10月日記

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2011/10/01(土)

色々感想

江〜姫たちの戦国〜
今さらですが、お江って人は主人公向きのキャラクタじゃなかったんじゃ…。
毎週妊娠して、よそのお家で出産したりして、産んだらその場で養子に出して
身一つで帰ってくるとか……ものすごいフォローエピソードが入ったけど
正直おっつかない……。

勇者ヨシヒコと魔王の城
超ニッチ路線のまま最終回まで爆走。
日本でこのドラマを見てるの私だけじゃなかろうか…と思えるチープっぷりでしたが、
視聴率は案外3%を越えたり越えなかったり、まずまずのようでした。
ゆるーいギャグの連発で、わりと癒された。

最終回もゲストが豪華で、きたろうさんやSPの田中くんや
フリーザ様(声)とかが出ておられました。
真面目だが空気が読めず巨乳好きで呪文にかかりやすい勇者ヨシヒコを、
手を抜かず全力で演じた山田孝之さんの好感度がうなぎ登りだった。

フォーゼ
なんかクイーンが可愛いよ!?
断言するけど彼女は今後、大化けするキャラ。
ちょっとマジすか学園みたいで面白かった。

主人公の決めゼリフに対して「バカみたい」って返されたり、
決めポーズ取ろうとしたら鉄骨に腕をぶつけたり、
演出がフリーダム。

関係ないがテレビを見ていて、あ、アンクだ!と思ったら
土屋アンナさんだったときの衝撃。

めだか
超ハイスペック女子が凡人の男の子にデレデレというラノベテンプレに
とうとう西尾節のメスが。
凡人が物珍しかっただけで、周囲に凡人が増えれば飽きてポイとか、
まあ数週間後には覆ると思いますがしばらくは辛い展開になりそう。

ハンター
新アニメの監督が、ネウロを監督した人だー!
わー……見ない。(2008/02/25日記)

化学兵器の毒は、もう会っちゃった時点でアウトだと思います王よ。
ちょっとヒカルの碁みたいでした。

マギ
今後の方針をぺらぺら喋る悪に栄えなし。
シン王がやりこめられっぱなしだと、なんだか悔しいですね。

ジャーファルくんは怪我を押して裏庭で素振りをしてるんだと思います。釘バットの。



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2011/10/02(日)

映画かんそう
「探偵はBARにいる」

先に見た人からおすすめがあったので行ったら面白かったです!
ストーリーが練られているとかそういう面白さではなく、
探偵と高田のキャラクターと、そのとぼけた掛け合いと、
あとススキノの街がすごく猥雑かつハードボイルドに撮られていたのが魅力でした。
なんとなくルパン三世っぽかった。大泉さんの細長いスタイルのせいか?

見終わると北海道に行きたくなって、バーに飲みに行きたくなります。
行きつけのバーに憧れるなあ……。

ねたばれ箇条書き

・ススキノ、アジア最北端の歓楽街なのかあ。
・道がまっすぐに交差していて綺麗ですね。
・死にそうになって、おそらくアドレナリンの過剰分泌でハイになって
 2人でやたらゲラゲラ笑うところ、かわいかったなあ。
・高田くんのセリフはどれもおかしい。
・原作はそうではないかもだけど、映画の高田くんはバイで、
 探偵のことが好きなのだと思う。(冒頭でバイをものすごく肯定してたし)
・格闘最強で相棒大好きでって緑蜂の誰かを思い出すなあ。
 高田くんはそれに加えて睡眠大好きでいつも寝てるという萌えオプション付き。
・つもった雪の上を疾走するっていうのは、北海道の人でないとできないとネットで読みました。
 まさに大泉さんの当たり役ですね。
・最後のクレジットに高嶋政伸の名前を見たとき、
 ああ、バイの記者が持ってた写真の自衛官か……と思ったら違って
 鼻ピアスヤクザだった。ええー!?前髪下ろすだけであんなに別人に!?
・続編決定って最後に出るのはちょっとコナンくんみたいで笑った。



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2011/10/03(月)

ちょっと前、韓国旅行から帰ってきた友達が、

あちらでは「かたつむりクリーム」が爆発的流行をしていて、
それは高すぎてお土産にはできなかったけど、
自分用に買ったら案外効いた。

という話をして、ムンクの絵みたいな顔になった。
いや、かたつむり自体は苦手じゃないし、
おいしく食べたりはしますが、
でも顔に塗るという発想はなかったわー!

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2011/10/04(火)

このあいだふと思い当たったのですが
私が宗教に対してつい戦闘ポーズをとってしまうようになったのは
たぶんスティーブン・キングのせいだと思う。
思春期の頃に読んだ

「キャリー」の宗教おかあちゃん、
「霧」の宗教おばちゃん、
「デッド・ゾーン」の宗教おかあちゃん、

が3大宗教トラウマ。みんな怖すぎた。
キングは人間の描写が濃密なので破壊力が満点なのです。
そしてたぶんこの3人にはモデルの女の人がいるんだろうなあと思う。

蛇足ですがこの3作品、映画はどれも素晴らしい出来栄えです。
キングの初期作品、超能力を持つと必ず壮絶に不幸になるので
私の「超能力コワイヨー」の元でもある。



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2011/10/05(水)

先日友達と話している時、
わたなべじゅんいちさんのお名前が出てこなくて、
作品名をあげようとして

「ほら、あの『絶愛』書いたひと!」

とか言ってしまって、
一度脳のCTスキャンを撮らんといかんなあと思いました。


そういえば以前話題にしました「世界のキッチンから ディアボロ・ジンジャー」ですが
9月27日にカバヤからグミキャンディーとして全国発売……。
普通に飲み物のほうを復刻してくれよキリンさんよお…!
グミキャンディーは、なんというか炭酸系グミキャンディーで、普通においしかったですけど。



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2011/10/06(木)

映画かんそう
「プリースト」

「レギオン」並の珍作を期待して行ったのに、
至って普通のB級映画になっていたのが残念です……。
やっぱり脚本もスコット・スチュワートでないとだめだ!

教会が支配するSF世界で、鉄の扉に守られた都市があって、
外は荒廃していて、絶滅させた筈のヴァンパイアが復活し、
ヴァンパイアを殺すための究極人間兵器「プリースト」が戦いを挑む、
というあらすじ。
類似作品で、もっと濃ゆいものが幾つかあるのがマイナスポイント。
ベタニーの撮り方だけはばっちり押さえてあるので
ベタニーファンの方にはいいかもしれない。

スコット・スチュワート監督作品の法則
(内容ばれだよ!)

・押すとジャキーン!って突起がいっぱい出る銀色の武器。
・ともかくベタニーは1回セミヌードになるよ。
・堕天とか破門イベントが必ずあってベタニーは苦悩するよ。
・でも結局正しいのはベタニーだよ。
・ベタニーにめっちゃ執着している男が出てきてそいつと殴り合うよ。

ヴァンパイアというか、
「ディセント」に出てきた地底人っぽいクリーチャーです。
でもベタニーがそのヴァンパイアに似てるので、
素早く動かれるとどっちが敵か分からなくなった。


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2011/10/07(金)

X-MENファーストジェネレーションのサイトを作りました。
(というか6月13日に日記で書いた別ページで
細々公開していた作品を見やすいようにまとめた)
現在20本ちょっとの文章やら絵やらがあります
半生は難しいらしいので、簡単なパスをかけました。
やっつけ勉強なので、不具合がございましたらお知らせください。
初歩のhtmlページですらちゃんと表示させられなかった私がパスワード認証サイトだなんて!

DVDがリリースされて、レンタルも開始している筈ですので
私とカプの好みが似てる方にはおすすめです。
(X−MENの映画は過去作品が4作ありますが、今回はビギニング話で
敵対する組織の最強おじいちゃん2人の若い頃の出会い!くらいの把握でオッケーです)
最近になって「あ、これまたもや教授と復讐者の組み合わせだった…」と気付きました。
SSの最初の方、あきらかにしりるですね…てへ…へ。

●X−MAME(えっくす豆)

私は自分の名前やサイトの名前や作品のタイトルを考えるのが本当苦手で…。
IDは「男性同士の云々を現す腐女子御用達の例の数字3文字を半角で」
パスワードは「ヘルメットの前の持ち主を殺した道具を半角英小文字で4文字」
です。

あとついでにグリーン・ホーネットのサイトも作りました。
2つのサイトはまったく同デザインですがスルーしてください…。
10本ちょっとの絵と文章があります。こちらも再録まとめサイト。

●豆 蜂(マメバチ)

IDは「男性同士の云々を現す腐女子御用達の例の数字3文字を半角で」
パスワードは「カトーがエスプレッソに描く絵を半角英小文字で4文字」
両サイトとも今後作品が増えるかどうかは不明です。
そのうちリンクページからつなぎます。


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2011/10/08(土)

色々感想

めだか(43号)
凡人であるがゆえに超ハイスペックめだかちゃんから見限られそうになる男子。
そこにラスボスからのスカウトが。
この漫画の主人公になって、めだかちゃんを倒さないか?
そうすれば彼女にとってお前はかけがえのない人間になるぞ。というお誘い。
そもそもフレスコ計画とは人為的に主人公を作るプロジェクトだったそうで
綺麗につながったなー!という感じ。

そこで歴代のジャンプ漫画主人公の名前と特徴が挙げられているのですが、
あれ「10年以上前に連載終了して、アニメ化された漫画」とかそういう縛りなのかな?
なにかすごく足りない…うーん…って考えたのですが、
タ―ちゃんとか、マキバオーとか、とんちんかんとかラッキーマンとか…、
逆に電影少女の弄内が入っているのが許せない(笑)
それくらいならウィングマン入れるべきでしょう。

ところでガモウ先生が調子悪いと西尾先生の調子がいいな……

ハンター(43号)
富樫先生以外の人がこれをやったら色々大炎上しそうですが、
あの暗闇の中の会話、どきどきしました。
最後ぜったいグッチャグチャに溶けて腐った顔の2人のアップが来ると思ったから。
ちがった。綺麗な最期だった。私は富樫先生をなんだと思っているのか。

マギ
笑顔で外堀を埋めるシン王すてき!笑顔で掘り戻すアラジンくんもすてき!
シンドリアってお色気外交なの!?国王自ら全員を陥落!?
それを後ろでじっと見守るジャーファルくん……。
15センチほど開いていたシン王受の扉がバーンと観音開きになった。

ツバを吐くジャーファルくんは何度見てもよいものです。
紫のマギのひと(仮)が本当に毎週シリルを描いてくださっている…!

夏目友人帳(アニメ)
良い終わり方をした……と思ったらもう続編のお知らせ!?
我々はいいけど、原作のペース的に大丈夫なの!?

ペルソナ4
ゲームをやっているきょうだいのひとに
「これで話が分かる!?」って聞かれたけど
普通に分かるよ……?なにか説明が飛んでるのかな?
キャラデザの再現率がすごいですね。

台詞はゲームのまんまだそうです。


そうそう、昨日あげた2本の映画は、できればテレビ放映での初鑑賞はさけていただきたいのが私からのお願いです。
男同士のいちゃいちゃや、ドロドロした痴話喧嘩のシーンをCMカットされてしまうと
びっくりするくらい平坦な映画になってしまうので…特にホーネットは…。



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2011/10/09(日)

食べ物飲み物話3つ

先日の台風のとき、急にどうしてもおいしいラーメンを食べたい気持ちになって、
「ようし!ネギを山盛り入れて、半分くたっとなった所を
しょっぱくて辛めのスープと一緒に一気にいっちゃうぞー」と決意して
豪雨のなか、タクシー怪談の幽霊みたいにずぶ濡れになりながらラーメン屋さんに行ったら
「雨漏りにつき本日休業」
だったときの絶望。よゆうでダークサイド墜ちできると思った。


2011/09/28の日記に書いたジンジャーシロップですが、
赤ワインに混ぜて飲むと素敵飲み物になる事を発見しました。
今は常温で飲んでますがホットにしてもおいしい筈。
うれしいことにあまりおいしくない赤ワインもいい感じにしてくれます。
また作ろう。


そろそろおおふりが再開してたかもと思って寄ったネットカフェが、
いつの間にか紅茶関係パワーアップしてて、
茶葉が8種類も置いてあって、好みの濃さで淹れられるようになっていた。
住んでしまう!まずい。
(おおふり再開は来月でした)


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2011/10/10(月)

映画かんそう
「エクリプス/トワイライト・サーガ」

ヒラコー先生が発狂しそうだなと思いました。
(ヒラコー先生は男2人の間で揺れるMJがお嫌いで
「スパイダーマン」がテレビ放映されるたびに発狂してらっしゃいます)
ベラはMJなんか目じゃないくらいの悪魔。
私はMJはべつに何とも思わないんだけど、「エクリプス」のベラは無理やわー。

内容ばれ

イケメン達が1人のかわいこちゃんを取り合ってチヤホヤし、
みんな、わたしのためにケンカしないで!なかよくして!
って言われておとなしくなるのって、
BLでも定番で、つまり女子の大好きシチュなのでありましょうが、
実写でやられると、ちょっとキツイです…。
みんな神々しい程の美形なんですけどそれでもちょっと…。

ベラの悪行を箇条書きしてみる。
・恋人の前で別の男に私を守ってと依頼。
・恋人の前で別の男に誘われてバイクの後ろに乗って行ってしまう。
・恋人の前で別の男にもらったアクセサリーを身につける。
・恋人の前で別の男と抱き合って寝る。
・恋人の前で別の男にお姫様だっこされる。

吸血鬼一家の皆さんの過去話は何か色々よかった。
いやどれも悲しい話なんだけど
インタビューウィズヴァンパイア簡易版みたいで。
あと狼男の変身後のCGが私の理想そのまま。
男性も女性も(吸血鬼メイクで)うっとりするくらい綺麗です。

ベラはエドワードに吸血鬼にしてくれ、もしくは肉体関係を持ってくれと迫りますが
エドワードはかたくなに、たとえベッドの上で半裸で抱き合っていても
「けっこんするまでだめ!」と拒みます。
なんか2人のやりとりを見ていると笑う。


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2011/10/11(火)

映画かんそう
「ベストキッド」(2010年リメイク)

何に驚いたかって、空手じゃなかった事だ。
原題は「The Karate Kid」のままなのに、カンフーだった。
まあ師匠役がジャッキー・チェンなので当然なのですが。
(オリジナルも「それは空手じゃねえよ!」という所があったけど)

主役の少年が、女の子みたいに可愛い顔の子だなあと思ったら
ウィル・スミスの息子だった。

オリジナル版は主人公の青春&恋愛、師匠との交流、特訓の時間配分が
黄金律と言っていいくらい完璧なものだったので、
だいたいそれに倣っている今作も面白かった。
ただ師匠も弟子も随分若くなったので、
青春ものというよりは少年少女ものに近いイメージ。

この映画の中で一番偉いのは、
言葉も分からないのにデトロイトから北京に転勤になって、
でも好奇心モリモリで人生エンジョイしている主人公の母だと思う。

余談
北京のいじめが、本人の鞄を目の前でぶちまけるとか
あっさり系だったので、実情はどうなんだろうと思った。
誰かローティーンのいじめの手法が国ごとにどう違うか
調べてくれんものか。


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2011/10/12(水)

読書かんそう
「王妃の離婚」

ルイ12世が王妃ジャンヌに対して行った離婚訴訟を巡る
法廷スペクタクルだった。堅めのかっちりした文体で、
下世話な裁判内容を書いているバランスがよかった。
真面目な単語が並ぶなか、突如「ふるちん」とか書いてあると噴いてしまう。
シリアスギャグだなこれ。

まあなんだ、争点は肉体関係があった!なかった!の水掛け論な訳ですが
じゃあ証明しろよ!おう、証明してやんよ!
ってなるのがすごい。

内容ばれ

主人公はむかし大学で将来を有望視された非凡な学生だったのですが、
ある事件で挫折し、地方の弁護士になっています。
しかしわりに見下し臭のきつい、やな奴であるところがいい塩梅だと思います。
やな奴なのですが実力は伴っているし、そして世渡りが下手な頑固者でもあり、
不思議に憎めません。
(なぜか中年の頃のアラン・リックマンが脳内イメージでした)
圧倒的に不利な形勢を、
主人公が自信と経験と弁舌の力と演出力で切り抜けていく様は爽快でした。
ハリウッドで映画化すればいいのにこれ。


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2011/10/13(木)

むかし外国で現地ガイドをして下さった方が、
待ち合わせの場所に来られて
「今日は道路がスイスイで早く来られました」
と日本語でおっしゃったのですが、
そのかたが表現されたかったのは身ぶりからして
「空いていて車の流れが早い様子」のようでしたが、
「スイスイ」はちょっと間違っていて、
しかしそれにぴったり合致する擬音が日本語になくて
「え……う……あ?……」ってなりました。

「道路が」なら「ガラガラ」だし、
「スイスイ」は「進み方の表現」。

違うのは分かるんですが説明できない事が多いです。日本語。


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2011/10/14(金)

私は多数に属しているため何の不満も不便もないので
普段全然考える事はないのですが、
現在の日本の倫理観も法も、
一夫一妻主義または同じ相手とずっと添いたい人に有利に出来ていて、
それ以外の人はちょっと生きにくいだろうな、とふと思います。

例えば恋人や配偶者が誰とどこでどうなろうと
全くなんとも思わないので
自分も色々な人と親密になりたいという主義の人や、
1人の相手に好意や興味を持てるのは2、3年が限度で、
それ以上は嫌いになるというのではないが、
あまり多大な関心は持てなくなる……という人は、
たぶん現状では悪者扱いをされたり法に締め上げられたりで
ちょっと肩身が狭いはず。
(子供の頃から「それは不道徳なこと!」と刷りこまれていて気付いていないだけで、
潜在的にそういう性質の人はもっと多いと思う。男女ともに)

最初のジャンル以外の創作活動は不道徳だし、
他ジャンルのオンリー参加なんか買い物だけでも以ての外!不貞行為!
守れない人は最初のジャンルの作者に慰謝料!
ってなったら、おそらく慰藉料を払わなくて済む人は
そんなにたくさんはいないだろうという想像をすれば
そのつらさが理解できるかも……。

経済的にも精神的にも1人で子供を育てられるし、
その方が自分には合ってる。
人生は1回きりなので色々なパートナーと組みたい。
もちろん相手も同じ主義or最初から説明済
とかそういう男女のために、
いつかもう少し法がフレキシブルになって、
倫理的にも棲み分けが徹底するといいのになあと思います。

(ただ、一夫一妻主義のひとを相手に何の説明もなしにその主義を通そうとしたら
それは不貞だし外道ですよ当然。
あと自分は束縛されたくないが相手は貞淑であれというのは論外)


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2011/10/15(土)

色々感想

塚原卜伝
あんなに殺陣が苦手だ苦手だと言っていた人が
伝説の剣士役とか堺さん・・・。
カメラワークでかなりフォローしてあるようだけど…
試合のシーンになると心配でどきどきする・・・。

ガンダムAGE
いまにも後ろからレイトン教授が出てきそうだった。

ファミ通
松野泰己さんってレベルファイブに移籍してらしたのかー!
新作はダークファンタジー系の『クリムゾンシュラウド』だそうです。

FF13って、「FFシリーズで一番つまらない」って声を
身の周りでもネットでも何回も聞いたのですが(私は未プレイです)
それでも続編が出るんだなあ…ふしぎ…。

マギ
やっとシン王の本気のターン!?わたし残酷ですわよ!?
でもこれ家臣の身になったら、いくら最強ユニットとはいえ
単体で突っ込んでっちゃう王にはハラハラさせられるだろうな…。
うん、でもやられっぱなしは王も読者もストレスたまるよね。

第三世界の長井
全裸で連行される人の「シンゴー!シンゴー!」ネタまでは鉄板として
そのあとに「北風と太陽に脱がされました!暴力で!」
とくる閣下の言語センスが神懸かってるんだよなあ!

ドリフターズ2巻
怒涛の戦争展開。
そうそう、那須与一にはお兄さんがたくさんいて、
扇の的を射る役目も本当はお兄さんに先に依頼があったけど
お兄さんが断ったから与一に来たって授業で習ったな。

ヒラコー先生が「そこには戦場に群がる敵兵を、アイフォンで会話しながら、
アイパッドでぶっ叩いて滅ぼしていく元気なジョブスの姿が」
とか先日呟いておられたが(ドリフは世界の著名な故人が戦う漫画です)
名前は出さないでお顔がちょっと似てて電話がアイフォンなだけでも
肖像権?人格権的にアウトだろうか。



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2011/10/16(日)

「ゴーストライター」

うっかり八兵衛たちによるサスペンス。
主人公もうっかりだが、敵も相当なうっかり者。
(コロンボが相手だったら15分で終わってる)
ミステリー発祥の国のひとたちが、あんな注意力散漫でいいんだろうか。

元英国首相の自伝の執筆を依頼されたゴーストライターの主人公は
溺死した前任者の遺品を整理するうちに、幾つかのおかしな点に気付き……という内容。
ユアンがうっかり主人公を好演してました。

疑問に思った事はすぐに直接本人に喋っちゃうし、
部屋の鍵をかけないし(ラストの事務所部屋とか)、
逆探知・録音・盗聴の可能性を全然考慮しないし、
身の危険を感じても行き先を告げずに単独行動でウロウロするし。

ラストばれ

こんな全方位が隙!みたいな男は私でも暗殺できる……。
せめて電車を使おうよ。
最後あれ写メってネットにあげればいいのに。乾杯とかしてないで…。

ユアンがグーグルで黒幕の名前を検索したら、
わりと真相に近い答えの書いてあるサイトが上の方に出てきて脱力した。
えっそういうのはそれなりの筋の人が地道に順位下げしたりしないの?
あと黒幕の人は自分の名前で時々検索かけたりしないの?

奥さんがボロい格好をしたみすぼらしい女性で、
最後の出版記念パーティーでパリっとした美人に変身してて
「女怖ぇぇぇ!」ってしたほうがメリハリついたんじゃないかと思う。

自伝は、前任者の原稿が使用されたんですかねあれ。
それだとそのうちに誰か気付くだろうからそんな暗いラストでもないけど。


クラシカルなサスペンスで、所々ちょっとたるいです。
好みによるかな。
ずっと天候が曇り空で、海辺の邸宅で、
台風前のような強い風に草原が揺れている風景、
閉じ込められたっぽい閉塞感の好きな方にはおすすめ。


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2011/10/17(月)

映画かんそう
「ナイト&デイ」

からっと明るいおバカスパイアクションものです。
ジェームズ・マンゴールド監督は、どんなジャンルでも撮れて
なんて器用な監督なんだろう凄いな!と毎回思います。

妹の結婚式の衣装合わせのために飛行機で移動しようとしたキャメロンは
ひょんなことから最先端のテクノロジーをめぐる陰謀に
巻き込まれてしまうというあらすじ。
微妙にハーレクインロマンス風味でもあるのですが、
でも笑ってしまうのはトム・クルーズがすごくうさんくさいこと。
ハンサムで優しいけど、でも猛烈にうさんくさい。
ヒロインのキャメロンも、キュートだけどあほの子で超ド級のトラブルメーカー。
そんな2人の、息が合ったり合わなかったりするコンビプレイが楽しめます。

ラストばれー

まさに王子様のようなトムに庇われてキャーキャー言ってるだけのヒロインが、
最後は全員を出し抜いて、その王子様を略奪してしまうところが爽快でした。

この映画、普通のアクション物なら見せ場にするようなところを
結構バッサリ省略していて、その切りっぷりがクールで格好よかったです。


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2011/10/18(火)

読書かんそう
「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月先生

またもやスクールカーストがテーマでした…。
(一体学生時代の辻村先生はどんな酷い目に遭われたのか)
中2病という言葉の元の、まさに中学2年生の主人公は、
容姿と家庭環境と運動神経に恵まれた少女で、
けれどカーストの上位で不安定な毎日を送っていた。
親友2人に無視され、隠していたノートを母親に見られ
追い詰められた主人公はやがて……というあらすじ。

ある日突然ハブられる、その理由がしょうもなくて怖かったです。
「あの子、トイレに1人で行くよね」→「別にいいんじゃない」と返事→ハブ
とか、もう激しくどうでもよい。

中学生の知り合いはいないので、
この中2がリアルなのか違うのかは分かりませんが、迫力はありました。

廻りの人間が馬鹿で低俗に見えて、自分とその感性が特別に思えて、
ゴス的なものに憧れて、でも圧倒的に知識は足りなくて。
中2病って、こういう切羽詰まったものなのかしらと思いました。

上のカーストがハブられ地獄だからと言って
下のカーストがいい人達かといえば全然そうではなく、
オタクカーストの人は悪い子じゃないけど喋り方がイタかったり、
法螺や嘘で周囲の注目を集めたりして浅ましい。
全カーストに逃げ場がない。私がいま中学生だったなら
この本の中の世界では生きていかれる気が全然しない。

辻村先生はスクールカースト作家の地位を確立なさるおつもりなのか。

関係ないですがポッターモアの運営開始って10月末まで伸びてたんですね。



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2011/10/19(水)

ちょっと食通ぶってみるぞ

ミシュラン社のグルメガイド
「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012」が発表されました。

開業されてすぐの頃に食べに行って、
店舗兼料理長さんの御自宅で、お子さんが学校から帰ってきて
家の中をうろうろしていたのを見ていた店などが星を取っているのを見ると
「わしが育てた!」みたいな気持ちになりますね…へへへ。

逆に予約して行ったのに1時間待たされて、
謝罪がなく接客態度もあまりよろしくなかったお店が2ツ星を取っていたりすると
審査員はどこを見てなさるの!?って気持ちになります。

たしか審査員は完全隠密で忍者のように身分を隠さねばならぬ決まりだった筈ですが
(題材にしたミステリがありましたネー)
あからさまにフランス人の恰幅のいい紳士が、
タイヤマークの入った手帳を握りしめて行ったんちゃうんかと邪推したくなりました。


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2011/10/20(木)

映画かんそう
「キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー」

頭を使わない爽快アメコミアクションムービーで、
わくわくした気持ちのままお家に帰れます。
(ただアベンジャーズの前ふり映画でもあるので
ソーやアイアンマン2、ハルクを全く知らない人は最後に???となるかも)

ジャンプとか漫画雑誌の広告の
「1日15分のトレーニングでマッスルボディをゲット!」
とかまさにあの使用前使用後の写真をそのまま映画化したような作品です。
マッスルボディをゲットして、そのままナチス派生の悪の組織ヒドラと闘います。

この映画の最大のハードルは大昔の漫画の全身タイツコスチュームを
いかに自然にスタイリッシュに再現するか、だったと思うのですが、
そのクリアのためのアイディアが凄かったです。
その衣装を着るに至る事情も、挫折とつながっていて意外性があったし、
後半は上着や小物、ストーンウォッシュ加工で見事に着こなしていました。

ねたばれ箇条書き

■スタークおとん絶好調で飛ばしてたのでニコニコした。
 トニー、お父さんにそっくりだったのな。
 (でもアイアンマンの時と役者さんは違うのですね)
 リアクターテクノロジーはおとんの代で完成してたんだ!?
■レッド・スカルさんは名演技でも誤魔化しきれない
 昭和の特撮臭ただよう赤いヴォルデモートでしたが、
 なんというかアースキン博士への片思いが切なすぎて
 顔どころではありませんでした。
■「博士の完成作品は俺で、お前は失敗作だ」
 「博士はお前に全てを与えた。何故だ。お前には何がある」
 「博士は俺のこと何て言ってた?」
 上の2つはともかく、最後の質問はそれ聞いてどうなるっていうの?
■主人公とバッキーはまあ鉄板として、原作だと復活するらしいし、
 そのうち復活すんだろ!と思っておきます。
■しかし体重50kgもないような女子より小柄な俺だけのかわいこちゃんが
 (あなたの知っている受のうち一番華奢で可愛い子を思い浮かべて下さい)
 戦場でピンチになったときラオウみたいなサイズになって助けに来てくれた…
 っていうのはすごいBLコメディじゃないかと私は思うんです。
 え?あ?びっくりしたけどお前だったら、俺は受でも攻でも…みたいな。
 バッキーのあの微妙な顔。
■最後に老女とダンスはあると思ったんだけどなかった。
■エンドロール後のおやくそくでアベンジャーズの映像がちょっと流れました。
 スタークとソーが喋ってると変な感じ。
■しかしキャップと皆のパワーの差が大きすぎる!
■ロキはいついかなるときも「はー眠い」って思っているように見える。
 かわいい。奴はあにうえにビンタされてハグされたら一発で改心する子。
■予告にハルクがいなかった気がする。←追記:出てたそうです


追記:そのBLパターンはすでにあります、と
   教えて頂いた(ありがとうございますぺこり)
   「ショタマッチョ」というBLゲーム。
   やっぱり日本のBLは世界の最先端やでェ!


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2011/10/21(金)

日本の獣害事件の記事を読みました。
「三毛別羆事件」とか、「札幌丘珠事件」、
「石狩沼田幌新事件」、「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃事件」とか。

「三毛別羆事件」のwikipediaのページには
だいたいこれくらいの大きさーという熊の像の写真があるのですが、
あれが本当なら、銃があっても倒せる気がしません。
まさに「小山くらい」の大きさ。

パッドフットがあのサイズなら、捕縛されることは絶対ないし、
ヴォルデモートと言ってはいけないあの人と一騎打ちしても平手一発で瞬殺できた気がする。

wikipedeiaを見ていると、妻を踏み台にして梁にのぼって助かった夫、
とかがいらして、奇跡的に助かった妻と
その後も暮らしたエピソードが載っていたりしましたが、
私だったら一緒には暮らせないな…。
咄嗟に助けに来られなかったくらいならまだしも、踏み台はなあ…。

なんにせよ、1度熊にリュックを漁られたら、
そのリュックは熊にやらねばならないというのが大事なポイントだなと思いました。
(熊はすごく執着心が強く、自分のものだと認識した物は必ず取り返しに来るらしい)
(食べかけの遺体然り)


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2011/10/22(土)

色々感想

11人もいる!
クドカン。1話はほぼ全部会話ギャグで、声が出るほど笑いました。
家族会議のところが最高だった。

ゴウカイジャー
イエローの昔の男回(正しく)。
しかしイケメンで超お金持ちで、かといって裏切ったりもせず
性格もよくてイエローのこと大切に思ってる男をあっさり捨てるって…。
そして百合サービスは通常通りってなんなのこの戦隊…。

フォーゼ
あれ?ラムネのひとだ!彼は前髪を下ろすとなぜか老けますね。
普通は逆じゃなかろうか。

プリキュア
さすがの私もキュアミューズが誰かはちゃんと分かってました…ヨ?
そんなに裏切り者で事情ありのプリキュアの人気が高いなら、
なんかもういっそ全員事情ありの裏切り者で、
最後に残った1人のプリキュアの望みがかなう龍騎プリキュアにすればよい。

ガンダムAGE
AGEシステム(wikipediaより)
戦闘データを蓄積させることで、機体性能を強化し、
データを基に作成した「ウェア」と呼ばれる追加パーツを換装することで
多様な戦場に対応する。
とのことですがまさか毎週「アイテムスッゲー!の戦闘」を
見せられることになりはすまいかと、ちょっと前回慄きました。

フォーゼはそのこらへんの誤魔化し方にそつがないですが、
AGEはどうだろう……。



バクマン
サイシューの新作、それデスノ…というかギアス…?

マギ
「【この世界の】未来にお前達は必要ない」
とかなんですかそのチラッチラッする感じのシン王の伏線は!?
え?なんなの?別次元と別時間軸の2択だと思うのですが、
シン王も今流行りのループもの?どうなの?
「すでに堕……」とかも、冬に向けての大規模燃料投下ですね。
ところであのコスチュームは、いにしえのビックリマンを思い出しました。

相棒10
いよいよ始まりました。かんべくんのヒミツに関する私の予想は大外れでした。
過去事件の過ちかあ……。
右京さん、さらっと「地獄の道連れに」って言いましたよね。
共犯たちも道連れにするように示唆しましたよね。
犯罪者を罰するためなら手段を厭わない傾向がますます強くなっている気がします。

イギリスの刑事ドラマでは聴取を全部録音してましたが、
一刻も早く全世界でそうした方がいい。

ラムネの人、ラストシーンで
「心配で胸が張り裂けそうだ」って顔になってますよ。隠して隠して。
脚本は輿水さん。来週は櫻井さん。大人げなく本気。序盤から総力戦。

あと本編に関係ありませんが店内アナウンスします。
相棒部に所属しているような気がするひとで、
ついったーのオタク話アカウントを持っていて、
相棒10についてコメントしまくる予定の方は
もしよろしかったらお知らせください。
そして部員間フォロー可能かどうかもついでにお聞かせ下さい。
そう、ツイッターを始めたのですが、現在おばあちゃんのスケボー状態なので
慣れた頃にでも日記に貼りますね。

とうとうジャンプが自炊業者に対する1ページ記事を載せましたね。
なんというか「漫画家も嫌がってます」という方向は明快でいいと思いました。
ルフィとかのジャンプキャラを付けて、分かりやすく
「自炊代行許せない!」のポスターにするともっといい。
国も家庭も実情に遅れがちだから、出版社が自らの利益を守るための新しい倫理を
主に子供に向けてアピールしてゆかないとな。


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2011/10/23(日)

映画かんそう
「ラスト・エクソシズム」

少年の頃から教会の広告塔役を務めてきた主人公の牧師は、
職業と割り切って教会を切り盛りしていた。
しかし悪魔払いの儀式で子供が命を落とした記事を読み、
息子を持つ親としてこれ以上子供の犠牲を出さぬよう、
エクソシズムは絵空事であるという事実を暴露するために
ドキュメンタリー映像を撮影することを思いつく、
という体裁のフェイクドキュメンタリー。

低予算ながら割とかっちり作ってあります。
しかしそのかっちりさが縛りになって、
恐さにも制限がかかっちゃったのが残念なところ。
(そのへんフリーダムすぎて怖くなかった「インシディアス」と足して2で割れ)

おちばれ

悪魔はいた・悪魔はいなかった、両方で解釈できるようになっているので、
トリックで説明のつかないことは何一つ起こってない。それはもうかっちりと。
ただ、あの3人が帰り道にカフェに寄るかどうか、
牧師が最後にどう行動するかは偶発的な出来事なので
絵の予言が的中している以上、本物だったのかなと私は思う。
(あの女の子、CGとかではなく普通に背を曲げているそうですね。スゲー柔らけぇ!)

農家に戻ったときに家の壁一面に描いてあったラクガキ、
信者たちが「これからサバトだぜイエー!」っつって
みんなで盛り上がって描いたのかしらと思うと妙におかしい。
アバダムもすぐにマッパになろうとするし
悪魔関係の皆さんはあれですね、体育会系ですね。

アメリカの田舎、やっぱ怖いわー。



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2011/10/24(月)

一目惚れして買ったペーパーブランクスの手帳。
「ベルリン王立図書館所蔵グーテンベルク聖書」の装丁をコピっているらしい。



表面は箔押しで凹凸があって、金色の部分は光ってます。
昔だったら王侯貴族しか持てないような品が、
安いお値段で庶民が買えるなんて素敵な時代です。
でもこれ毎日持ち歩いていたら劣化して表紙が剥離しちゃうかな。



あとミッフィー専門店に行ったら包装紙が
ハロウィン限定バッグになっていた。
(最初見たときは顔から血を流しているのかと思ったよ!)


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2011/10/25(火)

映画かんそう
「恋愛戯曲〜私と恋におちてください〜」

よくないかんそうです。

びっくりするくらいつま(ピー)
ひさしぶりにこんなつま(ピー)
落ち目の有名女性脚本家と、
なんとか新ドラマ用原稿をあげさせようとする真面目な担当の
やりとりをコメディッチックに描いたラブロマンス映画です。
新ドラマ脚本の中に登場するヒロインも主婦の脚本家で劇中劇があり、
更にその主婦脚本家の書く作品の劇中劇中劇が展開する。

これは元舞台劇だそうなのですが、
舞台の方は面白かったりしたのでしょうか……。
鴻上尚史さんの第三舞台のころの作品が好きで、
(2001年に10年間の活動停止に入って今年復活・即解散)
以降の虚構の劇団等は追っていないのですが。

元々鴻上さんはキャラクタ造形や起伏あるストーリーというよりも、
会話センスとギャグセンスでぐいぐい押してくる、
技術よりも感性の勢いが強い作風だったのですが、
その感性の勢いがなくなったらどうなるかというと……
という映画だったような気がします。

大むかしに鴻上さんの撮られた映画で
「ジュリエット・ゲーム」という作品があって、
同じく破天荒なあらすじで馬鹿馬鹿しい内容だったけど、
あれは好きだったなあ。黒板のギャグとか今でも思い出し笑いできる。



すみません「ポッター・モア」はさらに延期して2012年上半期スタートになってたようです。
随分伸びたなオイ……。


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2011/10/26(水)

「ヒックとドラゴン」

ドラゴンと闘うバイキングのお話。
そこの首長の息子は父親に似ないダメっこで
仲間の足を引っ張ってばかりなのですが、
ある日、自作の飛び道具が偶然ドラゴンに命中します。

あらすじはベタなのですが、圧倒的な実力で
話に引きずり込まれます。
分かりやすく、けれど絶妙に少しだけ捻ってあるキャラクター。
(父親も、父権の権化のようでありながら
息子をかなり気にかけている描写もあり、
ヒックもみそっかすキャラクタにしては異様に堂々としているし、
ここの父子はぶつかり合うのとはちょっと違う、もどかしさがある)

こういう王道中の王道で、キラキラした冒険映画をジブリに撮ってほしかっ

ねたばれ

「ん?」と思う部分がない訳ではない。
異種族間の相互理解の話であろうと思うのだけど
ドラゴン側の譲歩が大きすぎやしないかとか。
(変な支配者に支配されるのだってドラゴンの自由だと思うのです)
(支配されなくなったからといって、主食が魚になる訳でなし)
(そして最後、「ペット」って言ったのがちょっと引っかかる)
でももう、ものすごい腕力で頭を押されるので感動に忙しくてそれどころではない。

主人公は常識を覆す発想を持つすごいバイキングなのですが
父親から強さも受け継いでいるな、というのが
ベッドから降りようとした最後のシーンで分かった。
あの表情は凄かった。



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2011/10/27(木)

映画かんそう
「猿の惑星:創世記」

大胆かつ繊細で見応えがあります。
家族もの・友情もの・種の興亡もの
抑圧反抗もの・仲間との絆・アクション、と内容も盛り沢山。
性別年齢関係なく楽しめる大作映画です。

認知症の薬を開発している主人公は、
猿への投薬で著しい効果を得たその薬を父親に投与する。
父親の症状は改善され、
主人公は投薬により天才となった猿の産んだ子を飼い始める…という話。

内容ばれ

前半シーザーの生い立ちを丁寧に描いたのが大英断だったと思う。
アクションシーンの時間は減ったけど、戦う意味とつらさが強調された。

■隣の家の人がものすごくかわいそうでした。
 嫌なやつ描写をたくさん入れてたけど無理がある。
 家を猿に襲撃され、車を壊され、挙句の果てにあれ。ひどい。
■職業倫理はともかくとして、認知症の再進行に気付いたのなら、
 外へ出られないようにする工夫は必要だったと思います。
 この映画、基本的に誰も悪くないと私は思うけど、
 でもあれだけは別。主人公が悪い。
■あれ?ドラコ?って思ったのは最後の放水のところでした。
 ごめんドラコ。ハリポタでは頑張って学生メイクしてたのですね。
■シーザーの中の人はゴラムの中の人だった。
 というか猿全員、中身はおっさんだった!
 主人公のフランコとシーザーの中身のおじさんが抱き合っている撮影風景を見ました。
 フランコすごい。全身スーツを着たおじさんをあんなに愛おしそうに見つめて…。
■この映画1番の名シーンは、劇場内の空気が変わったのが分かった。
 割と映画史上に残るかもしれないクラスの名シーンだと思う。
■エンドロール、東京がやられてすぐに空港を閉鎖したら、
 四国は助かりそうだけどと思った。四国disじゃないです。



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2011/10/28(金)

the食通 その2

大好きなお菓子屋さんの、秋限定の特殊なお菓子を買いに行きました。
ところが食べてみるとどうも味が違うような気がしました。
端的に言って、あまりおいしくない(私はそんなに味覚が鋭い方ではありません)。
そのお菓子は何十年と保存できるので、
各年代の色々な味を自宅にストックしているのですが
3年前の秋限定ものと食べ比べたら明らかに違う。
そこは何年も前に大ブレイクして、行列で、価格も倍くらいに跳ね上がっているのですが
まさかそのせいだとはあまり考えたくなく、けれど海原雄山みたいに無心に
「職人を呼べい!」
って言えたらいいのになあ…と思いました。
(海原雄山も怒鳴りながら実はこんな悲しい気持ちだったのかもしれませんけど)

でもお店にひとこと「原材料のせいかもしれませんが」と付け加えた上で
味が落ちたのではないでしょうか?と言いたいかも…と考えたのですが
「3年前のものと食べ比べたのですが」って言うのが
我ながらきもいなと気付いてやめました。

あー雄山みたいに「この私も舐められたものだ!」って一度言ってみたい。


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2011/10/29(土)

色々感想

AGE
美少女を膝に乗せて手を握ってもらうと敵の次の行動が読めるとか、
リア充ガンダムすぎるので爆発しろと思います。
白髪のイケメンがカプセルから出てきた時、
直前に死んだ艦長のクローンかと思って無駄にときめいた。
目の色が違ったから違うんだろう。
次の世代に行くまで視聴を打ち切ります。

妖怪人間ベム
まさかのベム=萌えキャラ化。
ルナ先生とバニちゃんを足して3で割ったような子です。
刑事さんが、妻がいた時代のこてつさん。

刑事さんに傘を差しかけてもらって、
刑事さんがちょっとだけ余分に自分の方へ傘を傾けているので
その肩が濡れているのに気付いて涙を流すベムのシーンとか、
雰囲気あったわー。西田さんのBLの才能はどうやら本物。

「食べ物をおもちゃにするな」とか「箸の持ち方が違うぞ」とか
なかなか好感が持てるドラマです。
音楽がノコギリ音楽のサキタハヂメさんだー。

ホワイトカラー 知的犯罪ファイル
お、おもしろい…海外ドラマって、どれも面白いですね。
イケメン天才詐欺師が自分の仮釈放のために
FBI捜査官のアドバイザーを務めるという感じの話です。
詐欺師も捜査官も2人ともハイスペックなのが見ていて気持ちいいけど、
これきっと話を考えるほうは大変。
詐欺師が事件関係のみならず
捜査官の夫婦関係にも的確なアドバイス飛ばしまくりなのがおかしかった。
http://asahi.co.jp/kayou_night/

おにいさん7巻
先生は期間未定の休載に入られたので以後しばらく新刊はなしです。
飲み会の話の漁師兄弟が好き。めっちゃいるよねこういう人!

マギ
ソロモンの知恵のシーンでは泣かされるのだった…。忘れてた。
マギの生死観は結構奥が深い。
あと「聖おにいさん」の「来世からは本気出す」と混ざる。

ジャンプ編集後記
齊藤さんの今回のおすすめはフォーゼ。
だめだカブりすぎる余り私の知らない物のおすすめがなくなった!

三谷さんがまた歌を歌ったようです。今度はAKB。
(映画を監督するたびにバラエティに出て歌われる)
前回は潰される動物の断末魔の叫びのようでしたが、今回は念仏でした。

「アフタースクール」から3年、毎月検索する程度には新作を待っていた
内田けんじ監督の「鍵泥棒のメソッド」クランクイン!2012年公開!
踊る人形の全ポーズを取るくらい嬉しい。あと1年!すぐだ!


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2011/10/30(日)

映画かんそう
「カウボーイ&エイリアン」

カウボーイがエイリアンと闘うという、
ものすごく斬新な題材に挑戦している。

ただ、決定稿の2つ前くらいの整理されてない感じの脚本で
中盤からかなりグダグダしよります。

記憶喪失のダニエル・クレイグは気付くと腕に不気味な腕輪を装着していて
腹に大けがをしていた。とりあえず近くの町に行って
傷の手当をしてもらって一服していたら、
UFOが飛んできて街の人を攫って行ったよー、
というお話。

内容ばれ

開拓時代のアメリカ人とネイティブアメリカンが
共闘してエイリアンをやっつけるというのが更に珍しい。

正確にはダニエルもハリソンもカウボーイじゃないので
「強盗&牧場主&エイリアン」にすべきではないか。

追跡に出て、逆さま舟で一泊して、強盗団にあって、荒野をさまよって、
インディアン、とって返して強盗団スカウト、のあたりが
めっさもっさりしてるんですよねー。
あと、焚き火にボーン、マッパでポーンのシーンで
完全に火の鳥星人への感情移入が切り離されたというか
この人の事はよくわからんな、となったので
正体バレのエピソードは他のものに換えたほうがよかったと思う。

あんな発達した科学を持つ宇宙人が、なんでマッパの肉弾戦で襲ってくるんだろう。
前日にみんなで「ランボー」でも見て盛り上がっていたのか。
あと「エイリアンは目が弱いから昼間の明かりには耐えられない」って設定が
途中でロストしてるような……。

「作業中に腕輪を取るな!危険!事故多発!」
ってポスターを描いてUFO内に貼っておくべき。




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2011/10/31(月)

the 食通3 「イケメンの館」

星を追う人のようですが、たまたま星のついたレストランに行く事になって、
下調べでネットの評価を見てみましたら「店員がイケメン」と書いてありました。
「味は……?」と思って当日行ったら、本当にイケメン……というかもうそれは
仮面ライダーに変身しそうだねー、とかじゃなく、ホストも通り越して、
外国のファッション雑誌のモデルさんのような人達でした。
片言の外国の人もいるし、シリウスが混ざってても違和感ない。
なにかもう、顔を上げると美形ばかりなので、笑いが漏れるレベルでした。
面白すぎるから盗撮させろと思いました。しなかったけど。
そういえば黒髪ばかりで金髪がいなかったな…なにか趣味を感じる。

お料理は、「うーん、通好み?」という感じでした。
例えばデザートは茄子のアイスと茄子のケーキ、茄子のコンポート。
アイスは焼茄子の味がしておいしくて、ケーキは私はなんとかOK、
ただコンポートは、残機が1のときのブッダみたいな笑顔に2人してなりました。


ハロウィンなので「吸血鬼とその友人」の新作を上げました。12番。
クリスマスもバレンタインもノーリアクションなのに
なぜハロウィンだけ律儀に更新するのか自分でも分からない。
今書いたものなので、誤字脱字同じ言葉の繰り返しがあったらごめんなさい。
(「吸血鬼とその友人」は文章ページの下から4つめくらいにあります)


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