10月日記

----------------------------------------------------------------

2010/10/01(金)

アイディア召喚法



甘いものを食べる

アイディアを出したいジャンルの
(小説や音楽や画集や漫画や企画書やデザイン画や)
優れた作品を3つ4つ鑑賞する。

10時間ばかり寝る

これで何か大きなアイディアが浮かぶ、もしくは
脳が考えを練るのに向いた状態になる筈!

見たものに強い影響を受けてそのまんまコピーを濫造してしまうタイプの方には不向きですけど…。


----------------------------------------------------------------

2010/10/02(土)

色々感想

エニグマ
数人が集められて、一ヶ所に閉じ込められて、
謎めいた事が起こって、相手が何をしたいのか不明のまま
頭を使ってそこから脱出するという激しく私好みの新連載。
しかしなぜかサンデーくさい。

藍染
死んだ!藍染が死んだ!(クララが立った的な)たぶん死んだ!
ブリーチにおいて饒舌は死亡フラグ。
ところでイチゴにだけは鏡花水月効かないよという伏線はどうなりましたか。

BASARA2
BASARAアニメは最終回のためにあると言っても過言ではないなあ。
(最終回になると色々な人が集結し、色々なものが空を飛び、燃え、光り
雄叫んで、根性で何とかなる)
2011年映画化決定だそうです。完全オリジナル。

聖☆おにいさん(雑誌掲載分)
今回のショムジョは名作回だった…。
新キャラは立ちまくってるし、聖コンビは久しぶりに格好良かったし。
あとアナンダが空中で爆死という、
まさにドラゴンボール的な死に方をしたなんて知らなかった。
アナンダとヨハネさんという愛され弟子コンビを
WAT的にプロデュースしようと狙う梵天&帝釈天は
同系統のハンサムで、これまたコンビでおいしくなりそうな予感。
初登場?空海くんも、今後ルーキーポジションで活躍してくれそう。

ショムジョ=クィディッチと同じくらい謎スポーツ

ハートキャッチプリキュア
4人目の戦士キュアムーンライト復活回!
ダークプリキュアの正体は、ゆりさんとペアの妖精かと思ったけど違ったぜ!
妖精は石田彰だったぜ!
変身が終わったところで次週に続くという珍しいパターンでしたが、
次週30分かけてダークプリキュアを叩きのめす、
ずっとゆりさんのターン!だと私的に神回です。

今期のドラマは
「ケイゾク」の続編的な位置付けで作られる
堤さんと西荻さんの「SPEC」を見ようかなと思います。壮絶な駄目ドラマになる危険性高いですが。
あと相棒が始まるし、それとERも。佐藤くん初主演の「Q10」は迷ってます。
アニメは先日ちょっと話題に出て面白そうだったので「咎狗の血」を試しに見てみようかと。
ほかにも「これは絶対見ておけ!」的なものがもしあったら教えて下さいねー。

テレビの前を通りかかったらミスマープルをやっていて
マープルさんが、よその家の金庫をヘアピンで開けていました。
(「甥っ子が金庫の鍵をすぐになくす子でね……」云々)
おばさんパネェ!


----------------------------------------------------------------

2010/10/03(日)

映画かんそう
「瞳の奥の秘密」
有栖川先生コラムのおすすめ。

裁判所を定年退職した主人公は、
25年前に彼が担当した
若い女性が暴行の末殺されるという悲惨な事件を忘れられず
それを小説化するべく、かつての女上司を訪ねる。
当時協力して捜査にあたった彼等は
奇妙な展開をした事件について意見を述べあうのだった…
というあらすじのアルゼンチンの映画。

じわじわとくる、すごく見応えある映画です。
悲惨な事件があり、翻弄される運命があり、人間の意志の力があり、
多くを語らなかった人の秘めた思いがある、いい意味で昔の映画っぽい。
事件は悲惨ですが、見終わったあとの印象は妙に清々しかったです。

すごくねたばれ

アルゼンチンの検察もひでぇ!
偏見と人種差別により被疑者を拷問、自白強要するし、
お家のドアが開いてればドンドン勝手に入って
タンスの中を覗いちゃうし(ドラクエ?)、
なにより暴行殺人犯が釈放されて政府の公安的な仕事を任されるって、
当時のアルゼンチンはそこまで情勢が悪かったのかしらと思わず調べました。

しかし情勢にも悪意にも曲がらなかった人間の感情が、
時間にも抗い、とうとう打ち勝ったというパーターンの、
正と負、2つの愛情が描かれています。
どちらも何十年と経過したものなので、他人はとやかく言えない。

「彼に頼んでくれ…」の内容にぞっとした。
ある程度の予測はできる結末だが、予測など吹き飛ばす恐ろしさ。
彼の意志の強さと忍耐力と永遠の愛情、すべてを畏れ敬いたい程。
あと調教の手腕も…。

タイプライターのAが壊れている件とか、
扉を閉めた方がいい話とか、
好きな人をガン見してしまう写真とか、
2人の伏線がかわいかった。
互いに矢印が出まくっているのに、あれでなぜ諦めるのか。
思いを秘めて諦めてしまうところとか中南米ぽくなくて東洋的だった。

ラストはハッピーエンドですが、
どうせなら25年前にその勇気を出していれば
彼女の夫さんとか無駄に気の毒なことにならずに済んだのにね。
(いや25年かけてお互いに、この人でなければだめなんだと
悟る話でもあるのでしょうけど)

最後に、パブロはアル中だけどすごくいい人。


「蛮幽鬼」封切!!新感線最萌え作品にして最もシリルシリな作品だと私の勘が告げている…。
半額デー対象外のうえ2500円ですが、おすすめです。(まだ見てないけど……)



----------------------------------------------------------------

2010/10/04(月)

まゆげの話3つ

昨日かんそうを書いた「瞳の奥の秘密」ですが、
映画の内容とは全然関係ありませんが
ヒロインの眉毛が左右対称じゃないのが上映中気になってました。
現在のシーンも回想シーンも、ずっと左の眉が右より一段上にあるんです。

しかしそういえば私も長年、左右対称の眉が描けなくて悩んでおったのですが
最近やっと原因に気づきました。
そもそも自分の顔が左右対称ではないせいだということに。
顔 の デ ッ サ ン 狂 っ と る。
福笑いみたいに、微妙にずれている。
なので輪郭に対して左右対称に描くと目と眉の距離が左右で合わないし、
目に合わせて左右同じに描くと輪郭に対して左右対称にならないのですよ。
そういえば、完全に左右対称の人間の方が珍しいと、昔何かで読んだっけ。

あと以前シリアルキラーの話を日記に書くために
それっぽいページをいくつか見ていたのですが、
(白黒の写真って恐いですね)
シリアルキラーのみなさんは、
なぜか顔が著しく左右非対称の方が多いように思われた。
むかしの写真技術のせいかもしれないし
気持ち悪く見える写真を選んでいるせいかもですが。


昨日の「蛮幽鬼」ですが、もう御覧になった方がいらして(早ッ!)
とりあえずシリの方はちょっとそれっぽいとのことなので、
シリルシリではないかもです!……私の勘……。



----------------------------------------------------------------

2010/10/05(火)

ドラマ感想
「犯罪捜査官 アナ・トラヴィス」
(いまのところ)シーズン1&2 全5話視聴
「第一容疑者」のリンダ・ラ・ブラント脚本のサイコミステリー。
英国製。

さすが英国製刑事ドラマだけあって事件も死体も容赦ないので
食事中や落ち込んでいる時の鑑賞は避けた方が無難です。
なにせ事件全部連続暴行殺人だし、
最後のやつなんか暴行拷問殺人だし(ねたばれ?)実の娘への性的虐待だし、
コンセプトは「ミレニアム」なのか?
なんか拷問の内容を聞いていると麻痺してきて、
被害に遭うなら暴行殺人の方がましだな…うん…
という気持になるくらいですよ。

捜査の描写はさすがにリアル。
取り調べの記録のとり方など、
面倒そうですがものすごく厳密で、これぞ法治国家!と安心できます。

アナ役の人は、映画「シャーロック・ホームズ」で
メアリをやっていた人ですね。
断然こっちの方がヘアメイクが可愛い。
というか、頭はボサボサ、いつも同じ服で周囲に笑われる、
事務からの転身なので現場に慣れておらず、死体を見て吐く
っていうのは、これ萌えキャラなんじゃ…?

アナが萌えキャラなので、ヘビーな事件も
なんとかギリギリ持ちこたえられます。


----------------------------------------------------------------

2010/10/06(水)

読書かんそう
パラニューク
「サバイバー」
「インヴィジブル・モンスターズ」
「チョーク!」
「ララバイ」

私は一気読みしましたが、
一気に読んでしまうのは、あまりおすすめしない(笑)。
ものすごくアクの強い文体なので酔います。

「インヴィジブル・モンスターズ」とか、
ファッション雑誌にヒントを得た文体だそうだけれど、
薬物を摂取せずにこの文章を書けるものだろうか…?という勢いです。
(時系列が細かく砕いて混ぜてあって、1シーンごとに過去未来に飛ぶ)
献血直後の舞城先生を冷蔵庫で冷やしたような、
爆発炎上ののち、舞っている火の粉のような、そんな文章。
一瞬一瞬が印象的。

普通の人間はそんな反応しないだろう…とか
なんで突然こんな妙なシーンが挿入されますか…とか
いや、え?トンデモSF?中2黒歴史ファンタジー?…とか
色々、崩壊寸前のバランスのお話なのですが、
すべて文体のパワーでスタイリッシュにまとまっています。

一番まとめやすい「ララバイ」のあらすじを書く。
乳幼児突然死症候群の記事を担当していた記者の主人公は
死亡した乳幼児5人の家庭を取材していて、
どの家にも同じ本があることに気付く。
その本は各国の民間伝承や歌を集めたもので、
そこに掲載されている1つの歌が
どこかの古い文化の呪いの歌であったことが分かってくる。

子供を間引くために、あるいは病に苦しむ人、
手足を失った戦士のために歌われたその歌は、
唱えただけで、電波を介しても、
頭の中で思い浮かべた瞬間に効力を発揮する。

というお話。
中年男女によるデスノートにしてラブロマンスにして家族小説ですが、
おおよそ予想されるような、どんな展開もしません。
ねじれてねじれてねじれた上に、更にねじれて終わる。

好き嫌いの分かれる作風なので、試し読み必須です。
ちなみに邦訳されている彼の作品で一番読みやすく偏りがないのは
「ファイト・クラブ」であると思う。映画化されたあれです。
2003年2月28日に感想を書いた筈…と思ったらちゃんと書いてない!
(原作も映画もとても良いです)
ただし小説はどれも、ちょっと入手が難しそうです。

「ララバイ」から少し作風が変化されたように思います。
プライベートでも何か色々おありだった模様。


----------------------------------------------------------------

2010/10/07(木)

映画かんそう
「マイマイ新子と千年の魔法」

シリルサイトの方も、
映画サイトの方も、
ミステリサイトの方も、
皆さん一様に絶賛してらっしゃった映画なのでした!

前半は少女小説で、中盤は児童文学で、後半は(ねたばれ?)任侠映画で、
でも想像の力で現代に蘇る千年昔の世界という大きな柱が通っていて、
ごり押し演出や、あざとい演出等は一切なく端正だった。

カメラがやや下の位置にあって、世界が広く、地面が近く、足の動きがつぶさに見え、
ともかく描写が細やかだった。
新子の手に取った植物の手触りなどはこちらにも伝わってくるようだった。

描写が細やかなので
(下記ねたばれ)
台詞その他で説明されなくても物凄く理解するところばかりで
おじいちゃんは顔を見て声を聞いた瞬間に好きになったし、
水色の色鉛筆の使い方を見た瞬間に「嫌だ!」って思ったし、
追儺の儀式の人形遊びで、あの「ぐさっ!ぐさっ!」ていうタイミングや表情や声で
この子たちは仲良くなるんだなって分かった。

ラストも、観客の感情を操作しようという気負いのない、
自然体な終わり方でした。一貫していて品があると思う。

関係ないけど
男児女児年上年下が仲良くなるきっかけは、やっぱダム造りが鉄板だよな!
(アルコールは、うん、古今東西全人類共通の仲良しアイテム…)


----------------------------------------------------------------

2010/10/08(金)

ドラマかんそう
「救命医ハンク セレブ診療ファイル」全12話

危篤状態の患者を優先したために、
勤務している病院の理事長の容体急変を見過ごしたハンクは
解雇処分を受けたうえ、婚約者の彼女にも捨てられてしまう。
気分転換にと弟に誘われた高級住宅地のパーティーで
意識を失った女性をとっさの判断で救ったことから、
セレブ専門のコンシェルジュ・ドクターとしてスカウトされる。
というあらすじ。

主人公のハンクはいかにも優等生の長男という感じなのに対し、
弟はトラブルメーカーで甘えん坊で女好き。
寝ぼけてハンクのベッドに入り込んで寝たりするブラコンちゃんですが、
婚約者に捨てられてどん底のハンクに、なんとか元気になってもらおうと
いろいろとちょっかいをかける姿は健気でした。
(のちに兄貴に頼られて嬉しかった!と述懐)

あと見渡す限りの広大な敷地に、門から遠い大邸宅、
アメリカの豪邸の内装等は眺めているだけでも楽しい。
プールのデッキチェアで抜糸とか、
プライバシー保護のため機器一式大人買いして屋敷の中で検査とか、
お屋敷のパーティで伝染病発生とか、
孤島の別荘での怪我や、ヨットで航海中の怪我など、
普通の医療ものでは見られないエピソードが満載でした。

嫉妬深い富豪の夫が、妻の体の中にGPS発信機を承諾なしに埋め込んで、
それがMRIにかかったときに…うわあぁぁぁぁぁ
しかも中で液漏れを起こして軽く被爆して…うわあぁぁぁぁ
って話がありましたが、なんかあれって実話くさい。

しかしこんな誠実な人間がこの地球上にいるのか…?
というくらいハンクが完璧超人だった。
おまえは医者の姿をした聖人かという。
誰にも心を開かない独裁者的な富豪も、ハンクにはメロメロになった。

ラストばれ

問題山積みで、最終回にどう解決するのかと思ったら
アメリカの人気ドラマの定番、次シーズンに続く!でした。

これまで蓄財したお金を全部、投資でパーにしてしまった弟に対して
「怒っているのも勿論あるが、内緒にしていたこと、嘘をついていたことで
失われたお前への信頼が戻るかどうか」
と言うハンク。普段ものすごく温厚なひとが怒ると怖い、というかツライですね。
しかも弟をだまして投資させた相手が、
幼いハンクと弟を捨てて失踪した実の父親だった…という事実が判明して終了。
ぬう、気になる。来年続編放映らしいです。


----------------------------------------------------------------

2010/10/09(土)

色々感想

ワンピース(44号)
「銀魂」が酷いと思う!
いや、いちいち「銀魂」を思い出してしまうという意味で!
(2年後の世界ねたをひと足先にやった。性転換者が2人いたり、結婚していたり、
カイザーになっていたり、巨ぬーになっていたりもう滅茶苦茶だった)

龍馬伝
今週は面白かった。
これまで後藤さまは変人の悪役なんだなと思っていましたが
じわじわおいしい役になってきた。
中の人の青木崇高さん(徒然亭草々さん)が
よく動く表情筋と眼球を生かして怪演してらっしゃる。

しかしあの狭い部屋で鴨居のあたりにカメラがあって、
あの人数で刀を抜いて対峙して
よく一画面に綺麗に収まったなあという感じなのですが、
姿勢や小道具、レンズなどかなり工夫されたのではあるまいか。

なんかプロの写真家さんにポーズをつけてもらって写真を撮ると
非常に無理のある姿勢をとらされて痛苦しかったが、
出来上がりは美しかったと友達が昔言っていたのを思い出した。

渋い色調を出すために衣服や役者にコーンスターチをぶっかけまくっているというし、
美しさ至上主義のドラマであるなと思う。
明日は耽美志士、高杉さんの最期らしい。
(戦闘中の着流しも一応そういう逸話があるんですね…実在の人物、漫画よりすげえ)

SPEC
犯人に特殊能力がある、トンデモ推理物でした。違うけどまあネウロ系みたいな。
野々村係長が出ているからケイゾクと同一世界ということでよさそうですね。
しかし上川さんの特殊能力は……ロボピッチャ、ということでいいの?

プリキュア
30分ずっとムーンライトのターン!でした。
ダークプリキュアも砂漠トリオも叩きのめした。
(ムーンライトは先輩プリキュアで、1人で戦っていたので強いのです)

STAR DRIVER  輝きのタクト
主人公のステイタスが「銀河美少年」なのですが
「貴様!銀河美少年かぁぁぁ!?」
「銀河美少年だと!?」
「銀河美少年颯爽登場!!」
など連発されて鼻からなんか出そうになった。

学園ロボットもの。ロボットのデザインが怖いマネキンみたいで好き。


オーズ
シャチ姉さんがびしょうじょに変身した!これで大きいおにいさんの財布は鷲掴みだ!

ところで12月の映画のあらすじを読みました。
鴻上財団が信長のミイラを科学の力で現代に蘇らせるようなのですが、
「エイジはノブナガの面倒をみることになり」ってさらって書いてあって吹いた。
ガスパッチョCMか!?
すでに赤いのの世話で一杯一杯なのに、
さらにチョンマゲマンまで飼ってどうするの!?捨ててきなさい!

世にも奇妙な物語
前身の「奇妙な出来事」時代から、
1話の見逃しもなくパーフェクト鑑賞してきましたが、
今回20周年だったらしい。めでたい。
京極夏彦先生のは原作未読なのですが、先生らしい長舌台詞があって、
聞いている江口さんが棒立ちになっていて大変そうだった。
「栞の恋」は、ジャック・フィニィ原作か渋いな…と思ったら
日本の小説家さん原作だった。
「クロスファイア」と「燔祭」は読んでいる筈なのですが、
はて「燔祭」ってこんなスイーツな話だっけ…?と思った。
広末さんから不幸の匂いが全然しないせいなのかも。
あと「殺意取扱説明書」と順番を逆にすべきだったと思う。
地下鉄で弥太郎が憎き仇を殺しそこなったとき、
さっき見たばかりのダメだしテロップを思い浮かべなかった人がいるだろうか。
万城目さんの書き下ろしが一番面白かったです。

ER15
いよいよ最終シーズン。
そういえば車が爆発して、誰が乗っていたか分からないという
アメリカドラマお得意のパターンで前シーズンが終わっていたのでした。
すっかり忘れてた…。
爆死した人間の骨が体にめり込んだら、その骨のエイズ検査しないといけないのですね!
そりゃそうか!
あと、最初は軽傷に見えて普通に喋っていたのに、どんどん重篤になっていくところ
すごくリアルでした。出血箇所は止めても、爆発の衝撃で血管に空気が入ってそれが脳に到達とか、
外傷はないのに燃えた車から発生したガスにやられてとか、恐すぎる。

予告を見る限り、新しい部長は悪魔女王のようです。

2012年の大河ドラマ「平清盛」の脚本に
藤本有紀さん(「ちりとてちん」等)が決定しているようだ。
わあ、キャリアを決する大仕事だ頑張って!
いっそおもろい「平清盛」にしてしまった方が名作になる気がするがどうだろう。
(なぜならシリアス路線の「本日も晴れ。異状なし」があまり面白くなかったから)

ジャンプ45号のコメント欄で結婚式の話をしている人がやたら多いので検索したら
どうやら、うすた先生とエニグマの人が御結婚なさったらしい。
おめでとうございます!なんか冗談みたいに美男美女でした…。


----------------------------------------------------------------

2010/10/10(日)

映画かんそう
「シングルマン」

封切り前にご覧になった方から、かなりシリル的?と伺って
影分身の出る速度で見に行ってきました。

16年連れ添った同性のパートナーと死別して
傷心の生活を送る英国出身の大学教授が主人公です。
(生徒にポッター君もいるぞ)
静かに規則正しく暮らす教授なのですが
生活の瞬間瞬間に恋人とのやりとりが浮かび上がり、彼は回想します。

そんな彼の一日を描いたお話です。

内容ばれ

ゲイカップルでも男女でも、法の後ろ盾なしに
16年も関係を続けられるのは並大抵の事ではないと思う。
2人共に誠実さと年月を大事にする性質を持った、
お互いにとっての運命の相手だったのだろう。

恋人のジム役の人の笑顔が得も言われず和やかで犬のようで、
あれは教授じゃなくても一目ぼれする!
「バカほど朝は元気だ」と教授に揶揄されてもニコー、
レコード換えてこいと言われてもニコー、
何の本を読んでいるか聞かれて「ティファニーで朝食を」を見せてニコー。
かわいい。たぶんあのひとは犬に転生したと思う。
(ソファで向かい合って読書とか、シチュエーションとしていいですよね!)
何という役者さんだろうと思ったら、
「ウォッチメン」でオジマンディアスをやった人でした。
(変なコスチュームの冷徹な知恵者。奴の半径10m以内に立ちたくない感じ)
役者さんすげえ!

それに比べて親友のチャーリー女史は、
いいやつだけど、所謂「猛禽」で無神経なところがあって、
そこが可愛いと言えなくもないが、
人生の伴侶にはできないな…というゲイの人の目線をビシビシ感じました…。

色の表現がセンシティブで、
主人公の家や調度が格好がよくて、小道具がなんかノーブルで
60年代のみなさんの髪型やメイクや衣装がかわいいなあと思ったら
監督はファッションデザイナーさんで、映画監督デビューだった。

あとコリン・ファースの全裸が何度も拝めるのですが
アラフィフであの体型維持はすごい。

ラストばれ

ラストには、ちょっと呆然としました…………。
そ、そんな!
いやいやいや、あかんやろ…………。
冷凍庫のお金パンも気になるけど、あの生徒くん生涯最大のピンチやろ。

傷心の教授を狙う美青年が連続で現れて、
そこはBLゲーみたいでちょっと「ふふふ」ってなごめた。


----------------------------------------------------------------

2010/10/11(月)

ゲキシネかんそう
「蛮幽鬼」

萌えましたー…。
メッセージで教えていただいた通りシリルとは違いましたが。(暗黒微笑ルーピン先生がお好きな方ならシリルかもです)

もしかして私は好青年が孤島の牢獄に10年ほど放り込まれて
復讐を誓ったら何にでも萌えるのかもしれない。
ベースは「モンテ・クリスト伯」です。
親友を殺されて、その罪を着せられ投獄される。

萌えが勝ってしまったので、このお芝居が面白いのか面白くないのか
いまひとつ分からないのですが
(土門まだー?サジまだー?土門まだー?サジまだー?鑑賞中ループ)
たぶん面白い、よな…?と思います。

萌え語り&内容ばれラストばれ

土門について
留学に出た時点で投獄ルートは避けようがないし
彼が獄で出会う人物サジ(「巌窟王」ではファリア神父にあたる)が
ある意味裏切り者の学友たち以上にやばい人格破綻者だったため
土門の人生は究極の詰みゲーであると言える。
彼が唯一幸福になる道は、獄を出た時点でなんとかしてサジと縁を切り
(「巌窟王」ではエデにあたる)ペナンと逃げることであるが
上川さんの役柄らしく、またしてもアホの子である土門は
サジのことすっかり信頼しちゃってるので
何をどうしてもバッドエンド。

まったくお前という奴は孤島の監獄の10年間で何を学んだのか土門。

「君が聞かなかったから!」
とサジが言い放った時の土門の顔。
こう…サジの代わりに…私があれを言って、苦しむ土門の顔を間近に見たかった。
上川さんの演じる高潔な男は、妙にいたぶりたくなるところがありませんか!?


サジについて
中2暗黒微笑殺し屋。
(でもパンフで何箇所かに書かれていたが
堺さんは壊滅的に殺陣が下手くそで、あれは140%の力なのだそう。
堺さんは自分の動きだけを丸覚えして、周囲の人が完璧に合わせてあげていたとか。
言われてみれば堺さんだけ腰が全然座ってなかったけど、強そうに見えたよ、うん!
サジが浮名の関節を固めて振り回したシーンも、一見サジすごい!だけど
あれ浮名さんの方が頑張ってたんだね)

結局土門の大切な人間は全員サジが殺した事になる訳ですが
彼は一体何がしたかったのか。
ファーストのデビルマン(漫画)のラストをもし彼に見せたら、
「あー…」って自分自身に納得するかもしれない。全然納得しないかもしれないけど。

サジは情緒の面で著しく未発達で
自分の感情が今どんな状態であるとか分からないし考えもしない人なのだと思う。
感情の種類も「たのしい」「ゆるさない」「いま殺す」「あとで殺す」くらいしかなくて。
でも、土門に本当の名を問われたときに
何だかわからないけど嬉しかったんじゃないかと、そう思う。
なので、休戦して生きて再会するより、
今わくわくしたくて、離れたくなくて、殺し合うことを選択したのではないかという気がした。

サジ可愛かったー…。
牢獄の中の「通じ合ってるのか!」のところと「とりあえず殺すか」のところ。
「分かりたくもない!」って、笑顔で嫌悪をあらわにして叫んだところ。

腐女子向け話題
見終わった後すぐ、土門とサジの受攻について意見確認をしたのですが
受攻はどうあれサジに主導権があって、
土門は転がされるままであるな……と一致しました。

絵を描こうとしたけどさすがに間に合わなかったのでそのうちに。
CMを貼ってみます(繰り返しますが当日券2500円です。サービスデー対応なし)。






----------------------------------------------------------------

2010/10/12(火)

劇場で見て、気付いたら買ってた。
(前売りのおまけです)
(「賢者の石」「マグルの車」「ファイアボルト」「ゴブレット」計4種)



しかし家に帰ってからふと考えたのですが
3巻を象徴するアイテムってファイアボルト…か…?
黒犬かビーキーじゃないの?動物はだめ?じゃあアズカバンじゃないの?
形がめんどくさい?うん、そりゃまあそうか。あ、タイムターナーの立場は?
でも1巻ってホグワーツ特急か組み分け帽の方が良くない?2巻は日記帳じゃない?
映画後編のおまけで5巻、6巻、7巻ストラップなのか?
5巻ストラップがあっちへの扉だったら泣きます。いや、きっと水晶に違いない。
7巻ストラップが秘宝セットかホークラックスセットだったらそれにします。
等々空想は尽きません。

そういえばポタ映画前編封切りはもう来月なのですね。
なんかこの楽しみなような怖いようなモヤモヤをふっ切るには、
映画企画ページなど設置してキャッキャウフフして盛り上がるか、
映画鑑賞オフ会などを主催してキャッキャウフフして盛り上がるか、
どっちがいいかしら……など考えています。

最終巻の内容は、そういえば7巻が発売される以前の何年間かで
色々と空想していた物語があって、
その脳内7巻と、ごっちゃになって記憶がマーブル状です。
でもなんか厳しめの内容だったような…どうなんだっけ…。

あ、3Dではなくなったらしいですね。
なんか上層部に振り回されて「キェー!」って怒り狂った現場の人がたくさんいる方に100ホークラックス。



----------------------------------------------------------------

2010/10/13(水)

ムケッカを作って食べました!(2010/08/17日記)
おいしかった!
トマトの酸味とココナツミルクの相性がいいのだと思う。
あと白身魚にニンニクの風味が移っていい感じ。
お酒ともごはんとも、とてもよく合います。
もちろんカイピリーニャとの相性は抜群ですよ。

ネットで見かけたレシピ
http://cookpad.com/recipe/310716

ヤマザキさんのレシピでは、炒めた材料を煮込む際に水を加えて、
そののち追加するココナッツミルクの量が60CCになっているので
ややローカロリーだと思う。
あと、すりおろしたニンニクとレモンで魚の下味をつける時間は2Hだった。

ネットで調べたらココナッツミルクは冷凍保存できるそうなので小分けして冷凍庫に入れた。
ヤマザキさんのレシピだと1缶で3回作れます。



----------------------------------------------------------------

2010/10/14(木)

映画かんそう
「きみがぼくを見つけた日」
(The Time Traveler's Wife)

「所々がシリルシリに見える、運命の相手同士のお話」
ということですすめて頂いた映画です。影分身!(略)
ありがとうございました!

遺伝子の異常によってランダムに時間を移動してしまう主人公は、
勤務先の図書館でクレアという女性に声を掛けられる。
初対面である彼女は、しかし主人公に対して
「子供の頃からあなたを知っている。会いたかった」
と微笑むのだった……。

という序盤。時間移動ものです。そして男女の愛情もの。
この映画が独特なのは、難病闘病ものの側面もあるところ。
一緒に過ごしていても急に消えてしまう主人公
大切な場面やそばに居てほしい時間でも不意に消えてしまう。
お酒を控えたり、薬を飲んだりして彼も努力するのだが
どうしてもだめ。
本人もつらいけど周囲もつらい。それを何とか乗り越えてゆきます。
その過程と愛情の積み重ねを、とても丁寧に描いてあります。
主人公とクレアだけではなく、
主人公と父との愛情、母の愛情、
クレアの父への愛情、母への愛情、
やがて生まれる彼等の子供への愛情も、
四季折々の出来事を通して表現されます。風景も美しい。

ラストばれ

サッドエンドにしてハッピーエンドでした。
会えないよりはずっといい。たぶん。

そうですね、シリルのラストもこんなのだったら素敵ですね…。
(寂しくて泣き怒るのはシリウスだと思うので、途中はルシリで見てました。
1粒で2度おいしいとはこのことよ)

初対面のときの質問、あれ伏線だったんだ……。というかお父さんに真実は言わないままなの?


「バタフライ・エフェクト」
「イルマーレ」
「ジャケット」
ドニー・ダーコ」←ジェイク・ジレンホール主演のあれ。ネタバレかもなので反転
「シャッフル」
と、この系列をじわじわ網羅しつつあります。

ブラッカイマー(トニー・スコット)の「デジャヴ」とかもありますが、
この中には含められないな、うん。
(かといって「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の系列でもないし)

邦題が難しいですね。当然ながら原題のほうが内容に沿ってますが、
時代屋の女房みたいな……うーん。


----------------------------------------------------------------

2010/10/15(金)

映画かんそう
「十三人の刺客」

どの映画サイトを見ても、男性も女性も感想が

・面白い
・ごろちゃんすごい

しか書いてないので、気になって見に行ったら、
面白かった。ごろちゃんすごかった。

ある程度のグロが平気で、
「七人の侍」がお好きな人は見に行かれるといいでしょう。
役所広司さん、松方弘樹さん、古田新太さん、
松本幸四郎さん、内野聖陽さん、等々
名優さん演技派さんが贅沢に使われているが、
でもそれを圧倒するごろうさんの基地外演技+素養。
(ヒャハハハ!とか白目ーとかじゃなく、常に真顔。時々微笑。
でも電車にああいう顔の人が乗っていたら、
さりげなく離れたい、そういう目と顔色)

暴虐の限りを尽くす将軍の弟を暗殺するために集結した
13人の男達の戦いを描いたお話です。リメイクらしい。
ごろうさんは勿論バカ殿役。

武家社会って、服従させたい人と服従したい人が
おおっぴらにプレイするために作った
変態の変態による変態のための政治形態だと確信しました。
つまりこの映画の戦いは
変態VS基地外。

内容ばれ

・伊勢谷さん×岸部一徳さんのガチ本番を見られるとは!
 素人さんの発想はいつも腐女子さんの斜め上をいくぜ!
・伊勢谷さんは1人で笑いをかっさらう美味しい役だったなあ。
・映画的には仕方ないとはいえ、高い位置をキープしておきながら
 大量の油ぶっかけ&着火、岩石落としを使わないのがもどかしい!
・あの無限に出てくる明石藩士は、FE(ファミコン)初プレーで経験した
 無限増援地獄を思い出した。
・ごろうさんの、もんじゃタイム…。
・刺客たちはリーダーを信奉していて士気もMAXだが
 明石藩の人達は殿が15分に1回、士気を10Pずつ下げていくので
 シミュレーションゲームとして最悪の条件。
・あの宿場は、新しく建て直しても使えないだろう。
 夜中に霊が300人くらい出て。
・というか、冬は本を出すサークルさんも結構あるに違いないね。
 (伊勢谷さん×岸部一徳さんではなくて)


----------------------------------------------------------------

2010/10/16(土)

色々感想

ブリーチ
生きてた!ムショ送りになった!
別にいいですがレクター博士化しそうですね。
次の敵が出てきたときドヤ顔でアドバイス。

リトルチャロ2
ナムタカの過去回。あの話の教訓は生命云々より
「思い込みで行動せずに、念入りに確認をとろうね!」
じゃないのかな……。
(違う種族との戦いの中で、奥さんが殺されたと思って
獅子奮迅の働きをしたら神から認められて永遠の命をもらった。
50年後奥さんと再会した。奥さんは老女になっても自分を待ってた。
若々しい自分は名乗らず去った。奥さんは程なく死んだ)
英語を話しているから「神」とはキリスト教的なものかと思ったけど
鳥に永遠の命を与えて自分を守れとか言うているところを見ると
どうも違う系の神のようです。

バクマン
ストップウォッチで測ったからといって
漫画を描くスピードが向上するだろうか。腱鞘炎にならぬだろうか。
根本的な解決ではないけど、ツヤ黒髪や金髪を減らして
シンプルな服装を着せて、大ゴマ・アップ・ポエムを多用したほうが
劇的に早くなるんじゃないかしらと思います。
いや、べつに特定の漫画家さんの話ではないですよ。

SPEC
時々盛りすぎのところはあるけれど、面白いです。
鈴虫の声って電話機を通すと聞こえないんだ!知らなかった。

オーズ
儲けの6割を上納しないとバイクもアイテムも使えないとは
なんというナニワの仮面ライダー。
ライダースーツの姿で動かない自販機を前にしたコントは
仮面ライダーの持つ、お笑いの無限の可能性を感じさせた。
「ハイ変わった!」

↑上納金の数字に勘違いがあったので訂正しました。ご指摘ありがとうございます!
算数弱い…というか頭が弱い私…。


----------------------------------------------------------------

2010/10/17(日)

映画かんそう
「ファイナル・デッドサーキット 3D」

ぶっちゃけるとあまり面白くないのですが、
たぶん3Dに重点の置かれた映画だろうから、
これはこれでいいのでしょう。
(「バタフライ・エフェクト」のエリック・ブレスが脚本を書かれているのですが、
残念ながらあまりヒネリのない直球映画です)
同じ直球ならジェームズ・ウォン監督の最初のが好きだな。

フォーマットとしては、唐突に近未来の自分の死が視えた人物がいて、
その人物に先導されて男女数人が大事故を回避し、
命を永らえたまではよかったが、
調和を乱された世界が、本来の時間通りに戻そうとして
ありとあらゆる不運な事故が降りかかるというもの。
エレベーターや車やエスカレーターや電車や、
電子レンジやパソコンやコンロや、
よくもまあ死因になるような物がこれだけ沢山あるものだと感心する。
死ぬべき人物が死ぬまで、身の廻りの物が全部「偶然」故障し発火し、
襲いかかってきます。

ところで、
映画のジェイソンやブギーマンやゾンビ等の肉体のある化け物は勿論、
貞子やエクソシストの悪魔など、肉体のない霊的な存在でも、
一定の法則に縛られていて、
知恵さえ絞ればなんとかなるのではないかという存在相手だったら
一応ダメ元で戦えると私は思うのですが、
この「ファイナル」シリーズの相手(死神もしくは死そのもの)は駄目ですね。
到底勝てるとは思えない。諦めてさっさと死ぬと思う。

しかし本来死ぬはずだった順番通りに死なないといけないらしく
自分の番ではなかったりすると、どんなに死のうとしても逆に死ねない。



----------------------------------------------------------------

2010/10/18(月)

「十三人の刺客」と「蛮幽鬼」を見て思ったのですが、
魚心あれば水心とまでは言わないけれど、

主義主張のために死にたい、
心酔する誰かのために死にたい、
国のために死にたい、
誰かを守って死にたい、

という欲求が、多くの人間に、かすかにあるから、
戦争がなくならないんじゃなかろうか。



そして上記とは全然関係ない唐突なオフ会のお知らせ。
本っ当に突然ですが、やったことのないオフ会主催に挑戦してみようと思います!

趣旨
「死の秘宝」映画が楽しみだけど怖くもあるポタの人、
もしくは全然怖くないけど怖がってる人を励ましちゃうよというポタの人が
集って映画を見る会「Deathly Hallowsぶるぶるオフ」

映画を観た後はお茶会で
映画の事前予想答え合わせや(どこでto be continueになるかとか誰が最初に映るかとか)
感想を言い合ったり俺様の物真似をしたりして(←?)キャッキャウフフする予定。

鑑賞映画:「ハリーポッターと死の秘宝」(たぶん字幕)

開催予定地:大阪

日時:11月の19日以降の土日で、
    参加者さんの都合の合う日を協議

条件
・成人女性
 (未成年の方は済みませんまたいつか!)
 (男性の方には辛い話題が出るかもなので…!)
・大阪駅周辺集合&解散でも特に困らない程度に地理を把握した、
 午前の回鑑賞でも問題ない範囲在住の方

とりあえず私と1対1のオフ会になる事態は、すでに回避されておりますので、
参加ご希望の方はメールフォーム「その他」よりお気軽にどうぞ。
(その際はメールアドレスの記入をお願いします)
3人〜8人くらいで考えております。たとえ参加希望者さんゼロでも適当なところで締切ます。
関西のポタの方ってどのくらい見ておられるのか全然わかりませんが、ともかくアワワワしているうちに映画終ってたー!
という状況を望まれる方がもしいらしたら御一緒しましょう。



----------------------------------------------------------------

2010/10/19(火)

読書かんそう
「ANOTHER」綾辻行人先生

学園怪談もの。
「六番目の小夜子」の怪談成分を愛する人なら
きっとはまるに違いないです。

夜見山北中学校に転校してきた主人公は、
クラスメイトの不審な態度と、
謎の美少女ミサキの存在に悩まされることになる。

内容紹介(反転しません)

夜見山北中学校3年3組は、数年に一度、1人増える。
かつて死んだ人間が生者としてクラスに加わる。
誰が死者であるかは1年間が終わるまで分からない。
クラス全員の記憶や、記録媒体は書き換えられ、
死者本人にも自覚はない。
死者がクラスに加わっている間の1年間は
クラスメイトやその家族から死亡者が絶え間なく出る。

この呪いのやっかいなところは、悪人がいないこと。
誰かが恨みを残して死んだ訳ではないし、
蘇った死人にしても何の悪意もない。
一見どうにもならない現象であるが、
主人公は徐々に解き明かしていきます。

前半ちょっと展開がゆっくりですが、後半になるにつれ加速。
綾辻さんらしい最後の展開もあって、秋の夜長に読みごたえは抜群です。



※昨日の募集の件ですが、現役ポタジャンルでサイト運営もしくはサークル活動している方限定!
 ……では全然ないです。大丈夫!
 こんなに緊張したのは掲示板開催以来でしたが、参加希望者さんがいらっしゃって安心したー!



----------------------------------------------------------------

2010/10/20(水)

読書かんそう
「イニシエーション・ラブ」

最後に、あっと驚かされる小説が好きです。
途中の伏線が、ちまちま細かいと尚うれしい。
好物だけあって、ドンデン返し小説の有名な作品(日本)は
ほとんど読んでしまっているのですが、
この本は残り少ない未読の物のうちの1冊でした。
ドンデン返しが来ると分かっていても騙された!
最後の数行で全然違う小説に!

ねたばれ

それは、前編にあたるside-Aが非常にムズ痒く、
後編にあたるside-Bにむっちゃイラッとしたからなのですが、
(学生時代からの彼女がいるのに、就職先のハイスペックな女性にアタックされたら
すかさず二股サイコー!生活を送る男の話)
不愉快なので細かく設定に目を配れなくて見事に騙されました。

ファッションの話でタックの説明をするところとか
なんてうまいんだ!とあとで読み返したら思った。

思うのですが、原案を誰か別の人が担当して
ナベジュンが叙述トリックを書いたら、多くの人が騙されるのではあるまいか。
不愉快なので文章を飛ばし読み、
前の記述と少々矛盾していても「いつものあれか」とスルー。

好きなどんでん返し作品
(タイトルをあげるだけでネタバレかもなので反転で)

ハサミ男
スロウハイツの神様
魍魎の匣
すべてがFになる
葉桜の季節に君を想うということ
は今でも繰り返し読むほど好き。

十角館の殺人
時計館の殺人
星降り山荘の殺人
殺戮にいたる病
にも驚かされた。

どんでん返しがあっても、なんとなく「へー」で流してしまうもの、
湿っぽいor陰惨すぎて滅入ってしまう系は省いてます。


募集は本日24:00に締め切りまーす。シリル率は50%くらいかな…?
22:00までに参加メッセージをくださった方にはメール返信いたしました。
メールの来ていない方は迷惑メールフォルダなどをご確認のうえ、
「その他」以外のカテゴリから再度メッセージ頂けますでしょうか。お手数ですが!


----------------------------------------------------------------

2010/10/21(木)

映画かんそう
「3時10分、決断の時」

南北戦争で足に障害を負い、
牧場を営むも上手く立ちゆかず借金に苦しむ
貧しい一家の長、ダン・エヴァンスは、
偶然の成り行きから捕縛された強盗団のカリスマ首領、
ベン・ウェイドの護送に手を貸すことになる。
というあらすじ。リメイク作品らしい。

男のための男の映画。
渋い。
名作と絶賛されているし、その通りだと思う。
でも小声で言わせていただくならBL的萌え名作でもある。
(出演者のみなさんBOYSという歳ではないですが)
牧場主はクリスチャン・ベール、
強盗団首領はラッセル・クロウです。

ラストばれ(腐女子感想)

なんでダンの姿をスケッチしてんの悪のカリスマ…。
お互いの精神の核の部分を告白し合ったあと2人で決死の脱出、
そして、もう少しで任務完了というところでダンを撃ち殺した
強盗団の部下(自分を助けにきてくれた)を射殺。
自ら刑務所行きの護送列車に乗り込む悪のカリスマ。

あの副官の人の「な、なんでなんだぜボス!?」
という死に際の目が印象的だった。
そりゃそうだよな。彼にしたら理解不能だよ。

まあ「お前の親父は役目を果たした立派な男だ」というのを
ダンの息子に見せておきたかったのだとは思うけど。
(牢獄からは脱走できると言っていたし、彼はきっと今回も逃げるのだろう)

この映画の監督、ジェームズ・マンゴールドさんは
私が見ている作品では
「ニューヨークの恋人」
「“アイデンティティー”」そして
まだ見ていませんが、現在上映中の
「ナイト&デイ」の監督をされています。
すんごい作風バラッバラ。
特に自分の特色というものがなく、
その時の題材に最高に合う調理法を自在に使い分ける、
職人タイプの監督さんなのだろうと勝手に空想。


----------------------------------------------------------------

2010/10/22(金)

映画かんそう
「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」

中田監督のファンなので、ちょっと心苦しいですが
特に映画館で見る必要はないかも……。
えーと、駄作とかではないと思うのですが、
原作の方が面白いので…文庫本も出てるし…。

原作はミステリファンをニヤリとさせつつ、
(ねたばれ)算数が得意で先読み出来る人なら犯人が分かるという点が
実験的で、設定がファンタジックで、読後感重くないという
かなり至れり尽くせりな小説です。
(その代りパンチ力がないという欠点はあるかもですが)

原作
パズルミステリ・ドライ・後味軽い
映画
パニックホラー・ウェット・後味悪い

そんな感じで、犯人が違うし、
実験の主旨も違うし、ヒロインの性格その他も違う。
まあ原作をそのまま映画にすると、
お客の大半がポカーンとしたと思うので
興業的にはOKだと思います。ベタなものは理解しやすい。
でももしカウフマンが脚本を書いて、
シュールに更にブラックコメディーを掛けていたらどうなっただろう…などとは想像する。


釘打ち機で殺されるのだけは嫌だ痛そうイエス泣いちゃう。


オフ会の件でメッセージ下さったすべての方に返信いたしました。
届いていない方は迷惑メールフォルダなどをご確認のうえ、
「その他」以外のカテゴリから再度メッセージ頂けますでしょうか。お手数ですが!



今日、本で見たキンタ・デ・レガイラという宮殿、
ものすごく面白そうだったので調べたけど
ポルトガルって飛行機で20時間足らずか…ちょっと厳しいなあ…。
http://www.tomorrowearth.com/2009/06/regaleira.html


----------------------------------------------------------------

2010/10/23(土)

色々かんそう

黒子のバスケ
消えた。コートから黒子の姿が消えた。
新しい必殺技は透明化だった。
この作品は割にどんな必殺技にも理屈があるのですが、
消えるのはどうなんだろうか…。目の錯覚で押し切るのか。
すると金色に光るのも分身もチンケなオーラも可能だな。ふふ。

めだか
少年漫画名物の修行!
しかしその修行前に相手を潰してしまうというのが新しい。

相棒9
初回から犯人が特殊工作員みたいなひとで
追い詰められた屋上からワイヤーで降下して逃げた!
推理がどうこうというよりブルース・ウィリスを呼んだほうが…。

オーズ
新しいフォームはカワックくんだった!
新しい技は太陽拳だった!

ER
アビー退場。最初のダンスの練習が最後で効いてくるところとか
ERは本当に上手いなあ…と思います。もうね、脚本が音楽的。
集団を前にして主張をするとき、音楽を鳴らさず
背を向けて立ち去るところで静かなピアノが流れるとか、
日本のドラマに慣れているとそれだけでインパクトがあるなあ。
アビーは幸せな退場だったので、あとはニーラの男運のなさが治って
いい彼氏ができるのを望むばかりです。
ところで米ドラマに出てくるインド系の人は、これまで100%
家柄がよくお金持ちの高学歴で誠実で真面目な人なのですが、
それってやっぱり実情を反映しているの?と思います。

きのう何食べた?4巻
玉ねぎを炒めないハンバーグ…が私のスタンダードでした。
ええ?ふつうは炒めるんだっけ?
(あとマヨネーズと味噌を適量混ぜると、
やわらかでコクがあるハンバーグになるよ!)

お互いが大切!というエピソードが何度か出て
しんみりと良い巻だったのですが、
「この先何かあるのか!?」と不安になりました。
この2人の病気、怪我、嫉妬エピソードは、きっとつらい。

「Q10」は初回うっかり録画を忘れましたので今日見てみます。
脚本家さんは夫婦2人組で「すいか」の方らしいですね。
そして有料衛星放送の「マークスの山」も初回録り逃して再放送で見ます…。
映画でスルーされた加納兄(石黒賢さん)はバッチリ登場。
むしろ準主役扱い。
しかし合田役が上川さんなんですよ。ううううーん…。
髪をもうちょっと刈ってくれたらなあ。

先週あたりから、人気連載作家さんに
もう一作読み切り作品を書いてもらおうという
血も涙もない企画がジャンプで始まりましたが、
漫画家になってから今回が一番きつい仕事だった、死ぬかと思ったって
空知先生言ってるよ!!可哀想に!!(さすがに面白かったけど)


----------------------------------------------------------------

2010/10/24(日)

シネマ歌舞伎かんそう
「大江戸りびんぐでっと」
宮藤官九郎 作・演出

市川染五郎・中村七之助・中村勘三郎・中村橋之助 その他出演

突然死体が蘇る現象が起こり始め、
ゾンビの数がどんどんと増え始めた江戸で、
死体達を「派遣」として働かせ日銭を稼ぐ調子のいい男を染五郎が演じています。
(でも最終的にはそんなに明るい話ではない。蜉蝣峠よりややまし、くらいかな)

クドカンにしては下品な悪ふざけも少なくギャグもいい感じに決まり、
風刺劇といえなくもないかも?というやる気のないぬるーい風刺で、
最後の舞台装置的な大仕掛けで「おおーっ!」と盛り上がれて
なかなか面白かったんじゃない?と、思いましたが、
歌舞伎好きの人が怒り狂ってらっしゃるブログを拝見し
そして新聞の読者投稿欄にも歌舞伎ファンの不評が載っていたというのを読み、
「あれ?私、麻痺しちゃってる……?」
という気もしました。
確かにクドカンに関してあまり予備知識のない歌舞伎ファンの方がご覧になったら
「なんじゃーこりゃあー!」だったかもしれません。
内臓出る、女形は男に馬乗りになって腰を振る、イルカの着ぐるみで歩く、ゾンビ踊る…。

しかし落語ネタを幾つか織り交ぜる、
(私は気付かなくて友達があとで言っていたのですが)
屋号ジョーク、演劇ネタ、など
文化方面のギャグも頑張っていたと感じられたのですが。

最後の大仕掛け

永代橋が真ん中で折れて、そこから人がつぎつぎと川へ落ちていくシーン!
あれは公演中に何人捻挫を起こす人が出たのでしょうか!
2m近く高さのあるセットから、あんなにたくさんの人が!
そして群衆が頭上で支える板の上に立った状態で七之助くんが乗って、
それがリレーされるところ。
めっちゃぐらぐらしてて恐かった!
(たぶん)怪我がなくてよかったですよ。



----------------------------------------------------------------

2010/10/25(月)

魔神英雄伝ワタル3までネタバレ

最近お昼ごはんを食べているときに
「にゃーさん的には、ワタル2ってどうだったの?」
と友人に聞かれた。

大むかし、魔神英雄伝ワタルというアニメがあって
それに出てくる虎王という悪の王子を私は大好きだったのですが、
1年かけて主人公と喧嘩して友情をはぐくんだその子が
最後に主人公側に味方して父親の悪の親玉に倒されたのだけれど、
本当は彼は女神の息子で、洗脳されていただけということで
復活させてもらい、記憶もなくなって聖人君子になりました。
めでたしめでたし……というその終わり方に私はたいそう憤って
友人にギャーギャー言ってたなァ…など色々思い出した。
(ノベライズやCDや、色々買って貢献したよ)

ワタル2では聖人君子様(いいひとなので嫌いではないです)が
ふたたび虎王の姿と記憶を取り戻して冒険をする話でしたが
なんとなく一歩引いて視聴しておりました。

しかしそれは20年くらい前のことです。
20年ぶりに会った訳でもないのに
(むしろ20年近く、間断なく頻繁に会い続けている)なぜ今!?
とひとしきり笑って話題にした後、
再放送を見かけて当時の私の怒りっぷりを思い出したそうですが
ちょっとワタルのことなど検索してみましたら
いつの間にかワタル3にあたる「超魔神英雄伝ワタル」というのが放映しており、最終的には
20年前に私が望んでいたように、聖人君子のひとと虎王様は分離したようです。
20年前だったらどんなに喜んだことか。
せめて私が諦める前、ワタル2のラストがそれだったらなあ……。
当時に、もう完全に諦めてしまってアンテナを折りたたんだので全然知らなかった。
知るつもりがないと情報って何十年も1つも入ってこない!という驚きと、
あと何に関してもタイミングが合わないって、あるんだなあと思いました。
というかぶっちゃけると、うん、遅いよね。手遅れです。私の心情的には。

話はそれるが、ジャンプの「べるぜバブ」に最近出てきた新キャラくんの顔が、ちょっと虎王に似ている。



----------------------------------------------------------------

2010/10/26(火)

映画予告について色々

「マチェーテ」
タラちゃんの映画「グラインドハウス」で
(場末の映画館の2本だて上映という趣向の映画)
ウソ予告だった「マチェーテ」が本当に映画になって帰ってきた!
アホ映画を全力で撮るよ!という姿勢は嫌いじゃないよ。
「予告は地味だけど本編では1分に4人くらい死んじゃうよ」
という宣伝文句がアホっぷりのすごさを物語ってる。

「ミレニアム2・3」
たしかもう上映が始まっている筈だが予告編を見た。
しかしなぜ2と3を同時期に公開するんだろう。
ところで1の感想の時に書き忘れたが、
主人公のミカエル・ブルムクヴィストが作中で
「名探偵カッレくん」と呼ばれているのを見て、
「スウェーデンの愛称の法則が読めんな…ミカエルの「カ」でカッレ…?」
とアホな私は思ったのですが、
スウェーデンの名探偵「カッレ君」シリーズ@リンドグレーン先生
にちなんでいたのですね。寡聞にして知らず……。
あと共著の女性と作者さんとの関係は、仕事上のコンビだと思っていましたが
思想活動の累が女性に及ばないよう籍を入れていないだけで、
18歳の時から亡くなるまで32年連れ添われたパートナーですよ
というお話がwikiに載っており、
なんとなく形成されつつあったスウェーデン男女への私の偏見を粉砕。
(しかしそのせいで作品の利益等、親族と泥沼の争いになったらしいですが…どの国も同じか…)


「SP」
岡田くんのエルフアクションは何度予告を見てもいいものだ。
何度も言うが、あの面子で並ぶと一人だけちっこいのもかわいい。
なにかのインタビューで、「僕の家で(脚本)金城さんと合宿して
いろんなアクション映画を2人で研究してできたシリーズなんです!」
みたいな話を彼がしていたのだが、
さぞやキャッキャウフフだったのだろうなあこの仲良しさんめ!
と思いました。
「SP」は本当に面白かったドラマなので、レンタルで見ても損はないです。
(金城さんの岡田くん萌えは本物なので、確認したい方は、映画「フライ,ダディ,フライ」を是非ご覧ください)


しかし看板の絵は修正入れ過ぎだと思います。
係長も岡田くんも目元の皺が魅力的なのに!


----------------------------------------------------------------

2010/10/27(水)

しばらく前の新聞に載っていましたが
敗者の悔しい表情を見て喜ぶ感情を
放射線医学総合研究所(千葉市)の研究チームが
とらえることに成功したらしい。

被験者に簡単なトランプのゲームをさせて、
敗者の悔しがる顔を見た人は
相手の姿を見ないまま勝利した人よりも
前頭葉の前部帯状回と呼ばれる部位に現れる
「フィードバック関連陰性電位」という電気信号が強く測定されたとか。
まあちょっと違いますが「他人の不幸は蜜の味」というか、
優越感の科学的証明みたいな?

これ心理テストも併せて行ったそうですが、
自己愛の強い人ほど、この電位が高くなったそうです。
逆に相手に同情しがちな(共感能力の高い)人は、
電位があまり変わらないらしい。

まあ何もない壁とかを見るよりは
悔しがっている人の顔を見ていた方が何らかの感情は動くだろうよ…
と思わないでもないですが、
自己愛の強いひとほど悔しがる他人を見て喜ぶというのは面白いですね。


----------------------------------------------------------------

2010/10/28(木)

読書かんそう
「街の灯」
「玻璃の天」
「鷺と雪」

主人公の英子は華族のお嬢様です。

雛の祝に、敷き詰められた緋毛氈、
外国人家庭教師、
ミントンの紅茶茶碗に家紋の入った食器、
帝国ホテルのディナー、
銀ぶら、
千疋屋のピーチシャーベット、
お庭のなかの矢場、
鳩居堂の便箋、
華族画報、
軽井沢の避暑、
銀座の冨士アイス、
資生堂パーラーのミートクロケット。

出てくる単語にぽーっとなります。
しかもミステリーだというのが素晴らしい。
北村先生のシリーズものパターンの、
「未熟なお嬢さん&彼女を見守り導く年長者」なのですが、
このベッキーさんシリーズはなんと年長者が男装の麗人!

当時としては珍しい女性運転手、別宮みつ子を
父から紹介された英子は、「虚栄の市」の登場人物にちなんで
彼女のことをベッキーさんと呼ぶことにする。
容姿端麗、武術に優れたベッキーさんは、
また学術教養においても並はずれた人で、
不思議な事件が起こるたびに英子は、
彼女に相談するようになるのだった、というあらすじ。

このシリーズの2人は、どちらが探偵役とも助手役とも言えない関係です。
事件を解くための知識をベッキーさんは持っているが
積極的に解決しようという意思が彼女にはない。
そのベッキーさんを牽引して、
お嬢さんが自分の力で一歩一歩推理してゆくという感じ。

恐いような綺麗なような終わり方だった。
「(一応伏せ)善く敗るる者は亡びず」という、
作中に何度か出てきた言葉が非常に効果的で、
暗雲にさす一筋の光明という感じ。
できたら外伝で老女になった2人がお茶を飲むシーンとかが見たかったなー。

「円紫さんと私シリーズ」「覆面作家シリーズ」、共に大好きです。
私にしては珍しく、ずっと手元に置いてある。

「虚栄の市」を既読で、このシリーズを読んでいない友達に←インテリだ!
「ベッキーさんってどんな人?」と聞いたのですが
好きになれない嫌なひと……的な回答だったので、「虚栄の市」を読むのにちょっとためらいがあります。


更新:シリルTOPをハロウィン仕様に


----------------------------------------------------------------

2010/10/29(金)

昨日の「ベッキーさんシリーズ」に関する続き。

作中に登場する、副業で推理小説を書く英子の叔父様の
モデルが誰か気になったので調べたら、
子爵で検事で弁護士で推理小説家の濱尾四郎さんという方だった。
ちなみにおじいさまが東大総長、
息子さんは東宮侍従、もう1人の息子さんはカトリック教会枢機卿という
盛りだくさんすぎる御一族だった。

あと「足ながおじさん」の翻訳旧タイトルが
「蚊とんぼスミス」とは知らなかった。
仮面ライダーに倒されそうな名前である事だよ。


そういえば北村先生と宮部先生は、
私の倫理的に信頼できる小説家さん2強、なのですが、
(補欠が伊坂先生)
勿論、酷いこと、卑しいことが作品内で起こることもあるが
登場人物や物語世界に、それは酷い、卑しいことだという視点が確実にある点と、
そしてその基準が他の人より若干厳しめであるという点をとくに信頼しています。
2人とも、小学校のきれいな女のせんせいという感じ。
宮部先生は教師をされたことはないし、北村先生は男性ですけど、なんとなく(笑)。

唐突な空想ですが、
お二人がもし「愛ルケ(仮)」か、それに類するものを書かれたら
どんな本になるだろうと想像する。
同じあらすじでも、すごい切ない繊細な悲恋ものになったりとか、
あるいは結構似た感じで進行するのだけども
最後まで行ったら実は男女逆でした、とかそういうものになりそうで、
そんな袋叩き企画はあり得ないことだけど読んでみたい。

ちなみに私の日記が最近映画かんそうと読書かんそうで溢れているのは、
年内目標の「映画100本・小説100冊」が80&80まできたからです。
そのうち読むぞと思っていた図書や積んであった本を猛烈読書中。
秋に物凄く追い上げた我ながら。
でもちなみに映画100と小説100は
同時に目指さないほうがいいというのが、ここまできての正直な感想です…。


----------------------------------------------------------------

2010/10/30(土)

色々感想

アニメ海月姫
なんのかんの言っても、声優さんのカツゼツは明瞭なので、
原作ほど我が身に刺さってこなくてよかったです。
(本気でキョドったオタクの喋りは他者には聞き取れない)
(他者を意識し過ぎるあまり、他者を全く意識していない状態になるという)
あと原作では腐女子=オタク女というくくりなのですが、
とりあえず区別はするようで、それは腐女子じゃないオタク女さんの為によかった。
あとあと主題歌がものすごく耳に残る可愛い歌だった。

オーズ
主人公の猛烈な天然ドS天使っぷりに、
靖子さんが本気で腐女子の首をとりにきたでぇ!と思いました。
ところで今年のスローガンは「靖子さんにはもう騙されない!」なので、
あらゆるオチを想像しながら見るようにしてます(シンケンも最初はそうだった…)。
現在のところ「主人公、実は内乱の国で死んでいて、誰かを助けて成仏エンド」
を疑っています。

聖☆おにいさん(雑誌掲載分)
毎回必ず朝イチで感想メールとか、どんだけブッダのことが好きなのマーラ!
マーラが仏弟子でないのが世界の七不思議。
それにくらべて天部の人々のブッダへの押しの強さには毎回ハラハラする。
まあブッダもイエスも元は人の子だけど、あの人達はナチュラルボーン神だもんなあ……。

ファミ通
「テルマエ・ロマエ」ゲーム化。(といってもモバゲーのようですが)

SPEC
とうとう出ちゃった!テレキネシスで相手を殺害!でも物証で犯人特定した!!
いやあ、くやしいけど面白いなあこのドラマ。

ER
姉を突き落として病院送りにし、そのあと医療機器をいじって殺そうとし、
失敗したので体に火をつけて焼き殺そうとした女児役の子の演技が
ものすごく上手かったので恐かった。バレたあとの豹変っぷりが。
よくあるケースなんだろうな…。

マークスの山
しょっぱなから合田さんと加納兄の登山シーンで始まって、話の分かるドラマである。
しかし合田さんが体勢を崩して、ファイト一発みたいなアングルになって吹いた。

Q10
ピュアピュアだ…!言葉遣いなどがちょいとテンプレとは違うので、
ティーンのハートに刺さりそうです。
しかしアイドルの出るアンドロイドの話とかよりは
矢張り20代後半以上のちょっぴり地味めな役者さんが
だらだら日常を送る話の方が向いてるんじゃなかろうか、とは思いました。

・最近邦画やドラマを見ていると必ず堺さんか上川さんか岩崎弥太郎が出ていて恐い。

・今週ネットで見掛けた情報。どれが確定なのか。
 「フルバ」ハリウッドで映画化
 「レベルE」アニメ化
 「もしドラ」アニメ化

・SKET DANCEアニメ化おめでとうございます!
 叙述トリックの回とか、どうするんだろう。


----------------------------------------------------------------

2010/10/31(日)

シリル 文章コーナーの「吸血鬼とその友人」11を更新
最近のハロウィン恒例の吸血鬼パラレルです。思いっきり続きものです。
今回先生の代わりにジェームズ登場。恋愛相談と海原雄●の話

映画かんそう
「エクスペンダブルズ」

出演者に興味を引かれて行ってきました。
スタローンとジェット・リー、ドルフ・ラングレン
ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、シュワルツェネッガー!

ともかく男のゆめのアホ映画でした。
銃にナイフにパンチにカンフー。
ぶん殴って、撃ちまくって、美女を助けて、信頼できる仲間がいる!みたいなの。
でも、これ有能プロデューサーがお仕事でホイホイと作ったら
つっまんない映画になったでしょうけど、
ちゃんと(スタローンの?)萌えがつまっていたので面白かった。
暴力に対する萌え。BL萌えとか、ロボ萌えとかと同じに。

銃器による人体粉砕あり、上空から集団火あぶり攻撃あり、
様々な格闘技も勿論あり、ナイフあり、カーチェイスあり、爆破あり、
女も殴る、色っぽいお姉さんの拷問シーンもある(敵がやるんだけど)。
格闘は、特に見応えありました。あ、なのでテレビ画面で見るとこの映画はショボいかも。
ジェット・リーが、あの面子の中だと、もう本当に小さくて小さくて
作中でも言っていましたが、
スピードで押して、ちくちくHPを削っていく戦い方しかできなくて
すごくいじらしかった。リーの身長169センチに対し、相手役の人の身長は198センチ…。
やっぱり骨と筋肉の重さ=攻撃力なので黄色人種は不利だなあ…。

シュワちゃんと、スタローンと、ブルース・ウィリスの共演シーンは
2、3分だったけど神々しかった。
そしてなんとなく皆さん顔がハムハムしい感じで、輪切りにして炙れそうだった。
シュワちゃんは、もうすっかり俳優さんの顔ではなくなってたなあ。
スタローン&ブルースと比較すると、俳優さんの顔って1秒1秒ものすごくよく動く。
シュワちゃんは比喩でなくピカーッと強烈な後光と共に登場し、
ピカーッと光りながらの退場でした。


予告や宣伝あれこれ

RED
引退した凄腕スパイのおじいちゃんおばあちゃんが集結してチームを組み、
狙撃の腕や暗殺技術を駆使してCIAの若造どもをやっつける映画らしい。
今年は時代劇も多いけど、シニアパワー映画も多い気がする。
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ。
枯れ専の方はチェック。

明日のジョー
伊勢谷さん演じる力石さんは、そのまま過ぎて恐いで賞。
DMCの根岸崇一が絵から抜け出たようだった松山ケンイチと両雄。

ハリポタの看板を見かけて、「あれ?みんな微妙にイケメンに…」
と思ったらトワイライトサーガの看板だったリ、
シリーズついに完結!と書いてある看板で
「死の秘宝だからすごく怖い看板にしたのね」と思ったら
「SAWファイナル」の看板だったリしました。騙される。


----------------------------------------------------------------