の頃に吸血鬼に母を殺されたエイブラハムは、
吸血鬼ハンターである師匠に殺しの技を仕込まれ復讐を果たすが、
やがて吸血鬼の餌にされている奴隷を解放するべく大統領となり、
南北戦争を始めます。
南部は前線に吸血鬼を大量派遣、エイブラハムはピンチに陥ります。

リンカーンのハーレム映画でした。
幼馴染のウィルと、師匠のヘンリーと、家主のスピード。
3人ともエイブラハムが好きすぎで、
エイブラハムのために命賭けすぎ。
(スピードくんは実在の人物で、やはりリンカーンのルームメイトで
映画と同様に恋の橋渡し役で、
リンカーンの主義には懐疑的だったけど終世の協力者で親友…oh史実…)

監督はホラー寄りの人なので割とホラーです。

ラストばれ

・全体的に漂う「ブロマンス大盛りサービス」の雰囲気。
・結婚式でリンカーンが幼馴染の事を「彼は唯一の家族だ」
 って紹介した時、あきらかにスピードの顔がこわばったのです。
 (それは後のミスディレクションのためであったのでしょうけれど)
 や、でもどちらにしろ嫉妬している演出なのは間違いない訳で。
・そして嫁と愛人と元カノが一触即発状態の時にさらに現れる師匠ヘンリー。
 その場からリンカーンを華麗に攫って行きますよ。
・ずっと後のシーンで嫁が師匠ヘンリーに「夫を返してくださる?」
 って言ってましたね。あのとき嫁はたぶん全部知ってた訳で、
 返せっていうのはつまりそういう意味で。
・嫁とリンカーンのエピソードもかわいかった。帽子のところとか。
 あんなかわいい彼女とピクニック中に居眠りするなんて!
 プロポーズの言葉が「僕を世界一幸せにしてくれ」ってヘタレかわいい。
 まあ「君のような素敵な妻を持てる幸せな男にしてくれ」って意味だろうけど。
・あと悪の吸血鬼アダムが、恋人に見せつけながらヘンリーの喉に咬みついた所は
 「BLでござるー!ものどもBLでござるよー!」と変なサイレンが鳴りました。
 「普通はヘンリーの目の前で彼女を咬むでしょう!?」って思ったら
 あとで一応その普通の事もやったけど、彼女はあっさり死んだ。
 そして「吸血鬼は吸血鬼を殺せない」ハイここはたぶん二次創作の上で重要設定。
・大統領晩年のそっくりメイクは似すぎていて、蝋人形が喋っているようでした。
 役者さんの素の顔は、くりくりした目にまるっこい鼻、
 絵で見る2百年ほど前のアメリカの若者、って感じだった。
・馬アクションすごかった。危ない所はCGだと思うが馬は大丈夫だったろうか。
・格闘はクイック&スローを駆使した例のあれ。
 構図取りが的確なので見やすかった。
・ラストが切ねぇー。
 リンカーンは観劇中に撃たれたという知識はあった方が方がいいと思う。
 ヘンリーがあのあとどんなに荒れたか、想像すると胸が痛い。
 暗殺当日に会って、自分と共に永遠に生きてほしいと告白をして、
 笑ってかわされて、妻とともに去ってゆく彼を手を振って見送って…。
 帽子を忘れて一度戻ってきたのに、チャンスはあったのに。
 いっそ無理やりにでもあのとき吸血鬼にしていれば、と何度も考えたと思います。
・「声をかくす人」の一番の敵役のおじいちゃんは
 実はヘンリーではなかったろうかと閃きました!
 「とりあえず暗殺にかかわったものは全員死ね」くらいは考えそうです。
・邦題はおかしい。サスペンスだと思って見に来た人がいたら気の毒。

「リンカーン 秘密の書」補完創作

Henry Sturges:Vampire
http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/poe/lincoln.htm

Abraham Lincoln: Vampire Hunter
http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/poe/lincoln2.htm

Abraham Lincoln: Vampire表紙
http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/poe/lincoln3.htm

Abraham Lincoln: Vampire本文
http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/poe/lincoln4.htm

Abraham Lincoln: Vampireおまけ漫画
http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/poe/lincoln5.htm


注意:映画ネタバレと原作ネタバレですご注意。
映画と原作ではラストが違うんですよ(というか何もかも違う)。



あ、でも原作はもっと面白いらしい。
同作者の「高慢と偏見とゾンビ」も早ければ来年映画化だそう。やったー。



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2012/11/13(火)

読書かんそう
「アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る」英国パラソル奇譚最終巻

最終巻は変わった構成になっていて、
本筋と二次創作が交互に書かれます。
たぶん「どうせだからセット販売にしてあげる」という配慮だと思います。
嬉しいことは嬉しいのですが、
例えるならポタ5巻で同居しているうちにだんだん距離が縮まって
ある日とうとう一線を越えるシリウスと先生の話が、
鬱屈するハリーの日常と交互に書かれたら、
気になってハリーのパートを読み飛ばしてしまうと思うんですね。
まさにそんな感じです。
(ごめんハリー)
というか作者さんはガチで「ルーピン先生を私の作品で幸せにしてあげる!」ってひとなのかしら?と思いました。
Professor Randolph LyallでイニシャルがR・L、教授、人狼、外見性格やや似てる、変な標本コレクション。
(ただ残念ながら作者さんはシリルのひとではなかったようですが…)

明らかに男2人の恋の方が丁寧に描かれ、
これ私は楽しいけどここまで読んできた男性読者さんはどう思っただろう…
とか考えると微妙に申し訳なかったです。

ラストばれ(BL)

最初のうちは教授から控えめな好意のシグナルがあって、
若い彼は、傷ついた教授を放ってはおけないという気持ちから肉体関係を持ち、
(可哀想だた 惚れたって事よ)
やがて本気になり、
触れられるチャンスがあれば人前でもともかく触りたいという情熱、
過去の恋人への嫉妬、色々描かれます。
(2人の関係を察した時の周囲の反応が様々で、面白いです)
かなり身長差があって教授の方が低いというのがね、萌えます。
最初のベッドシーンを何回も読み返しましたが、←……
リバップルって解釈でいいんですよね!?
ベータ気質同士て、要するに百合ってことなんですね!?
出来あがってからは、なにかといっちゃベッドへ直行してこやつら…
という感じです(笑)でも長椅子に座っているとき横に恋人が座ったら
ふざけて押し返したりするのかわいかった!

・ものすごくページが足りない感じが滲み出ていて、これは本当に終わるだろうかと
 途中何回か思った。
・ゲイカップルに割を食ったのがアレクシアのおとんだと思う。
 彼の物語も書かれるべきだった。
 アレクシアのおかんが実は全部知っていて、説明してくれると思ったのに。
 一体彼は何のために何がしたかったどういう人なのか。
 とりあえずスーパーバンコランだった事以外わからない。
・アヌビスの形ってよく考えると全裸覆面でへんたいですね。
・ライオール教授の過去の所業は全員が知るところとなり、
 彼はその代償を払うのですが、
 それにしてもヒロイン以外の女性サゲがひどくて、見てられなかった。
 とくにアイヴィ!
・でも結局マコン卿とライオール教授が伴侶を見つけて幸せになる話でしたね。
 うん、ハッピーエンドは大好きです。
 ライオール教授はしばらく遠距離恋愛したのち
 丁稚奉公が終わったら若いアルファに甘やかされて
 慣れなくて右往左往するといい!
・このシリーズで一番気の毒なのはシドヒーグだと思うんですよ…。
 汚い策略でコナルを奪われ、ベータを殺され、復讐も果たせず、
 なんかゲイカップルのキューピッドにされて目の前でイチャつかれ、
 新しいベータは仕事は出来るけど遠恋中で
 たぶん1日に2回も3回も彼氏から手紙が届いて
 そのたびに休憩から帰ってこないというね。
 しょっちゅう彼氏が遊びに来るしね。さいあくだ。帰れ!

唐突ですがSSを書きました。
ご興味のおありのかたはお暇なときにでもご覧ください。



http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/poe/biffy.htm



男女の愛も、ガチ百合も、ガチBLもしっかり描かれ、
同性愛だから特別純粋という訳でなく普通に別れも裏切りもあり、
なんというか新時代のラノベという感じです。(ハヤカワですが)



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2012/11/14(水)

映画かんそう
「ザ・レイド/The Raid」

インドネシアのアクション映画です。
インドネシアの映画を見るのはたぶん初めてー!
麻薬密売組織のビルに突入してボスを抹殺する指令を受けたSWAT部隊の話です。

最初に移動のバンの中で隊長が隊員に作戦内容の説明をするのですが、
それが明らかに隊員じゃなくて観客に向けて話しているとしか思えない内容で
「相手は闇世界に君臨する超極悪人だ」とか言っちゃって、
ちょっとふきだしてしまいました。闇世界に君臨て!

内容ばれ…?

すごい大勢で2隊に分かれてかっちょよく突撃しますが、
ギャングの装備と比べて別に圧倒的な差がある訳でもなく
下調べも杜撰で、しかも上に許可を取ってない作戦だったらしく応援が呼べません。
グダグダです。SWATはあっという間に5人くらいに減ります。
何しに来たのボクちゃんたち!

でも人数が減ってからのノンストップ格闘はすごい。
エクスペンダブルズからユーモアとキャラ萌えを抜いた感じです。
ビルの中にいる住人やギャングが全員襲いかかってくるのですが
手持ちの武器をすべて使って、武器がなくなったら拳で戦います。
インドネシアの格闘スタイルは、ハリウッドとはちょっと違ってておもしろい。
関節技とか絞め落としは使わないようです。
敵側に戦闘狂がいて、そのひとは自分が銃を持っていて有利だったとしても
拳で戦うためにあえて武器を捨てたり、
虜囚を解放してわざと2対1で戦ったりするのですが、
そのおっさんがちっこいんですよ。強いけどちっこい。
途中からずっとちっこいおっさんを応援していました。

ギャングのひとが吹き抜けで階下の柵に背面から落ちて、
柵で背骨が折れて死ぬやつ、
「これなかのひとも死…」って思いましたが
どうやら合成で死んでないようです。よかった。

後半になると突然兄弟萌え映画になってびっくりします。



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2012/11/15(木)

映画かんそう
「悪の教典」

IQが高く能力は優れているが共感能力のない蓮実は
躊躇せず人を殺す少年だった。
彼は過去に学校内で人を殺し、
犯行に感付いた両親をも強盗の仕業に見せかけて惨殺した。
成長した彼は高校で英語教師をしていた。

ハスミンが鼻歌を歌いながらショットガンで高校生をぶち殺して回ります。
私は弓を構えた生徒やバリケードを築いている生徒の予告を見て、
生徒側も応戦して、勝てないまでもハスミンに
怪我を負わせるくらいするのかと思って見に行ったのですが、
残念ながら狂人無双でほぼ一方的な虐殺でした。
映画としては巧かったですが、私の好きな感じじゃなかった…ざんねん。

なんかよく分かりませんが伊藤英明さんが
奮発してたくさん全裸を見せて下さいました。
1シーン→全裸→1シーン→全裸、みたいな感じで。かげろうお銀か!!
あと女生徒とのラブシーンはさすがにまずいのか即事後、裸シーツでしたが、
美術教師と林遣都くんによる男同士の肉体交渉シーンは
わりとねっとり描写されました。(特に音が……)
これからの映画はお色気シーンも全部男が担当するんですかね。

ほのかに内容ばれ

でも、いくら高校生でもあんなにチョロくはないと思うんですよ。
そりゃあ頭が真っ白になって恐怖で動けなくなる子が大半だとは思いますが
全員ではない筈。
(特に女子高生の描写が…今の女子高生ってパニック時にあんな小学生みたいな行動とるかな…?)
逆にアドレナリンが大量に出て、凄い身体能力を発揮するか
頭の回転が速くなって知恵で切り抜ける子がもっと沢山いるよ!
あと、もし今後みなさんにロープで降下する機会がありましたら、手にハンカチを巻くか手袋をしましょうね!私との約束だぞ!


山田さんがすごい淫行教師役で出ていた。
山田さんだけは殺されても
「変態が死んだ!変態が死んだわ!」(ハイジの声で)としか思わなかった。
(そして職員室で「蓮実先生がんばってくださいね」って励ました教師は原作者だそうです)

主題歌が最悪だ!
サイコパスが大量殺人する映画の主題歌に愛とか夢とかおかしいよ!
アーティストは誰だ!?と思ったらエグザイルのセカンドユニットでした。
エグザイルが胞子で増えた!!
事務所どこよ!?って思ったらエグザイルが運営してました!!
エグザイル怖い!!

冒頭で流れる「メッキー・メッサーのモリタート」
(英語だとマック・ザ・ナイフ)
の日本語訳を読もうと思って検索したら
「どすのマック」と出てきて、
一気に任侠物くさくなってヘナヘナしました。
ドスって…関西のヤクザ語かと思ってた。
そして韻もへったくれもねえ。


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2012/11/16(金)

大量殺人で思い出しましたが去年のノルウェーの事件、
禁錮最低10年、最高21年の判決が出てたんですね。
77人殺して最短で10年!エエエェェェー!

いかに銃があっても、人混みで乱射して50人以上とかを殺すのはなかなか難しい
(4、5人撃っている間に他は逃げるし、警察や軍が来るし、
手当が早ければ助かる)と思っていましたが
この人の場合、爆殺8人・銃殺69人なんですよね。
警官のふりをして、整列させてから撃ったのか。なるほど…。

人間はどんな記録でも必ず更新しますが、
さすがに1人で(火や火薬を使わない)同時殺人69人の記録は
未来永劫越えられない、と思いたいです。



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2012/11/17(土)

色々感想

サキよみ ジャンBANG!
わりと緊張してらした!
松井先生、普通のひとだった!ふしぎ!
(ほら、漫画家さんって時々明らかに普通の人じゃない風の人もいらっしゃるから)

暗殺教室
殺せんせーはむかしは手足が2本ずつだったらしい…。
それは触手の数が少なかったという意味?それとも…?

リボーン
連載終了。2、3疑問が残ったままの気がしないでもないですが、
失速しないいいラストでした。お疲れさまでした。

マギ(サンデー)
結構校長の主義に賛同しかけている子が増えてるぞ!
そしてそれをアラジンくんが否定して回らないところが深い。
でももうこれ平行線ですね。
私も「犬と猫に人権を!選挙権を与えましょう!
収入を得る手段がないから生活保護を出しましょう」って言われたら
「…なんで?」と思うけど、校長はそんな感じなんでしょうね。

実験刑事トトリ
あっ!わたし鞄は右左交互に掛けますよ!
片方にばかり掛けていると肩の位置が下がっちゃうし
服地が傷むって聞いたので。

仮面ライダーウィザード
ツン眼鏡登場。過去回想で休日に上司の家におよばれして
2人で赤ワインを飲むってどんなシャレオツ警官よ。

プリキュア
ロリコンのかた永久保存版の回でしたね。
変身シーンもちゃんと幼女版という凝りよう。
来週はれいかさん男装回です。
ウルフルン人間化→全員幼児化→れいかさん男装
どこまで続くのこれ。

マギ(アニメ)
明日シン王ご登場ー。早えぇ!!

PSYCHO−PASS サイコパス
ツン眼鏡と狡噛さんが相棒だったことが判明。
えー!ウィザードにもツン眼鏡が出てきたのでちょっとややこしい。

平清盛
明日いよいよ清盛がハイパー女体タイムー。

続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
ブログでゲイの同級生女子を誹謗し
みんな!彼女に「ビッチのレズ」と言ってカミングアウトを助けてあげよう!
と呼びかけて相手を自殺に追いやった女子高生の裁判回でした…。

アメリカでもいじめは手がつけられないくらい酷く、
特にゲイが標的になっているそうで、
検事が見せしめのために被告を過失致死で訴えます。
ハリーは「もとより故人はうつ病だったのではないか」
「悪口を書いて注目を集めるのも、ゲイ差別もアメリカの問題。
一人の少女にその責任を負わせないでください」
という絶妙の弁護で無罪を勝ち取ります。
でも本篇後のインタビューで主演のキャシー・ベイツが語った通り、
被告は無罪になるべきではなかったと私も思う。
みんながやっている悪いことならやっても罪に問われないって結論は間違ってる。

この回はラトガース大学の男子生徒の自殺が元になっていると思うのですが、
これで禁固30日(10年から一変して)はおかしいよ。

http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report3_2949.html

日本も数年後に同じ道をたどるのか、
それとも宗教の違いで違う展開をするのか興味あります。
(そういえばルームメイトの手引きで女学生が暴行されて殺されたイタリアの事件も
ルームメイトは無罪になってるんですよね。うーん、ルームメイト選びは命懸けだ)

来週は、進化論を生徒に教えたらクビになった教諭の裁判で
たぶん原理主義がらみ…重い…。



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2012/11/18(日)

映画かんそう
「シャッフル」

ドラマ「ザ・クイズショウ」などの脚本をされた
及川拓郎さん監督作品です。

記憶喪失の主人公は、謎めいたモニターのアルバイトを引き受け
見知らぬ男達の集まった部屋に軟禁される。
実は彼等は銀行強盗団で、金のありかを知る主人公の記憶を取り戻すという
計画のために動いていた。

元は舞台劇なのでだいたい一室の中で話が展開します。

内容ばれ

オチが5つ?くらいあります。頭がこんがらがってくる(笑)。
まあこう言っちゃうとあれですが、全部既存の映画とかにあるオチだったりして、
すごくインパクトがあるかといえばそうでもなく、でもオチが沢山あると豪華ですね。



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2012/11/19(月)

とうとうウルトラライトダウンを購入しました。
これを着ると「ゆにくろを着ているひと」以外の何者にも見えなくなりますが、
それでも圧倒的な温かさと、まるで上着を着ていないかのような軽さは
他のお店のコートやダウンでは実感できない着心地です。
それにしてもなぜユニクロばかりが他の衣料メーカーとは一線を画した
すごい新素材を発売するのでしょう。
社長の家にドラえもん的ななにかが居るのではないか。



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2012/11/20(火)

和歌山城に行ったら、
なんかかわいいのがいました。
にゃーん!



城の建っている山が伏せた虎に似ているとかなんとか。
この像の1代目は銅像だったので戦時中に供出されていて、
2代目なのだそうです。
ふたたび戦争でとられたりしないように石で作ったのかな。

このお城は3回も火事にあっていて、
大阪に移築した建物も火事で燃えているのですね。
火に縁がある建物ってあるのだなあ。


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2012/11/21(水)

映画かんそう
「電人ザボーガー」

1974年(昭和49年)に放映されていた
ヒーローもののリメイク映画。さすがのオオババさまもこれは見てない。
大きいお兄さんのハートに刺さる映画らしいのですが、
残念ながら私のハートには刺さらず…。
一周回っておもしろい、になるにはまだちょっと早かった印象です。

内容ばれ

・主人公と敵の色っぽい女幹部が男女の関係になるのですが、
 終わった後で男が腕枕されていたところはちょっと笑った。
・女幹部は主人公の子供を宿しますが、
 なんとザボーガーが主人公の命令を無視して
 女幹部を攻撃、憎い恋敵?と爆発心中します。
・なんというヤンデレ!ドロドロ展開!
・そこで一旦終了して、続編が始まります。
 若いイケメンだった主人公は、恋人とザボーガーを失いしょぼくれたまま
 小太りで糖尿病の無職のおっさんになります。
 (このあたりが、大きいお兄さんの心に刺さったのか?)
・おっさんが頑張って日本を救います。

EDで当時のフィルムが流れます。
わりと似てた!



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2012/11/22(木)

映画かんそう
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

見るつもりの人は一切前情報なしで、
なるべく早く行かれたほうがいいです。
ただどえらい混みようなので、
座席券はあらかじめ購入しておいたほうがいいかも。

テレビシリーズを見ていた人なら
序と破を飛ばしてQから見ても大丈夫じゃないかな。
マリって眼鏡美少女パイロットが増えてる事を押さえてればOK。
あの開始後の「え…?」って感じがたまりませんです。

内容ばれ

さようならジュブナイル風のさわやか少年少女たち。
こんにちは無慈悲な大人と理不尽な要求に追い込まれて
全力で自閉、暴走する主人公。なつかしいエヴァ。
周囲の全ての人間にざくざく刺されるような状況で出てくるカヲルくんの、
あの甘さ優しさ美しさ。そりゃあ全力で恋するし依存するし信者になる。

冒頭の、回線がオープンになっていて状況が逐一アナウンスされるなか
マリがずっと歌っているところとか、ああいう無駄をわざわざ演出してあると
ぐっとリアルになりますね。
あとヴンダーの駆動音が怨嗟の声みたいでおもしろかった。
奇しくも「ゴティックメード」のカイゼリンと演出は同じですが
現在の地球の技術とは違う動力で動くものなら、
効果音も全く違うものに変えるのは正しい。

でも詳しくないが、あきらかにCGで描かれた部分は色味がのっぺりしていて
プラスチックのようにペラペラに見えた。
毎回同じ事を書いている気がするが、テクスチャかなにか貼れないものか。

助けたと思った少女がどう見ても別人だったリ、
服の裏に友逹の名前が書いてあるのを発見したり、
色々とサスペンスメソッドによって進行して面白かった。
ラストで解答がある訳ではないのは分かってたけど。
序と破ですっかりエグ味が抜けて監督も大人になったんだなあと思ってましたが
案外そうでもなかったです。
ただ、作品から滲んでた女性に対する過剰な恐れとファンタジーと敵愾心は薄れて
安心して見られるようになった気がします。

アスカとマリはヤクザの鉄砲玉コンビみたいでかわいかった。
リツコさんベリーショート似合ってた。マヤちゃん何があったの…。
ミサトさんアラフォーに見えない若さ。





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2012/11/23(金)

エヴァ同時上映
「巨神兵東京に現わる」
のことを書き忘れてました。

内容ばれです。

デジタル合成以外のCGを一切使わない
(つまりは特撮風の実写で撮られた)
巨神兵に壊滅させられる東京を撮ったショートフィルムです。

最初は姉と弟の話から入るのと、
あと突然現れた巨神兵が地面と水平に浮いているのが巧かった。
あれ2本足でノシノシ歩いてきたら
「だっせぇ!帰れ!」って感じになったと思います。

声は林原めぐみさんです。
あと文章はなぜか舞城王太郎先生(なぜに!?)。


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2012/11/24(土)

色々感想

終末のラフター(サンデー)
田辺イエロウさん新連載。
悪魔に関する聞き取り調査がわりとこまめで地道なのが面白かった。
大ゴマの使い方はさすがの匠の技です。

無限の住人
次号でいよいよ最終回のようです。

マギ(サンデー)
なんでドラコすぐ死んでしまうん…。
ていうかエエェェェ…!!余命あと少し設定!?
ていうかあの世界、飼い主が死んだらペットのマグルは殺傷処分っぽいよ?

マギ(アニメ)
わー、美声のシン王だー。あとやっぱり画面が華やぐー。
どこらへんまでやるのかな。ぜひビックリマン化までみせてほしい。

新世界より
第8話「予兆」
や、なんていうか…。薔薇と百合が花開く回でございました。
わたし、あの世界の人々は嫉妬心が希薄で、
男女問わず誰とでも気軽に肉体交渉するのだと思っていましたが、
嫉妬心があるにもかかわらずあの調子ではトラブル倍増ではないかと心配になりました。
それともあの子だけなのかな?

PSYCHO−PASS サイコパス
ハイ出た、女子高百合猟奇殺人!
あとあのチャラ男くんは主人公をいじめるんじゃないのか?
しかも主人公より酒に弱いとか…なんなの…チョロい。

エウレカセブンAO
最終話2話みましたよ!みました…うん…。
途中であったことはほとんど無駄なので、1話→最終話で問題ない気がする。
作画が綺麗でした。戦闘もよく動いてた。でも肝心のあらすじが…。

プリキュア
れいかさん男装、ウルフルンさん女装回。
百合ジャンルの友達から桃×青に関する躍動感あふれるメールが来てましたが、
私はレベルが低くて青×桃しか分かりませんでした。



ゴーバスターズ
次回またもや先輩姫回の予感。

ウィザード
てっきりツン眼鏡が2号ライダーになると思ったんですが違った!

実験刑事トトリ
自殺に見せかけて殺すと大抵の場合被害者が
その直前になにかやらかしていて
「直前にこんなことしていた人が自殺する訳ない!」となりますが、
作詞作曲自分の歌を自撮りして映像を友達に送るというのは
結構な大技だと思います。犯人おきのどく。
私の場合も、常にamazonや楽天で変な商品を注文していたり
チケットを取っていたりするので、自殺に見せかけるってリスキーだと思います。
(あと睡眠薬を盛られたら、規定時間の半分で目が覚める自信があるよ)

助手役(先輩)が推理に参加するようになってきて、
ないがしろにされてない感が嬉しいです。

相棒
結婚式に参列した知り合いの夫婦の旦那が浮気して妻を裏切ったからって
カイトくんがなぜあんなに傷つくのか分からない。
どんな純粋な環境で育てられたのよあのパピィは。

カイトパパがとうとう花の里にまで侵略。
(というか情報が早すぎるので暇課の誰かがリークしているんじゃ…)
次は右京さんが帰宅したら台所で夕飯を作っていると思うあの男。

日産新型ラティオCMに神保さんがご出演されてました。
わあ、大会社のCMだー!
(でも熟年夫婦のドライブというコンセプトは、役柄とは合ってない…)

続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
斜めうえ展開をした…やっぱり原理主義VS法律はいろいろと障りがあったのか。
あと、アラ還あたりのおじいちゃんたちが出会いサイトを利用して
お付き合いをした若い美女が、自分と恋愛関係にあると信じて金品を貢いだら
5股くらいかけられていて相手を訴えた裁判、おじいちゃん達にも言いたい事はあるが(笑)
それよりも裁判において、自分が如何に弱者で可哀そうであるかを
生い立ちや人間関係まで明らかにしてアピールせねばならない陪審員制は、
本当に私には合わないなーと感じました。
「被害者はかわいそうでなければならない。それ以外の態度は嫌悪される」って妙だ。


海外の鉄道の注意喚起アニメ。こわいけどかわいいけどこわい。
http://www.youtube.com/watch?v=IJNR2EpS0jw&feature=youtu.be


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2012/11/25(日)

演劇かんそう
小林賢太郎演劇作品「ロールシャッハ」

その国家の端には「壁」が存在し、その向こう側は謎のままだった。
国民からの3人の志願者と、政府開拓部の司令官1人による、
「壁」の破壊実験を描いた作品。

タイトルとあらすじにビシッと筋が通っていて綺麗な話でした。
ああ、小林さんだなあ…という感じの。

内容ばれ

名前に関してはすぐに気付いたんですが、
そのほかの細かく配置された伏線については全く気付きませんでした。
やられた!
「あー…」って小さく声が漏れてるひともいたよ。
こちらを見ている演技のところ、4人ともすごい眼力でした。
ちょっとぞっとした。

「パーセントマン」のねたと、
役職を振られて3人でキャッキャしているところが好きです。
小林さんの美声も堪能できた。
あと、身長ネタ!!
金髪のひとが小林さんから物を取り上げて、木箱2つ重ねた上に立って
手をめいっぱい上にあげて「とってみろー」ってやるんですが、
小林さんふっつーに手を伸ばして取ってしまうという。
身長差+小林さんは腕もものすごく長いの?

ただ、このお話のアイディア…ラーメンズの公演でやってほしかったかも…
と思ってしまいました。
2人で、1時間くらいで。
まあ他のコントとのバランスが取れないのでお芝居化されたのでしょうけども。



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2012/11/26(月)

これは都市伝説やネットで見た話ではなく
直接その会社にいるひとから聞いた話なのですが、
中途採用で入ってきた新人さん(20代女性)が、
遅刻、指示の無視と、あまりに勤務態度が悪いので
試用期間中に不採用にしたところ、
数日後郵便物が届いて

「精神的苦痛を被ったので、
○○日までに慰藉料を払わなければ貴社を訴えます」

と書いてあったそうです。
面接では普通で、そんな人には見えなかったとか。
なんかねーもー。経営者でなくてよかったなあと思いましたよ。
多くの従業員、多くの客に接する職業というのは
今後どんどん難しくなるのでしょうね。

ちょっと飛躍しますが最近、連続殺人といいストーカー殺人といい、
おかしなひとと縁を持つと逃げても保護を頼んでも
結局殺されるという無理ゲー的な所がありますでしょう。
あの事件、仕事のクレーム対応がきっかけで被害者になった方もおられるし、
被害者にならなかった飲食店の方で「うどんに生きたバッタが入ってた!」
というクレームで賠償金を巻き上げられた方もいらっしゃるし。
常識がログアウトしつつあるような気配です。
なるべく関わる人の少ない職を選んで、
隠れキャラのようにひっそりと生きた方が安全ではあるなと思いました。



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2012/11/27(火)

紅茶話2つ

先日カフェで友達が注文したお茶が
「オレンジ・リフレッシャー」という聞いたことのない名前で、
少し飲ませてもらったら、ハーブティーでも味に全然クセがなく、
なによりオレンジの、というかみかんのよい香りがして
とてもおいしかったので、帰ってからネットで買おうと検索したら
それはリプトンの商品で、残念ながら廃番でした。

でもお店で出しているんだから、どこかで買えるはずと
検索を繰り返したら
現在は「ハーブティー オレンジハーブ」という名前で
業務用販売していました。
1箱50包と量は多いのですが、安かったのでさっそく買いました。
(ファミレスのドリンクバーなどであるそうなのでお味見はそちらで)
とてもよい香りだしノンカフェインだし、
この冬の癒しはこのお茶に決まりだステマ!(語尾)



あとキリン「午後の紅茶 THE PUNGENCY 初摘みダージリン」
をずっと探していたのですがなかなか見つからず
10月末発売の数量限定出荷で、もうなくなっちゃったのかも…
と焦っていましたけど、何の事はない単にセブンイレブン特別販売
という情報を見落としていたのでした。
駅から遠めの店舗に行ったらまだ売ってた。
味は私の好みよりちょっと渋かったですが、
香りはよかったです。紅茶の香りって頭が冴えますよねー。
(あ、でも濃厚なチョコケーキと一緒とかだと、ぴったりの味かもしれない)
ついでに「パンジェンシー 茶葉2倍ミルクティー」を買って、
カロリーを見て震えあがって、1日に4分の1ずつ飲むことにしました。




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2012/11/28(水)

読書かんそう
「ヴァンパイアハンター・リンカーン」セス・グレアム=スミス

「リンカーン/秘密の書」の原作です。
映画とは全然違っていました!この話に関しては映画→小説の順番がいいです。
分かりやすさとキャラ立てに関しては映画の方が上なので!
小説はリンカーンの伝記に近く、
本当にあった出来事にぐいぐいと吸血鬼要素をねじ込む感じです。
トンデモ歴史書っぽくって別の楽しみがあります。
捏造した当時の写真とか肖像画があって面白い。

ラストばれ
というかこの小説はヘンリーとリンカーンのハッピーエンドなのです。
映画ではタフな性格の2人でしたが、小説ではなんというか
お互いに静かに尊敬し合っているというか…百合です。
リンカーンが悲しんでいる時、真っ先に駆けつけて抱擁して慰めるのはヘンリーだし、
リンカーンを傷つけた者を絶対に許さず追い詰めるのもヘンリーです。

ヘンリーが昔ヴァンパイアハンターで、
返り討ちにされて血を吸われたエピソードとかはなくて、
実際にあったロアノーク島集団失踪事件の生き残りという設定です。
ヘンリー当時23歳。23歳!
そして若返ったリンカーン25歳。25歳!(もういい)

この小説にもポーが出てきて、あの謎の死に関しては最近あった映画とは
違う理由付けがされています。忙しいなポー。
リンカーンの行ったインディアン虐殺にもちょっとだけ触れられています。
そこはスルーすると思っていたのでびっくりした。



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2012/11/29(木)

映画かんそう
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」

宇宙人が攻めてきたので軍は集中爆撃を計画するが、
爆撃予定地に民間人が取り残されており、
彼等を救出すべく海兵隊員が派遣される。
救出作戦と宇宙人との戦いが描かれます。

「スカイライン」と比べると、この映画はよく出来ている。
一応軍人であるからして行動も行き当たりばったりではないし、
主人公の倫理観は水準以上で一定している。
ラストも暗くない。

ちょっと感心したのが、身体の構造も分からない宇宙人とは戦えん!
と戦場で宇宙人の解剖を始めた事です。ああ、まあそりゃあそうだ。
(ていうかそれ凄い重要な情報だから全世界に通信しなよ…と思った)

ところで下記はこの映画にはあまり関係ないのですが、
身体の構造も分からない事に関しては相手も同条件で、
というか相手のアウェーっぷりときたら
どれがこの星で主導権を持っている生物なのか、
すぐには分からないレベルなんじゃないの?と思いました。
戦場にサイとかキリンとかゾウとかオラウータンとか(かわいそうだけど)
放ったら、あまりにサイズがバラバラすぎてすごい混乱するよね。
あと大気の成分も重力も気温も違う星で
よく武器や通信機器や飛空装置が通常通り機能するなあって感心する。
むこうに昼と夜があるかどうかも定かではないし、
霧や雷、干潮満潮など自然現象すら化学兵器だと誤認する可能性もある。
それこそ未知の病原菌、環境汚染なんかを合わせて考えると
惑星侵略って労力に見合わないんじゃないかなあ…とか私は思うのですが。

それと宇宙生物のデザインって進化せんの?
DNAにもRNAにも依らない第3の増殖をする斬新な形態の生物はおらんの?


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2012/11/30(金)

漫画かんそう
「31歳BL漫画家が婚活するとこうなる」

ピクシブに連載されていた漫画が、
コミックスになって完結したのを買ってみました。
6年付き合った彼氏と破局なさった作者の人が
婚活をして見事に伴侶を得るまでを描いたギャグ漫画です。

婚活サイトに登録して、様々な人のプロフィールを見たり、
1日に100通、3日で300通も届くメールを捌いたり、
メールで意気投合したひとと会ってみたり、
といった婚活ステップに丁寧なツッコミが入ってとても面白いです。

なかでも明らかに翻訳ソフトを通したと思われる
外国からのメールの文章が私はとても好きです。

ほとんどの
人々のような肉汁仕事、in、内気

おゆください
みずください
あなたのことを思っている

うん、原文が推察できない。
あと年収1千万円以上のそれなりに顔の整った男性で
婚活しているひとには理由がある、ということを描いた章は、
わあ…本当にキャラ立ってるね君たち…
というワクワクに満ちていました……。
ナチュラル〜にありとあらゆる他人をけなすひとは、
分かる分かる!いるいるいる!と思ったのですが、
でも大半の普通の女性は内心「わあ…」って思っても
逆恨みされるのがばからしくて言葉を濁してさり気なく離れるのに、
作者のかたはハッキリ相手に教えてあげていて、
すっげえ優しい人だよ逆に!と思いました。
あと自分の事をお風呂に入るもの億劫な引きこもりのように描いてらっしゃいますが
(ギャグ漫画ですしね…)
フットワークが軽くて意志が強く、
対人スキルもかなり高いひとですよこれは…と漫画を読んでいて思いました。
婚活1年で結婚!という目標もちゃんと達成してらっしゃるし。

前半はこちらで読めます。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=27301063&mode=medium
ピクシブをやってらっしゃる方は皆さんご存知のメジャーな漫画で、
御存知でない方はIDのない方で、中身が見られないかな?
紹介しても意味ないかな?とも思うのですが。


作者の方は2人の男性のうちどちらを選ぶかかなり悩まれてましたが、
結局お断りする事になった方からのメールの文面が誠実でほろりときました。
(作者さんも泣いたと描いておられた)
そういえば「脈がない相手にも心のこもった対応をするひとはモテる、
自分に益がないと判断すると手のひら返しの対応をする人はモテない」と
むかし何かで読んだのを思い出した。

結婚なさったお相手さんはおもしろそうな方です。
あんなお土産もらったら私は泣く(色々な意味で)。



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