11月日記

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2009/11/01(日)

色々感想の続き

「新☆三銃士」
教育テレビで、あんな飲み会のシーンが楽しそうでいいんでしょうか。
あのテーブルの上の食べ物がこれまた一々おいしそうだった。
そして心底楽しそうに踊って騒ぐ二銃士+見習いの輪に入らず、
女子と親密度を上げるアラミスは17世紀フランスの猛禽ですね!
(いや、あの2人は似た者同士で恋愛的な相性はゼロだと思いますけど)

「大正野球娘」
友人のおすすめによりアニメ1〜12話一挙観賞。
おおふり+まりみてでした。可愛かったー!!
最終話の2回はものすごく緊迫しました。

主人公とその婚約者(ちょっとルーピン先生っぽい)がめっちゃ可愛くて、
途中、2人が手をつなぐシーンがあるのですが
なんと手を触れるのにためらいがあって
1つのハンカチを2人で握って歩くのですよ。
今の中高生に、彼等が何をやっているのかが理解できるか心配になりました…。

「おおきく振りかぶって」(雑誌掲載分)
今頃になってタイトル来た!?
おおきく榛名ってが終了し、榛名さんはホワイト榛名さんになりました…。
あべ君を一度持ち上げておいて、
更なる奈落に突き落とす魔女の罠ではないかと私は疑っています。

「3月のライオン」(雑誌掲載分)
島田さんがどんどん先生っぽくなってきてそわそわします。
あの痩せ方、やつれた顔、保護者気質!

「Class Room」雷句誠先生ジャンプSQ読み切り
どこか様子のおかしい担任の先生が突然奇妙な質問を始めて、
うまく答えられないと虫に姿を変えられ、名を失い、自我を失う。
そんなクラスの絶体絶命の危機を、足の不自由な転校生が心の強さで救う……
ってこれまた腕力ない新人漫画家さんが挑戦しようものなら腕が折れそうなねたですが、
描ききってしまうのが雷句先生なんだなあ。

「ファミ通」
先週だが、久しぶりに満点出てた。「ベヨネッタ」(ただしXB360版)。
アクションゲームで満点って珍しい気がする。
あとドラクエの「まさゆきの地図」で有名な
まさゆきさんが独占インタビューされてた今週号。
1人の個人が見つけた地図が、人づてにあそこまで迅速に日本全国に広がるのだから
インフルエンザでもPCウィルスでも、
感染を防ぐとか、本当に無理だな!と思いました。


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2009/11/02(月)

映画かんそう
「ドラゴンボール エボリューション」

友達と一緒に見ていたのですが
最初の10秒で意味が分からなくなって
「……いまのとこ、ちょっと巻き戻していい?」
「……あ、うん。私も訳が分からなかった」
てなりました。

微ねたばれ
「2千年前に、宇宙からやってきたピッコロ大魔王と
その弟子の大猿が地球を滅ぼしかけたが7人の勇者がそれを封印した」
というナレーションから始まるのですが、
画面はどう見てもヴォルデモートと闘うダンブルドア校長。
良く見たらピッコロ大魔王、触覚がない!!
ナメクジがモチーフのナメック星人なのに!

内容ばれ
悟空は年頃の青年らしく憧れの女の子(チチ)に夢中だったり、
授業中に宇宙からの侵略者の話をしてクラス全員からドン引きされたり、
あと男子からいじめられたり、
見てるこっちが大猿になりそうなシーンがてんこもりでした。
特に、壊れて開かないロッカーにチチが困っている時に
「気」を使って影からこっそり開けてあげて
彼女のハートをゲットするところとか、
中学生男子の妄想ノート風味がきつすぎて
「すんませんもう許してください」
と言いたくなるくらい恥ずかしかったです。

ラストバトルばれ(反転)
手から波動系の技を出しながら「前に」ロケット突進して
相手の波動技を打ち破るというのはなんか新しいと思う。
物理法則には全然従ってない気がするけど。

ちなみに同系統の映画で「ドラゴンキングダム」という作品がありますが
あっちのが断然☆面白いです。
会社がGOサインを出した企画を誰かが作らなければならなかったのだろうけど、
監督のジェームズ・ウォンさんは追突事故にでもあったと思って
また別の次回作を頑張っていただきたい。
私は監督のホラー映画が大好きだ(えぐいけど)。

ドラゴンボールについて
よく考えたらあの作品、
しゃべる豚やしゃべる猫や、目が3つある人間が何の説明もなしに存在して
中華とSFをベースに仙人と神と宇宙人が会話しちゃったりする
超シュールな世界なんだけれども、それがなんかさらっと読めてしまうのは
鳥山先生の絵と才能のなせる技なんだろうなあとか改めて思う訳です。
もうここは別種の才能をぶつけて中和した方がよかったかもしれないなあ。
ティムに任せてグロテスクなSFミュージカルにするとか、
ブラッチャーヤー・ピンゲーオ監督にまかせて屋内格闘映画にするとか。


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2009/11/03(火)

最近の季節の変化は、
なんか急にプールに突き落とされて「うひゃあ」言わされる
バラエティ番組っぽくないですか?どうでもいいけど。
でもまた秋に戻ったりするそうです。

寒かったので「きのう何食べた」3巻に出ていた
サッポロ一番みそラーメン・ケンジさん風を作ってみました。
鶏がらスープとみそとみりんとついでに醤油を増量、
漫画の通りにバターをがつーん!と落として、
にんにく3分の1を(←明らかに多い)すりおろして入れました。
具はキャベツとモヤシとニンジンと豚。

しあわせの味がしました。熱い!濃い!シャキシャキ!ツルツル!
雨だれが面白くてビルビルしていた停留所のトトロみたいな顔になった!
あっという間に食べてなくなった!
そのあと十時間くらい、対吸血鬼用の生物兵器みたいでしたが、
家から出ない日だったのでまあいいかという。


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2009/11/04(水)

ローズマリーを育てていますという日記を以前書きましたが
手作りが御趣味なシリルさんから
「ローズマリー軟膏を作ってみてはいかが」
というおすすめをいただきました。

なんでもローズマリーから取り出せるウルソール酸は
ビタミンA酸なみにアンチエイジング効果がある。
融点が高いゆえに抽出が難しく、高価だが、
エタノールとワセリンを使えば家庭でも簡単にクリームを作れるらしいのです。

工程

ローズマリー(10g)を2週間ほど無水エタノール(50cc)に漬ける

その無水エタノール(50cc)を湯煎にかけてワセリン(100g)と混ぜる

以上終わり(かなり多いので適度に半量にしたりして加減)

出来上がったのはルーピン先生のコートのような
緑色のクリームでした。
さあこれでアンチとかエイジングとかどんどんやるよ!
なんか増毛効果もあるらしいので睫毛にも塗るよ!(笑)


注1 無水エタノールはレジで注文したら出してくれました。
   大きなボトルしか置いていませんでした。
   引火しやすいそうなので保管には注意です。
   関係ないけど無水エタノールで拭いたら
   電化製品の汚れがピカピカになりました。

注2 ワセリンを塗って日光に当たるとシミが出来るかも…
   という記述を見かけたので念のため夜に塗るようにしました。


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2009/11/05(木)

ネットで「グリーンサタン」という花を見つけて
「なんだか先生を思わせる名前だ……」(←現在誰の賛同も得られてません)
と思い、つい購入してしまったのですが、
現物は20センチくらいはあるだろうと思ったら
届いたのは全長7センチくらいしかない小さな小さな、
ルパンがクラリスに手品で出してあげたみたいなお花でした。
しかも根が短くて、植えて水をやっていたら
ぱ っ た り と 倒 れ ま し た。
先生しっかり!

「グリーンサタン」は菊なので、
私ごときがそんなレベルの高い植物を育てられるかどうか分かりませんが
ザラキを覚えたての魔法使いが連発するみたいに
オルトランに頼りたいと思います。

http://www.coppicegarden.com/shop/80_2110.html
うすいきみどり色の涼やかな花弁をしています。
小さいけれど綺麗です。



「彼はこの上なく誠実で善良なのに、
何故俺は緑の悪魔という名でリーマスを連想してしまうのだろう……」

注:日本のファンフィクでは、なぜかルーピン先生が緑の服を着ていることが多い。


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2009/11/06(金)

おおむかしの出来事ですが、
ある日友達が
「そういえばにゃかむらの出した同人誌が
同人誌の作り方ハウツー本に載ってたの見たよー」
と教えてくれて非常にたまげた。
たまげた私を見て友達もたまげていました。
「え、あれ許可とか取らないものなの……?」
と。
そう、そんなの全然連絡なかった。
その本は素人の作る本とかではなく出版社からでているものでした。
どうやら表紙の2色刷りの参考例だったらしい。
今ならちょっと在り得ないが、
おおむかしは随分フリーダムだったという話。

そのハウツー本、結局売り切れていて買えず、私は見ていません…。


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2009/11/07(土)

色々感想

「ナルト」
えっ。
本当にサクラちゃんはサスケのことがまだ好きなの?
中2パワー濃縮120%で、自分の失敗の恥ずかしさを
他人への怒りに変えて暴れまわっている子を?
えっ?ええー?(←ダルタニアンの声で)

私はてっきり
むかしナルトを邪険に扱った罰が当たって、
好きだと告白しても全然本人に信じてもらえなくて(どこかで聞いたパターン)
そのうち里の人全員の前で『ナルト大好きだっちゃー!』
か何か叫ばないといけなくなるとかそういうラブコメ展開かと思ったよ。

「バクマン」
岩瀬さんが再登場!女子大生っぽい!びじん!
これからキャットファイトになるの!?
それとも蒼樹さんと合体して強敵フラグなの!?どっち?

「東京DOGS」
あのサイズのベッドに男2人並んで寝られるんだ!?
いや、彼等がいかに細身かということかな。
(さすがに横臥しないといけないっぽいけど)
前回ドラえもんねたとか、今回ドラゴンボールネタとか
細かい漫画ねたがちょっとうれしい。

「探偵Xの挑戦状2」
あー、私はこのパターン苦手なんだよなあ。
あの「スワロフの横にニコライが座った」とか
「ボロジノの右はニコライではない様だ」とか
「ドミトリイの隣りはスワロフだった」とかいうやつ。
もう言葉が耳から入って鼻から出て行く感じ。
刺客はきっと蛸型宇宙人だよきっとそうだ。


「天地人」
直江が何か言うたびに「ちゃーらーらー♪」と
直江スゴイのテーマ曲(大島ミチルさん作曲)が流れて、
登場人物が「さすが直江だ!」と感心するパターンが1億回くらいあったので、
さすがにもう満腹ですという感じ。
あれ後ろに「ムードもりあげ楽団」がいるよねドラえもんの。

これが終わったらしばらく大河は見ないかな…と思っていたのですが
来年、佐藤健さんが岡田以蔵役をされるそうです。応援視聴…か…。

ところで
殿が側室を持つ→すぐ正室死亡→殿に後継ぎ生まれる→すぐ側室死亡

直江家、徳川の本田より婿養子をとることにする→直江弟乱心→
直江の娘2人死亡→弟の娘を養女にとって本田婿と結婚させる

不自然に人が死にすぎなので犯人がいると思いました。
(あるいは、女性にだけ伝染する病気とかそういう?)

ちょっとネットで調べてみたのですが、

(歴史的事実ねたばれ)

直江の長男くんも二十歳前後で若死にしているのですね。
そして本田婿は出奔して直江家は断絶……。
犯人は誰!?

「新☆三銃士」
年上の夫にかけられた言葉を、コンスタンスが
心のスイッチOFFで返事をしているのが人形の表情で分かるのがすごい。
それにしても感情が見えなくて萌え的にはかなり難易度の高い女性キャラですが
男子的にはどうなんだろうコンスタンス。
あと酔い潰れたアトスに、昔はもっと強かったんだが、と苦笑するアラミスのシーンに
萌えゲージがちょっと溜まりました。
今回はティーカップの模様が一部立体になっていて?すごかった。
あれアップ用にちょっと大きいに違いない。森のセットもめっちゃ広がりを感じられた。
でもほんと無理しないでくださいよ小道具の人もセットの人も…。

今月の3連休の夜中に、3夜連続一挙再放送をやるので
見逃した人は勿論、三谷さんの作風が嫌いな人や、三銃士が嫌いな人も、
細工好きな方なら、とりあえずセットだけでも是非ご覧ください。
なんか沢山の人が見ないともったいない気がするあれ。

「JIN 仁」と「魔術師 MERLIN(マーリン) 」のおすすめをいただきましたが
当方のキャパを越えて、いえっさのドラマンダラに近付きつつあるので(笑)、
とりあえずDVDに録画しております。ありがとうございます。年末にまとめて見るぞう。


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2009/11/08(日)

老化の最終形態

最近の日記でオタクの老化について

1.鑑賞していない作品を周辺知識で鑑賞したと錯覚。
   ↓
2.知ったかぶりもできない。100%知識がない。
   ↓
3.鑑賞した作品なのに一切覚えがない。

などと述べましたが
その際に書いた三銃士の件に
「にゃかむらさんは1993年ディズニーの「三銃士」と
ディカプリオの「仮面の男」(1998年)をご覧になったのですよ」
というメッセージを頂きました。
綺麗に忘れていましたが、まさにその通りで、
しかしメッセージを送って下さった方は物忘れを見かねた神様とかではなく、
昔に私が出した同人誌を御記憶だったのです。
そう、私 は そ れ を 本 に 書 い て い た ……。
なのでオタクの老化のさらに最終形態で

4.自分で書いたり描いたりした内容を完全に忘れる

があるような気がしてきました!イエー!
ところで「仮面の男」は、うっすら内容を思い出せるのですが
(漫画に描いたから……)
ディズニー「三銃士」はもうさっぱり、なにひとつ思い出せず
見てないも同然の状態です。劇場で観たんですがね。
ヤバイ。まじヤバイ。


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2009/11/09(月)

サッポロ一番みそラーメン・ケンジさん風を作るために
みりんを買ったのですが、日の出「昔ながらの本みりん」

むかし台所でこっそりみりんを舐めるのが好きだったのを思い出して
久しぶりに飲んでみました。

変 わ ら ぬ お い し さ !!

まろやかな甘さと酸味、適度なアルコール度。
いやー、吸血鬼にとって最上級の血とは
みりんのような味がするのかも!!と思いました反論は受け付けません。
ワインと似たようなアルコール度の割には2、300円とかいう値段だし、
これを常飲しても一向に構わんよ!という感じです。
カロリーが不安なのでやらないけどね!



さて8月のイベントにて私めのサークルに差し入れしてくださった方、
もはや遠い昔のことなのでご記憶ではないかもしれませんが、
お礼にささやかなお返しシリルを上げましたので、よろしかったら御覧になって下さい。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/09○○○○○sama.htm

上記のアドレスの○○の部分に、教えてくださったお名前、
あるいは御本名をアルファベット小文字で入れてください。
基本的には苗字です。長音は母音2文字で、
タチツテトはtatituteto、ハヒフヘホはhahihuheho、
ザジズゼゾはzazizuzezo、「ん」はnn、「ぢ」はdi、「づ」はdu、
小さい「つ」は…【例】フット→huttoでお願いします。
お名前に含まれる・や。や☆や!などの記号は失礼ながら省略させて頂きます。
頭に09、末尾にsamaが付いております点も御注意下さい。

もし「物品を渡したような気もするが何も出ない…」
という方がいらっしゃったら、
それは100%私のファイル名打ち間違いですので、そんな事言いたくない 
つらい気持ちは分かりますがそこを堪えてお知らせ下さい私のために!

ファイルアドレスをメールでお知らせしている方には今回もそのように。
あとイベントの最後にいらして走って逃げた方は、御覧でしたらご本名の名字(+09sama)で!


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2009/11/10(火)

みりんの飲める都会の日本酒バーとか教えていただいた!
あと関係ないけど同人ハウツー本をお持ちの方もいらした…。

ありがとうございます。立派にお酒の扱いなのですね!みりん!
(冬にテラス席でブランケットとストーブと熱燗とか今すぐ行きたいウワー)

ところで小さい頃に

・みりん
・奈良漬
・ラム系のアイス・お菓子
・ボンボン
・いくら&ウニ

上記のものがすべて好きな子は、
大きくなるとお酒好きになるような気がするのですがどうでしょう。


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2009/11/11(水)

映画かんそう
「ブラインドネス」(2008年)

私は好きではないが、優れた作品だと思います。
異常な閉鎖空間における、人間の本質がウボァーな話
同じ異常閉鎖空間もの「es」より寓話的で、洗練されていて冷たい。
家族や友達と盛り上がって見られる映画ではありません。

ある日、車を運転中の男が「突然目が見えなくなった」と訴えて交通渋滞が起きる。
その視覚の消失は、男から妻や眼科医、その眼科医の患者へと急速に伝染してゆき、
政府は伝染病の隔離施設に患者を収容する。
無人の施設で徹底した放置を受けた盲目の患者達はやがて秩序を失い、
暴力とエゴの支配するおぞましい世界が形成される。
主人公は、その中でただ1人だけ視覚を持つ女性。

ねたばれ感想
盲目になることによって得られる美しい関係が最後に少し描かれ、
天国と地獄とお箸の話を連想しました。
しかしあれだ、食料と引き換えに女を差し出せと要求されたときは
東洋人の男(端的に言って伊勢谷くん)を1人混ぜて
差し出したらよかったのにと思いました。
途中で「男が混ざってる!」と騒ぎになったら、ショックが大きくて
再挑戦できる男は少ないでしょうよ。

フェルナンド・メイレレス監督の作品は
「シティ・オブ・ゴッド」 (2002)
「ナイロビの蜂」(2005)
「ブラインドネス」(2008)
全部見ていますが、
どの作品にも(3本内容ばれ)
妻または恋人が他の男に暴行を受けて(&死んで)
絶望する男の
エピソードがありますね。癖なのか。
(全部原作付きだけど)


みりん知識・みりん感想ありがとうございます!
ちなみにメッセージの返信は日記では行っていないので、
初めてメルフォからお便り下さった方でメルアドのない方には返信ができませんYOー。すみません。


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2009/11/12(木)

映画かんそう
「ソウ5」(2008年)

ソウシリーズを見ていない人にトリビア(ねたばれだけど)

ソウシリーズの看板スター(ジェイソンやレクター博士みたいな)
「ジグソウ」という人物は
時々入れ替わっていて、今作ですでに3代目。
(2代目の人はすぐに失格になってますが)
ちなみに見るべきは1、せいぜい2までで、
3〜5は設定を食いつぶして命をつないでいる感じです。

感想(ねたばれ)
3代目ジグソウとそれを追っかけている捜査官の見分けが、私にはつかない。
なんか髪型とか顔とかそっくりなので
どう見ても自分の仕掛けた罠に自分で引っ掛かる、おもろいひとの映画です。
またなんか伏線を張るだけ張って次回に続くのですが、
「辻褄は次の監督が適当につけやがれ!ほれパス!」
って状態になっている気がする…。



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2009/11/13(金)

映画かんそう
「譜めくりの女」(2006年)

ピアニストを志望する少女メラニーは
音楽学校コンセルヴァトワールの入試を受けるが、
試験演奏中に、審査員の有名女性ピアニストが
ファンから求められてサインをしているのに気付き
演奏を失敗、ピアノの夢を断たれてしまう。
数年後、仕事の研修中に再会したピアニストは当然メラニーの事を覚えていなかった。
彼女はピアニストへの復讐を開始する。

フランスの映画は淡々としている割に、唐突に入る性描写は気合いが入っていて、
ちょっとぽかーんとする事が多いのですが、
この作品は国立音楽院の教授でもあり演奏者でもある方が監督をされたそうで、
品が良く、趣味がよく、感情も極端に排された感じで面白いサスペンスでした。
(ファミリー向けの上品さではありませんけどね)
人の演奏中にファンサービスをするのは確かに無神経ですが
しかし破滅させられるに相応しい事とも思えないので、
誰にも起こり得るサイコホラーという点で怖かった。
また主人公が全然感情を出さずに、
機械のように正確に1手1手詰めていく子なので怖さ倍。

しかしあの復讐方法は
恋愛の国フランスでないと無理なんじゃないかしらとちょっと思いました。

びっくりしたこと(シーンばれ)
チェロの先端(エンドピン)って人体に刺さるのですね……。



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2009/11/14(土)

色々感想

リボーン
8兆あるパラレルワールドすべてにおいて共通の意識を持つ
最強のラスボスと思われた白蘭さんですが、
「意識がつながっているので、1人倒すと残りの
7兆9999億9999万9999人の白蘭さんも倒れる」
という事実が今回判明しました。
え?なにそれ?
8兆人の人間が1人も死なずに全員世界征服するなんてことが可能か?
いわば8兆回将棋をさして、1回でも負けたら白蘭さんの負けなんでしょ?
そんな条件で誰が勝負する?
それだったら8兆人の美女とよろしくやった方が楽しいだろ絶対。
いや、8兆回のギャルゲか…だめだ発狂しそうだ。


バクマン(あまりバクマンと関係ない性的な話)
パンツに関する赤裸々な会話のある今回。
ほとんどの男児がパンツを見たいと思っている。
しかし自分から見せるとかはだめで、あくまで偶然に、
そして女の子は恥ずかしがらないといけない……って、
「恥じらい&性」という永遠の相棒についてぼんやりと考えました。
そういえば恥じらいは、最早女性側の礼儀になりつつある気がしますが
なぜ恥じらわないといかんのか?は、そういえばよく分かりません。
新品とか中古とかそういう系統の話なのかな根っこのところは。
あとたぶん恥じらいがないと駄目だと主張するのは
現在主に東洋の人間だと思いますが、そのうちアニメや漫画で輸入されて
西洋でも恥じらい萌えが始まったりするのでしょうか。
話をバクマンに戻すと、以前の号であった
「ジャンプだからパンチラくらいで済むのであって
少女漫画界に行ったらもっと過激な本番を描かされます」という話は
そういえばそうだなと思いました。

天地人
早いものでそろそろラストですが、
主人公臨終の際、小さい与六と小さい殿が手をつないで、
七星みんなで歩いていく鉄板演出にならんかなと期待してます。
長男は突然大きくなっちゃったし、こども店長もう一度見たいよ!



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2009/11/15(日)

映画かんそう
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」
ゾンビシリーズ5作目。
第1作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から40年経っているそうです。

お約束を踏襲した、おとなしめの印象です。
自主映画を撮影していた学生達が事件に遭遇するという
フェイクドキュメンタリー形式のお話。
同じ手法の映画は「クローバーフィールド」「REC」「ブレア・ウィッチ〜」などがありますが
この作品が一番カメラの手ぶれが少なかったです。
というか「なぜそんな流れるようなカメラワークで!!」
みたいなところもあり(笑)それどころか、途中でもう1台カメラをゲットして
視点の切り替えなんかもあって、いやもう普通に映画でいいじゃん!と思いました。
ええと「何でもかんでも撮影していると現実を失うよ」
という皮肉がやりたかったのは分かるんですけどね、うん。

フェイクドキュメンタリー形式で上手い!と思ったのは
「クローバーフィールド」ですかね。
ラストもこの形式でないと成立しないものだったし。

シリーズでは、2作目の「ゾンビ」(1978年)が1番好きです。

日本ねた
動画サイトのあの東京の女性はなんで英語で実況してんだろう。


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2009/11/16(月)

映画かんそう
「サスペリア・テルザ 最後の魔女」(2007年)

「サスペリア」「インフェルノ」に続く魔女三部作が
30年を経て完結。めでたいことです。
ダリオ・アルジェント監督ファンの人だけが優しい顔になって見るのが吉な映画です。
ホラーファンでも監督ファンでもない人がいきなりこれを見るのは、
アニメも漫画も嫌いな一般社会人が夏コミに入場するくらい無謀。

若干おとなしくなったとはいえ、
「は?」とか「ほ?」とか言いたくなる脈絡ない趣味のカットは満載だし、
残酷シーンは意味分からないのと笑ってしまうのの境界線だし、
フォルゴレの例の歌を歌うしかないくらいのボイン祭りだし、←イタリアつながりですね…
というか娘(主役はアーシア・アルジェントさん)の入浴シーンをじっくり撮る変態ぶりだし、
半透明のおかんが常にフワフワしてるし、
最強の魔女の退治シーンは超脱力系だし、
ラストは脱力通り越して鼻から魂でる級だし。
まあそれでもホラー界きっての愛され体質の監督であるからすべてが許される!(たぶん)
(監督の愛される理由を推理=変態だから・あんまり器用じゃないから・本物っぽいから)
私も素直におめでとうの拍手をしたくなりましたよ!

監督の作品では「サスペリア」と「サスペリア2」が好きです。
血と油絵具で描いたような独特の色彩と監督の趣味炸裂と一般人の理解が、
ぎりぎりで手を結べた、あのあたりの作品が(笑)。
(ホラーが苦手なひとには少しミステリ寄りな「サスペリア2」おすすめ)

日本ねた
涙の母の復活を祝って集結した魔女の中に日本人魔女。
「チョットマテ」がめっちゃ片言だったので
違う国の人かと思ったら、日本の役者さんでした。
イタリアの医療ドラマに日本人女医役で出ている有名な人らしい。
でも(シーンばれ反転)アーシアたんの攻撃で便所のドアに挟まれて死んだ
魔女どんだけ無力なのか。

魔女たちはベラトリックスの集団のようで楽しそうでした。


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2009/11/17(火)

ポエムに「152」再録

映画かんそう
「チョコレート・ファイター」(2008年)

「マッハ!!!!!!!!」の監督が、今度は少女を主役に格闘映画を撮った作品。
数年間本格的トレーニングをしたというだけあって、
主人公のアクションは見事でした。
体重の軽さを生かした前後のフットワークと跳躍、舞のような動き。
(あと、技の受け手の皆さんも素晴らしかった)
(エンドロールのNG集は真顔になってしまうくらい負傷オンパレード)

生まれながらに脳の発達障害を持つ少女は、
目で見た動きを一瞬で習得できるという才能を持っていた。
彼女は母親の治療費を稼ぐために、
むかし母親が金を貸していた人物達から取り立てを行うのだった。
しかしその噂を、母親が過去に所属してた組織のボスが聞きつけて…というお話。

でもちょっと無茶を言うなら
トニー・ジャーの蹴りと比べてしまうのですどうしても。
やはり軽い、ように見える。
蹴りや突きの威力は、体重…というか筋肉と骨の重量に比例するのでしょうから仕方ないことですが。
また「マッハ!!!!!!!!」(2004/12/15日記)が見たくなりました。←ここ10年の格闘映画の中でぶっちぎり最高だと思います。
トニーがジャッキーの弟子として登場する「酔拳3」の企画があるらしいですが、
是非とも実現してほしいものです。

日本ねた
というか主人公のお父さんが日本のヤクザで阿部寛。
ポン刀を装備した阿部さんのリーチは無限大(手がながい)。
戦国時代なら一国とれたのではと思わせる無双ぶりでした。


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2009/11/18(水)

アメリカで
「パラノーマル・アクティヴィティ」(原題)
という制作期間1週間・費用150万円・監督の自宅を使って撮影した
(CGは監督の勤務先のパソコンでちょいちょいとやったらしい/笑)
低予算映画が評論家に大絶賛され&口コミで広まり、
90億越えのスマッシュヒットになったそうですが
こういう低コストで利益がドブヮー!!という現象には、
無意味にワクワクしてしまいます。←山師?
最初は上映12館だったのが、現在約2000館らしい。
制作自体はかなり前だそうで、パラマウントの仕掛けたプロモが上手かったという気がちょっとしないでもないですが。


「同棲しているカップルの家に不審な現象が起きて
原因解明のためにカメラを設置してみたら……」
というお話で、あらすじ自体はそう目新しい感じではありませんが
なにがアメリカの人のハートを捕らえたのか、来年の公開が楽しみです。
(設置型カメラの映像が主に使われるからきっと手ブレもない筈!)

しかしこの低コストものがヒットする現象って、
日本ではあまり起きませんね。
やはり当たるのは宣伝が派手な作品か、
有名な役者さんが出ている作品だ。

・情報伝達が遅い?
・面白いものを見たいという欲求が薄い?
・低コストものにワクワクする人が少ない?
・単に人口が少ない?
・低コストでいいものを作る人がいない?
・低コストものを受け入れる姿勢が流通側にない?

原因は何だろうと思います。

ところで調子に乗って検索しまくっていたら
うっかりこの映画のオチを読んでしまったので、ホラー好きな人はごちゅうい!


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2009/11/19(木)

読書感想
「穴 HOLES」ルイス・サッカー

以前に見た映画(2007/03/23日記)「穴/HOLES」が面白くて
原作が児童文学だというので読んでみました。
うん、おもしろかったです!一気読みさせる面白さ。

無実の罪で矯正施設に入れられた主人公。
発明狂のお父さん。
豚泥棒をして呪いをかけられたひいひいじいさん。
呪いをかけたエジプト人のおばあさん。
猛毒を持つ黄斑とかげ。
グリーン・レイクの憧れの的の女教師。
タマネギ売りの黒人の青年。
百年前の恐ろしい無法者。
収容した少年たちに穴を掘らせる所長。
矯正施設で主人公が友達になった少年。

最後にすべてのピースがぴたりと嵌ります。

ドンデンの返し方は、一挙にくる映画版の方が好きです。
しかし人物は当然小説版の方が表裏があって深みがありました。甲乙つけがたい。
このお話は骨格が優れているので、媒体が何であっても面白いと思います。


(いま見たら映画公式サイトはオチをご丁寧に図解しててびっくりした!)


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2009/11/20(金)

今年の春に植えたうちのクチナシ君は
小さな小さな新米クチナシだったので
よそのお庭ではそろそろ花が咲いている頃も緑のままでした。
「今年は咲かないのかね。うん、まあ小さいから仕方ないな。
よかったら来年頑張ってみてよ」
と思っていたら、翌日1つ花をつけてくれて、
結局3つばかり咲いてくれました。
小さいけれどかわいいやつです。

しかし秋になってふと気付いたら
3分の2が食われて坊主になっていました…。
ネット様におうかがいをたてると
「クチナシに付くのはオオスカシバの幼虫です。
1匹で鉢植え1つを食べつくします」とか書いてあって、
「こんなのいたらすぐ気付くよなあ」と思いながら見てみたら
ネットの手配書そのまんまの、私の小指サイズの大きな奴が4匹もいて、
一生懸命むしゃむしゃやっていたので笑ってしまいました。
笑ってしまいましたが、でも申し訳ないけどジェノサイドさせていただいて、
クチナシの禿の進行は止まりました。
はやく増毛しないかなあと、現在せっせと肥料をやっているところです。
それにしてもネット様のおっしゃることは何でも正しくてびびる。

あとオオスカシバの有効な対策は
「こまめに葉の裏をチェックして、卵を見つけること」
が一番らしいのですが、なんか園芸ってヤクザの抗争みたいだなあと思いました。
植物の状態を見て回って(シマを見張って)
襲撃を受けたら
「てめぇどこの組のもんじゃーッ!?」(あなたは何の虫ですか)
「バキューンバキューンバキューン」(農薬散布)


今日の夜中から三銃士再放送スタートですよー。



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2009/11/21(土)

色々感想

「ブリーチ」(16日発売号)
イチゴさんの衣装面積(露出度合い)が霊力のバロメーターという新設定は
なんかこう不利とか不便とかそれ以前に
キューティーハニー的おもろいことになりはせんだろうか。
霊力がゼロに近くなると、
手前にいる更木さんの頭髪とか涅マユリさんの頭部で不自然な隠れかたをするのだろうか。
別にいいんだけど。

「バクマン」(16日発売号)
見吉さんが可哀そうな方向はできれば避けてほしいんだけどなあ…。
ところでわたしはいいことをおもいついたのだが、
いっそ蒼樹さんと岩瀬さんがくっつくというのはどうだろう。
2人ともシュージンにはもったいないし(not見吉さんには丁度いい)、
価値観は似ているし、バクマンには新しいファンが付いて良いことだらけだ。

それとシュージンの読書ゾーンの狭さに驚いた。
私に言われたくなかろうけど、でも狭すぎる!
大学生なんて、本を壁に叩きつけるのが本分のようなものなのに。
学生時代からその狭さだと、原案屋としてはのちのち必ず行き詰ると思う。

「天地人」
「慈愛の心が刀に勝った」の意味が分からない。

テニスの王子様に出てたナントカ君みたいに
「逆転出来れば、ボクは全国で女の子にモテモテ」
「当たって入んなきゃ、3年間ブスな女の子に言い寄られる」
とかいう心の中のマイルールがあったのかな直江くん的に。
「家康が孫に嫌われたら豊臣の勝ち!」とかそういう……。

「東京DOGS」
まさかの「相棒」ねた!
しかも「亀山くん」言うた!
フジからのジャブ行ったー!

「第三世界の長井」
先月号ねたをまだ引きずっていて、
オープンゲットのくだりを思い出しては時々笑っています。
台本をもらっていない舞台に突然上げられてしまった役者さんを
見守っているみたいな緊張感あふれる不条理でメタなギャグ漫画ですね。

「JIN−仁−」
このドラマは
友達から・閲覧者さまから・職場のひとからそれぞれ
おすすめもらってたのですが、見たらすげー面白かった!
趣味のペニシリン作り!……台所で作ってみてぇー!!
女子ならではの感性で、
ピンク色のペニシリンとか香り付きのペニシリンとか作りてぇー!

「仮面ライダーW」
Wのおもちゃを買った子供が泣きながらそれを捨ててないといいなって心配になるくらい
あの「体がまっ2つに割れて、それぞれが怪人を攻撃する技」がキモ怖かったです。
なんかこう保健室の怖い人体模型とか思い出しませんか。
話は面白いのにライダーがきもいって、ああなんかこう上手くいかない掻痒感!



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2009/11/22(日)

黒澤明監督のバランスよい食事とは
豚肉、鶏肉、牛肉を満遍なく食べることを意味したらしい。
監督と気が合いそう!と思いました。


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2009/11/23(月)

ところで私は長いことミッフィーが好きだった割には、
あの「×」マークを、
口がファンシーに表現されたものだとずっと思っていました。
(梅干を食べた人のようにお口がすぼまっている)
(鼻はない)

しかし公式サイトにちゃんと書いてあるようですが
あれは鼻と口両方を表現したマークだったのですね。

そう思って見ると、
これまで思っていた図柄とまったく違うものが見えました。



超写実!超うさぎ!
勝手に騙される騙し絵とでも言いましょうか……。

というか女王様(2009/10/19日記)どころではなく、今年の春に出た
「うさこちゃんときゃらめる」では万引きを初体験。
表紙は万引きするミッフィーです…ブルーナさんどこへ向かって…。
(もちろん反省してお店に謝りに行くというお話なのですが)
オランダでも犯罪の低年齢化が問題になっているのでしょうか。

「数年後には「うさこちゃんとかつあげ」とか
「うさこちゃんとけんじゅう」とかいうタイトルになったら嫌だねえ」
(友人Cさん談)


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2009/11/24(火)

唐突ですがお通じの話。お食事中の方御注意。

1.繊維質
2.水分
3.腹筋
4.油分

快適なお通じには上記4つの条件が必要ではないかと思うのです。

大好きなサークルさんの猫同人誌に描いてあった、
「えさにちょっとだけ油を垂らしてみてください」
という獣医さんの指示に従ったら、飼い猫さんのお通じが良くなった!
みたいなエピソードを読んで4番目が案外盲点なのではと最近気づきました。
(何でも同人誌で学ぶ女)


あ、でもその猫さんはお通じが良くなったが胃もたれを起こしていた…。



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2009/11/25(水)

映画かんそう
「クリスマス・キャロル」

フルCG修羅道に堕ちたゼメキス監督の最新作。
スーパーリアル追求はもう気が済まれたのか、今回は3D。
そして「リアルでありながら、現実とはちょっと違う人間の骨格、表情、動き」路線でした。
おそらく実写とアニメの、完璧で心地よい中間点を模索してらっしゃるのだろうと勝手に理解。
もちろんCGならではの奔放なカメラワークは健在です。

CGで描かれるロンドン!靴跡の付いた雪道!クリスマスの雑踏!七面鳥!子供たち!
何もかも魅力的です。
馬車の後ろに掴まってヒャッホーってやりたい!
どの階級のクリスマスも、それなりに楽しそうでした。

エピソードや会話など、原作がそっくりそのまま使われている箇所が多く
映画もすごいがディケンズもすげえ!と思いました。

12月はこの映画を見るとかなり気分が盛り上がりますぜー。
(ホラー描写がちょっとあるので苦手な人は注意)

内容ばれ
ボブ・クラチットはゲイリー・オールドマンが演じているのですが、
その息子ティムもゲイリーが演じていました。全然気付かなかった。
もともと少しキイキイした声の人かなとは思うが
あんな可愛い声をどっからどう出したのか想像するとおかしい。

あと最近はプリキュアですらパンツ(スコート?)が見えるのに、
どんなに飛んでも風が吹いてもカメラが足元に廻ってもパンツの見えない
スクルージのネグリジェはどうなっておるのかと思いました。



宗教でちょっと思ったこと(感激ぶちこわし系?)
映画で、スクルージと現在の精霊は
「安息日は貧乏人たちから楽しみを奪います」
「それは聖職者という者共が勝手にやっていることだ。我々とは関係ない」
みたいな会話をします。
一瞬「キリスト教批判?ゼメキス!!?」と思って原作を確認したら
ばっちり原作にもこの会話がありました。
しかしよく考えたら安息日は、ユダヤ教の方が強いしきたりですよね。
スクルージが異様にクリスマスを軽んじているのはもしかしてそゆこと…?
と、(この年にして)ふと思ったのでした。

(逆にユダヤ教の人と結婚するなどして改宗したキリスト教徒の人は、
クリスマスというイベントを捨てなければならないので
その打撃で12月は非常にナーバスになると海外ドラマか映画かで見た。
おばあちゃんから譲ってもらったオーナメントを見て泣いてしまったりとか。
もはや彼等にとってDNAに刻まれているレベルの行事ですねクリスマスは)


改心と死について(感激ぶちこわし系ちゅうい)
しかし尊厳のない孤独な野垂れ死にを恐れない人間の数は、
むかしに比べると増えている気がする世界的に見ても。
とりあえず私は、別段努力して無慈悲にふるまおうとは思わないが、
現在の生活を根底から変えないと惨めな死に方するぞよと言われても
多分なにも改めない気がする。



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2009/11/26(木)

今週の「東京DOGS」(ドラマ)に
ディズニーシー+ダッフィーくんの話題が出てきたのですが
私は「日本中央競馬会のイメージキャラクターが何故ディズニーシーに…?」
と非常に不思議に思いました。
あとで調べたら競馬会のキャラクターはターフィーくんで、
ダッフィーくんは2004〜5頃に登場した、
ミッキーの持っている熊のぬいぐるみという設定のキャラクターでした。
知らなかった。

ちなみに私の知っているターフィーくんは
ホース星からの侵略者という感じの悪夢的な顔でしたが
2003年に2代目にリニューアルして、すごく可愛くなっていました。
怖すぎると思ってたんだよ昔から……。


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2009/11/27(金)

ともかく爆発したり燃えたりぶつかったり飛んだり怒鳴ったり音楽ジャーンで盛り上がったりと、
マッチョなあらすじの映画を撮る監督がおられるのですが、
ふとWIKIを見たらば、「ゲイであることを公言」と書いてあってびっくりしました。
絶対アメリカ的マッチョの人で部活はフットボールで顎が割れてて妻はチアリーダーだと思ってたのに!

ゲイの人は繊細な作風のひとばかりかと思い込んでいましたが、
うん、でもこれも偏見ですね。改めます。


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2009/11/28(土)

色々感想

「東京DOGS」
軽蔑されるのを恐れずに言おう!BL的に神回であったと!
あの、ホテルの薄暗い一室で、
2人でベッドに腰掛けていることをマルオが不気味がって
いたたまれず音楽をつけたらムード音楽が始まって、
脂汗を流すマルオにアメリカ先生が
「シャワーを浴びてくる」って言ってマルオがブチギレる流れは
(そしてそれが嫌がらせだという流れは)
男性が書いてしまってはいけないクオリティだと思う。
そういえばあのいい具合にファンタジックな警察とかマフィアが
何かを彷彿とさせるなあと思ってはいたが、BLのそれだったよ…。
BLドラマなのこれ?

マルオさんのカカト落とし綺麗でした。

「相棒」
軽蔑されるのを恐れずに言(略)
いじめの加害者と被害者を装いながら実は同志であり共犯の15歳少年、
夜中にこっそり密会して格闘技の訓練、
人生を投げているがお互いのことだけは大事、
しかも2人とも顔が可愛いとか、これはどこかで本が出てそうな回ですね。

脚本はテレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を2008年に受賞した人か。

「Dr.HOUSE」
前回ですが、親友(ハウス)のデートの前に、相手の女性にこっそり
彼は次に傷ついたらもう立ち直れないのでそこのところ頼むよ?的な
注意をする男はどうだろう。

……あっ、なんか私、週にあったドラマの中で
BLっぽい箇所だけ抜き出して喜んでいる人みたいですね。
ちがうからきもいから。


「天地人」
最終回。樋口家のひとは縁側の死亡率100%なので
あの家の血筋の人は縁側に腰をおろしてはいけないと思う。

「月光条例」
赤ずきんとシンデレラのタッグファイトが見られそうです。
そういえば2人はギャング気質と暴走族気質で相性がよさそう。

「ファミ通」
ベヨネッタの写真集が出るのだそう。すげえ。
あとスーパーマリオブラザーズ Wiiが満点出した。
しかし20年以上のレビューで12本(ベヨ含む)しか出ていない満点が
連続して出るのはどうしたことだろう。

「ER14」
逆境は、ああいう風に自然にそして素早くやってきて
大抵の人は潰れる。
長年アビーの人生、努力家なところ、タフなところを見てきたので
今の不幸な展開はつらいです。

ところで週に医療ドラマを3本も見ていると
なんだか手術くらいできそうな気になってきて危険。



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2009/11/29(日)

映画かんそう
「イングロリアス・バスターズ」

決して反戦映画とかではないので、真面目な方は見てはなりません。

ブラピ、登場するなり「ナチの頭の皮」って3回くらい言う、
もうどんだけ頭の皮が好きなのかという変な役です。
ほかのバスターズの皆さんもサイコ揃いなので、サイコの見本市状態。
もちろんナチの頭の皮はメッリメリ剥がされるので、
繰り返しますが真面目な人は見てはなりません。

こんなサイコな人々が超ごきげんで趣味的惨殺を繰り返すストーリーは
逆に相手がナチ以外のどこの設定でも超アウトなので、ハハハこやつめ賢いな!という感じです。
(オリジナルの「地獄のバスターズ」は、もうまるっきり全然違う内容のようなので)

しかしあの会話と駆け引きとピンチとサイコと暴力で成されるリズム感は相変わらずすごい。
第一章は意外にも、映画的に美しく気品がある仕上がりですが
あれはタラちゃんの「ぼくはやればできる子ですが、やりません」みたいな宣言だったと思ってます。
第二章以降はいつものあれ。
あ、言語ネタがいくつかあるので字幕で見た方がよいです。

ねたばれ

・タラちゃんは相変わらず女の足がすき。
・ナチ側の異常描写(バスターズよりはスケール小さい)が細やかだった。
 笑い声の異様な大きさ、感情の起伏が激しいこと、話に熱中すると渾身の力で相手をぶつ仕草、
 あるあるある、という感じ。私は食べ残したケーキで煙草を消す仕草が生理的にぞぞっとした。
・バスターズの中にイーライ・ロス監督が!しかも割に重要な役!
・突然変なキャラ紹介が入ったり、バラエティ番組みたいな人物名テロップが出たり
 妙な場面でスローモーションだったり、ゴミのようにあっけなく死んだり、
 あの調子の狂わせっぷりもたまらない。
・ランダ大佐役のひとは激演だったので、アカデミー助演取れると面白いですね。
・ドイツのプロパガンダ映画「国家の誇り」で観客が立ち上がって興奮しているシーンは
 お手本のような黒い笑いだなあと思いました。


悪趣味であるが優れている映画は
私の場合愛せるやつと愛せないやつに分かれるが、これは前者。
登場人物が(特にブラピが)ごきげんなのが大きいような気がする。
そうか、弱者の逆境&反逆を描く話でも、登場人物がごきげんサイコなら
楽しく見られるんだ!
(サイコなフランダースの犬とかサイコな火垂るの墓とか)
(いや、それって「月光条例」か)
(全員サイコな忠臣蔵とかどうだろう。ヒャハハ!みたいな。モヒカン刈り、みたいな)


おまけ
タラちゃん監督「ハリー・ポッターと不死鳥のバスターズ」
注:「イングロリアス・バスターズ」と「ハリー・ポッター」両方ねたばれ
  えげつないの苦手な人はご注意。

とりあえずお前ら100人のデスイーターの頭の皮を剥いで
ワシに上納しろやというダンブルドア校長(すてき!)。

サイコ集団、不死鳥の騎士団。

名門純血貴族出身でありながら13人のデスイーターを殺して服役していたシリウス・ブラック。
(その後ダンブルドアに「いまのお前はアマチュアじゃ!プロにならんかのう?」とスカウトされる)

デスイーターを片っ端からバットで殴り殺すモリー・ウィーズリー 。

イタリア人になり済ますが、全然イタリア語の話せないリーマス・ルーピン。
と、鼻がそれっぽいのでスルーされるスネイプ先生。

寝返る見返りに年金保障とか勲章とか土地とか要求するルシウス・マルフォイ。

家族全員を俺様に殺され、たった1人生き残るハリー・ポッター(そのまま)。



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2009/11/30(月)

新聞の夕刊に載っていましたが、
ワンピースの56巻が初版発行部数285万部で
自己最高数をマークしたらしい。
書籍全体での最高記録は2004年発行の
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の290万セットで
ワンピはそれに次ぐ記録。

これってどっちをすごいと言うべきなのか…。
世界規模のベストセラーと並ぶワンピがすごいというか、
あれだけ中身が詰まっていて安くて面白いワンピの最高売り上げに
高くて分厚い児童向けファンタジーが勝ってるのがすごいというか。

うーん日本の人口を1億2千万としたら
だいたい41人に1人持ってる計算だもんなあ不死鳥。ワンピは42人に1人。
(増刷やら売れ残りやらで違ってくるけど)
日本の読書家の数もそれくらいって考えていいのかな。

でもワンピの56巻って表紙がイワさん……。
(強くて男気のある伝説のカリスマオカマ)
いや、イワさん好きだし最近のワンピは神展開だと思いますけども!
強者が何人も集結して闘っているけれども、誰にもサゲが入らないという緊迫感。

関係ないけど今日のジャンプのワンピは2回あって乱丁かと思った。

正統派エンタメには現実世界でのマイノリティが必ず格好いい役orいい人で出てくるという
「何となくルール」がありますが、ワンピを読んで育った子達は
「オカマのひと=友情に厚い!摩訶不思議に強い!」という認識を持つに違いないので
そのルールは正しい……というか少なくとも悪くはないという気がします。
そういう意味では校長も、もっとはじけちゃっても良かったように思う。(いやオカマとゲイを一緒に語っちゃいけませんが)

うん、話がオカマで逸れましたが、ワンピもポタもどっちもすごいです。



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