12月日記

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2011/12/01(木)

春に甲子園で食べたトルネードポテトが忘れられない。

一個のジャガイモを螺旋状にカットして揚げてあった。
バリィィッー!ホクーッ!って感じでおいしかった。
世の中には面白いことを考える人がいるものだなあと思った。
調べたら最近の屋台トレンドで、機械でカットしているらしい。
でもいまのところ屋台では見たことないなあ。




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2011/12/02(金)

演劇かんそう
宝塚歌劇「相棒」

WOWOWはすばらしい。
右京さんが美形で、かんべくん当然美形、イタミンが美形で
官房長美形、米沢さん美形で角田課長まで美形。
事件関係者は外国人設定。もうキラッキラ!

子犬を抱えて歌う右京さん。
事件関係者、犯人も含めて大合唱。
中央で歌う右京さん。
これは……見なきゃだめだ……。

内容ばれ

右京さんとかんべ君が「お互いに気になる・・」という歌を歌い、
亀山さんの名前が出てきて、
官房長がかんべ君に「杉下に信用されてないんじゃないの?」と皮肉、
かんべ君の運転が荒い設定もちゃんと拾っているという
妙に細かいところを押さえてある舞台でした。

元ネタの話はすごく地味な、家庭内で終了しているような話だったのに
そこに外国人ピアニストやらカルト宗教集団やらテロ組織やら、
盛れるだけ盛っちゃれ!という、なにかすごい話になってました。

歌の歌詞が激しく相棒世界と合ってなかったけど、
うんまあ、いいよ。滅多にあることじゃないし。

出会いはー奇跡ー命とのふれあいー(BY右京さん)


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2011/12/03(土)

色々感想

江〜姫たちの戦国〜
結局お江は凄腕の死神であったよ、という話でした。
最終回も本多正信の命をばっちりゲット。
信長、光秀、利休、秀吉、家康、
お江の突撃面会の後に死ななかった男がおるでしょうか。

「平清盛」の予告篇がめっちゃおもしろそうでした!
わー、絶対見る!と思った。
でも画面からして尖鋭的な感じだったので(私はああいうの大好き)
年配層が絵面で引いてしまうかも…どうかな…。
脚本藤本さんだから成功してほしい。

世にも奇妙な物語
「耳かき」
この話は知らないけど、泉昌之さん原作ではないかしら!?
と思ったらやっぱりそうでした。
独特の美学を持つ男が、心の中で葛藤の大スペクタクルを繰り広げたあげく、
何らかの大打撃を受けるオチ。

スネイプ先生とかルナティック先生が主人公で一度書いていただきたいです。
絶対似合うと思う。
 

妖怪人間ベム
ベラすっげ可愛い!
綺麗なものを見ると好きな人に見せたくなって、
ムカつくことがあっても好きな人を思い出すとどうでもよくなって、
風がふくとあの人が風邪引かないかなと心配し、
寝る前には夢に出てくるといいなと考える。
そして、そんな気持ちにさせてくれてありがとう!とお礼を言う。

西田さん…本当は18歳の乙女じゃないの…?

そしてそんなベラの恋に、そわそわして刑事さんに会いに行く
安定したBL妖怪ベム……。

満を持して刑事さんダークフォース堕ちフラグが来た。
さあ、チャーハンか!?まつげか!?バッチこい!

ホワイトカラー
来週恐ぇぇぇー!!ワトソンが黒幕だったレベルの急展開。
(いや、でも実は違うと思うけど!役者さんの黒い笑顔が巧すぎて!)

シュレッダーをかけた書類を貼り合わせる作業、最近やったばかりなので噴いた。
なぜあんな重要な書類をクロスカッターじゃないシュレッダーにかけるの!?
馬鹿なの!?

綾辻さんの「Another」(2010/10/19日記感想)
がアニメ化、映画化されるらしい。
経過がとても地味な話だけど、どうすんのかな?屍鬼っぽくやるのかな?
ヒロインは綾波としか思えない綾波ぶりなのでとりあえず男子人気は出そう。


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2011/12/04(日)

サンデーの「銀の匙」内容ばれです

雑誌に掲載された「銀の匙」で、
殺菌過程を通さないしぼりたて牛乳を飲んで
あまりのおいしさに主人公が五体投地するというシーンがありまして、
いつもながら描かれ方が大変魅力的で、
うらやましくてブツクサ言うておったわけですが、
あのあたりにお住まいの方から、
無殺菌牛乳、お近くでも買えますよ、おすすめですよ、
と教えて頂き、ぴゅーっと買ってきました。
日記を毎日書いていて良かったなあと思うのはこういう時です。
ありがとうございます!

味はと言えば、意外にも無殺菌牛乳の方が
普段飲んでいる殺菌された牛乳よりも癖がなかったです。
見た目はクリームが浮いていたりして濃厚っぽいのに
さらりとしていて飲みやすい。まろやかな水のようでした。
びっくりした。

「銀の匙」で今後発売される2巻か、あるいは3巻、
牛乳の回を読んで辛抱たまらなくなったかたはどうぞ。
教えて頂いた無殺菌牛乳の買えるお店。
http://omoiyari.com/
入荷曜日があって、その日以外は品切れていたりするようなので
事前に電話確認しておいたほうがよいかもです。

お値段は180ミリで520円なんだぜ!お酒よりお高いぜ!



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2011/12/05(月)

オールスイリ2012掲載
「探偵、青の 時代」
火村シリーズで(たぶん)初めての学生篇。
あっという間になくなる危険もあるので
読みたい方はお早めにー。

おちばれ

なんかそのオチばかり10本ほど書いて単行本化していただきたい気もする。
(もちろんタイトルは「○○だいすき」)
萌えに絞ったピッチング。有栖がなんとなく妻っぽい。

最後でナチュラルに飲酒運転してらっしゃるのが気になったが
当時の法ではセーフだったということで、いいのか?



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2011/12/06(火)

読書かんそう
「遠い町から来た話」ショーン・タン

不思議な絵本です。ともかくかわいいお話や
最後まで意味が分からない話、ちょっとぞっとするような話、
みな数ページで終わってしまう短いものですが、色々載っています。
目次が切手風だったり、
図書カードが最後のページに印刷されていたりしていてお洒落。
SFや児童文学が好きな大人の方へのクリスマスプレゼントにすると喜ばれそうです。

ちょっぴり内容に触れます。

砂の町で暑さと貧乏に苦しんで暮らしていた家族が得た、
天国のような秘密の庭を描いた「他にはない国」

犬たちの不思議な決起を描いた「葬送」

国家の安全を各家庭が担う形で一家に一基配備されたミサイルを
やがて綺麗な色に塗ったり電飾を飾ってみたりする「備えあれば」

どこかの国の不思議な祝日のしきたりを書いた「名前のない祝日」

なんとなく試してみたくなる「ペットを手作りしてみよう」

途中の暴力表現がなぜかやたら怖い「棒人間たち」

「壊れたおもちゃ」に出てくる日本の潜水夫にはモデルがあって
大戦前、貝の採取のためにオーストラリアに出稼ぎに出た日本人たちが
何百人も亡くなった件が元になっているそうです。
日本人は他国人の何倍も何十倍も働いたので、
たくさん稼いでたくさん亡くなったのだとか。
それは司馬遼太郎先生の「木曜島の夜会」の題材になったそうです。

私は「エリック」というお話が一番好きです。
かわいくてでんぐり返りたい。
外国から来た交換留学生のエリックが、
男の子の家の戸棚で暮らす話なのですが、ラストがねー…もう。
(前半をamazonで読めます)

この絵本、絵の中のメッセージカードの文字や、
破いたメモの断片の文字が逐一ちゃんと日本語になっているのですが、
原稿がデータ状態で、文字レイヤーが別なのかしらすごいなあとか思いました。


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2011/12/07(水)

食べ物の話あれこれ

・キューピーの具のソースの便利さに気付いてしまったので
 私はもう後戻りはできない。
 肉味噌風そぼろを、単にバターを乗ったパンの上に伸ばして
 (少なめにするのが肝要)、上にチーズを置いて焼くだけ……。
 あと野菜の汁系にちょっとパンチが欲しいなというときも重宝。
 もちろん大根や長芋にかけたら立派なおつまみに!
 http://www.kewpie.co.jp/gu_sauce/
 公式サイトのレシピ一覧は視覚的テロなので夜中に見に行ってはいけない。
 どれもすぐ作れてしまうのが凶悪なのだ……。
 面倒くさいというストッパーがないのだ……。

・常に冷蔵庫におつまみが入っていてほしいけど、
 出来れば長持ちして、低カロリーなものがいいわ。
 かといって、塩をつまみに飲むのは、
 何かを捨ててしまった気がして抵抗ある…
 という、なぜか私とまったく同じ事を考えている人がおられたら
 瓶入りのにんにく味噌をおすすめします。
 高級食材系のスーパーに売ってましたが自作もできるらしいので
 今度は作ってみようかな。焼きおにぎりに塗ると鬼のようにおいしいヨ。

・自分でハーブを漬けこんだオリーブオイルは相変わらずジャスティス。
 パンに塗っても、ちょっとチーズに垂らしても、
 野菜にかけても、カニ身に垂らしてもおいしい。

・自作ジンジャーシロップとホット赤ワインのカクテルは
 運命の出会い。こんなものおいしくないわけがない!
 グリューワインに似てますがグリューワインよりおいしいよ。


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2011/12/08(木)

読書かんそう
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
ジョナサン・サフラン・フォア

疾走感のある文章です。特に
やかんはどうだろう?

で始まる冒頭部分。
そしてラストは非常に映像的で効果的で、
上映前ですがもうすでに見えるようです。
ちょっと実験的な作品でもあり、写真が多用され
活字にも様々な遊びが加えられています。

9歳のオスカーは知的好奇心旺盛で大人びた少年。
自爆テロで大好きな父親を失ったことがきっかけで
差別主義者ではないのにイスラム教徒が怖くなり、
持ち主の分からない鞄を恐れ、
現在カウンセリングにかかっています。

ある日オスカーは赤の文字で「ブラック」と書かれた封筒を見つけます。
その中には小さな鍵が入っていました。
それを父親からの謎かけだと考えたオスカーは
鍵に合う錠を探して、
アメリカにいるすべてのブラック氏に会う決心をします。

内容ばれ

テロの犠牲になった父親を慕う、素直で純粋な息子の感動の物語!…
というにはかなりスクリューがかかっており、
オスカーは新しいボーイフレンドを作った母親に
敵愾心に近いものを抱き、
選べるならお父さんじゃなくお母さんが死ぬ方を選んだ、とか
一生他の男の人を愛さないと誓わないと
もうお母さんの事を愛さないよとか、
そういう種類のことを口にしたりします。
なおかつカウンセリングの先生を嫌いで、
訪ねて行ったブラックさんが美人のおねえさんだったりすると
キスしていい?とアタックもします。
こまっしゃくれた子なのです。でも彼なりに必死です。

物語は父親が生まれる間に失踪した祖父、ドレスデン爆撃、
オスカーを愛し常に側にいてくれるおばあちゃんの秘密、
オスカーの秘密、
嫌悪と痛みを伴う愛情というもの、
広島の原爆投下、
(意図的に状況や台詞が似せられ)様々な事柄が絡まり
繰り返される破壊と消失、
長い時間をかけた不器用な修復が描かれます。

余談
ラストの逆回しは
「非常に近い映画を見た気がする。炎が巻き戻って女の人が涙を…」
って半日くらいずっと考えていたのですが、映画「告白」でした。
あーすっきりした。(あ、上映よりこの本の発行のが先です)

多用される「なんぞ?」ですが、英語では何だったんだろう。
what、の古い言葉…?

しかし「シット」という言葉を言わないように、
別の言葉に換える主人公のセリフで
「生シッイタケ」という訳は、いくらなんでもなかろう…と思った。




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2011/12/09(金)

ドラマかんそう
「short cut」

三谷さんのドラマ初監督作品。
WOWOWで独占放送されました。
このドラマはとても面白いので視聴者が少ないだろう事がもったいない。
民放で放送されるか、せめてレンタルされるといいな。
本当の本当に面白いです。

都会で暮らす中年の夫婦。
妻はクリエイティブ系の仕事でいつも忙しくしている。
夫はTV系のお仕事。子供はいない。
すでに別居状態で、浮気もあって、夫婦仲は冷めきっています。
ある日、妻の親族のお葬式があり、
都会を遠く離れた田舎に夫婦揃ってやってきたその帰り道、
車がエンストしたところから話が始まります。

いかにもキャリアウーマンという感じの冷たい美貌の妻は
実は田舎育ちの元野性児。
エンストした車を捨て、
国道を目指してどんどんと山道を降りて行くうちに、
夫は妻の無邪気なところ、妻は夫のへたれなところを
それぞれ再発見してお互いを見る目が変わってゆく。
すごいのは、2時間近くカメラの切り替えがないところ。
1シーンの超長回しです。
男女2人がずっと喋ってるだけ(途中飛び入りはあるものの)
なのですが、その会話がバカバカしくて洒落ていておかしくて
しみじみと素敵です。

内容ばれ

2人は花畑に寝転んだり、髪に花を差したり、
猿酒を発見したり、熊におびえたり、歌を歌ったり、色々します。
妻は木に登ったり、夫を川へ落とそうとしたり、
そこら辺の野草をむしって食べたりします。

中井貴一さん&鈴木京香さんは、
バカをやっていてもどこか品がよくて、
三谷さんのお芝居にぴったり。

男に無理やり首筋を舐められて
「アーッ!神さまー!誰かー!やめてー!」
と泣いて絶叫している中井さんのシーンは
繰り返して見てしまいました…ごくり…。

蛇足
あの土地がどこ設定かは分からないが裸足はいかんとおもう。
マダニが!ライム病が!足の裏から体内に入るダニもいるぜ!外国産だけど。



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2011/12/10(土)

色々感想

坂の上の雲
1年ぶりなので誰と誰が結婚していたかとか忘れている。
もっくんは子規の妹と結婚した…ような気がしたけど違ったみたい。
おじさま俳優大集合なので、おじさま好きの方には堪らない。

南極大陸
犬がかわいそうなところを見たくないので1週飛ばしたら
先週末こそが残酷回で、クリスティのミステリのように
1匹1匹死んでいった……oh!である……。

妖怪人間ベム
「刑事さんが暴漢にクロロフォルムを嗅がされて意識不明に!」
(墨で書いた半紙を両手で持って走り回る感じで)

ホワイトカラー
全国放送だと思ってましたが
関東では12月6日(火)から数週遅れでスタートですって。
一応ピーターの嫌疑は晴れた、というか一時保留になりました。
しかし指輪の写真を見てしまったあとのニールの傷つきっぷりが凄かった。
え?なんで天才詐欺師なのにそんなピュアな心の持ち主なん…?
心は子供、頭脳は大人?

そしてニールを惑わせる元カノのケイトに「俺の友達に、もう構うな」
と警告しに行くピーター。と も だ ち ? 
どさくさに紛れていまなんと?

とどめは無酸素の部屋に2人で閉じ込められて、
酸素ボンベは1つしかないという状況…。きみたちどこまで行くの…。

ブリーチ
イチゴは死神たちから常に監視されていたんだ!
お前は裏切られたんだ!さあ怒れ!という流れでしたが
あれでイチゴが怒ったらどうしようと思ってました。
本人納得して良かった。
うん……なんかそれ当然だよね……というか、
むしろ監視してなかったら組織の危機管理能力を疑うわよという。

マギ
シンドバッド王ショタ化きた。
強くて優しくて腹黒くて人望があって全裸で、
女体化バージョンもあってショタ化もOKとは完璧超人にも程がある。

アリババくんの王への傾倒が進んでいるので、
やがて道が分かれる日が来ると思いますが、
円満別離だとよいですね…すべては王次第ですけども。



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2011/12/11(日)

映画かんそう
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

内容ばれだよ

うーん、スマスマでやったら賞賛されたと思う。
うーんうーん、役者さんはみんな頑張ってた。

あんな心のままに文句悪態つきほうだいの
軍規もへったくれもないサークル活動みたいな軍隊は、
楽しそうだけど弱そうだなー、という気がしました。

波動砲の出口んとこに物を詰め込まれて
波動砲撃てないよ!ってなったのは笑った。原作でもありましたっけ?
あとアナライザーにはびっくりさせられた。




「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
感想訂正(一応反転)

シイタケは英語でもshiitakeなのだと教えていただきました!
翻訳者の方ごめんなさい!
あと「なんぞ?」は「what the」だったとのことです。
ありがとうございます!



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2011/12/12(月)

映画かんそう
「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ
MOVIE大戦 MEGA MAX」

わーわー、とりあえずオーズを見ていた人は
年末でお忙しいでしょうが見に行った方がいいです。
なにかこの映画でオーズという作品がやっと完成した、という気がする。
テレビで最終回として放映してくれるのが一番良かったけど、
まあ間に合わなかった、という気持ちで見れば!
脚本は靖子さん&中島さんの前後合作。
カレーとカツ。生ハム&サラダ。チーズとパン。

あらすじは書かぬ。前情報なしの方がいいかもなので!

内容ばれ

・最初に映る世界各国のなかで、特にギリシャ噴いた。
 それはギリシャというか日本の銭湯のローマ風呂だね。
・立った状態で相手の首を膝で固めて、そのまま射撃する里中さんは
 間違いなく劇中最強キャラ。里中さんが変身しないのは、
 鴻上財団が危険手当コミのギャラを用意できないから。
・さすがにアンクの表情のコピーがうまかった。
 1年見てらっしゃったんだもんな。
・今回ワイヤーアクションがよかった!飛んだりするのよりは
 腕ひしぎの状態で振りまわされたり、宙返りを返されたりする補佐的な吊りが。
・私くらいの古びた腐女子ともなると間接キスくらいでは叫ばないのです。
 (でも心の中の小2が「チューした!チューした!」と荒ぶった)
・後藤さん、体は痩せたが頭が膨らんで苔玉みたいになってた。
 仕事が忙しくて床屋に行くひまがないのか。
・未来の鴻上さん=邪悪なカーネル・サンダース
・伊達さん、主人公みたい…ステキ…。
 ズゴゴゴゴzzz……のシーンでは子供大ウケけだった。
・アンクをお仕置きするためにエイジの投げた物が頭に当たって
 不審げなアンクは、すごく鳥っぽかった。
・地味な役でソフトバンクのお兄さん出てる。
・映司と翔太郎とフィリップと弦太朗の会話が
 意外にも4人漫才みたいに相性がいい。ボケとツッコミの比率がいいのかな。
 映司がライダーにしては珍しい柔軟な性格なので、接着剤の役割をしているのかも。
・ひさしぶりにWの変身を見ました。やっぱり格好いいですね。
 フィリップは髪が短い。そしてちょっと太っ…いやゴツくなった?
・でもオーズの変身も久しぶりに見ると格好いい。
 フォーゼ、W、オーズが並んで変身しましたが
 商品の売り上げにダイレクトに関係する部分だけあって、
 操作音声も変身の仕草も音楽も、すごくよく練られてます。
・「スーパー!」「スーパー!」「スーパー!」「スーパー!」
 う る せ え !
・ラストバトルは、あれフルCGなのでしょうか?
 すごくFF10のラストバトルを思い出します…。

私達、わりとしんみりして「良かったねえ」って雰囲気だったところに
すべてをふっ飛ばす「仮面ライダー40人VSスーパー戦隊199人」の予告。
呆然。 ・・・うん、好きにしたらいいと思うけど、
それってもう「ウォーリーを探せ」だよな。
いっそプリキュアオールスターズとも戦え。23人。


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2011/12/13(火)

今日の朝刊に、むかし横溝と乱歩のやった寸劇の写真が載っていた。
横溝は被害者役、乱歩は巡査役で、倒れた横溝の手首を乱歩が握っていた。
おじさまたち……と思った。
画像は「横溝 乱歩 寸劇」で検索したら出てきます。

写真の出ていたブログ様に転記されていた横溝の乱歩評

つまり乱歩はシャーロック・ホームズなのである。
つねにワトソンから
「わっ、素敵だ、ホームズ、そいつは素晴らしい考えだよ」
とおだてられないと淋しくなり、自身を失い、クサり、
そして厭人癖におちていくのである。

30〜40年も昔のことであるのに、
この横溝先生のホームズの解釈の古びなさときたらどうだろう。
というか乱歩先生、めんどい人だったんだな!



横溝先生関連でもう一つ
横溝先生で町おこし!という企画が倉敷市であるらしく
「スケキヨ弁当」が試作されたらしいのですが
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111202/trd11120219580017-n1.htm
……やる気のないオカンの弁当という感じの……うん、まあ。

ところでスケキヨがネタになるたび
いまだに(犬神家オチばれ)
彼の名はスケキヨではない……
と思います。


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2011/12/14(水)

映画かんそう
「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」

スピルバーグおじいちゃんによる
タンタンのCGアニメ化、インディ風味ですよ。

スノーウィさんの勇気と知恵とリーダーシップが冴えわたる映画でした。
タンタンはスノーウィさんがいなかったら10回くらい死んでると思います。
あとスノーウィさんの「ワンワン」を訳すると、
「あぶないタンタン!」「何をやってるんだ違うぞタンタン!」
「よくやった、えらいぞタンタン!」という言葉になると思います。

むかしスピルバーグおじいちゃんがインディを撮ったとき、
「タンタンに似てる」「タンタンのぱくり」と言われたおじいちゃんは
それをきっかけにタンタンシリーズを読んで大ファンになり、
その時から映画化を考えていたとか、なんかそんな流れだそうです。

ピーター・ジャクソンも製作で参加してますが
ちょっとおじいちゃんに押された形になるのかな?
あと脚本エドガー・ライトの持ち味は今回一切出てません。
黒い部分も含めて大味。
あと船長のアル中描写を割とがっつりやってるのと、
殴り合いが多く、撃たれて血が流れたりするので、
100%子供向けアニメではないと思います。

スノーウィの名前は原作ではミルゥだったのですね。
知らなかった。
あと音楽がジョン・ウィリアムス御大でした。


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2011/12/15(木)

下品な話ちゅうい!

昨日書いたタンタンの映画の中で
「あいつには近寄るな。危ない趣味があるらしい」
と言われた船乗りが、ネズミを握って眠っていたのですが、
はて、危ない趣味にネズミは関係あるのかないのか?
原作タンタンに出てくるキャラクターなのか?
と思って、とりあえず「ネズミ プレイ」で検索してみたら
リチャード・ギアさんの不名誉な噂が出てきました……。
どうやら、うん、包装したネズミを入れるというプレイのようです。

おそらく入りそうな動物は、一通り試された歴史があるに違いないよ。
そしてその実験で死んだ人もいらっしゃると思う。
(だってもし袋が破れたりしたら直腸にネズミ=雑菌の権化が…)
そういえばアメリカでも日本でも救急搬送でダントツに多いのが
肛門異物挿入で取れなくなったひとだと聞きますが、
紳士の皆さんは毎日そんなに様々なものをインしてらっしゃるのか。

人間の(多分男性の)この方面の探究心旺盛さにはあたまが下がります。


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2011/12/16(金)

気になる映画予告いろいろ

「テルマエ・ロマエ」
CM映像のクオリティはすごかったぞー。
あべさんの違和感もほとんどなし。
そうそう、あべさんは元々ああいう
ルシウスのような独白系の台詞がすごくうまい。

「フライトナイト」
リメイク。3D。
一度見た記憶があるのですが、ほとんど覚えてません。
なんか学園青春ホラーだったような…。

「琉神マブヤー」
沖縄のご当地ヒーローが映画化だそうです。
敵を倒さないヒーローなのだとか。
ネイガーも友情出演で出てました。
随分と遠いところまで出張したなネイガー。

「ヴァンパイアハンター・リンカーン」
映像はなかったです。字だけ。
人民の人民による、人民のためのヴァンパイア狩り……
うん、いいですね!アイディアの勝利。
原作の人の、ネタ至上主義な姿勢、嫌いじゃないです。
とりあえず映画化にはティムが噛むらしい。プロデュースかな。



そうそう、年末ですので引ったくりや帰宅狙いの強盗にご注意くださいね。
引ったくり被害者は女性とお年寄りが90%だそうです。
寒くて疲れているとどうしても注意力散漫になってしまいますが
コンビニや駅で獲物を物色しているらしいので後方確認大事ですよ。
もう本当にトゲ付き肩パットを装着して中指立てて歩きたいですよね。



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2011/12/17(土)

色々感想

めだか
メタ漫画らしく、主人公を途中で換える戦いというのを
しばらくやっていた訳ですが、
めだかちゃんがどう見ても規格外の主人公キャラクターだったので
善吉くんではちょっと難しいなと思っていました。
しかし
「くだらねーバトル漫画は終了 来週からはくだらねーラブコメだぜ」
という安心院さんの言葉。
たしかにラブコメ漫画になれば自動的に片思いしている方が主人公!
こいつは盲点でした。

マギ
ついてきちゃったよ……!
この展開は読めなかった!
いつバレるの?叱られる?
可哀想だから帰れって言わないであげて!

ホワイトカラー
勝手にカーナビをいじくるニールの手を
ピーターがペシって叩いた。かわええ…!猫か子供の扱い。

奥さんとのなれそめもギャワーっていうほど可愛かった。
女性からあそこまでアピールされないと
食事に誘えないのピーター…?
逆に聞きたいけど、なんであんな仕事出来て頭がいいのに
あんな奥手で人情家なの?どういう育ち?

妖怪人間
刑事さんに人殺しをさせたくないから
自分が代わりに殺します。と言い切ってしまったベムさん。
見事刑事さんのダークフォース墜ちを阻止!
(その代わり冬に沢山本が出ることでしょう)

11人もいる!
ほのぼのとしたいい終わり方だった。
自分の性別が分からなくなっちゃったひいおばあちゃんや、
幽霊になったおばあちゃん、
お母さんの元カレ、
7人の叔父叔母、
色んな人に愛されているあの赤ちゃんは
これからの未来に何の不安もないなと思いました。
クドカン脚本のドラマの中で一番ほのぼのした作品かも。

南極大陸
なんか最終回予告でなにかが燃えてたようだけど見間違いか?
キムタクさんが南極の基地で突然テロリストと戦い始めたりしたら
とりあえず話題になるとは思う。
それにしてもこのドラマで分かったのは、
天下のジャニーズでも視聴率は読めない、
そして操作もできないということでした。
あの面子で、あの予算でまさか視聴率が取れないとは思わないよなあ。

もし何かの間違いで、イギリスでもこのドラマが放映されて
ルーピン先生が1回でも見てしまったら、
のちのちまで先生の悪夢になりそうです。
南極にパッドフットの集団が取り残されて衰弱して…とかそういう感じの。


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2011/12/18(日)

映画かんそう
「リアル・スティール」

面白かったですよー。
冬映画の中では、かなりお勧めです。

むかし有望なボクサーだったおやじ(ウルヴァリンの中の人)が、
人間同士のボクシングが流行らなくなって、
ロボット同士のボクシング主流になる過程で
ロボットを買う→負けるの無間地獄に陥って、
借金まみれになっているところに、
別れた恋人の遺児が転がり込んでくる、というお話です。

息子のマックスが、ともかくいい!
冷めていて、クールなんだけど父親譲りの頑固者の11歳の少年で
頭が切れて、度胸があって、機転が利いて、
そしてロボットボクシングが大好きで機械工学の天才少年。
おまけに天使のような容貌
(マイティ・ソーの少年時代をやっていた子ですね)。
おやじは駄目にんげんすぎるのでマックス様の靴を舐めろとおもいました。

父と子ものの鉄板ねたとスポ根ものの鉄板ねたを
SFでコーティングしてあって、
後半の盛り上がりとか、半端ないです。
だれるところがない。

あと日本リスペクトが多くて、
途中、ぴゃー!とびっくりするところが何回かあります。

内容ばれ

ライバルのゼウスチームからアトムの売却を持ちかけられた時の
「一晩議論してもいい。絶対に売らない」
と父に言ったマックス様のセリフと表情がすごかった。
あれは惚れる。いまから婚約する。

ところでゼウスチームの専属技術者タク・マシドは
どこの国の人なのかな?インド?って思っていたら
あれ日本人設定なんですね(役者さんは明らかに日本人ではない)
卓、はいいとして松戸?益戸?

あと日本人なら誰でも気になると思うが
ノイジー・ボーイの「超悪男子」「極楽」「贖罪」
とかいう一連の文字が気になった。
天才マックス様は日本語もちょっと話せるのですが、
字幕を見ていて日本語が聞こえるとビクっとする。

ラストシーン、すごく感動的な場面なのに
マックス様の着ているTシャツに
「ロボット」という文字と、
すごくうさんくさいロボットの絵が描いてあって
そこに視線が吸い寄せられる。
あれは映画のためにわざわざ作ったのか、
それともどこかのパチもの日本Tシャツか?

おやじは、あれ博打の勝敗がプライドと融着しちゃって
それを自己分析できてない最悪のパターン。
そして完全無欠のマックス様ですが
唯一の欠点はだめんずの素養があること……。
だめな父が喜んでいるなら僕も嬉しい的な。
マックス様……。

この映画、お話も面白いのですが
映像も所々すごく趣があって、
父親がトラックで移動する所はなにか妙に切なかったです。
アメリカは広大で、道がどこまでも続いて、
遠くに移動遊園地(?)が、山火事の炎のように輝いているところとか。

腕頭胴体足が一体型の、
両腕を前に突きだした鉄の土偶タイプにして
延々と体を左右に振って勝つというのはだめなのか?
男のロマン台無しか?



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2011/12/19(月)

読書かんそう
「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」

1巻が発行されてから10年以上経ちましたが、
作品内では3箇月だそうです。
内容は1巻と変わらぬ、ガーリーSFゴシック冒険活劇ロマン。
登場人物も同じ。
1巻で少しだけ書かれた出来事が色々と繋がっていきます。

内容・ラストばれ

去年映画を見ているので比較してしまいますが
(尺の問題もあるでしょうが)
やはり京極先生のキャラクタの作りこみの方が繊細ですね。
葉月や歩未とか、特にそう。
そして未来社会の設定も。
科学技術よりはむしろ社会常識方面が面白いです。
異様にセンシティブで、あらゆる権利が保障された、
たぶん現在より優れているんだろうけど、
なんだかめんどくさそうなシステム。
(公共の場で占いを発表するのは罪とか)

人との接触を過剰に欲する「オーバータッチ症候群」
いかにも実在しそうなので検索しました。なかった!さすが!

この巻では、葉月をのぞく少女全員が人を殺してしまいました。
歩未、麗猫、美緒、だけでなく律子も葬式娘も。
そして公安にスカウトされた(これにはびっくりしたよ)。

毎回禁忌が絡んでくるし、今回特に明るくはない結末の筈なんですが
美緒が何かするだけで印象がプラス5くらいには上がるので
読後感は爽快、といってもいいくらいです。




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2011/12/20(火)

今年も大阪が本気で光る季節がやってきましたが、
今年の中之島の映像コンテンツが、
公会堂の外壁が崩壊したり、鱗のように動いたり
ツタが生い茂ったりする1/1スケールの映像を
公会堂に映写する内容でとてもインパクトがあったので、
わざわざ行くのは寒いけど夜間に通りかかった人は見て下さい。
1時間に何回か上映します。写真に撮れない内容なのが残念。

中之島ではフランス系屋台が、
スカイビルではドイツ系屋台が楽しめます。
ビールもホットワインもホットチョコもあるよ!
厳選して食べないとすぐにお腹がいっぱいになるよ!

バスツアーのお客さんも来ているようでした。
(ただ電力不足の日は中止されるそうなのでご注意です)

「光のルネサンス」は大阪っぽいというか、
統一感はないけど、やる気は伝わってくるというか、
うんまあともかく色々大量に光っているお祭りです。




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2011/12/21(水)

先週の「ホワイトカラー」が
株式売買に関する詐欺の話だったのですが、
「その男は5万ドル損失して家を失った」
という台詞があって「!?」となりました。
5万ドル?50万ドルじゃなくて!?
というか貯金は?お金を貸してくれる親類は?友達は?
家があるのに貯金はないの?
他の銘柄の株とかはないの?

ハリウッド映画を見ていると時々
「アメリカの人はマジで貯金しないんだなあ…」
と思います。病気しないのが絶対前提なんだろう。
そういえばアメリカの人は病院に行きたくないから
ドラッグストアの薬が大好きで
普段からガンガン飲んでるってどこかで読んだなあ。
あの鏡の裏にある薬戸棚。
(そしてハリウッド映画では、開けて締めると
背後に立っているなにかが映るのがホラーの定番)
(あの戸棚、日本では一般的ではないですよね。
生理的に何か嫌だからでしょうか)

あ、でも調べたら日本の貯蓄率はすごい勢いで低下して、
現在アメリカとどっこいどっこいらしい。
あれえ?そうなんだ。


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2011/12/22(木)

今日百貨店に寄ったら1Fが妙に黒っぽくて、
何かと思ったら貴金属売り場のお客が
ほとんど男性だった。
各ケースの前に横並びで何人も同時に買い物をしていた。
男子も大変だね……。


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2011/12/23(金)

映画かんそう
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

ちょっとだれた感じのあったこのシリーズですが
4作目にしてぐぐっと引き締まったように思います。
ピクサーでアニメの監督をしていた方を
引っ張ってきたのが良かったのではないかと。

イーサンが無敵マリオ状態で何でもこなしてしまう訳ではなく、
彼だって高すぎると飛べないし、びびるときもあるし、
怪我するし、弱点もある。
そんな彼を助けるチームの仲間たちとその事情、
あとおなじみの面白メカ、あとコミカルなシーン、
各シーンの時間配分が丁度良かった。

ドバイのビルからぶら下がるシーンは、
アクション的に巧く撮れているので、
高所恐怖症の気のあるかたは絶対見ちゃいけません。

内容・ラストばれ

・ドバイってあんな砂嵐が吹くんだ!?
 なんであんなビル建てたの!?長くはもたないでしょうに。
・サイモン・ペグって身長178なんですよね。
 なぜトムと並ぶと同じくらいなのですか……。
・だるまさんがころんだ、楽しそう。
・というか大学教授強ぇぇぇー!
 あの年齢でイーサンと互角、むしろ膝をへし折るってどんな訓練をどこで受けて?
・あんなへなちょこミサイルごときアメリカ様は余裕で撃ち落とすだろうけど、
 まあたまたま大掃除の日か何かで電源を落としてたんですね。うん。
・奥さんに関しては、ハイハイ、新しいヒロイン登場の為ですねって思ってたら
 どんどんいい話になって、最後ちょっと泣かされた。
 馬鹿スパイ映画で!くやしい!


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2011/12/24(土)

色々感想

今日のグーグルがかわいい。

南極大陸
すみません、どこも燃えなかった。
何を見間違えたのだろう。
氷室さんが雑踏の中で倉持の名前を叫ぶという衝撃のラストでした。
氷室→倉持→犬という切ない片想いドラマだった。

妖怪人間ベム
人間の、善の部分だけを抽出したのがベム、ベラ、ベロで
悪の部分だけを抽出したのがハゲ。
彼等が合体する事によって人間になれる、と。なるほど。
(善の部分だけの人間=妖怪って設定はちょっと面白い
ハゲが「合体しましょう!さあ!さあ!」と迫ってきましたが
私だったら合体後に何色になるかが気になって躊躇ってしまうね。

ホワイトカラー
……捕まって監禁されて薬を打たれてアホになったニールが、
「これまで色々な人間に出会ったが、信用できる人間はあんただけだ」と
助けに来たピーターに激白し、
ピーターに頭を撫でられるという回でした。…ええと…うん。

マギ
ばれてた…しかもちょっといじめられた…。
でもアリババくん、下半身丸だしはまずいと思う。
一応週刊少年漫画だし。

テルマエ4巻
とうとう定番の「箱の中に人が!」をやった。
(時代は液晶なので「薄っぺらい物体の中」ですが)
そしてとうとう帰れなくなった。ラテン語を話せる日本人が現れた。
急展開。



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2011/12/25(日)

読書かんそう
「折れた竜骨」

12世紀。ブリテン島の東にあるソロン諸島が舞台です。
潮流に守られ、誰も渡れない状態の島で殺人が起こります。
塔に幽閉された永久に若いままのデーン人、
サラセンの魔術、ゲルマンの魔術、動く青銅の巨人、
フランス語を解する者、イングランド語を話せる者、武器の種類、
ファンタジー的な設定すべてに法則が付与されて推理のピースになります。

面白かった!
作者の構築したルールに則って推理していくミステリです。
読み終わると同時に読み返した。
師弟ものの好きな方にはとくにおすすめ。

内容・ラストばれ

・あ、弟さんは受で、攻をお兄さんに殺されたから
 復讐にお兄さんの奥さんを殺したんですね。分かりました。
 と思いました。
・全部読み終わった後でもう一度読む280P切ない。
・というか弟は何がしたかったの!?ばかなの!?
・条件に合わない人間を弾いていく方式は苦手なのですが
 これは面白かった。慣れてないと見落としちゃうくやしさがたまらない。
 塔からの脱出方法は分かったが犯人は間違えた。
・読み終わってすぐに二次創作を探しに行ったのは内緒だ!



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2011/12/26(月)

20年ほど使っていたワードプロセッサがとうとう壊れてしまって、
年賀状の住所管理をパソコンに移行したのですが、
当然データ引き継ぎなどできませんから手作業でね…へへ…。
来年の年賀状、名前とか住所とか間違ってたら教えてね!(←私信)


映画予告の曲というのは、大抵別の映画のBGMが使われていますが
最近聞いた中で
「ヒューゴの不思議な発明」
(ファンタジーレトロな画面で面白そうだった)
の予告BGMが美しく、
あ、この曲は「メッセージ そして、愛が残る」の予告でも流れてたなー
と思って調べたら、
なんと予告専用に作られた曲で、CD等には収録されていなかったです。
違法にアップされているものしか聞く手段がないという…。
Immediate Musicの「Rhapsody」という曲です。

最近では「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の映画予告で
「月に囚われた男」の「Welcome to Lunar Industries」が使われていて、
ふふ、英国繋がり、と思った覚えがあります。
ほんの少しのピアノの鍵盤で、
秘密と絶望と孤独とあと希望を表現したあの曲は
まさに「月に囚われた男」の世界そのままで大好きです。
作曲者クリント・マンセルさんの曲をあれこれ聞いていると
「あ、この人はもしかしてマイケル・ナイマンが好きなのかな?」と思います。


あ、あと病院勤務のきょうだいのひとと、保健衛生関連にお勤めのかたが同時に
「今、ノロがやばい」とおっしゃったので、ノロウィルスにお気を付け下さい。


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2011/12/27(火)

映画かんそう
「SAW ザ・ファイナル 3D」

原題は「SAW 3D」
これ以上の続編は作られないと一応確認した上での
この邦題なのだそうですが。

そもそもオリジナルのSAWは、
残虐なゲームに強制参加させられた人間が
自分の人生を振り返り、ゲームに何かを見出し、
見事に試練を生き抜き解脱する、
ちょっとこう宗教的な目覚め、ジグソウとの疑似師弟関係、
疑似SM的なニュアンスもあるシュールなホラーでしたが
シリーズを重ねるごとに
「ヤなやつが無理ゲーでオタオタして死んでいくのを見るホラー」
になってしまって、そこのところが少し不満でした。
今回も、うん、何かそんな感じ。

内容ばれ

死に方は相変わらず凝ってました。
お店のショウウィンドウの中で
腹を回転ノコギリで切り裂かれて内臓飛び散るでござるとか、
両目と口に細めのパイプが刺さるでござる3D3Dとか、
胸筋にフックを刺して吊り下げるやつは「ラストキングオブスコットランド」
にもありましたな。
歯を自分で抜くゲームは、
「あ、これ私は歯がもろくてすぐ折れるから楽かも!」
とか思いました。

ラストはさすがに最終回だけあって綺麗にまとまってる。



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2011/12/28(水)

年末恒例のちょっとこうきゅうな和食忘年会があったのですが、
今年はとうとうメニューがなかった。
お飲み物のメニューだけ。あとはおまかせ。

おとなりの席の方は女性お1人で
東京からその食事のためにいらしていて、
食べ終わったらまた東京に戻るとおっしゃっていました。
なんかしらんけど、かっけー!

お味は、どれも素晴らしかったですが
たとえばみぞれ汁とか
黒い器の中に透明なおだしと大根おろしで
夜の雪景色のようなものが見えて非常に美しかったです。
和食の味と盛りつけは西洋のお料理のアッパーな感じとは根本から違う、
何かしんみりしたものがありますね。
(あと和食の方が写真に撮るのはむずかしい気がする。
雰囲気的に撮りにくいのと、店内の照明が控えめなのと、食材の色と)

帰り道「これは名前を言ってはいけない例のタイヤの人々が来てあれだよね」
とか言い合いました。

お飲物のメニューに梨を日本酒に漬けた珍しい果実酒があったのですが、
私が行った時は丁度品切れていて飲めず。ちょっと味の想像ができないです。
「また次回にどうぞ」と言われたけれど…そう頻繁には…。


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2011/12/29(木)

私はなんでもじっくり考えてから決めるタイプですが
でも何年も吟味して満を持して決めた事が
ものすごい大間違いだったりすることもあって、
これって「バカの考え休むに似たり」では!?
と思って、今年はなるべく考えずに
思い付いたら、きっかけがあったらとりあえず試してみるのを心がけてみました。
たとえ間違いでも、考えた時間が無駄にならないだけましだろうと。
そうしたら案外何も支障なくて、
ちょっぴり世の中にびっくりした一年でした。


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2011/12/30(金)

今年のベスト映画・小説・色々です。
(私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません)

■映画
「リトル・ランボーズ」
「塔の上のラプンツェル」

今年見た映画は100本とちょっと。
平均点が高くてどれもそれなりに面白かったです。
そして「これこそがNO1だ!」って映画もなくて割に悩みました。

■最萌え
「グリーン・ホーネット」
「X-MEN ファースト・ジェネレーション」

どちらも私にサイトを作らせるくらい強力な萌え映画でした。

■小説
「天地明察」冲方丁
「壊れやすいもの」ニール・ゲイマン
「折れた竜骨」米澤穂信

今年読んだ本は50冊とちょっとくらいです。
でもベスト3はすんなり決められました。
「壊れやすいもの」だけホラーテイストなのでご注意ください。

■漫画
「Landreaall」おがきちか
「銀の匙」荒川弘

「Landreaall」は今年のお正月休みに夢中になって一気読みした漫画です。
最近両方とも新刊が出ました。

■ドラマ
「救命医ハンク セレブ診療ファイル2」
「ホワイトカラー」
「11人もいる!」
そして「ER最終章」

■アニメ
「魔法少女まどか☆マギカ」
「TIGER&BUNNY」

両方とも凄い作品でした。
タイバニは、家に帰ってきて夜中まで正坐待機して、終わったら即友達に感想メールして、
ピクシブで次々アップされる二次創作をどんどん見ているうちに朝が来て気絶、
とかそういう過酷な楽しみ方でした。
こんなアニメはもうないのではないかという気がします。


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2011/12/31(土)

よし、こばやしさちこさんも見たし、充実した年末でした。
(昨日の2011ベストに、アニメ部門が抜けていたのを追記しました)

色々感想

今週はジャンプもサンデーもドラマもなかったけど一応。

ホワイトカラー
今回はニールの部屋にピーターが居候回。
高級ソファーって、
汗をかいた状態で座っちゃだめなのか!めんどくせぇ!

日本人(という設定の人)が出てきました。
ニールのおじぎ可愛い。

妖怪人間ベム
「ああ! う・・・美しすぎます!」って言いたくなった。
(JOJO名言)
自分達が人間になると人間を永久に守ることができなくなるから
妖怪のままでいい。これからもずっと刑事さんを影から守ります。って
大正の恋愛ロマンスかよう!!もっとわがまま言えようベムさんよう!

キャラクターの美醜と物語の悲劇性についてちょっと考察した。
まとまったら書きたいです。


2011年は色々ありましたが、それでもまあ何とかあれですね。
(コーヒーのCMで 宇宙人ジョーンズが
「この惑星にはそろそろ……いい年 が来てもいい頃だ」
ってナレーションしただけでじんわりしてしまう)
この日記を見に来て下さった方、ありがとうございました。
お世話になった方は、お世話になりました。ぺこ。
来年もたぶんよろしくお願い致します。


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