---------------------------------------------------------------- 2009/02/01(日) ジャンルがジャンルだけあって、ポタ・シリルで活動していらした方は 日本を出て外国で生活される率が結構高いような気がします。 直接交流が無い方でも、噂でちょっと耳にする限りでは 皆様それぞれに御活躍のようで、 このジャンルこのカプの方に関して 同じ学校の出身者!くらいの親近感を勝手に持っている身としてはなんだか嬉しいです。 ところで私の存じ上げている方で一番すごいのは 他国で 騎士の称号を 授けられた シリルの方なのですが…… 騎士になったおたくが、一体日本に何人いるでしょう。 その方にお返事するときは「イエスサー!」「イエスマイロード!」 と言わないといけないので、今から練習が必要です。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/02(月) 見たらすぐやる系のバトンを見ましたのでやってみます。 タイトルを「学校退学」or「仕事クビ」にしないといけないそうですが 私の日記には記事タイトルがありませんので無理です。 質問はたくさんあるのですが、どれも面白い回答にならない気がするので せめて1つだけ答えます。勿論見た人はやらなくてよい。 「親友はいるか?」 いる。 ちょっと考えました。「親友」という言葉は 便宜上、皆で共通の認識をしている事になっていますが 実はその定義はバラッバラであるように思います。 だいたい、何がどうなったら「親友」になるのか? もしかすると「恋人」よりもフラグがファジーで難しいかもしれません。 「命を懸けられるくらいなのが親友!」というひともおられましょうし、 「友達はみんな親友だよ!」というひともおられるでしょう、 「誰よりも私を優先してくれるのが親友!」 「お互い何でも知っているのが親友!」 「長年付き合っているのが親友!」 様々です。 片方が親友だと思っているが、もう片方はそう思ってない関係は親友と言えるのか? 親友は何人まで持っていいのか? 親友関係の解消はどうやるのか? 特に決まりはありません。 こんなにメジャーな言葉であるのにすごく曖昧で不思議です。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/03(火) 夜眠って見る夢の中は現実にとてもよく似ていて、 (特に私は、ふつうに仕事する夢や友達と遊びに行く夢が多い) 見ている間は、たいてい本当の出来事だと錯覚してしまいますが 1つ決定的な違いがあって、それは あの世界の中で意思があるのは、魂があるのは実は自分一人だけで ほかの登場人物はただの幻、映像だという事です。 もし夢の中でその事実に気付いてしまったら それまで普通の素振りをしていた夢の中の人々が 演技をやめて、全員こちらを見たりなんかするんじゃないかと時々想像して怖くなります。 なにせ他の人は夢が終わったら消えてしまうのですから。 くれぐれもそれに気付いてしまわないよう注意しなければなりません。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/04(水) 何年か前、愛煙家のひとと嫌煙派のひとが ブログ上で舌戦をしているのを読みました。 嫌煙派の方は過去に喫煙で大きな病気をされて以来 禁煙をされて 「自分の大切な人がタバコを吸っていたら絶対止める。 しかしそれ以外のひとにまではとやかく言わない」 というスタンスでおられる模様でした。 しかし愛煙家の方はともかく頭に血が上ってしまった状態で 「吐出煙副流煙が体に悪いなんて医学的に証明されていない。 それよりは見ると確実に不愉快になるブスのほうが害だ。 煙草よりブスを規制しろ」 などというトンデモ持論を披露。 私がもし愛煙家だったら、あれを見て 「駄目だこいつ… 早くなんとかしないと…」 と、嫌な汗が流れたと思います。 ナントカな味方は敵よりも始末が悪い…とかそういう言葉を思い出しました。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/05(木) 上方落語唯一の寄席に行って来ました。 子供の頃に初めて聞いた落語「平林」を、数十年ぶりに聞けました。 途中の名前を唱えるところのリズムが好きでずっと覚えていたのですが オチは覚えていなかった。そうか、あんなオチだったのか! ところで落語は、陽の発声と言葉のリズムと軽妙な掛け合いで、 沈んだ気持ちがぽーんと飛ばされてしまうようなところが ちょっと憑きもの落としに似ていると思います。 これは記録媒体だと弱くて、生だと強い、気がする。 その日に幾つか聞いた噺のなかでは「狸の賽」がかわいかった。 (この噺のオチは2通りあるらしいが、私が聞いたのは梅のほう) 海●堂が、シリーズ落語フイギュア「狸の賽」を出してくれたらいいのにな! ---------------------------------------------------------------- 2009/02/06(金) 落語といえば、ドラマ「ちりとてちん」の中でキーとなる噺の「愛宕山」ですが、 渡瀬恒彦さんのを何度も聞きましたので冒頭の部分をちょいと暗誦できるようになりました。 野辺へ出て参りますと、春先のことで、空にはヒバリがピーチクパーチク ピーチクパーチクさえずって、下にはレンゲたんぽぽの花盛り。 陽炎がこう燃え立ちまして、遠山にはすーっと霞の帯をひいたよう。 麦が青々と伸びて菜種の花が彩っていようかという本陽気、 やかましゅう言うてやってまいります、その道中の陽気なこと! の部分です。 (渡瀬恒彦さんの声でこれを聞くだけで涙目に…) 先日ともだちが、 「それ、ピーチクパーチクの部分は渡瀬さんのオリジナルで 本当はチュンチュンです」 とふと言ったので 「チュンチュンは変だよ!やっぱりピーチクパーチクだよ!」 と大変な驚き&違和感を感じました。 何事も最初に接触したものの影響は大きいようです。 更に言えば、「愛宕山」本編を聞いてもあまりピンときませんが、 この冒頭部分には、何かドキドキする物語が始まるような気持ちがします。 考えてみれば、「ちりとてちん」はこの噺が元で人の運命が変わって全てが始まったので この冒頭部分を聞いて感じるドキドキは、 「ちりとてちん」というドラマ全編に対するドキドキであるのだろうなと思います。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/07(土) 色々感想 ディケイド(ネガティブ感想) (理由が一応あるとはいえ) 味方の人間の女の顔面をグーで殴って流血させた 史上初めて(たぶん)のライダーになったぜディケイド!! しかもなんか格好いい風な演出だし!謝らないし! ちょ!児童はそういうのすぐ真似るんだから!! あと平成ライダーの中では限りなく完璧に近い性格のユウスケが 女刑事好ッキ好キ!近寄る者には皆ジェラスィーな 恋愛ライダーになってしまったのも痛いのですが、 「みんなの笑顔のために」変身していた彼に 「変身するのは自分のため」と言わせてしまったのには ジャンル者ではない私もウワチャーと思いました。 (今週それぞれフォローしてくれるといいなあ) 仮面ライダーG テレビ朝日開局50周年を記念して上記のスタッフと いながきごろうさんがノリノリで作った特別ドラマ。 潤沢な予算がものをいって、本家より派手なCGだった。 というか面白かった! 仮面ライダーに変身するソムリエの吾郎って! 「いま、僕のヴィンテージが芳醇の時をむかえる!変身!」って! ワインボトルで変身したところは、くやしいが吹き出した。 ダブル夫 それ軌道エレベーターと違う!ジェンガや! (あ、2018年に開通の目処が立っているのは、軌道エレベータではなく、その芯の部分、 カーボンナノチューブでできたリボンを10万キロ上空まで伸ばす実験だそうです…すみません。 私の生きている間に開通するかしら…まず不景気が回復しないことには無理かしら) (1兆円以上かかるらしいです、あのジェンガ) 天地人 むかしの三成くんは普通の頭でした。 しかるに今のヘアスタイルは完全に趣味? そして主人公はまた泣いていた……視聴率はどんどん上昇しているらしい。 ふつうの人達のドラマの楽しみ方が分からない。 「また泣いたよワッハッハ!」みたいな、そんな感じ? バクマン 天才で、基本ひとの言うことはスーパースルーだが 認めた人間の言葉には素直に従うって、新妻エイジ!! どこまで魅力記号満載キャラクターなのか!! そして愛らしさ全開の漫画の最後の最後のページで 主人公がまた微妙な独白をしているんですが(私が身売りしたのは夫のためなのよ的な) 奴はなんとかならんのか……。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/08(日) 色々と本をまとめ買いするために本屋さんに行きました。 ラノベコーナが見あたらなかったので、 店員さんに「ライトノベルは何階ですか?」と質問しました。 店員さんは 「ライトノベル……変形B6判で表紙がソフトビニールの冊子ですか?」 と逆に質問を返されました。 ……ライトノベルって日本語で何て言うんでしたっけ……。 らのべー……じゃなくて。 結局その本屋さんにはラノベは置いてませんでした。 それとブログ書評で絶賛されていたBL小説があったので 人生2冊目のびーえろを購入してみっか!オラわくわくすっぞ! と3軒本屋を回ったのですが、目当ての出版社の本がそもそも置いていませんでした。 電車に乗ってわざわざ都会に出掛けたらやっと見付かりました。 BL、購入するのがむずかしい本ですね!? ---------------------------------------------------------------- 2009/02/09(月) 最近の百貨店のバレンタインフェア(特に土日)は 限りなく同人誌即売会に似ていると思います。 友人と行ったのですが、 50音順参加店カタログがあって、配置図があって、 「まず壁サークルから回るか!」とか、もうまったく同じノリ。 しかし売るほうも買うほうも、即売会ほど整理特化されていないので ケース前は常にカオスでした。 今回はモロゾフが6ブランドほどを立ち上げていて 1つの島が全部モロゾフ……みたいになっていたのですが (そしてどれもパッケージが激かわ・お値段手ごろ) あれはサークルで言ったら 「ナルトもブリーチもワンピもリボンも銀魂も全部やってます!」 という感じでした。モロゾフすっげー! 会場平均価格は1粒1000円のチョコが珍しくなくなってきた、という印象。 おいしそうなチョコをいくつか買って、 そこらへんのベンチで分けっこして食べました。 駄菓子の買い食い、大人版。 ↓阪急のカタログ(読み込みに少し時間がかかります)。 見返しては溜息…本当は全店味見して回りたいのですが…。 http://frompage.pluginfree.com/weblish/frompage/5585664614/transit2.html チョコのデザインも可愛いし、パッケージも可愛いし、どうしようかと思いました。写真を撮って回りたかった。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/10(火) 2日前にBLについて少し書きましたが、 「前が松岡なつきさんだったから、今度は木原音瀬さんとかですか?」 というメッセージをいただきまして、 それが当りだという! それが当りだという! それが当りだという! 恐ろしい…………ノーヒントで…………。 前回BL初挑戦記は2007/11/18デス。 ちなみに松岡なつきさんを「アラブ系ではベスト!」と絶賛なさっていたのは 小説家の三浦しをんさんのブログでしたが、 (ブログ単行本化にあたって記事は削除されてしまったようですけど) 今回木原音瀬さんを絶賛されていたのはまた違う方のブログです。 なにかこう、BL体系というか厳然とした傾向があって、 通の方だとピンときてしまうものなのでしょうか。 例えば私の慣れたジャンルですと、 「前回は小野不由美さんだったから今回は上橋菜穂子さんですね?」とか、 「前回は舞城王太郎さんだったから今回は佐藤友哉さんですね?」とかそういう感じで。 或いは、BL作家さんというのは実は20人くらいしかいらっしゃらないのか…。 (あ、BL購入についてのご教授ありがとうございました) そんな訳で読書感想 「吸血鬼と愉快な仲間たち」木原音瀬さん Holly NOVELS 帯に「BL極北、最果ての地へようこそ」と書いてあります。 逆に期待してしまう、手強そうなキャッチコピーですね。 読んでみるとすぐにコピーの意味が分かるのですが 本番はおろかチューも熱烈ハグもなく、愛欲もありません。 「このひとはいいひとだから好き」 「こいつはやなやつだから嫌い」とかそんな段階。 みなさん攻とも受ともどっちでもとれます。 いや、でも、出会って100ページや200ページで愛し狂われても こっちが困りますし、 登場時に「攻」「受」っておでこに書いてあるようなキャラクターは なんか気の毒ですから、私の好みとしてはこのほうがいいです。 ざっと内容を書きますと、 主人公の吸血鬼くんは、血の吸われ方が中途半端だったせいで牙が生えず、 人間に噛み付くことができないバンパイアなのですが、 更に不幸な事に、 夜は人の姿、日中はコウモリの姿に勝手に変化してしまうのでした。 アメリカの精肉工場で血を舐めていたコウモリの彼は、 ちょっとしたミスから、冷凍されて日本に輸出されてしまうことになります。 やってきた日本で、全裸だわ言葉は通じないわ警察に捕まるわで かなり悲惨なスタートになるのですが……という、そんなお話です。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/11(水) 先月にものすごい鼻風邪を引いて、 常にワンピのクライマックスのように洟を垂れていました。 生姜紅茶を飲む カモミールティーを飲む ネギと大根のスープを飲む カレーを食べる ココアを飲む 赤ワインを飲む 林檎の砂糖漬けを食べる 豚肉を山盛り焼いて食べる ビタミン錠剤を飲む 12時間寝る 焼肉屋へ行く など思い付く限りの風邪への攻撃を次々やりました。 途中から見境がなくなってきて楽しかった。 ちなみにこの中で一番効くのは個人的には焼肉だと思います。 (現在は元気です) (私は風邪薬を飲むと鼻血を吹くので飲めません) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/12(木) 映画かんそう「REC」 スペインのホラーです。ハリウッドリメイクもされたらしい。 消防局の1日密着取材をしていたリポーターが、 急病人の出たアパートへ同行するのだが、 その急病人の老女の様子が異常で、一人が咬まれてしまう。 そうするうちになぜかアパートは外側から封鎖され、 住人とTVクルー、消防隊員、警官の間に感染が広がっていく、というお話。 お国柄なのか、スペインの人が皆激しい(スペイン人じゃなくても)。 ハリウッド映画で見る、アメリカの人々より更に激しい。 めっさ自己主張。マシンガンのように主張トーク。 健常なときから「キシャー!キシャー!」と吠えていらっしゃる(ように見える)ので、 感染して「キシャー!キシャー!」ってなってもあまり違和感がありません。 スペインの人すみません。 しかしこれ逆にスペインの人が邦画を御覧になったら、 登場人物が全員人形のように感情が無く見えるのではないかしら。 ねたばれ 最後に出てきた子供とか「誰!?」という感じだったので ネットで調べましたが、 バチカンから送られてきた人体実験用の子供の生き残りだそうです。 屋根裏部屋には子供の死体が山積みだそう。(セル版の映像特典から) あの暗闇のパンイチ老婆は 悪魔憑きの少女のなれの果てって事でいいんですよね。 そもそもそんな危ない実験をアパートでやるなバカタレという話。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/13(金) 色々感想 フレッシュプリキュア! なんとなく「スペースチャンネル5」を思い出します。懐かしいなあ。 バトルにダンスの要素が加わることにより、 女児がおともだちと真似っこ踊りをして遊ぶことができますね。 うん、何か楽しそう。 1話から青ポジションの娘がイケメン連れだったので 一部男子が大暴れし、放映中止を求めたとか何とか噂で聞きましたが(きみたち……) 2話目で弟だったことが判明して、よかったネ!と言ってあげたい。 天地人 与六また泣く。君は海亀か何かですか! ネウロ 魔界探偵は日本のというか地球の法律に詳しくなくて 女子高生にみだりに触るのは非常に危険な行為と御存じなかろうから 教えてあげたいっていうか物凄いネウヤコきたー!! (来週以降のサイアイにも期待したい) リボン 地雷展開。ゲームでもこれが来ると途中でやめてしまいますよ私。 ポタで譬えるなら、ホークラックスの破壊が終了したあたりで 「ククク…お前達の破壊したのは偽のホークラックスだ。 真・ホークラックスは更に地味で小さなアイテムで、 5ミリくらいの大きさで見つけにくいぞ!」 とか言われた感じ。ワオー腹立つ! ダブル夫 ちょっと仲良く会話していた2人が今週はもう一緒のベッドに!! お料理番組で出てくる調理済みのやつみたい! そして弟君はアニメ出演新米で知らないだろうけど出撃前の愛のメッセージは トリプルAクラスの死亡フラグなので次回から自重したほうがいいよ…。 ディケイド 一条さんとゆうすけは色々な次元に色々な人物として存在し 今回のように男女のときもあれば、オリジナルのようにイケメン同士もある、 女子同士の場合も、初老男性の一条さんと若者ゆうすけ、あるいは逆、などなど、 しかしどの2人も限りなく近しい関係であるが決して結ばれない…と考えると萌ゆる。 そういえば私はクウガの3話以降、ずっとライダーを視聴しておるのですが 10年目か……と思うと、ちょっとたじろぎます。 小林靖子さんが書かれるらしいので今週からは戦隊も見るぞー。 (見た人は100%全員絶賛のタイムを見ていなかったのが私の特撮人生の汚点ですから…!) リトルチャロ 私も 「キャサリンは有能な犬が必要なだけで、役に立たなくなったらシリウスはお払い箱ね…」 と思っていました。ごめんシリウス。 まさか一緒に警察を辞めてくれるほど愛されてたなんて!よかったねえ! ところでシリウスが天然ボケの才能の片鱗を見せつつあるのですが ツッコミ不在の現在、チャロに生暖かくスルーされ続けるのかと思うと笑いがこみ上げます。 ところでキャサリンのドレッドへの勘違いは解かないの?ドレッドかわいそうだよ! I now know that he loves me just the way I am 「分かったんだ。彼がありのままの私を愛してくれていると」 You should be ashamed of yourself! 「恥を知れ!」 等々活用できそうな英文ばっかり覚えてしまう…ありがとうNHKちょっと語彙が増えました。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/14(土) しりるin日本@バレンタイン(2007年続きその2) 主婦×2 でもこのあと動揺のあまり買ってしまう。 「まさかこの値段で只のチョコということはないだろう…」 みたいな緊張と共にホテルで試食会。 ↓ 何が起きるかな何が起きるかなと1時間経過。 ↓ 期待しすぎて疲労してそのまま昼寝。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/15(日) 映画かんそう 「落下の王国」 「ザ・セル」から6年。ターセム監督の新作(2006年作)。 スタントの仕事で下半身不随の重傷を負った男が 腕の骨折で入院している少女に、 奇妙で美しい叙事詩を話して聞かせる、という粗筋。 現実世界の人物や、アイテムが物語に組み込まれ 語り手の男の過去や人間関係、絶望、 聞き手の少女の気持ち、勘違い、願いがすべて展開に反映され、どんどん変化していきます。 今回はCGを抑えて、実際にある遺跡で画面を作ってあるのですが それがもうねー。 ターセム監督が撮れば何でも芸術的に撮れちゃうと思うんですが そんな監督が世界遺産撮っちゃうとねー。(ロケ地は24ヶ国以上) DVD欲しくなりますよ。 どの遺跡も凄いですが、中でも私はインド人の妻が幽閉された迷宮と、 黒の兵士達に追いつめられるアーバーネリーの大クンダ http://www.ne.jp/asahi/arc/ind/introduction/xabaneri.htm に度肝を抜かれました。なんか、うん、インドの人が数学に強いのを実感。 (監督がインド人なのでインドの遺跡が多い目) あ、しかし偏執的に美しいですが 綺麗ですねハイハイ、という映画では決してないです。 物語の視覚的美しさと、 現実世界の男と少女の優しさ狡さ悲しさのバランスが絶妙なんですよね。 静かで、しみじみと良い映画です。 実は「ザ・セル」はあんまり合わないなーと思ってたんですが この作品は好きです。 今ならレンタル開始したばかりなので新作の棚にあります。 レンタル版のパッケージは最悪ですが。あれじゃまるで変態戦隊モノみたいじゃないか! 内容・ラストばれ 病院の廊下の向こうに黒い兵士が仁王立ちしたところとか上手かった! 当時のレントゲン技師ってあんな大変な格好をしてたんですね。 衣装は石岡瑛子さんによるもので、どれもエキセントリックかつ豪奢。 「インド人」が実はインド人ではなかったのが、最後の上映会で分かるところも おもしろい仕掛けだった。(英語に堪能であればもっと早く気付けるらしいけれど) ところどころグレゴリー・コルベールさん?とか クエイ兄弟?(←最近作品を見たばかり!)とか 思う箇所がありますが、まあセーフの範囲でしょう。 あと関係ないけどギリアム監督の「バロン」とかも思い出す。 終盤で語り手の男の失望を反映して 物語が血みどろに、人物は卑しくなっていくところ、 創作をしたことのある人のうち幾人かは、ちょっと痛いような気持ちになると思います。 ラストの無声映画時代の映像、 ロイの怪我を考えると一体何人の人が重度の障害を負ったり 亡くなったりしたんだろう?と思うと恐くなった。 (新しく撮った映像も混ざっているそうだが区別は付かない) CGを発明した人に祝福あれかし。私は、ロイは復帰できなかったと思います。 人間は時々馬鹿なことをやらかすけれども 作り出すものは本当に美しい。 建造物、物語、映画、何もかも見事で素晴らしい。 ありがとう、ありがとう。 汝、落下を畏れるなかれ この美しき世界を仰ぎ見よ ---------------------------------------------------------------- 2009/02/16(月) 読書かんそう 「無貌伝」望月守宮さん 講談社 1996年からスタートした講談社の賞に、 「メフィスト賞」というのがありまして、 期限やページ数などに一切きまりがなく 持ち込まれた原稿を編集者が気に入ったら即出版! というフリーダムな制度です。 ともかく「地味なのキラーイ」という趣味を思わせるラインナップでで、 選ばれるのはクセがあってキャッチーな作品ばかり。 ゲテモノとかラノベとかミステリファンから悪く言われたりする事もありますが 私は割と好きで、特に最初のうちは受賞作は必ず読んでいました。 ところで上記の本の帯に 「森博嗣、西尾維新、辻村深月らを輩出したメフィスト賞が 新たに世に問う新星登場」と書いてあって首をひねったのですが、 名の挙げられている3人の作風がバラバラです。 おそらく売り上げも全然違うでしょう。 有名な作家さんというカテゴリなら舞城先生を外すのはおかしい。 共通点といえば、熱狂的なファンが付いていて…講談社寄りで… コンスタントに書ける作家さん…? はて、この望月さんというのは一体どんな作風なんだ??? と思い、買って帰りました。 変な買い方をしたにもかかわらず、当りでしたー! 横溝+菊地秀行せんせい+若干ラノベというような内容。 現実世界の法則(たとえば物理や常識)とは違う、 作者の決めた法則をまず覚え、それに則って推理していくという仕組みでした。 西澤保彦さんや山口雅也さんの作品に時折あるあれです。 (作者の決めたルールに従ってものを考えるのに、 いつも使っているのとは違うところの脳を使う感じがします) 小説内の世界ではヒトデナシと呼ばれる、人間ではない生き物が跋扈しており そのなかでも「無貌」というヒトデナシは人間の顔を奪うと言われている。 その「無貌」に顔を奪われた探偵が軸になった物語です。 内容・ラスト?ばれ この「無貌」に顔を奪われると、 その人をその人たらしめていた要素までもが奪われてしまい 周囲の友人や知人や恋人や家族には、 犠牲者の姿や声が認識できなくなってしまいます。 (唯一筆談は出来る) (顔を奪われたあとで知り合った人には、ちゃんと見える) なので犠牲者はその事実に耐えられず自殺してしまう。 顔を奪った「無貌」はといえば、犠牲者そっくりの顔で 犠牲者そっくりの声で、犠牲者の個性そのままの事を喋るので そりゃあ元の犠牲者を愛していたひとは、 「無貌」について行っちゃうよなあ…と思います。 うーん、むずかしいですね。 変わり果てて、いないも同然のオリジナルか、 そっくりそのままそこに存在する偽者か。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/17(火) 映画かんそう 「ラスベガスをぶっつぶせ」 マサチューセッツ工科大学に通う主人公は ハーバードの医学部に進学するための学費30万ドルを捻出できずに困っていた。 そんなある日、教授からその明晰な頭脳を買われて秘密のチームにスカウトされ、 戸惑いながらもカウンティングという技術を使って 仲間と共にラスベガスで不正に稼ぎ始めるのだった…というお話。 元は実話で、実際にチームを組んでカウンティングを行っていたMITの学生は 大半アジア系だったそうです。 しかしカウンティングという技術が具体的に何なのか、 何故違法なのかが、映画を見ただけでは分かりませんでした文系。 分からなくとも十分面白いのですけどね。必要なのは記憶力だけ? あんまり関係ありませんが むかし花札というゲームを勘違いしていて、 めくり札の運だけで勝負の決まる遊びだと思っていたのですが、 あれは相手の捨て札を見て記憶し、 他人の手持ちの札と残りの山の中の札を推理しないと勝つのが難しい、 という事に気付いたのは20歳を過ぎてからでした…負けてばっかりだった訳ですよ。 なんかそれを思い出した。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/18(水) 読書かんそう 「ラットマン」 道尾秀介さん ラットマンとは、先入観による認識の変化を説明する際に よく使用される騙し絵のこと。お話の骨子も「先入観・思いこみ」にあります。 http://www.nazotoki.com/step1.html (超常現象謎解きサイトさんの、 錯覚についての面白知識ページです。一番下にある絵が「ラットマン」です) 最後のどんでん返しで主人公の過去も現在も 連鎖的にバーンと反転する所は爽快だった。 ねたばれ しかしこの話においてはおそらく枝葉末節のどーでもいい部分にあたる、 被害者の殺された理由が(下世話な方向に)気の毒で阿呆らしいものだったので、 私はそこのところが気になるあまり 「えっ!?ちょっと君たちなに爽やかなお話だったゼみたいに締めてんの!?」 とラストに乗り遅れました。 結局主人公は彼女からその妹にちゃっかり乗り換えちゃってるし…。 (彼が乗り換えるからこそ話の構成が成り立ってるのは理解できるのですが) そのどーでもいい部分に囚われた私の読後感はネズミ色です。 「暖かいラストだった」「読後感が良かった」 という感想の方がネットにたくさんおられるので もしかするとこの本の読後感は男女でちょびっと分かれるのかもしれません。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/19(木) 映画かんそう 「シャッフル」 「魔法にかけられて」で一躍脚光を浴びた脚本家ビル・ケリーが この作品がデビュー作となるドイツ出身の監督メナン・ヤポと組んで 勝負に出たっぽい映画。 興行的にはたぶん…いまひとつ…だったと思いますが 面白かったです! 人間の愛情と不思議な出来事がテーマ。 平凡な主婦リンダは愛する夫と娘2人と共に幸福に暮らしていた。 しかしある日突然夫が交通事故死したという知らせを受け取る。 絶望に打ちひしがれて眠った彼女が翌朝目にしたのは キッチンで普段と変わらずシリアルを食べている夫の姿だった…というスタート。 全体のあらすじは、やぼったいハーレクインロマンスのような平凡なもの。 しかし表題の現象で、ものすごい緊迫感を観客に与える手腕はさすがです。 この作品はあまり情報をいれずに御覧になるのがよいかと思います。 ねたばれー 興行的に残念な感じなのは 「ちょっと頭を使うので万人が楽しめる映画ではない」「ハッピーエンドではない」 「唐突に信仰の話」「このジャンルはシャマランのテリトリーだぜ」 以上4点が原因だと思います。 あらすじは本当にオーソドックスで 「若い頃の情熱を失った夫婦。夫はつい浮気しかける。 しかし妻と娘への変わらぬ愛情を自覚し、思いとどまる。 そんな矢先、夫は事故死する。妻は夫への愛と信仰の大切さを再確認し、強く生きていく」 これが順番が入れ替わるだけで、なぜかめ っ ち ゃ こ わ く な る の で す 。 知らない人が自分を知っていて、パジャマでウロウロしていたら親族一同喪服で集合しているし、 覚えのないアイテムが出現したり、傷が出たり消えたり、挙句特殊な病院で拘束されたり。 蘇ってる夫を最初に見るシーン、顔が柱に隠れていてホラーです。 ブランコに乗っている娘が振り返るシーン、超ホラーです。 夫の不倫相手がこっそり葬儀に参列するのですが、 木の影から身体を半分だけ出していてホラーです。普通に参列しろやい。 木曜に娘の顔に傷がなかったように思ったので、 ミスかな?と思ったのですが、ネットでの意見をまとめると ・シャッフルは予知夢だよ。 (事実とは違うところもあるよ) ・シャッフルはタイムリープだよ。 木曜の夜に始まったから木曜だけは上書きされないよ。 (だから娘の顔の傷もない) ・シャッフルは多次元世界を移動しているよ。 (娘が怪我してない世界もあるよ) 概ねこんな感じに分かれるようです。 考えたのですが、 月曜明け方に木曜の夢を見て、火曜明け方に土曜の夢を見て 運命の水曜日……だったら辻褄が合うけど、手前に日曜が入るからなあ。 リンダが現象に気付くのが異様に遅かったのでそこにもハラハラしました。 映画「イルマーレ」と「ファイナル・デスティネーション」さえ見ていれば 夫を助けられたかもしれんのに…! (というか「イルマーレ」に主演しとるやろリンダ!) 火曜の夜が肝で、家に放火でもしていれば出張は取りやめだったよ。 ああでも、そうすると夫の愛情は戻らなかったかもですし、 そもそも夫が不倫一直線だったらオリジナルの一週間でも死なずに済んだかもなので 「妻への愛情を取り戻す」のと「死亡」はセットの運命だったのかもしれません。 それにしても「イルマーレ」「バタフライ・エフェクト」「ジャケット」&「シャッフル」の中で いちばんどんくさい主人公はぶっちぎりでリンダ…。 関係ありませんが 「ファイナル・デスティネーション」「イルマーレ」「バタフライ・エフェクト」「ジャケット」 全部おすすめ映画です。「ファイナル・デスティネーション」はホラーで 「バタフライ・エフェクト」はキッツイ内容ですけど……(ただし続編は●#$%作品)。 そうえいば「ファイナル・デスティネーション」の監督・脚本ジェームズ・ウォンさんは 例の「ドラゴン・ボール」の監督・脚本をなさって…いるようです。 ネット上で世界的「デビルマン」級のタコ殴り作品になったらどうしようと今から不安です。 奇跡的に面白いといい、なあ…。 登場人物は、リンダのお母さんも娘ちゃんも親友もみないい人。 勿論夫もいい人。夫の部下だって悪い人じゃない。 男女愛・家族愛・娘萌え、の細やかな描写がお得意でいらっしゃるのだと思います。 本作品でも遺憾なく発揮されています。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/20(金) 焼いたお餅にバターと醤油!って麻薬的においしいですね。 脳から幸福物質的な何かが出て、やばい顔に。 冬は寒いですがお餅がおいしいのは幸せです。 むかし女子高生探偵 桂木弥子さんが 「バターと醤油の組み合わせなんて無敵だもん…… 私 コンクリートでもバターと醤油で炒めたら食べれると思う」 と仰っていましたが、彼女の名言の中でも特に印象深い一言です。 (たしかに砕いてあれば、いけそうな気もする……!) (↑バター大好き!もちろん醤油も) (おつまみがないときは小さく切ったバターに塩胡椒して食べます) 映画「ドラゴン・ボール」のでっかい新聞広告で鳥山先生が「漫画と映画は別だと思って見た方がいいヨ…?」という感じの、 めっさ微妙なコメントをされてる!!うわぁぁぁんもう駄目だ!!(昨日の反転記事の中でちょっと触れました。監督応援…) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/21(土) 色々感想 シンケンジャー 今週が楽しみです。次の回が楽しみな番組ってそういえば最近稀少になってきた。 今回はレッドが殿で他の4人が家臣なのですね。 家臣同士でお互いが殿だと思ってお辞儀し合うのとか、 じいが出て来ていちいち殿を盛り上げてくれるのとか、 黒子が幕を持って走るのとか、 急ぎのときにどこからともなく籠がやってくるのとか、 シュール入ってておもしろかったー! 何を書いても面白いってすごいなー! 小林さんが戦隊もライダーも書いてくださればいいのに…! ディケイド まさか今後出会うひと全員引き連れて移動?水戸の御一行?全員メカ要員? ダブル夫 (もしあの爆発で亡くなってたら) 中華お嬢の一生って何だったんだろう… なにかでっかい革命をやらかしそうな気がしたけど、 全然そんなことはなかったぜ!!的な… 意味深に態度がでかいだけで… 古谷徹にビンタされて終わりの人生なんてあんまりだ… ところで古谷徹の必殺技はビンタですか?ビンタされると死ぬ?デスビンタ? マイスター 10週打ち切りになった作家さんで、 ああいうブルー全開コメントは初めて見たのでびっくりした。 メイちゃんの執事 「電王のときは気付かなかったけど佐藤くんは小さいのであるな」 とずっと思っていましたが、 先日ドラマを見た友達が「メイちゃん背が高いと思ったら170センチ」 と教えてくれたので、佐藤くんが小さいのではなく メイちゃんが大きいことが分かりました。ごめん佐藤くん。 レボレボくらいかな?とか思ってごめん。 (そういえば私はラーメンズも、片桐さんが小さいのだと思っていたら 同じ友人が「小林さんっていうひと、ものすごく大きくない!?」と気付いたのでした。 テレビ画面の中の人の大小が分からない……) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/22(日) 1年間違う新聞をとった後、今年から読売新聞に戻ったのですが 朝刊の連載小説は宮部さんだし夕刊は伊坂さんだし クドカンとユーミンの対談はあるわ、浦沢直樹さんのインタビューは載るわ 有栖川さんの映画レビューと不思議の物語道場は相変わらずだし 毎日笑顔です。 (クドカン、視聴率が取れなかった時代は 「こんないい作品がどうして!!」って話でプロデューサーと打ち上げで盛り上がれたのに 「流星の絆」で数字を取っちゃったら話題がなくて困った、とかおっしゃっていて面白かった) ところで先日は東野さんと大沢さんの対談が載っていたのですが やはり「小説離れ」が軸になったお話で 「旬の作家が、1年1作などと出し惜しみせずに全力を出して祭りを仕掛け、 それをリレーしていく形にしないと小説界がもたない」 というような内容を東野さんがおっしゃっておられて、 良いこと言ううえに実践してらっしゃる!かっこいい!と思いました。 (一時期、平積み全部東野さんの新刊!とか見ましたからね) あと「読者は読まなくていい理由を探している」というのにも成る程と思わせられた。 キングが大昔に税金の関係で 1年に1作しか書かせてもらえなかった事などを思い出しました。 (まあ別人名義で書いたけどな彼は) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/23(月) 閃輝暗点(せんきあんてん) 何か中国の暗黒拳法みたいな名前ですが。 頭痛の事を調べていて、この図形のことを知りました。 偏頭痛の前兆で見える形だそうです。 イラスト化したものBYwiki (注:見ているだけで頭が痛くなりそうです) ノコギリの歯のようなギザギザが円形に配置され それが光りながらゆっくり周囲に拡大していくとかで、 人によって色や大きさが少し違ったりするらしい。 なんとも禍々しい形ですが、 しかし多数の人がだいたい同じ形を見るというのは、 人間の体の中にある何かが映っているとしか考えられないけれど 一体何の形なんだろうか。不思議だ。(虹彩が少し似ている…?) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/24(火) 映画かんそう 「4分間のピアニスト」 あらすじ 何十年も女囚にピアノを教えてきた老女クリューガーは、 ある刑務所で稀有の才能を持つ21歳のジェニーと出会う。 ジェニーはその過去から、強いトラウマと暴力衝動を抱えた女性だった。 通常ならここで2人の女性はピアノを通じて心を通わせ ジェニーはトラウマから解放されて救われるという方向に話が進みますが、 これはそういう映画ではありません。 クリューガーは礼儀知らずの人間や身なりの整ってない人間を相手にしないし 天から与えられた使命(才能)を ドブに捨てようとするジェニーが理解できない。 ジェニーは世の中の全てにムカついていて ピアノなど糞食らえと思っている。癇癪を起こせば相手が老女でも殴る。 お互いの過去に絶句する事はあっても、決して彼女達は自分を曲げません。 綺麗ごとはどこにもありませんが ジェニーの4分間の演奏は圧巻でした。 私は常々ピアノは音色が 寂しくて、冷たくて、固くて、重量と華やかさに欠けていて それをカバーするために速さと物量(音数)に頼らなければならない 不利な楽器だなあ、と思っていましたが ジェニーの演奏は全然そうではなかった。 というかあの演奏方法は発想の外でした。 ねたばれ 弦を直接指ではじき、ケース(木枠)を拳で叩くあの演奏法は しばらく手が使い物にならなくなる気がしますが、でもすごかった。 (実際コンサートで行う女性がいて、そのピアニストは日本人だそうです) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/25(水) 家の中の電灯を6つ新しくしたと思ったら(2008/11/13日記) 今度は自分の部屋の電灯の紐が引っ張れなくなって絶望しましたこんにちは。 しかも今回は根元を細い物でつついても直りません。 解決策を求めて「電灯」「紐」などというキーワードで検索してみましたら 「電灯の紐を引いたら電灯本体が落ちてきた」 「電灯の紐が引けなくなったので油を差したら電灯が燃えた」 などという深刻なブログが引っかかり、 電灯が消せないくらいなんでもないじゃん!という気持ちになりました。 たかが電灯の紐ごときでも様々な事件が起こるものなのですね……。 (その後、私の電灯はちょっと分解して応急処置をしましたら持ち直しました) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/26(木) 冬休みのとても暇だったときに、 ポータルサイトの普段はすっ飛ばすようなリンクやブログの広告を 片っ端からクリックして遊んでいたことがありました。 そのときに見つけたのですが 「女性からメールの返事が来ないとお悩みのあなたに メールの書き方をレクチャーしましょう。 このコツさえ覚えれば、逆に女性から どうしてレスをくれないの?と返事を哀願されるようになります。 私の女友達が添削したたくさんのメールを、10万円で売ります。 10万円という金額は一瞬高く思われるかもしれませんが この先の人生をずっと女性にモテモテで過ごせることを思えば安いものです。 いわば人生を変えるお金なのです!」 とかいう、そういうネット販売のページがありました。 まあこれは金額といい何といい、限りなく詐欺スレスレだと思いますが ええと、男子のなかには、 「いまゴハン食べてるよ」とか「なにか面白いことない?」とか 返事に困るような一文メールを書くひとが ごく稀にいらっしゃる、とか噂に聞きます。 それで上の広告をボンヤリ見ていて、 これならば女子、例えば私などがサイトで女性の協力者100名様を募って 冊子を作ったほうが、精度の高いマニュアルになりそうだな…。 とふと思いました。 100人の女性を「アウトドア系」「ギャル系」「内気系」「委員長系」「妹系」など タイプ別にジャンル分けして、 好ましいメールの一文、返事無理メールの一文を例に挙げてもらうのです。 これに萌え絵でも付けて1冊ワンコイン価格だったら、 即売会で(即売会かよ)2、3千は確実だよ等と空想進行。 編集作業が死ぬほど面倒そうなのでやりませんけどね…。 ---------------------------------------------------------------- 2009/02/27(金) この季節に出る女子向け情報雑誌が好きすぎる。 花見特集とか、桜モチーフの和菓子カタログとか、 季節限定いちごスイーツ一覧とか、春のプチ旅行特集とか、 毎年買っているので何冊持っているのか分かりません。 しかしあの写真のキラキラ感とレイアウトの鬼かわゆさには抗い難いです。 写真の中の暖かそうな光、鮮やかな新緑、小物の背景の配色センス、 照明のあてかた、ピンクの市松に配置しちゃったりしてこのやろう(笑)。 実は行ったことのある場所、食べたことのある料理、 以前買った商品が載っていたりもするのですが、 写真の中のものは現実とは色や光り方が明らかに違います。 しかもよく考えたら今店頭に並んでいるのですから 撮影されたのはきっと1月とか。 だのになぜあんなに写真の中の春は魅力的なのか。 プロの仕事といえばそれまでですが、 何をどうしているんだろう。カメラの性能だろうか。あるいは画像ソフト…? 雑誌の中の春は現実の春よりちょっと濃く感じられます。 (↑また買ったらしい) ---------------------------------------------------------------- 2009/02/28(土) 色々感想 天地人 「もう泣かない」と先週誓ったそばからまた泣いてこの子は! お館様(あべさん)が今週とうとうお亡くなりになる感じの予告でしたが 今後何を楽しみに見ていけばいいのか教えて毘沙門天! ところで若殿が宴会の席を盛り下げてしまったときに 家臣と主人公がフォローのために踊った「やっと踊り」(?)が やたら気に入って時々踊りますが、また踊ってくれないかしら…。 「ホーレ、ホーレ、どじょっこホイ! ホーレ、ホーレ、どじょっこホイ! やっとやっとやっと!やっとやっとやっと!」 体育会系男子のやらかす、飲み会→裸!のコンボは1000年経っても変わらない。 きっと1000年後の未来人体育会系男子たちも、 飲み会になったらピカピカ銀色の全身スーツを脱ぎ捨てて踊るのであろうな。 バクマン 別れたあと河原で話し合って部屋の鍵を返すとか いやなカップルですね君たち……。 リトル・チャロ 言いにくいんだけど……は「I hate to say」なのか。 分かり易いなあ。 それに比べて日本語はなぜ「言う」と「にくい」をドッキングして 一語にしちゃうんだろう…しかも微妙に語尾変化して。 「言いにくいは、hattayです」とか言われたら混乱するじゃん。 しかも他に「言い辛いけど」「言っちゃ悪いけど」「憚りながら申し上げます」など無限大。 (しかも最後のやつだけbutをつけなくていい気がする。説明できないけど) 英語をちょっと勉強すると、なぜか日本語の難しさが際立ちます。 ネウロ アイを欠くことで、サイは完成したのかもしれない。 1つ欠くことで安定した物質になったみたいな。 これからも永久に欠いたままというか。 サイアイきたー! ---------------------------------------------------------------- |