5月日記

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2011/05/01(日)

映画かんそう
「レギオン」

評判通りの珍作だった。
駄作じゃないよ珍作だよ。

なんで?なんでそうなるの?というシーンの連続で、
見ていると首が傾いたままになる。

(下記反転せずに内容全部書くのでご注意)

なんか神が人間に失望しちゃって、もういいや!滅ぼしちゃえ!って
ミカエルに命令すんだけども、ミカエルはすごく人間ラブなので、
人間を守ろうとする。
そのミカエルの役がポール・ベタニー。
あのなんとなく瞳孔がなさそうなポール・ベタニー。
歯がギザギザしてそうなポール・ベタニー。
額に突起を幾つかくっつけたらそのままガーゴイルになりそうなポール・ベタニー。

なんでか分からないけど辺境のダイナーでウェイトレスが妊娠していて
その子が生きていれば救世主になって人類が滅びないらしく、
ミカエルは車を運転してそのダイナーに駆けつける。
天使なんだから飛んでこい。
(いや、翼を自分で切り落としちゃってるんですが、目的地に着いてから切ろうよ…)
派遣された天使の軍団は人間たちに憑依して、やっぱり車を運転して僻地までやってくる。
だから飛べっての。
余談ですがその中の車にアイスクリーム屋さんの車が混ざってて、音楽をキンコロリンと鳴らしながら来るのですが
中で籠城している人が「アイスクリームだ…」「アイスクリーム…」ってざわざわして、どんだけアイス好きなの?とか
音楽は全国で統一されてるの?とか色々思いました。

天使の軍団に憑依された人間はなぜかゾンビみたいになって、
籠城しているダイナーの中にいる人達をおびきだして一人一人殺していく。
ミカエルくん達はカッチョイイガンアクションで応戦します。
弓とか剣とか天使らしい武器はミカエルくんの好みではないみたいです。
埒が明かないのでガブリエルくんがやってきます。

ところでこのガブリエルくんとミカエルくんは
戦う前に手を握ったり頬を撫でたり、異様な雰囲気が漂います。
ミカエルくんにトドメを刺すときとかガブリエルくん泣いてます。
昔付き合ってたとかなんかそんな感じなんでしょうね。

ガブリエルくんは大天使だけどコメディアンの素質があって
もうやることなすことすべておかしいです。
登場前にラッパが鳴ったり(たぶん自分で吹いている)。
テレビで殴られて痛そうだったり。
逃げる車の屋根に張り付くけど急ブレーキで振り落とされたり。
締め技で落とされたり。
天使なのに慣性の法則に逆らえないのかよ?とか、
天使なのに脳が酸素を必要としてんのか?とか…。

でもこの映画の神様はかなり気まぐれな峰不二子なので、
ラストはガブリエルくんに同情します。もうほんと意味分かんない。
さっきまでいたメインキャラが不意にいなくなって
「○○は?」→首を振る(たぶん死んだ的に)という近来まれに見る雑な殺され方をして
最後は唐突にターミネーター1のエンドシーンみたいになって終ります。


秋に公開される同監督の「プリースト」もポール・ベタニーが主役らしい…。
予告を見る限りまたもや珍作っぽい。



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2011/05/02(月)

映画かんそう
「ファンタスティックMr.FOX」

ウェス・アンダーソン監督がストップモーションアニメに初挑戦。
原作はロアルド・ダール「父さんギツネバンザイ」
お父さんキツネが、悪どい3人の農場主と知恵比べをして、
見事人間を懲らしめるという内容です。

摩訶不思議に面白いのでおすすめ!(公開終了したところはDVDで…)
キャラクターの動物たちの動きがコミカルなのと、
アップの時の表情が豊かなのと(毛がそよそよする)、
小道具の作りこみと、
あとなんか性格の造り方とギャグセンスが好きだな。

動物学校の体育でやっている「バシットバット」というスポーツですが、
この世にクィディッチ以上の謎スポーツがあるとは思わなかった。
謎すぎてルールを聞いてるだけで噴き出してしまいます。
プレーしているところはもっとおかしい。

この映画は説明を読むより映像を見た方が早い。
「ファンタスティックMr.FOX」予告編
http://www.youtube.com/watch?v=g2GJIQCN6AI

黒い悪党ネズミの動きがクレイジースタイリッシュで、
そのままタラちゃんの映画に出てきそうだった。
「黄金を溶かしたような」リンゴ酒、私も飲んでみたい。
父さんギツネはシュッとしてて格好良く、
奥さんも息子も従兄も、動きにちゃんと個性があった。

内容ばれ
原作は未読ですが、たぶん痛快な頓知話で、
映画ほど色々屈折してなかったんだろうなと思います。
特にお父さんキツネのキャラクタ。

頭が良くて運動神経抜群で度胸もあってカリスマでハンサム、
でも能力が高い故に満足のハードルも高く、
自分勝手で人の話をきかずに他人を騒動に巻き込み妻を傷つけてしまう。
かえって自制のきく凡人よりもダメ男になっちゃってるという…。
「皆が僕の魅力に夢中にならないと満足できない」
っていう台詞には笑ってしまいました。なんという我儘。でも正直者ではある。

狂犬病の犬のシーンだけは冗談抜きに恐かった。
パペットでも怖いよ!なんで治療せずに放置するんだよ!


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2011/05/03(火)

読書かんそう
「KAGEROU」

Amazonの評価がすごいことになっている本です。
逆にあそこの酷評を読んでいるとハードルが下がって
いやそんなに言うほど酷くないんじゃないかな?と思えます。
大賞をとってしまったのが失敗なだけで、特別賞とかだったら別におかしくない。

最初から最後までトーンにぶれがないし、
キャラクタも固まってるし、
特におかしな日本語もないし、書き慣れてない文章でもなさそう。

39歳の主人公は職を失ったことを契機にどんどん転落し、
とうとう金銭を苦に自殺を図る。
しかし不意に現れた美しい青年に自殺を止められ、
肉体の有効活用をすすめられるが……というお話。

苦労を知らないから人間の悲哀が書けてないなど評価されている作者ですが
何を書いても怨念めかない淡白さは逆に磨けば長所になる気がします。
ふわふわした業界ものとか書くといいんじゃなかろうか。
まあなんだ、がんばれ。
(あとTV局さんよー、ドラマ化するなら今だぜ今)

かんけいないがこの本の主役の2人、いまメガ流行しているTIGER&BUNNYの2人で置換できる。



あ、アメリカのアイスクリーム屋さん、音楽は統一ではないとのこと。豆知識ありがとうございます!
それと狂犬病を発症した犬は治療できないのですか!これも豆知識ありがとうございます!


あと半分ですが皆さまよい休暇をお過ごしください。

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2011/05/04(水)

Wとオーズという良作が二期続いて、黄金時代のライダーです。
あまりのつまらなさに意識が遠のいたりしたのが遠い昔のようですよ。
なぜ平成ライダーの幾つかの脚本が時々あんなに壮絶につまらなかったのか
今さらながら遠い目をしつつ考えてみました。
(創作話になるので両話題に興味のない方はスルーおねがいします)


たとえば(例えばですよ?)

ある脚本家にとっての面白い=人間の醜い感情が露呈しまくるドラマ
ある脚本家にとっての面白い=性格の悪い俺様がちやほやされるドラマ

それはごくごくニッチな面白さであって、
多数の求める面白さとは違います。
それゆえ、一般的な面白さにカスタムするのは技術的に難しい。
でもたぶん壮絶につまらない脚本を書く人はなにも考えずに
自分の面白いと感じる話を書きまくっている。

フィクションを測る定規として「好きと嫌い」しかない人は
余程の才能に恵まれた人でない限り上達しないし、面白いものは作れない…
のではないかと私は近年になって思うようになりました。
(あ、これフォローしておくと作品の好き嫌いを決めるのに
「好きと嫌い」のみで測るのは全然問題ないんだけど、
でもそれでも「私は好きだけど不出来な作品」と「私は嫌いだけど優れてる作品」
という区分ができない人は、たぶんプロとしては駄目だろうということです)

100%それに支配されるのも何か違うけど、
自分以外の多くの人間がどんなものを面白いと感じるかに、
全然アンテナを伸ばしてないクリエイターは遅かれ早かれ行き詰る。
(俺の作るものこそ多くの人間の求める面白さになるのだ!
と思いたい向きもいらっしゃるかもしれないけど、それは10万人に1人とかそういう…)
それゆえ、過去の平成ライダーは時々あんなにも酷かったのではないかと考えた次第です。おしまい。

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2011/05/05(木)

よく知った大阪駅がバグったダンジョンみたいになって、
あちこちに唐突にエスカレーターやエレベーターが出現して、
ただの壁だった所がぶち抜かれて不思議世界が広がっていたりして、アワワってなりました。
もう広すぎて意味が分からない。


人さまをdisったので今度はちょっと
自サイトの反省をします。
(自作品語りになります。興味のない方はごめんなさい)

そろそろサイト開設9年ですが、
初めてこちらにいらして、「最初の作品から読み始めました!」
という方も当然ながらおられてメールを頂くことがあります。
ありがたいことです。

9年以上むかしにどんなの書いてたっけなあ…と思って読み返すのですが、
お食事しているシーンで

注文をとりに来たのがボーイ。
会計をしに来たのはなぜかギャルソン。

という話があって

なんなのこの作者バカなの?

と思いました(ウェイターまで登場しなくて何よりですよ)。
しかも同じ話で当時の私は公的医療保険制度がない国もあるなんて
夢にも思ってなかったので
調べもせずにドイツの医療保険に言及してますが
(慌てて調べましたが、ドイツはありました!基本的な治療は自己負担なし!)
WEB創作発表って無知を世界公開する危険と常に隣り合わせですね。
冷汗出た。
文章は上達全然しないので、今と比べて下手とかは思いませんが、
確実に知識は増えてる……いいことです……。


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2011/05/06(金)

ミソジニーという言葉は割と最近覚えたのですが、
(三十路に関係があるという覚え間違いが、まだ頭の片隅に残ってます)
wikipediaで調べると
「女性や女らしさに対する蔑視や偏見、憎しみを指す語である」
とありますね。
しかしよく分からないのは、
ミソジニストはしばしばホモフォビアでもあるという箇所。

(ミソジニスト女子もいらっしゃるらしいが、ここでは男子限定の話)
きっと男が好きすぎて、女など下等!汚らわしい!
という発想なのだろうと思っていたのに違ったとは!
女も嫌いだし男も嫌いなの!?
じ ゃ あ な に が す き な の ?
敬愛の対象はなに?
うーん、うーん、もしかして自分!?
それとも児童!?
などと見も知らぬミソジニストの方々についてちょっと悩んでしまいました。

ピンで活躍する偉大な男性を敬愛するのかな?
その場合、カプ萌えとかは言語道断で、あくまで聖域!単体萌え!
なのか
この世に愛する者なし!1人で生き1人で死ぬ孤高の俺!
なのか…。
まあどちらでも、そう考えるとちょっとかわいいミソジニストのひと……。


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2011/05/07(土)

色々感想

JIN−仁−2
石抱きの刑(ギザギザの石の上に正座して膝に平たい石を載せられるやつ)
って、脛がウィンナーの切込み状態になるんだ!?
石が増えると膝から下の骨が砕けて二度と歩けなくなるって何かで読んだ。

後ろ手にしばられて吊るされるやつも、見た目は地味だけど
男が気絶するくらい痛いらしいですね。

……なんか仁先生のドキ!江戸の拷問☆体当たりレポートの回でした。

救命医ハンク セレブ診療ファイル2
仁先生でも取り上げられていたビタミンB1欠乏症ですが、
こちらでは記憶障害という症状でした。(短時間に同じ話を繰り返したりする)
私ももしかして!?と不安になって検索しましたが、
ビタミンB1を多く含む食品が豚およびその仲間たち(ハムもベーコンも)
だったのでむしろ過多だ……と思いました。豚だいすき。
牛をおかずに豚を食べたいくらいブヒ。

もしドラ
全話終了。原作にないエピソードがちょこちょこ入ってうまいことまとまってました。
全体的に百合要素3割増し。

探偵Xからの挑戦状3
ああ……この、犯人が画面から見切れていて、
注意深く見ていれば名前だけは出てますよ?っていうの、すごくデジャヴだわー(笑顔)。
(忘れもしないTV企画「安楽椅子探偵」シリーズで同様の引っかけがあり大暴れした)

オーズ
映司が政治家の息子だったとは!!
あとアンクがとうとう映司の心配を!!
明日とうとう後藤さんがバースデビュー!!色々震撼した。
↑デビューしませんでした…。(追記)

TIGER&BUNNY
とりあえずオタク合宿に5話のおたんじょうび話を持って行って皆に見せました。
(兎の誕生日をお祝いしてやろうと虎を筆頭にヒーロー達があれこれする微笑ましい内容)
作品自体知らんかったという友達もいたのでいいことした!
作中に出てきたウサギのぬいぐるみ、放映終了後に即売り切れだったそうですね。



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2011/05/08(日)

VHSのビデオを山のように持っています。
家にVHSデッキはまだありますが、もう製造はされていないから、
これが壊れたら手軽に再生出来なくなるかもなあ、そろそろダビングしておかないと…
とは考えていました。
DVD化されているアニメや映画はまあいいとして、
旅行先で撮影したビデオや、もう二度と見られないテレビ番組の類。
中でも日本推理作家協会50周年記念の
「ぼくらの愛した二十面相」(平成9年上演)
これは何を置いてもデジタルデータ化しなければなりません。
なにしろ出演者がすごくて
泡坂妻夫先生、赤川次郎先生、綾辻行人先生、新井素子先生、
内田康夫先生、大沢在昌先生、加門七海先生、
菊地秀行先生、北方謙三先生、北村薫先生、
京極夏彦先生、今野敏先生、篠田節子先生、
志水辰夫先生、真保裕一先生、高橋克彦先生、
竹河聖先生、花村萬月先生、東野圭吾先生、
藤水名子先生、藤子不二雄A先生、船戸与一先生、
宮部みゆき先生、山口雅也先生、若竹七海先生、阿刀田高先生ほか、
総勢42名の作家先生が参加されている伝説の舞台です。

今回は業者さんに頼むのと
変換ケーブルでパソコンとビデオデッキを繋いで自分でダビングする方法、
両方を試してみましたが、なかなかどちらも綺麗に録画できました。
ただ、さすが業者さんだけあって
画質は家庭ダビングより上で、データ数が半分くらいだった…。
やっぱり機材の差かな。

(何度見ても先生方はキュート&イケメン&天使&芸達者!)
(故人の先生もおられるなあ……)


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2011/05/09(月)

焼き肉行って飲んで、バールに行ってアンチョビとか食べて飲んで、
上映会しながらスナック菓子を食べて飲んで、公園でおにぎり食べながら飲んで、
ホテルの朝食バイキングではパンとスクランブルエッグとサラダとソーセージを食べたくせに、
「朝カレー」というネーミングに負けてカレーを食べた上、
パンケーキまで食べた。もちろんメイプルシロップ特盛りで。
全部おいしくて幸福でした。お喋りも楽しかった。
……GW終ってしょんぼりです。もう人生終わったくらいのブルー度合いです。

あとウェストが4センチ増えた。

今日は土嚢(園芸用土)を背負って走りました。
脳内のハートマン軍曹にめっちゃ罵られました。


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2011/05/10(火)

土や肥料や苗を買ってきて、
植えたり撒いたり耕したり色々しました。

園芸店で山椒の苗が売っていて、
パンダのように毎日葉っぱをちぎっては食いちぎっては食い、
実をすりつぶして山椒三昧したら素敵だなと思って、
ネットで調べたのですが
「山椒は雄株と雌株があって
園芸好きの人間でも3年、
大抵は1年で枯らす最高難度の植物のうちのひとつ」
とか書いてあって、もちろん買いませんでした。
その場で衝動買いしなくてよかった…。
ひのきのぼう装備でゾーマさんとコンニチハするところだった。

すぐ枯れてしまう植物は寂しいので買いません。
ずっと生えている丈夫なやつがいいです。花なら多年草。


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2011/05/11(水)

とうとう電話会社から、
「その携帯、アンテナの都合で来年使えなくなるから
新しいの買えよ。今なら無料にしてやんよ?」という手紙が来ました。
どうあっても買い替えさせるつもりのようです…。

でも現在好みの色の機種がない。
ルーピン先生っぽい色でないと嫌なんだよ!
(なにそれ)


読書かんそう
「メルカトルかく語りき」麻耶 雄嵩先生

メルカトルシリーズ短編集です。
収録されている全ての作品はある趣向で統一されていますが、
ミステリーとしてはかなり珍しい試みなので、
ポカーンとさせられること間違いなしです。
このオチは、ちょっと推理小説の楽しみを阻害される種類のものなのですが
代わりにメルと美袋君の、殺人現場コントと言ってもいいくらい
ユーモラスなやりとりで楽しませてもらえます。

死体を前に、被害者と捨てられた恋人(想像上の犯人)にそれぞれなりきって
2人で芝居をするところなど、
なんだかこの人たちギリギリの線にいるなあ…という感じ。


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2011/05/12(木)

アダルト・えろ話題注意

アダルトグッズの話なので苦手なかた、くれぐれも注意してください。







等身大の女性の人形の話です。

顔や体や髪の長さを選んで好みのタイプの人形を作っても
お値段は大体100万円未満くらい。
写真を見る限り、高級なシリーズは照明の加減によっては本物の人間に見えなくもない。
美女も幼女もダイナマイツちゃんも選び放題だし、
実際に彼女を作るのに必要な費用と比べたら金額も高くないよなあ…
って一覧を見ていたのですが、
普通に可愛い顔をしている人形たちの中に
一体だけ苦悶の表情を浮かべているやつがいて、
うーん、苦悶と快楽の丁度中間くらいなのですが、
舌とかちょっと見えていて、グロテスク。
まあ、その、本来の目的に使用する際はいざ知らず、
仕事から帰ってきて、薄暗がりの部屋にこれが居て平気なんだろうかとか、
でも布を掛けたり押入れに入れたりしておいたら形相変わってそうだなとか、
ぜったい夜中に目が動いて寝顔とか覗きこまれるとか色々思いました。

顔のみの写真です(でもこわい)。
http://xingqu360.com/shitiwawa/images/separate/face_juncry.jpg

この人形なんかはすごく可愛いのに…。(顔のみの写真。生きてる人間っぽい)
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/e/m/memoyann/4fc7c17f.jpg

上記の写真はオフィシャルサイトのものではないのですが、
気になる方はオリエント工業さんで検索してください。
(家族共有のパソコンの方はやめておいた方がいいですけど)


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2011/05/13(金)

大型ごみを粉砕するために以前買った手斧が家にあるのですが、
ほかに使い道もなく、
時々手入れをしているので無駄にぴかぴかです。

手斧の使い道といえば木を切ったり、
コテージでイチャついているカップルを追いかけたり、
うーん、あとは家屋に侵入した賊を退治するくらいですか。

それにしても泥棒に入った家の薄暗い部屋で
突然手斧を持った女が襲ってきたら、どんだけ怖いだろう?
人間の脳はそこまで奇抜な情報を瞬時に処理できるかしら?
とか考えるとなにか、妙に笑えます。
リアル横溝正史かファイアーエムブレムですね。
(ておのは命中率が低いんだよなあ)

今日は13日の金曜日です。


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2011/05/14(土)

色々感想

マジすか学園2
腕っ節自慢の熱血ちゃんと、画策する参謀ちゃんの2人が
てっぺん取ろうとタッグを組んでいるのですが
参謀ちゃんがやられて負傷して、熱血ちゃんが怒って仇をとろうとするけど、
止める参謀ちゃん。納得いかない熱血ちゃん。
でもその怪我は学校2つを戦争させるための参謀ちゃんの自作自演だった!という展開。←先週ここまで

今週は熱血ちゃんが「私はお前が好きだ」と参謀ちゃんに天然告白。
参謀ちゃんたじろぐという展開。

全員女子だけどBLと言われるだけの事はある!

ゴーカイジャー(ザ・愛憎劇)
敵の改造手術で人格を失った尊敬する先輩と闘うことになった青、
苦悩する青を信頼して黙って見守る赤とかそういう。

シンケンお義母様は相変わらず公正で懐の広い方だった。(十代だけど!)

オーズ(ザ・愛憎劇)
学生の頃、映司に世話を焼いてもらった
元引きこもり男子が、その後社会復帰し
脳内で映司に対する友情や好意を増幅し、
(映司は自分の親切も彼の存在もすっかり忘れてた)
現在の映司の友人を排除し、独占しようとする…ってお話。
サイコサスペンスみたいでした。

あ、後藤さんはバースに変身しませんでした。自分にはまだ無理だとか言って…。
伊達さんと2人仲良く鳥に攫われて飛んで行ってしまった。
いつ変身するの?魔法少女「後藤☆マギカ」なの?

脚本は靖子さんじゃなかった。なんとなくほっとした。

スイートプリキュア(ザ・愛憎劇)
ぼんやりさんでチビだけど、物凄い歌唱の才能を持つハミィ。
そんなハミィが他の歌い手に意地悪されるのを庇ってやるセイレーンは、
才能があってしっかり者でハミィの尊敬する先輩。
和解しそうだった2匹なのに、こっちもセイレーンが洗脳された!

キュアミューズの正体がセイレーンじゃなかった!?
まあ私はミルキーローズの正体も、フレッシュプリキュアの4人目も、
ハートキャッチプリキュアの4人目も、全然誰だか分からなかったけど!
じゃあ誰が3人目なの?王子先輩!?音吉さん!?

JIN−仁−2
仁先生、遠心分離機を自作。冷やし中華ならぬ「輸血はじめました」
日曜大工で加速器を作ったトニー・スタークを目指して頑張れ。


救命医ハンク セレブ診療ファイル2
パトロンに拉致られてハンク先生キューバへ。
(そこでも緊急の患者さんが発生する訳ですが。仁先生といい、コナンくん並みのエンカウント率)
はしゃぐ弟のうなじを撫でながら
「制覇とか遂行とか言っちゃダメだ。キューバは警察国家でアメリカと国交がないんだから」
と優しく注意するハンク先生。
(国交は、なんだかとっくに回復したと思ってました…)
(あと関係ないがキューバの先住民族は全滅してるのか…壮絶な話だな…スペインこわい)
ハンク先生は素敵だけど、弟があんなダメ男になったのはハンク先生の甘やかしが原因なんじゃ…。



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2011/05/15(日)

庭に出たら7箇所も蚊に食われた。
1匹は殺ったが、食われた数だけ殺り返さなければ気が済まぬ。
今年も私とあの白黒の奴らの、血の応酬の始まりである。
いや……でも5月ですよ?先月の私はコートを着ていた。
こんなの絶対おかしいよ。


以前より気になっていた「豚肉とキャベツのにんにく鍋」を作ってみました。

http://blog.goo.ne.jp/prinz83/e/c71f3bc83e8d0e000316d882441b0059

レシピを見ると、そんな馬鹿な!?っていうニンニクの量なのですが、
食べてみると全然違和感なく、おいしかったです。
(にんにくはなるべく薄く切るのがコツのように思う)

なんか私、この日記で食べ物に関して、肉とにんにくの話しかしてない気がします。


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2011/05/16(月)

http://shindanmaker.com/114254

ツイッターでお題を3つ与えられて140字以内で怪談を作るというのをやっていました。
ツイッターやってないのでブログですらない普通の日記でやってみる。

「旧家」で 登場人物が「狂う」、
「フライパン」という単語を使った怪談を考えてください。


うちは地方の旧家なのだが、一族は酷く発狂し易い血筋らしく、
広い家屋の中にはオビ=ワンが3人にクワイ=ガン1人、
アナキンが4人いる。
全員何故かフライパンを装備して
昼夜脳天を狙ってくるので油断ができない。
しかしこの私、マスター・ヨーダにかかれば悉く返り討ちである。
フォースと共に在れ。


……とりあえずこれで140字ジャストです。
140字きっついわー。(ハミ出ても別にかまわないみたいですが)
短ければ短いほど得意だと思ってましたが、140字はさすがに短すぎるわー。
敗因は言うまでもなく人名。外国人の名前なんか論外だ。

私は発狂してジェダイの騎士になったらオビ=ワンを名乗ると思います。
マスター・クワイ=ガンが一番好きだから!


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2011/05/17(火)

TV番組や映画で、突然二次創作を読みたくなったジャンルは
時々ピクシブで楽しませていただいてますが、
流行ジャンルは週末の夜など1、2時間で軽く50作品以上アップされ、
どれも面白かったリ綺麗だったりシリアスだったり、読み応え充分。
リバも特殊嗜好も、驚くほど増えてワッショイワッショイ、
発生したらジャンル末期と言われていた女体化もジャンル開始すぐに読めて
しかも受も攻も女子になって百合で、益々イイヨー。フリーダム。

そしてすぐに描き手さん同士の横のつながりが出来て、
ついったでお友達になって、2ヶ月後には合同誌とか、
むかしの同人活動を6倍速で回している感じです。早い!

投稿系の雑誌は随分前にニーズがなくなって廃れてしまったけど、
即売会と個人サイトは、創作系SNSと共存していけるのかな?
どういう風に棲み分けするのだろう、とちょっと思いました。
(なんせ描きたくなって描いたら1秒でアップできる&
気になったらサーチなどを通さず一挙に読めるのですから、
スピードにおいては無敵です)

検索除けが出来なさそうなので、生ジャンルと厳しい版権は紙か個人サイトが強いとかそういう感じ…?



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2011/05/18(水)

ピクシブで思い出したあまり関係ない話ですが。
去年かおととし頃だったと思うのですが、
ピクシブで悪質なナンパが流行したというニュースを聞いたことがあります。
「このピクシブというSNSで、USER数がゼロの絵を描いている(つまりあまり上手くない)、
マイピクが少ない子を探して褒めたら、簡単に仲良くなれるので
画材を買いに行きませんかと言って誘いだし、居酒屋につれこめば3回に1回はゲット!」
とかいう内容で男性向け雑誌に載っちゃったらしいのですね。
(記事が回覧されまくったのでご存知の方が多いでしょうけど)

その発想はなかった……!と心底感心しました。
いや、中高生も多いSNSで、騙すの前提のナンパは勿論けしからんことでありますが、
畑違いのツールを、本来の目的とは全く違ったように使うその発想。

オレオレ詐欺とかでもそうですが、
最初に思いつく人の頭脳は神憑っていると思うのです。
その知恵は良い方向には回せないものなのか一度聞いてみたい。
万人に役立つすごい発明が生まれそうなものですが…。


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2011/05/19(木)

映画かんそう
「NINE」

フェデリコ・フェリーニ監督の映画「8 1/2」をミュージカル化した舞台を
更にロブ・マーシャルが映画化したもの。

才能の枯渇したかつての天才監督が、
起死回生の大作映画を撮ろうとするのですが
アイディアが浮かばず、七転八倒します。
そんな彼をとりまくスタッフ、妻や愛人や彼のミューズ、
そして子供のころ見た娼婦や、母親まで出てきて、
現実幻想合わさって彼を慰撫、激励、幻惑します。

出演はマリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、
ニコール・キッドマン、ケイト・ハドソン、ジュディ・デンチ、
ソフィア・ローレン、あと歌手のファーギー。
ともかくひたすら美しくて色っぽい女性がカタログ状態の映画なので
なんか豪華なギャルゲーのようでもあります。
(綾波系と眼鏡っこ系がいないのがアメリカ的)
(あとこの形式だと女優さんのスケジュール調整が楽ですね)
曲はやっぱりファーギーの歌う
「Be Italian」が圧巻です。
しかし、音楽あらすじ共に「シカゴ」のほうが好きかな私は。

主人公グイドに関して
喋っているそばから気が変わるような酷い気分屋で、
記者会見も途中で逃げちゃう無責任男で、
妻の誕生日を忘れて愛人と遊んで、
でも常に落ち込んでいて傷ついたオーラを発している(笑)。
こりゃいくら天才でも使えんやろー…と思いました。
周囲の人が必死でメンタルケアするんですが、
それでも駄目という。
こんなめんどくさいやつとは、
仕事はおろか同人活動でさえ一緒にやりたくないよ(←?)。
天才の周りにいる人って大変だな…。

あっでも「8 1/2」を見ていないから、観賞すればまた感想も変わるかもしれません。



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2011/05/20(金)

漫画かんそう
「エビアンワンダー」1〜2巻
「エビアンワンダーREACT」1〜2巻

「ランドリオール」を読破した時に、
先に既読だった方々ほぼ全員がおすすめ下さった作品。
作者は同じ、おがきちか先生です。

幼い頃に雪山で親に捨てられたフレデリカは、
現れた悪魔ペイシェントと契約し
新しい家族(弟)を得る。
その代償として彼女は、地獄の糧となる悪人の魂を狩って
旅を続けなければならないのだった……というあらすじです。

やっぱり面白かったー!ありがとうございます。
ランドリオールと同じく格闘多めで、
あちらの兄妹萌えに対しこちらは姉弟萌え。
そして世界はやや厳しめで、(元々は少年画報社の連載だったから?)
罪と罰と赦しがテーマっぽい。
(エビアン先生の若い頃の話だと思ったら全然違ったぜ!)


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2011/05/21(土)

色々感想

TIGER&BUNNY
謎の焼殺魔ルナティックの正体ではないかと思われる
裁判官ユーリ・ペトロフが正式登場したのですが
出てきた瞬間「私はこの人に似た人を2、3人知っている…?」と思いました。
ゴッサムシティのハービィ・デントさん…?(身分的に)
南斗紅鶴拳のユダさん?
BASARAの明智さん?
エルシャダイに出てくるアルマロスさん…?
FF9のクジャさん…?
いえっさの弟子のユダさん…?
頭の中で全員一列になって顔がモーフィング中ですがやめてほしいです。

バニーちゃんが過去を激白したり引きこもったり、
タイガーのおじさんがフォローしたりしてシリアス重要回でした。

仮面ライダーオーズ
BL的激震回。
お友達にオーズの録画を30分見せてもらうとしたら
第34回「親友と利用とその関係」をセレクトするとよいでしょう。
どちらかといえば天使ちゃんの主人公が「(アンクを)利用しているのは俺の方なんだ」と言ったり、
人間らしい情けを持ち合わせない化け物のアンクが、身を張って主人公を助けたり。
残り3か月とあと少しになって、ようやく協力し始めました。
でも依然友達ではないし仲間でもない。それがいいんだけど。

ところで後から運ばれてきた後藤さんを枕にして
先に運ばれていた伊達さんが眠っているのは変だ。黒幕は伊達さん。
と、「探偵Xからの挑戦状」ならそう推理されてしまうだろう。

マジすか学園2
学ランさんと尺さんはガチカップル……?
そしてゲキカラさんは切ない片想いという解釈でいいのかな?
あのキス未遂シーン目撃後の数秒の演出は…。

「ねえ、怒ってる?」→「優子さん怒ってるかなあ…?」の使い方がうまかった。



JIN−仁−2
「動物実験はじめました!」
実験のため鉛中毒にされるネズミを見て哀れがる研修医くんに対し、
仁先生だけがいつも通りの爽やかな笑顔だったのが印象的でした。
あんなに受受しくても仁先生は矢張りお医者さま。
今までに食べた食パンの数を覚えているのか?ですね。笑顔で言ってほしい。


救命医ハンク セレブ診療ファイル2
・キューバ話つづき
 政治批判が、偽装死して戸籍抜けないといけないほど危険なの!?
 えー!!縄文時代の国家なの!?
・「あなたとはハンクを通して知り合ったけど、ハンク抜きで友達になりたいの」
 「わたしも」
 ディヴィヤとジルの友情の行方も気になります。才女同士気が合いそうだけども。
・患者をはさんだ医者の三角関係…斬新…。
 (どっちを専門医にするか富豪の患者は迷っている。医者はどちらも自分の治療プランに自信を持っている)
 結局ボリスはハンクを選びましたが。
 容体が急変して、治療しようとする女医の手をとどめて「ハンクに…」というところは緊張した。
・医者の3秒ルールって本当にあるのか?日本じゃ考えられない。
 (外出先で急患が出たときは、他の医師が出るのを3秒待つ。訴訟の危険を少しでも減らすため)
・俺は家族を守ったけど、母さんを笑わせるのはお前だけだった。俺にはできなかった。
 と告白するハンクに感激して舞いあがる弟。
 「これから2人で色々なところに旅行しよう!」かわゆい。

世にも奇妙な物語
まんが日本昔ばなしとハウス食品アニメ劇場の亡きいま、
因果応報を説く人気番組って、これしかないのかそう言えば…?
「PETS(ペッツ)」
獣耳と尻尾をつけた女優さんの可愛らしさもさることながら、
最近「ペットが年寄りになったので…」とか
「白い犬を買ったのですがCMみたいに喋らないから要らないってうちの子が言ったので…」
とかそういう異星人的な理由で犬猫の処分を希望する人も増えているらしいと聞くので、
どんどんこういう話をやってほしい。

ファミ通
三銃士の乙女ゲーの記事が載っていました。
3人がイケメンなのはスルー出来ても、
トレヴィル隊長のイケメン化にはたまげてしまう…。



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2011/05/22(日)

映画かんそう
「スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団」

女性に多い意見「ナイヴスがかわいそう!スコットサイテー」
男性に多い意見「ラモーナとナイヴスとキムがブスすぎる」
男女共に多い意見「ルームシェア友達のゲイのウォレスが面白すぎる」
とまあこんな印象。
エドガー・ライト 監督作品の中では、
ホット・ファズ>ショーン>>>スコット・ピルグリム
という順番に私はなっちゃいますけど、
相変わらず細かいギャグがうまくて、変人同士の友情がいいです。
(恋愛に関しては「……??」なんですけど)

アマチュアバンドの一員でナードのスコット・ピルグリムは
17歳の女子高生ナイヴスと付き合っていたが、
ある日ラモーナという謎の女の子に一目ぼれ。
しかし異常にモテる美女ラモーナと付き合うためには、
7人の元カレと闘って勝たなければならないのだった…というあらすじ。

いちいち突っ込んでいては鑑賞できないほど荒唐無稽です。
うすた京介先生作品の完全映画化って可能なんじゃないかとこの映画を見て思いました。

内容ばれ

まあ成長譚なので、スコットは確かにサイテーです。
浮気者というか、気になる女の子ができると他のことは全て忘れてしまう。
付き合っている彼女がいる事を会ったら思い出すけど、でもうわの空という。
悪気がないので自分が悪いとは思ってないし、ゴタゴタはひたすら敬遠逃走。
でもそれじゃ駄目で、
逃げずに自分の悪いところを認めて誠意を尽くし、
日常で廻りの人の気持ちをちゃんと考えていれば、
どんな困難でも周囲の協力が得られて状況を打破できるよと、
ものすごく分かりやすく表現されてましたね、あの1UP再プレーは。

恋人の昔の相手への嫉妬や、あるいは自分自身、
10代から20代にかけては戦う相手がいっぱです。
(綺麗にまとめるとこんな感じ。ゆえにこれ青春映画)

箇条書き

・最初の方のゲーム音楽「あっこれなんだっけ…なんだっけ…よく知ってる!」
 ってすごく考えました。名前が出てやっと分かった。ゼルダ!
・最初に戦ったインド系の元カレ、戦い方がインド映画ノリで楽しかった。
・なんだかよく分かりませんが日本人の双子兄弟も元カレ役で出てきました。台詞なかった。
・ヴィーガン警察ねたと、スコットはいま出掛けたのところ、噴き出しました。
 頭の残念なイケメンねたは全世界定番ですが、それがさらに
 菜食主義によって超能力を得たとかわけがわからない。
・男の子が4人でベッドに寝ていて、ごく自然なのがすごい。そしてかわいい。
 というか寝返りうてないよあれじゃ。
・ナイヴスはいい子!キムはいい奴!両方友達にしたい!スコットのやつめ…。
・ゲイのウォレスは魔性の男でリアリストでゴシップ好きだけど妙なところ道徳的で
 時々面倒見がよくて最高です。スコットとの違いは、常に自分を客観視しているところと
 自分の行動の責任をとる覚悟を持っているところ。スコットは友達に恵まれ過ぎている…。
 役者さんはマコーレ・カルキンくんの弟なのですね。分からなかった。
 というかマコーレ・カルキンくんももう30歳なのかあ!




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2011/05/23(月)

人に教えてもらった有名動画なのですが、
(そして別ジャンル日参サイトさんでも本日この動画と派生作品その他を紹介なさってたシンクロ…!)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13841653

まどか☆マギカを観終わった男子たちの議論を
洋画風に表現したという映像です。
ちょっとまどか☆マギカのねたバレ的な会話もありますが、
なんかそれは重要ではなくて、途中から魔法少女どころではなくなります。
(動画サイト苦手な方注意)
(男性の裸が苦手な方注意)

調べたら元はウィリアム・フリードキン監督の
「クルージング」という映画なのですね(ゲイ連続殺人を追う内容)。
このテンガロンハットの紳士が一体何であるかは
特に説明のないまま終わるそうですが、
完全にこれ現在の2011年にジャストなセンスですよね。
だいたい1980年頃に撮られたようです。監督の感性は30年早かった…。

ちょっと興味が出たので見てみようかなと思いましたが
レンタルは勿論、中古のセルビデオもありませんでした。
動画サイトなら見られるようです。
珍作映画は早いうちに見ておくに限るということですね。
「インセプション」はたぶん20年後でも見られるでしょうけど、
「レギオン」や「ズバコーン」(←正式な題は「フォーガットン」です)のような
伝説の珍作は今のうちに見ておくべきでしょう。
(あとフリードキン監督の「エクソシスト」は名作なので見てね!)
(例のあの階段は時々観光客が来る名所になっているらしい…行けた人うらやましい…)


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2011/05/24(火)

読書かんそう3つ

「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん先生
まほろ市の駅前で「多田便利軒」を経営する
バツイチ三十代男の多田のところにある日
かつてクラスメイトだった変人、行天春彦が転がり込んでくる。
行天は高校時代に工作中の悪ふざけが元で起こった事故で小指を切断しており、
多田はその事故にいまも責任を感じているのだった……というあらすじ。

バランス絶妙。
男やもめの小汚い描写と、
汚すぎない微妙な格好良さの同居。
BL妄想出来そうで出来なさそうな、
男性が読んでも女性が読んでも、うん、まあいいか、的な。なんかそういう。
人生の大航海時代の幕開け、ピチピチの20代前半世代の人よりは
そろそろ折り返し地点の見えてきたアラサーの人の涙腺に
ぐぐっと来ると思います。


「ゴーストハント 1 旧校舎怪談」小野不由美先生
リメイクされたゴーストハントシリーズ1巻を読んでみました。
1巻でかなり怖いですが、巻を追うごとに段々怖くなっていくんですよね…。

文章が大幅に変更されているように思います。
思いっきりティーン!全開炸裂!っていう一人称だったからな…。
あと最終巻のオチを知っていて再読すると、
伏線とか更に自然な感じに修正されてるな!ふふ!とか楽しめます。
あと当時指摘されていた細かい間違いとかもさすがに修正されている…ような…。

旧作と見比べようと思ったら、ありがちな事ですが見つかりません。


「神様のカルテ」夏川草介先生
千と千尋みたいな、神様専門の医者の話だと思っていたら、
なんかちょっと少女チックな地方医療ものだった!びっくり。

あらすじがセンチメンタル押し一本!という感じなので
映画化されると聞いた時は
「ジャニーズ主演…以外の手法が思いつかない…」
と思ったが、まさに櫻井さん主演だった。納得。
今年の夏上映予定。
(邦画は震災の影響で撮影期間が伸びているものが多いけれど
この作品の長野ロケはどうなんだろう?)


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2011/05/25(水)

映画かんそう4つ

「コララインとボタンの魔女」
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督(notティム)が作った
CG処理も併用したクレイアニメ。原作はニール・ゲイマン。
綺麗で恐い。凝ってる。無駄がない。不気味かわいい。

築150年の建物ピンクパレスアパートに引っ越してきた
11歳の少女コララインは忙しい両親に放置されてご機嫌ななめ。
しかしある日奇妙なドアから不思議な世界に転がり落ちる。
そこには両親にそっくりな2人がいて、
コララインをとても大切にしてくれるのだった……というあらすじ。

目のところがボタンっていうのは、すごく怖い。
(目のところが別の何かって、そもそもモチーフとして恐い)
(あと、両親によく似た何か悪いものって全世界共通の子供の恐怖物件だと思う)
コララインが住むことになったピンクパレスアパートが素敵です。
あんな家だったら両親が構ってくれなくても毎日探検して暮らすから平気!


「踊る大捜査線 THE MOVIE3
ヤツらを解放せよ!」
う―――ん、登場人物が多すぎて飽和状態なのかな?
とりあえず青島君の病気ねたは不要だった気がする。
あと室井さんがthe丸投げすぎてあんまりだった。
中の人が大喧嘩をして、
一緒にいるシーンが撮れなくなったという噂を聞いたが
もうCGで描くなり合成するなりしてちゃんと友情路線を貫いてくれよ。


「南極料理人」
堺さんの可愛らしさを楽しむアイドルムービーかよ!
というくらい堺さんが可愛い。あ、でも他のおじさんたちも負けず可愛い。
人間が1年に飲み食いする量は1トンだそうです。
あまりに寒くて菌がいないので風邪をひかないそうです。
(そっか、寒さだけでは風邪引かないのか!)

あまり起伏なく、観測隊での日常が描かれます。
夜中にこっそりバターを齧るシーンに超共感。
寒いとバター食べたくなるよね!
あと確実に凍死する氷点下の寒さの中、
人はなぜマッパになりたがるのだろうか。これは共感できない。
分かんないけど男性特有の心理のような気がする。


「風が強く吹いている」
万引きじゃなくて食い逃げになってた。よかった。
林くんはどの映画でも異様にスポーツマンに見えるなあ!
しかしこんな顔の子が箱根で走ったら
確実に「なんとか王子」って名前になりそうだと思う。

あと、他チームの監督が鬼軍曹すぎて
車で並走中とかヤクザの追い込みのようだった。
あれがマラソン界のスタンダードなのかしら!?


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2011/05/26(木)

泣ける系の話には反射ですぐ泣いてしまうのであまり好きではなくて、
「ハハーン!どうせこの人が病気なんでしょう?あとでみんなに感謝されるんでしょう?」
とか
「周囲の人も感動してないで止めればいいのに!ばかじゃないの!」
とか、泣きながら逆切れしたりする嫌な感じの大人です。

もう現実に沢山あるので、わざわざ架空の世界でまで
死や貧乏や病気や、頑張る子供や犬やら猫やらをつぶさに見たくないのです。

でも少女漫画の「夢の城」と「蛍火の杜へ」は好きで時々読みます。
何回読んでも泣けるのですが、全然つらい気持ちにならなくて
うぉー!泣いたー!爽快ー!という感じ。
たぶん、「つらい。悲しい」よりも
「好き好き大好き」がたくさん描かれているからだと思う。

最近津田雅美さんの「ちょっと江戸まで」を一気読みしましたが、
江戸幕府が倒れずに継続しているパラレル現代で、
父親のタラシ遺伝子を受け継いだ女殺しの少女ソウビと
どんな美少女よりも可愛いくて小悪魔で
男にモッテモテの水戸の若様のお話で面白かった。

緑川ゆきさんといえば「夏目友人帳」ですが、
物語もさることながら、
あの「人間がベースなんだけれども一部分がおかしい」
または「一部分が見えない、角度が変」という
こわいものの造形センスが天才的だと思います。
あんなに可愛い絵なのに、おばけは直視できない…。


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2011/05/27(金)

映画かんそう
「ブラック・スワン」

バレエダンサーの表現の苦しみをメインにした
サイコスリラーだと思っていたら割とホラーでした。
しかも爪!執拗に爪!爪!爪!監督の前世は拷問係か!?
もっそい満員でしたが、
や…これ…とりあえず初デートとかには向かないよ?
御自愛のシーン満載だし百合ベッドシーンあるし…。
隣の席のひとがまさに初デートというか
まずは一緒に映画でもという感じの男女で、
この映画に誘った方の立場を想像して冷汗出た。

小さいころからバレエ一筋の主人公は、母娘2代のバレリーナ。
バレエ団は経営の低迷を打破するために、
「白鳥の湖」を斬新な解釈で官能的に演出することを決め、
その主役には長年プリマを務めてきた年配の女性ではなく、
若いバレリーナを起用することを発表。
選考に残った主人公だが、ホワイト・スワンを演じる技量はあっても
妖艶で邪悪なブラック・スワンを表現できないという評価を下され
次第に追い詰められていく……というあらすじ。

内容ばれ(暗いめ)

・鏡を使った演出が怖かった。合わせ鏡の中に1人だけ
 少し体を斜めにした自分がいて、本体の背中を掻き毟ったシーン特に。
・こんなメンタル弱い子に趣味でないバレエをさせる母親がいかんと思う。
 というか母娘セットでカウンセリングに通うべき。
・買ってきたケーキをゴミ箱に捨てようとするシーン、
 あの母親専用リミット技、世界共通なんだ……。
・色々な業界のコーチによるセクハラが時々新聞に載りますが、
 あんな感じなんでしょうね。いやむしろフランス人なのに
 お触りで止めたところが偉いと言うべきかも。
・足の爪がタテに割れるし、深爪するし、
 ささくれ引っ張ったらビーって10センチくらい剥けちゃうし、
 もう本当になんなのよ変態!(笑)

アニメ「パーフェクトブルー」と表現が似ているのがちょっと問題になっていますね。
監督は「パーフェクトブルー」のリメイク権を持っているから問題ないとか、
いやそれはデマだとかはっきりしない。

以前、パリ・オペラ座バレエ団のドキュメンタリーを見たことがあるのですが
「小さいころから1日2時間しか自由時間がなかった」ってダンサーが語っていて
たぶん読書とかはできないし友達も作れないし、遊びに出かけるのは無理だし、
勉強も追いつくのが精一杯で、つぶしがきかない事では天下無双だなと思いました。
しかもバレエって技術的な修練は勿論、体型の維持、芸術表現の素養まで求められて、
なおかつ集団芸術であるから対人スキルも必要で、かつ頑強な精神と健康マストとか、
人間に不可能な領域のような気がしてならんです。


映画予告
「127時間」
ダニー・ボイル監督。誰もいない広大な荒野で、落石により右腕を挟まれた男が、
ある決断をする……という内容らしい。
その決断とは例のソリッド・スリラーのラストと多分同じですね?
というのは想像つくのですが
監督のスピーディーな映像で2時間どう繋ぐのかに興味があります。
これまでの人生走馬灯か?
それともハゲタカにつつかれたりコヨーテにたかられたりする?

「X-MEN ファースト・ジェネレーション」
試写会でご覧になった方から、BLの太鼓判を頂きました!
始まったら即座に見に参ります!たのしみ!
(ところで何度も予告を見ていて気になるのは、
2人がショッキングピンクのベッドに一緒に座っておるシーンです)

「星守る犬」
西田敏行が死んで犬も死ぬとか、そんな映画は絶対見ない。
西田敏行と犬は、顎のところから人間を泣かす超音波が出てるので見ないったら見ない。


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2011/05/28(土)

色々感想

救命医ハンク セレブ診療ファイル2
6話「ワイナリーの真実」めっちゃ面白かった…。

大富豪の息子タッカーとワイナリーの息子オリヴァーの友情、
そのオリヴァーの奇妙な振舞いに、薬物中毒を疑うタッカー、
しかし異様な疲労や肌の黒ずみなどはアジソン病の症状だったこと、
子供の頃、父親に盗みをやらされたハンクのつらい思い出、
リディアが妊娠したと勘違いして恐る恐る気遣うハンクとエヴァン、
動静脈奇形の再発のせいで味覚を失ったと思っていた女性が
実はそれは妊娠のせいだったこと、
エヴァンには意外な才能があって、それは人よりも味蕾の数が多く
味に関して繊細な判断が下せること、
緊急事態になると頭脳の冴えと行動力が普段よりさらに増して
超人的な活躍を見せるハンクの能力は父親譲りだったこと等々。

日本のドラマだったら3本くらいに分けるだろうテーマを詰め込んで1本に。
よくこれだけ入ったな!

世界一初恋
ところで高野さんと羽鳥さんと横澤さんの見分けがつきません。
(全員攻)
受と別れて傷心の攻をまた別の攻が慰め、
一時期付き合っていたというのは、おいしいですね!
こういうのもリバっていうのかな?いや違うか?
攻A→攻B(Aに対しては受?)→受という三角関係。

江〜姫たちの戦国〜(鬼のツンデレ)
自分を自由にしてもいいが、
親の仇の側室にだけはなりたくないと言う茶々に、秀吉は身を引く様子を見せる。
そんな秀吉の度量に揺らぐ茶々だが、
偶然新しい側室とイチャイチャしている現場に行き合わせ、
茶々は衝動的に秀吉の横面にビンタをくらわせてしまうのだった。

これはさすがに秀吉君に同情!
付き合ってないのに暴力ジェラスとか高橋留美子先生のラブコメか!

仮面ライダーオーズ(悪いツンデレ)
伊達さんの秘密が少し明かされました…。
1億円は自分の手術費用、なのかな?(BJに頼むんですね)
あと、怪人に襲われている女の子2人を放置して
倒れた伊達さんに駆け寄るというのは悪いデレなので、
後藤くんはあとで伊達さんに叱られなさい。

TIGER&BUNNY(良いツンデレ)
ツンデレの教科書があるなら載せなくてはならないくらい
綺麗なデレが炸裂して、
ネット上のコミュニティがあちこちえらい騒ぎになっていた。
それにしてもみな夜中の2時頃からぶっ通しでずっと騒いで、
早い人は2、3時間で漫画を何枚も描いて、
あのエネルギーとスピードはどこからくるん?(ログが追いきれない)
前の日は昼寝してらっしゃる?フルデジタル作画だと可能?
それとも若さ……。

今週のツンデレ3人衆の中で、追跡中の敵を置いて負傷した相棒に駆け寄り、
相棒の身に着けていたものをこっそり家に持ち帰るバニーちゃんが
一番奥ゆかしかったです。戦国時代の姫より奥ゆかしいってどゆこと。



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2011/05/29(日)

読書かんそう
「壊れやすいもの」ニール・ゲイマン

短編集です。作者の見た夢の世界を、その世界の空気を、
なるべく忠実に再現したという感じの小説が多い。
中にはオチのない話もあります。ちょっとキングっぽいのもある。
何千年も悪魔に拷問される話と、世界で一番美しい少年を買う話、
ナンパ目的で変なパーティにまぎれ混んでしまった2人の少年の話(悪いけど笑った)、
美食倶楽部の話(異様に楽しそう)が好きです。
一番好きなのは「翠色の習作」!

「翠色の習作」かんそう
そもそもこの短編集は「スーザンの問題」というお話のために読んだので、
(それに関してはナルニア話題でまとめて書きます)
(ただしこの話自体「ナルニア国物語」の壮絶なネタバレなので
「壊れやすいもの」を読まれる際は御注意)
全然情報を入れてなくてラッキーでした。
途中で3回も驚けた。しかもすごく。
なので英国系の本好きの方は読むといいです。
特に2ページ目でキャー!ってなった。
なにこれ短編で終わるの勿体ない二次創作したい!
萌えを置くとしても見事なアクロバットと力技だと思う。

超ねたばれ
タイトルでパロディ元くらい先に気付きそうなものですが、
大ババ様の子供の頃は、この作品のタイトルは
誤訳で(?)違う題でしたのや……。
「●い●」(しゅのー先生の例のあれ)と「銀魂」を足して割ったような感じですね。
2組のカップルがどちらも愛し合っていて素敵です。
キャットファイトならぬ受同士ファイトが見たい…。

作者はこの作品でヒューゴー賞を受賞して、
そのあと例の権威あるファンクラブに入会したらしい。

読んではみたけど意味分からん!知らん!プンスカ!
という人にむけてオチ解説しておきます。ごめんなさい。
(直球オチばれ注意)
S・Mは、たぶんセバスチャン・モラン。
教授の右腕。射撃の名手。

ところでグレンデル=マザコンって「ベオウルフ/呪われし勇者」でもそうだったけど
原作設定なの?って思ってあとがき読んだら映画の脚本書いたのはニール・ゲイマンだった。



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2011/05/30(月)

思春期くらいに、じぶんが男性から性欲の対象にされる性別であることを初めて知った勢いで
「嫌!フケツ!男なんてみんなケダモノ!きらい!汚い」
まで行ってしまう女の子と

腐女子という存在を初めて知って、
じぶんがそれらから性欲の対象にされるかもしれないことに思い至った勢いで
「嫌!フケツ!腐女子なんてみんなケダモノ!きらい!汚い!のび太さんのエッチ!」
まで行ってしまう男性は(年齢にかかわらず)同じであるという説をネットで目にして、めっちゃ

はっ!

とした。


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2011/05/31(火)

映画かんそう
「オーケストラ!」

かつては天才指揮者として名声を馳せた主人公は、
政策に非協力的だという理由で楽団を追われ、現在は劇場の清掃係をしている。
ある日パリのシャトレ座から、ロシア・ボリショイ交響楽団にあてて
演奏の依頼FAXが入っているのを見た主人公は、
同じく30年前に楽団を追われた仲間達を集め、現在のボリショイ交響楽団になりすまして
パリで公演を開こうと決意する…というあらすじ。

えっロシアの人ってこんなに大味なの!?ってびっくりするシーンの連続です。
そもそも計画からして無茶ですが、
楽器も持ってなくてブランク30年!?みたいな人達が、
しかも海外旅行に舞い上がってパリの街に消えて戻ってこない(笑)。
泥臭いギャグシーンが続きますが、
最後でぎゅぎゅぎゅーっと異常な収束力で締まっていって完璧な終わり方をします。
あれは見事だった。劇場で見ればよかったと思いました。

チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」が印象的。
(というか曲の力がかなり映画に影響している)

ラストばれー
・序盤の、結婚式でギャングが銃撃戦を始めたりのあたりは正直
 「えー…」ってテンション急降下だった。
・親友のサーシャめっちゃいいひと!
・奥さんもめっちゃいいひと!
 「これ以上(夫の)邪魔したらタマを引き裂いてやる」って
 歯を剥き出しにして威嚇したところ、雌豹でした。
・空港のロビーでおおっぴらに偽造パスポートを作って1冊1冊配布とか!
 どんな世紀末無法空港なのよ。
・パリって共産党員にとって、なんか聖地らしい。
 そして現在は当時の権勢の見る影もないらしい。知らなかった。
・ロシア人は貧乏で下品な田舎者
 ロマはうさんくさい、フランス人は潜在的HOMO
 ユダヤ人は金の亡者、日本人は常にニヤニヤしてるビジネスマシーン
 とか色々、きつめの民族定番ネタが炸裂。
・のだめのマルレオーケストラのひどさも奥歯がぎゅっとなりましたが、
 こっちのチャイコ出だしは、酷さが更に自然だった。
 いかにも技術のあった人が練習をさぼった、なれの果て風だった。
・コンマスに一番驚かされた。なかなかいい演技する俳優さんだな!と思ったら
 俳優じゃなくてヴァイオリン奏者だったー!!ひゃー!
 じゃああのパガニーニもセルフ演奏か!かっこいい!
 (「タラフ・ドゥ・ ハイドゥークス」所属、カリウ氏)
・真相は、99%のひとがミスディレクションに引っかかると思う。
 私も「えっ?」ってなってチャイコの冒頭からもう一度見ました。
・もたもたした出だしで、急激に美しくなって終わるって
 映画と曲が完全一致していて見事でした。
 曲の途中で過去の出来事やその後の楽団員たちの映像を全部流してしまったのは
 テンポ重視するなら正解だと思います。
 (あれみんな亡命しちゃったのかな?めっちゃエンジョイしてんの。
 共産党員のおっちゃんが犬とか連れてんのがかわいかった)


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