6月日記

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2007/06/01(金)

春に行った料理屋さんで飲んだ「ラム酒で漬けた梅酒」が
ものごっつおいしかった。飲んだ瞬間は
「あまーい!おいしいー」と心が満足するのですが
すぐあとに舌が「あれ?砂糖の甘さはしない?」と気付く
上品なお酒でした。なので今年はラム酒で梅を漬けます。
もう何もかも揃っていてあとは漬けるだけ。
梅酒を漬けるのは好きです。
部屋には5年もの10年ものの瓶がごろごろしている。
(そして旅先で買ったお酒や、記念のお酒もみっしり置いている)
(でも積んである本の量が夥しいので、酒は埋没して目立たない)

1年ですぐ飲む場合はいいとして、10年漬けるのなら
普通のレシピより氷砂糖の量をかなり減らすのがコツだと思います。
あと、初心者で、来年飲みたくて、失敗したくないひとは
邪道ですが表皮を剥いたレモンを2つに切って、1個分入れておくと
飲めない程の失敗はまずありません。それか5年待つこと(笑)



掲示板終了記念に、何かめでたい系の絵がないか探してみました。
2004年8月のチラシより。
ネビルのばあちゃんの服を着たシリル…。

掲示板に御参加くださいました皆様
た、た、沢山褒めてくださりありがとうございました!
体調の悪くなった方、不愉快になった方が
おられないといいのですが。
ちなみに今回登録した言葉は1000語。馬鹿の所行です。
7ヶ国語、ギャル文字、方言にも対応!
(一部役に立ってなかったですが…orz)
近い内に変換掲示板3回とクイズ掲示板1回は、
目次のページから見に行けるようにしたいです。
見比べると、物事が進化していく様子の
シミュレーションを見ているようですよ。
最初は私も皆様も恐る恐るの状態で、
辞書なんかバグるわ文字化けするわで
大変だったよなあ皆様(気安く)。

お返事する為に読み返していると、
笑ってしまっていけません。

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2007/06/02(土)

1年くらい前から左の肩に一点だけ、
ものすごく痛む秘孔があるのですが
初めて整体屋さんに行ったら、そこをぐーっと押されて
「首の骨が左にずれてます。ここが傷むでしょう?」
と言い当てられました。うわらば。恐るべし整体屋さん。
ネジ回しみたいに頭を掴んでぐるぐる回されましたが
そのあとかなり楽になりましたよ。
肩凝りが重いめの方は、整体風のマッサージ屋さんに
行ってみられるのもいいかと思います。
(整体って、すっごい重度の人がゆくところっていう
勝手なイメージがあったのですが、
ライトな所はそうでもないのですね!)
それにしても骨が左右対称である事には
根拠の無い自信があったのですが、
年を経るとやっぱり曲がっちゃうのかー。

   

2003.8実施のクイズの当たりチラシより。
(原稿が以下略なので本から直接スキャンした)

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2007/06/03(日)

公道と家屋とを隔てていた建物を最近取り壊したため、
最近の我が家は泥棒に対して誘い受をしている状態です。
塀を作る予定なのですが、工務店の人が出前のうどんのように
なかなか作ってくれない。
鍵のかからない出入り口や縁側が、
「どんとこーい!」という感じで道から丸見えです。
仕方ないのでセンサー式の警報機などを
ネットで買ったりしてみました。
便利で安いですね。3千円とかです。
念には念を入れて「まきびし」なんかも撒いてみようかと
ネットで検索してみました。
まきびし、数を買おうとすると6千円くらいします。
金属の値段が高騰しているとはいえ
電子機器が3千円でまきびしが6千円って納得いきません。
時折、安いものが見付かるのですが

まきびし(ゴム製)

とかあったりして、私が求めているのは
靴底もろとも足の甲を貫き通すくらい鋭いまきびしです。
誰もまきびしに優しさなんか求めないと思うのですがどうでしょう。
(サバイバルゲームとかで使うの、か?)
シルバーアクセサリーの要領で自作できたりしますかね。
趣味のまきびし作り。

まきびし:忍者が使ったらしい。追っ手の足を傷つける為の道具。

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2007/06/04(月)

手に茶色い染みがついていたので
ゴシゴシしてみた。とれない。
何かのインクかと思い、除光液でゴシゴシした。
とれない。よく見たら火傷だった。
あわてんぼうの自分を後悔中。
当たり前だが最強に沁みた。

それと、火傷をした経緯を思い出せない。
酔っ払っているときに何かしたような気はするのだが。



皆様の愉快書込みへのレスが終了しましたので、
まだ御自分へのレスをお読みでなかった方は
よろしければ掲示板をご覧下さい。
何と言いますか、すっごく詰まらないレスで
申し訳ないのですが。
私も「微妙ですね!」とか「人身売買で丸儲け」とか付けたい!
5×10=10とか計算していたり、
もう1年の半分が過ぎていたりして
(その時の頭では何故か1年=10ヶ月だった)
書いている人の混乱ぶりがよくわかるレスです。
番号間違い、内容間違い、人違い、勘違い、
レス自体がない!などおかしな点がございましたらお知らせ下さい。

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2007/06/05(火)

ボエ更新

突然脳内でメロディが鳴ります。
「さて問題です。
私はこの曲を以前どこかで聞いたことがあります。
これは何の曲でしょう」
というクイズの始まりです。
最近鳴った曲は
「ここ数年内に見た映画か或いはドラマの
最後に流れる曲。その話の主人公は死んだ。
私はその話を結構気に入っている」
までは思い出せたのですが、あとは分からなかったので
なんと2週間、ずっと考え続けました。

結果(当然ネタバレ)→映画『デス・ノート』主題歌
             Red H0t Chili Peppers
             「ダ二ー・力リフォルニア」
でした。

なぜか大昔にキムタクさんが主演したドラマ
『ギフト』のような気がしてかなり妨害された。
(主人公は死なないし、数年前じゃないけど)

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2007/06/06(水)

変換書にあったけど、一度も出なかったネタを再利用。

「今から言葉攻め?をしてみるよ」
「へ?」
「とりあえず推理小説のオチばれ100選」
「えっ」
「まずは『そして誰もいなくなった』からー」
「ちょっ…やめ…」

それは言葉攻めじゃないと思う。

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2007/06/07(木)

陳腐なものが嫌いです。
(えっじゃあお前が書いているあれやあれは
陳腐じゃないのかよ?!という
ツッコミを受けるとつらいですが)
あのー、なんていうんですかね
一回りして却って斬新になってるのはいいんですが
絶妙に3歩ほど遅れているのが嫌。歌だったら、

you can fly!  ゲンカイを感じたときこそ
shining road!  自分を信じて
I belive you!  ユメをあきらめないで!

(あくまで一例です)みたいなみたいな、
「今回は作詞に初挑戦しました」とかそういう感じの…
ぐわー!誰か槍を持て!

私にも覚えがあるのですが
急いでいるときや疲れているときに
さらさら書けてしまう文章、
あれは別に脳がクリエイトしている訳でも何でもなく
これまで何千回何万回と見て聞いてしてきた
ありがちなフレーズ、展開、台詞、形容を
記憶の中からオートで再生しているだけで
何千何万回と見ているだけあって
それは間違いなく陳腐であるという……!
時折気付いて「ひい!」か何か言って全部消します。

ところで嫌で嫌で仕方のないものほど
記憶に残ってしまうのですがどうしてでしょう。
10年くらい前に広島で乗ったタクシーの中で
ラジオから流れた曲
「星の見えるあの浜辺へ君をつれていこう〜
Woo〜Baby I love you〜」
とかって
私は脂汗を流して白目を剥いて苦しみましたが、
今でも歌えます。何故だ。

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2007/06/08(金)

その他コーナー新設

掲示板の反省会をする。
芸術的な変換をされた皆様の書込みを酔っ払って暗誦。
ちょう楽しい。
それから、「2チームに分かれて、
攻撃や守備、かく乱やスパイなど役割分担が出来て、
言語によって進む、かなり頭を使う内容で
既存のCGIを面白い使い方で利用するゲーム」
を考える。友人も私も、目から酒が出るほど考えたのですが
これといういいアイディアは思いつけませんでした。
ゲームってシステムを考えるのが一番難しいですね。
頭を回転させるのに丁度良い制約を決めたり
参加なさる人間の行動パターンを概ね予想したり。

そういえば、筒井康隆先生の短編だったと思うのですが、
「大企業が優秀な新入社員3人を選んで
南の島の別荘か何かに軟禁し、数年間だらだらと遊ばせ
退屈のあまり3人が考え出した
複雑なゲームを商品化して大ヒット!計画成功!」
という内容のものがあったのを思い出しました。


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2007/06/09(土)

ご存知かもしれないがトリビア

チュッパチャップスの包装紙に描いてあるあのロゴ、
あれはダリのデザインである。
ダリは食事の席でその仕事を依頼され、
その場にあったナプキンに絵を描いた。
(超やっつけ仕事!)

昨日のゲーム発明の短編ですが
「作者は星新一先生ではなっかたでしょうか?」
というお便りを頂きました。
そう言われてみればそんな気が…(笑)。

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2007/06/10(日)

その他コーナーに「タイ旅行記」

昨年旅行しました。ちょっぴりクーデターとか起こりましたが、
今でも好きな国です。


24時でシャッターが閉まってしまうコインロッカーに
3分前とかに滑り込んだ。焦りでぶるぶる震える手で
鍵を握って開けようとした。
しかしこういう時に限って、鍵が回転しない。
一度抜いてよく見たら、鍵曲がってるし!
もうあれだ。気持ちは爆発3分前の映画の主人公。
ヘイカモーン!ベイビィプリーズ!オーゴッード!
脳内でブルース・ウィリスやハリソン君やトム・クルーズなどの
英霊が(死んでない)踊り狂って応援する中、
気合いを込めて回したら開いた。ガッツポーズした。

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2007/06/11(月)

「スパイダーマンヨ」を見ました。

宮崎ブランドの飛行シーンも好きですが、
スパイダーマンの飛行もかなり好きです。
あの独特のリズムの緩急がたまらない。
そしてシリーズ最萌え作品です。も、もえー!
1・2を好きな人は劇場で見るべきでしょう。
オタク気味な正義の主人公がピーター、
悪の復讐鬼がハリーという名前なので
私達ポタジャンル者はちょっと戸惑いますね。

(すごくねたばれ)
ハリーがねぇぇぇぇぇぇぇ。いいんですよ!ともかく。
ぼっちゃんで。ハンサムだけどタレ目で。
へたれいじめられっこの主人公をかばってやって、
女友達が落ち込んでいたら、家に呼んで
音楽をガンガンかけながら一緒にオムレツつくったりして
すごく優しいんです。
今回、ハリーは記憶喪失になっちゃうんですが、
父親を殺された記憶もなくなって、元のハリーに戻るんですね。
その時の主人公の「しめしめ」という悪い顔ときたら。
というか、父の言うことをまず鵜呑みで、
(そもそもあのダっさいゴブリンスーツを着て
戦うだけでも有り得ない孝行息子ですよ。俺なら着ない)
記憶を失ったら主人公の話を鵜呑み、
執事が証言したらそれを鵜呑みで、
結局みなにいいように振り回されて
本当に育ちのいいぼっちゃんだなーお前はという。
ともかく今回のメインは共闘するハリーとピーター、主題は「赦し」。
その為だけに敵が2人出てきて、あの設定なんだなと思いました。

毎回荒唐無稽なようでいて、案外計算で作られている所が好きです。

あっ「クマが飢え死にしないように…」ってシリルを書いてくれている人がいらっしゃるよ!

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2007/06/12(火)

映画かんそう
「恋愛睡眠のすすめ」を見ました。

「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督作品。
私が、たぶん初めて劇場で寝た記念すべき作品です。
すっごい寝た。頭ガクってなるくらい寝た。
劇場で寝る人間なんか有り得ないと思っていたのですが…。
あ、でもこの映画が駄作って意味じゃないです。
この作品、好きな人はすごく好きだと思います。
私は何回見ても寝るでしょうけれど。

主人公の住むアパートに女の人が引っ越してきて
主人公はその人に恋をするんですが、
主人公の現実のパートと夢のパートが最初は交互にあって、
徐々に夢のパートが増えてきて、
最後のほうは「これは現実だなー」と思っていたら夢で、
会話も所々なりたっていなくて、意識が段々と……ぐぅ。
という感じでした。

夢の映像はCG多用じゃなくて、セロファンや紙や布や絵や
手作りのものが多かったので、暖かい映像でした。
小さいアイディアも面白かった。
特に主人公の作った、
世界の大災害を12個描いたカレンダーが秀逸。

眠りに入る状態って、スイッチを切るみたいに突然じゃなくて
回転数がだんだんゆっくりになっていくじゃないですか。
この映画には、強制的に私の頭の回転数を落とす魔力がありました。
あと、フランス語って眠くなる……。
そういえばむかし「リタン」っていう怖い夢っぽい映像が延々続く
矢張りフランスの映画をレンタルで見たときも寝たな……。
夢&フランス語って、私には睡眠薬になるみたいです。

あ、メルフォからイェイツの詩についてメッセージ下さった方、
メールアドレスがありませんでしたが、よろしかったでしょうか?



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2007/06/13(水)

映画かんそう
「パプリカ」を見ました。

OPが超絶格好いいんです。
このどきどきするようなリズムで期待させる音楽は誰!?
……って、うん、ヒラサワですね。知ってます。
白虎野はいいアルバムだ。
でも本当にOPは素晴らしい。ずっとローテで見たいくらい。

他人の夢に介入できるマシン「DCミニ」が盗難される。
統合失調症患者の夢を使った精神汚染が始まり
セラピストの千葉敦子は「パプリカ」に姿を変え
事件の解決にあたる。という内容。

OPが(もういいから)ええと統合失調症患者の夢の表現が凝ってますね。
異形のパレード。
こういう系の映画は、業の深い制作者の勝ちだなと思います。
自分の理想に近いものを作るために、どれだけの犠牲を払えるか、
悪魔と契約ができるか?魂が売れるか?命を捨てられるか?
そういう意味で「イノセンス」とかと見比べると面白いかもしれません。

ただ、ちょっとラストに納得のいかないものがありました。
(ねたばれ)全裸の男女が巨大化して戦う意味はあったんだろうか…。
もうちょっと他に何か…。←物語上の暗喩一切認めない派。

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2007/06/14(木)

映画かんそう
「プレステージ」を見ました。

19世紀末のロンドン。
修行中の奇術師仲間アンジャーとボーデンは、
とある事件をきっかけに、
互いに憎みあい執着し合う凄まじい泥仕合を始める…
…というもの。

奇術師2人の執念が相当えぐい。
互いの舞台はこそこそ変装して見に行く。
奥さんと子供を見て嫉妬。互いに舞台の邪魔をする。
互いに一生残るような怪我をさせる。
殺すか愛するしかない聖闘士の女子みたいな奴等です。
普通に見ると、「ちょっぴり驚きの豪華なハリウッド映画」ですが、
ストーリーの技術的な部分に興味のある方は
是非原作の「奇術師」を読んでから御覧ください。
印象が変わります。

素晴らしい。ノーランの才能に嫉妬(笑)。
2005/11/28(月)、2006/01/21(土)の日記でも
触れているのですが、映画化は無理だとずっと思ってました。
何故って、それこそイナズマが飛び散るほどのバカトリックだから。
いえ、原作はSFゴシックファンタジー歴史恐怖小説みたいな
ジャンル分類できない硬質で素晴らしい小説なのですが、
すみません私の読書はミステリーが基本なので
最後のオチがあれだとあれなのです……。
でも映画版は、何回も何回も何回も仄めかしがあって、
脱力せずに最後まで見られました。
原作プリースト先生は、「プールの傍で世間話していたら
話の途中で突然突き落とされた笑顔で。しかも5月に」って印象ですが
ノーラン先生は「準備運動させてくれて、シャワーで水を掛けてくれて、
にゃかむらくん頑張れ!って感じで背中押してくれた」って印象。
私は不条理映画にするか、ミュージカルにするしか
道はないと思っていましたが、
ノーラン監督には最初から勝算があたんだなーと。
映画化というよりも、同じアイディアを使って
2人の人間が別の話を考えたのに近いですね。
構成でここまで変わるんだ!

ねたばれ。
銃殺、溺死、縊死、そして「スペア」が、
交響曲のテーマのように消えては現れ怖かったです。
(水槽を割ろうとするボーデンの表情には、密かにぐっときた)
原作も最後にぞっとする怖さがありますが、
映画の怖さはギャアーっていう狂気の怖さですね。
でも私は文系なのでよく分からんが
複製転移機より、ただの転移機を作る方が
簡単じゃないのかなあデビットボウイ…。
一工夫加えるのが匠のこだわりなのか。

監督の初期作品「フォロウィング」とか「メメント」とか
ああいう針みたいに尖った作品が好きだった人(多い筈)は
「こんな大衆に媚びたノーランなんか見たくねぇ!」
「俺たちのノーランたんを返せ!」
っていう悲しい雄叫びをあげていると思います。
君達にはミシェル・ゴンドリー監督をあげるから!
それで痛み分けだ!時々交換したりしよう!元気出せ!
(弁当のおかず?)
尖った作品とエンタティメント、
どっちもできるなら(それも凄いことだけど!)
どうかエンタティメントをやらせてあげようよ!

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2007/06/15(金)

映画かんそう
暗殺依頼のありました映画「サハラに舞う羽」を見ました。

6度も映像化された古典英国文学作品だそうです。
普通にねたばれ行きますので御注意ください。

英国が世界の覇者だった時代。
偉い将軍の息子にしてエリート仕官の主人公は
3人の友人達、とりわけ親友のジャックと熱い友情で結ばれ、
美しい婚約者もいて、順風満帆の人生だった。
しかし反乱軍鎮圧のためスーダンに行けという命令が出ると
なんとなく怖くなり、戦争いやじゃん?という理由で除隊する。
その後3人の友人と婚約者に臆病者の象徴、白い羽を送られ
見捨てられる。
それはいいとして、戦況を見ているうちに主人公は不安になり
アラブ人に変装してスーダンに向かう。
それから友人の1人1人の窮地を救って?(半疑問)
白い羽を返していく。

サスペンスでよくある構成(1人1人殺っていく)の
善行バージョンですね。
でも、ともかく出てくる人が全員トンチンカンです。
世界を股にかけた、スケールの大きいトンチンカンです。
作っている人がトンチンカンなのか、
または「英国人はこんなにトンチンカンだ!」というのを
主張したいのかは分かりません。
もうちょっと考えて行動すれば全部回避できるような簡単なトラブルに
全力で間違った方向にぶつかり、傷ついて苦悩します。
その中でも一番ひどいのは主人公で、
この人にはまず感情移入できません。
何がやりたいのかもさっぱり分からない。

たとえば、戦場で重傷を負った友人に
悲鳴を上げて取り縋るのですが、
倒れた拍子に友人が持っていた手紙が落ちると、
応急処置もせず座り込んでじっくり手紙を読みふけります。
死ぬよ死ぬ死ぬ。友人死んじゃう。

それから友人のいる部隊に迫る危機を知って
その情報を知らせるのに、自分の代わりに
何の対策も立てず別人種の人を行かせてしまったものですから
その人は捕まって拷問されてしまって、結局隊は全滅。
あとで「せっかく知らせたのに!」ってキレてるんですが
どう考えても悪いのはお前だっつーの。

そんな感じで壮大なトンチンカンの炸裂する2時間。
この時代の英国は世界の4分の1を支配していたそうですが
こんなトンチンカンな人達がよくそんな偉業を成し遂げたなあ…と
ちょっと不思議な気持ちになります。

それとこの映画は
「女はちょいと顔が可愛いだけで中身はけだものだから、
崇高な理念とか誇りとか友愛とかは理解しやがりませんよ?
信頼して愛するなら男ですよ?お・と・こ!」
というある種の啓蒙ビデオでもあると思いました。

そんな感じでまとめてみましたが、
御依頼主さま如何でしたでしょうか!?
前払いのお礼は家族で食べました。
おいしかったですとゴルゴが申しておりました(笑)。

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2007/06/16(土)

映画かんそう
暗殺依頼のありました映画
クレヨンしんちゃん「伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」
を見ました。

私は大人なので「ああ、今回ホラーテイストなのね」
で済みますが、子供の頃に見ていたら
トラウマになっただろうと思います。
幼稚園児にとって親は神さまみたいなものですが
その親が、家に帰ったら同じ顔をした別の何かになっていて
鶏肉を引き裂いて血を舐めたりしたらそりゃあもう
泣いちゃいますよね。
あと、母親がスーパーを四つ足で走ったり叩きつぶされたり。
幼稚園の先生が画鋲を素足で踏んで平気な顔してたり。
割に本格的に、子供を泣かせにかかってます。

なので、「こわかったねーごめんねー、さあもう平気だよー」
という姿勢なのか、ラストがとても唐突に馬鹿馬鹿しく
一時期のしりあがり寿先生の漫画のようにシュールです。
ネットで調べると、この映画はかなり不評なのですが
原因はその辺りにあるのでしょう。
(一応書いておくと
女刑事と組織の女首領がサンバで一騎打ちをするが
女首領が負けて変装が解ける。女首領は実は女刑事のお父さん
だった
もちろん伏線などない)

それともホラーをスーパーナンセンスで落とす
前例のないハイセンスな映画目指したのでしょうか?
ちょっとよく分かりません監督。

…ゴルゴ、首をひねっておりますが
如何でしたでしょうか。スイス銀行に振り込んでいただいた謝礼は
友人ときょうだいのひととで食べました。ありがとうございました。
とゴルゴが申しています。

雑記
・スペイン語でアミーゴは男性に対して、女性にはアミーガらしい(エンドロールで気付いた)。

・そういえば関係ないけど男性にはブラボー、女性へはブラバー、混声はブラビーらしいですね。

・映画5予告の長いやつ見ました。思わず「おかあさん、スケキヨです…」と吹き変えた。

・「オープン・ウォーター2」の宣伝、悪いとは思うけど吹き出した。
  http://www.open-water2.com/(公式サイト)
 タイトルは「海のドジっこ達」のほうが良いのではないか。

・タイ旅行記のクイズ、みなさまは幾つ正解されましたか?
 (ookamikaisou様で実施された「旅行記各章どちらが書いたクイズ」)
 や、でも暁の寺の正解率は…嬢さん達が慌てなすったのか…
 悪質な引っ掛けをお疑いになったのかどっちなのですかー。
 パーフェクト解答者2名の方はお見事でした。
 章の数が均等でないなどの不安材料をよくぞ退けられた。

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2007/06/17(日)



タイの謎のお菓子「しょぐね」
現地でも「意味が分からん!」とかなり頭を悩ませましたが
ああでもないこうでもないという推理の結果
イラストから判断するにおそらくこれは「将軍」と言いたいのだろう、と
そういう結論に落ち着きました。

問題は、タイに行ってからまさに1年が過ぎたわけですが
なかなか決心が付かずにこのお菓子はまだ未開封で
そして中で何らかの化学変化が起こっているらしく
現在パンパンに膨れあがっているという事です。
ええ……つい買っちゃったんですよね。

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2007/06/18(月)

会社の人が、小さなお子さんのために
どうしてもアニメ商品が必要になり、
アニメ商品が沢山売っている
ショップ的な場所(平たく言えばアニ○イトですね)に
行かないとならなくなった!とある日騒いでいました。

検索して、ショップの入口の画像を見て
彼はガクガク震え始め、
「いやだー!こんな所に一人で入れない!
中にはメガネでリュックで太ったオタクが一杯でしょ!無理!」
と悶えた挙句、なんと友達に片っ端から携帯で連絡を取り
「ごはんのついでに買い物に付き合わない?」
という誘いをかけておられました。

まあなんというかリアクションに困りますが
「そうですねー、私もこれはちょっと1人じゃ入れませんねー(棒読み)」etc

パンピ男子のあの異様なオタクへの憎悪は
ホニャに対する異様な憎悪に通じるものがあるなと思いました。
絶対に自分は同種ではない!というのを誇示するために
全力で攻撃するんですよねー。


……目次のページの整理の際に失敗していたらしく
リンクページが消えていたのに気付いて直しました。とほほ…。

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2007/06/19(火)

「ブートキャソプ」なるものが巷では流行しているようだ。
ジャンピョのギャグ漫画のネタになるくらいだから
きっとみんな持っているんだろう。
断片的に得た情報を元に想像すると、
それはどうやらDVDを再生して行うエクササイズで
画面に出てくる教官が
「よし!ワン・ツー!ワン・ツー!貴様!声が小さいぞ!」とか
「もっと足を上げろ!」とか
「そんな事も出来ないのか腰抜けめ!とっとと国に帰れ!」とか
命令なさる通りにトレーニングしていると
短期間で身体がシェイプアップされるとかそういう類のものらしい。

しかし私は厳しくされるとやる気のなくなるタイプなので
出来ればもっと優しいのがいい。
「大丈夫、君ならきっとできるよ、ほら足を上げて」
「その調子その調子。ワン・ツー!ワン・ツー!」
「ゆっくりやればいいからね。少し休憩しなさい」
とかなんかそういう……教官、めちゃめちゃ貧相そう
(あ、毎日ランダムにキャラクターが命令してくれるのでもいい)
(今日は八リーで、明日がオビ=ワン、その次が手塚部長とかそんなの)

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2007/06/20(水)

(よく知らないのに適当に書いてみるシリーズ)

「大 日本 人」
という映画がものすごく酷評されているようだ。
これもまったく詳細を知らないが、
日参の日記やブログでよくサンドバック感想を見掛ける。
書き手は、どちらかというと男性の方が多いようだ。
しかし文面を拝読するに、ただ単に「つまらない」と
切り捨てているのではなく、
「天才の彼に期待していたのに裏切られた!失望した!」
という悲しさが全体に滲んでいるように思われる。

ところでこんな事を書くと、
まるでテレビを全然見ない知識人みたいだが
私は監督の松本さん、が喋っている所を見たことがない。
なので、彼のギャグがどんなに凄いか、
どんな傾向のネタをされるのか一切知らない。
(それは、あらすじのない番組を
録画してまで見る習慣がないせいです。
なのでスポーツやバラエティは全滅)
しかし沢山の男子にここまで期待されていたのだから
きっと何か凄いものを持っている人なのでしょう。
さすがに映画を見ようとは思いませんが、
バラエティを収録したDVDを借りてみるか、と思いました。

あ、あとビリー教官についての豆知識をありがとうございます。
俄然「ブートキャソプ」に詳しくなってしまいました。
ビリー教官、アメと鞭を使い分ける、素敵な人っぽいです。
(ちょっと欲しくなってきた!)

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2007/06/21(木)

「これまで風呂に入った回数が3回しかありません」
並にショッキングな事を書いてしまったようです。
(昨日話題)
ものすごい松本さん祭に(笑)。
松本さんの来歴からおすすめからありがとうございます。
メルフォ稼働して以来最長メッセージも頂きました。
松本さん凄い。

今日不安になったので身近なところで
粗雑なアンケートをとってみましたが
男性の意見      「大好き」
女っぽい女性の意見  「嫌い」
女っぽくない女性の意見「好き」
という感じでした。
女子には人気がないがやたら男にもてるクラスメイト…みたいな?

オタク雑感

「天元突破 グレソラガソ」は
新感線の中島さんが構成・脚本(一部)をしてるのか…
ううう、もう手遅れだから後でまとめて見よう…。
早く初期回DVD化されろ!

「スプリソガルド」終わりましたね。
マッチョ脳+マッチョ脳ってめずらしいコンビだった。
萌えをありがとう藤田先生。

「ブリザード・アクセノレ」も終わりました…。
鈴木先生ジャンプに帰ってきてくれないかなと思ったり。

「うえきの 法則+」も終わったよ!?
ええええー!!?

この間まで本誌でやっていた章で
「結界師」の主人公の兄にときめくようになる。
結界師は能力の設定がそもそも秀逸でしたね。
単なる四角ですが、重ねたり、積み上げたり
薄くしたり厚くしたりと戦略を練る余地が沢山あって。
この作者の方も、鋼の方も、リボーンの方もそうですが
心理描写がメインではなくて、
バトルと意外な展開をメインに押していく
女性作家さんが最近多くて、すごいなー!と思います。

「ネウロ」(シーンばれ)
「犯人はお前だー!」っていう指差しを、犯人が
ブ リ ッ ジ で か わ し た の で
松井先生は天才だと思いました。

「ジャンポ」
○○年休まずジャンピョを買ってきた私ですが
今現在の状態は、ワースト5に入るくらいの
ムニャムニャ期であると思います。もて王打ち切りは判断ミスだ…
だいたい天才大型新人をおとなしく待ちすぎです。
入念なサーチをした後に8月のお祭りに行って、
どうじんしを1000冊ほど買って、
A. 絵も話も申し分なく完璧。
B. 絵はいいのだが話はいまいち面白くない。
C. 話はいいのだが絵がへたくそだ。
の3タイプを、三顧の礼をもってスカウトしまくって
BとCは性質の合いそうな者同士を
B2人+C1人の比率でチーム組ませて
ABCどんどん描かせればいいのに…と思います。
臨時で編集者増やしてさ…。

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2007/06/22(金)

かんばんを
みました。

ポタのサブグループのやつ。
一番前に奴が立っていました。
うかれぽんちな服を着て、
いっちょ前に戦闘態勢で。
ちっちゃいくせに……と思うと
なんだか泣き笑いそうになりました。
何その服!イタリアンマフィア?ばっかみたい。
ぷぷぷ……ウウウウ……。

中央に奴。その右に校長、左にムーディ先生。
さらにその右にルーピン先生。その左にルーナ。
先生、ちょっと空気感に満ちた写り方で
心霊写真みたいだった……。
でも2人が揃って立っている看板なので、
パチって持って帰りたかったです(巨大。無理)。

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2007/06/23(土)

英国流カフェに行ったら、
新メニューで「フィッシュ&チップス」がありました。
うお!?と思って写真見たらなぜか焦げてました…。
「焦げてるね…」と言いつつ注文したら、
来たお料理は、上手に揚がった上品なお味のものでした。
「何故あえて焦げ写真なのか?!」と
友人と話し合ったのですが
「本国仕様なんじゃないの……」という結論に落ち着きました。
あの写真見て注文する勇者は少ないと思う。本当に何故なのか。

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2007/06/24(日)

「パイレーツ3」を見ました。

設定が猛烈に後付であるとか、
人物が船と船の間を激しく行き来する(酷いときはワープする)
とっ散らかった脚本であるとか、欠点は色々あれども、
それでも面白かったですよー!
もうね、恰好いい男祭りな訳ですよ。
ジャックもそうだしウィルもへたれ属性で頑張るし、
バノレボッサも、タコ男も、海賊パパンも!百花繚乱お花見状態ですよ。
(海賊パパン、演出・効果もあるんでしょうけどオーラが凄かったなあ!
ジョ二デが洟垂れこぞうに見えたもんなあ!)
(チョウ・ユソファの活躍についてはネタバレなので言えないゾ!
ヒント1:活躍しない。ヒント2:勘違いセクハラ男で終了ケチー!カンフー見せてよケチー

萌えキャラ達が力業の演出でガンガン来る、
そういうのがお好きな人は是非ご覧下さい。
「かんどうさせてやるぜ!」みたいな攻めの演出。
いや、私は大好きです。どんと来い。
ディス イズ スパルタァー!!! (違う映画)

(ねたばれ)
アメリカ映画の十八番、
群衆を沸かせる感動演説をヒロインがやっちゃって、
それを「俺の彼女はなんて格好いいんだー…」って
ちょっと涙目になって下から見上げているヒーロー。
新 し い 。
結末はさすがに同情しました。
でもタコ男のところみたいにならなくて良かったな!
あれはさすがにタコ男悪くないよ。女が悪いよ。

見たことない方は「1」→「3」の順番で見ちゃっていいと思う。
映画になれている人なら推測できる範囲だし…。
それとエンドクレジットの後に
お約束の重要なシーンがあるので席立っちゃ駄目ですよ。

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2007/06/25(月)

(パイレーツ3ねたばれ)
(ポ夕5ねたばれ)
(シリノレシリほもえろ有)
(カオス……)

10年に1日だけ、
あっちから帰ってこられるんだったらどうしよう、
と思いまして。
(あの、10年経ったらお役ご免説じゃなくて、本当に10年周期で1日だけ)
先生はそれでも余裕で待つと思う。
「投獄期間より短いじゃないか」とか言って。

午前中をハリーやその他の皆さんのために使って
午後は先生と2人で過ごすんだろうな。
(というか皆が遠慮するよね!)
先生は10年分の近況報告と世界情勢を
巻きに巻いて珍しく早口で語り
シリウスも10年間に思い付いた質問やジョークを披露。
もちろん先生の話を細かくチェックして
「そのミス・ナイトレイとはどのくらい親しいんだ?」
とか牽制も忘れない。
「3ヶ月に一度くらい複数人で会ってお茶を飲む程度には…」
と苦笑する先生に、唇の端と眉を上げて重々しく納得する彼。
丹精した庭を見せたり、家屋の修理や人付き合いの相談をしたり
話すことは一杯あるけれども、
日が沈んだら衣服に手をかけるシリウスに
「24時間しかないのに?」)
と吹きだす先生。
「その24時間全部を俺の腹の下で過ごしてもらってもいいぞ」
「24時間のうち6時間くらいは君の腹の上で過ごせるなら、それでもいいよ」
とか囁いたり囁かなかったりしながら夜が更けて
先生は一生懸命カフェインをとってずっと起きていると思います。
24時にシリウスが帰るのを見送るために。
「じゃあまた」とか普通に笑ってお別れするために。

シリウスが「一緒に来てくれリーマス」って
もし言っちゃったとしたら、先生はそのまま立ち上がって
行ってしまうだろうけど、
シリウスは絶対にそれを言わないでしょうね。
先生がおじいさんになっても、
変わらずに1日だけのお客でいるに違いない。

うむ。

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2007/06/26(火)

注:ポタ未読の方、御注意下さい。
ポタ女体化日記連載シリーズです。
掲示板でOL!と希望された皆様に向けて発信。



パラレルOL物語25


女性の方なら大概お困りだと思うのですが、
梅雨時になると髪がボワワーってなって本当に大変ですよね。
ドライヤーでブローしても、ヘアアイロンで伸ばしても
外に出て湿気を含むとあらふしぎ。
怒ったネコのような、ボワボワ頭の出来上がりです。

ここ穂具和津株式会社のOLのみなさんも例外ではなく
ハーマイオニーさんやロンさんは
ワックスやスタイリング剤で奮闘しています。
カット、カラー、ヘアエステ、デジタルパーマ、
すべてこうきゅうサロンで指名のスタイリストがいるスネイプさんも、
梅雨にはてこずります。
(というかそれでも尚油っぽくウネウネしている髪は
スネイプさん7不思議のうちの1つです)
ハリーさんに至っては、「かぶりもの?」と錯覚させるほどの爆発ぶりです。
どんなに頑張ってセットしても、会社に着く頃には元通りなのです。
そんなある日の朝、
出勤したルーピンさんを見た会社の者は皆、
青ざめて言葉を失いました。
穂具和津株式会社の者だけではなく、通勤途中の
近所の人も電車の中の人も皆見ていたのですが
ルーピンさんは気付いていなかったようですね。
なんでもいつも安くで散髪してくれていた
近所の床屋さんが高齢を理由に閉店してしまって
困ったルーピンさんは自分で髪を切ってみたらしいのです。
ハリーさんはうめくように
「これから斬首されるひとが、
首切り役人に適当に刈られたみたいです」
と言いましたし、
ハーマイオニーさんも
「まるで社内で酷いいじめがあるみたい」
と複雑な表情でした。
中でも一番顕著に反応したのはスネイプさんでした。
「皮膚病の犬!……」
と愕然とした後で一言だけ言い、
それ以上何も嫌味が出てこなかったくらいです。
ルーピンさんはあまり器用な人ではありませんでした。

みな動揺を押し隠して仕事を始めるのですが
来る客来る客全員が、スネイプさん、ハリーさん、ルーピンさんの頭を見て
ぎょっとした顔をします。
変な頭のOLが働くコントのようにしか見えないのでしょうね。
たまりかねたスネイプさんが、
お昼休みにルーピンさんの頭にスカーフを巻いてみたのですが
なにかこう寮母さんのようになって、へんちくりん度は変わらないのでした。
ルーピンさんはのんびり「夜中にお礼に行かないとね」とか言っていました。
意味がわからず、その場では皆ハハハと笑って流したのですが
「笠地蔵ねたの発言か!」と会社から帰って、就寝前になってから
ハリーさんは気付いたのでした。

梅雨が明ける頃にはきっと、
ハリーさんの頭もスネイプさんの頭も
ルーピンさんの頭も元に戻っていることでしょう。
穂具和津株式会社に早く夏が来るといいですね。

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2007/06/27(水)

築城400年イベント開催中のお城に行きました。
普段は非公開の部分が見られたり、
体験コーナーがあったりして面白かったです。
(和弓が引けたり、石垣を積めたり、鼓をならせたり)
(鼓はペチって音しか鳴らなかった。ポン!は鍛錬しないと駄目っぽい)



石垣積み。こういうのがあると我々もう夢中。



そしてイベントキャラクターの某にゃん(仮)に我々めろめろ。
城近辺に出没する某にゃん(仮)を追いかけて
一緒に写真撮影までする熱の入りぶり。
某にゃん(仮)は白くて柔らかくてフワフワでござった。
もちろん触った!手もつないだ!
ちなみに某にゃん(仮)の前にはファンが常に大行列。
某マウスに勝るとも劣らぬ人気振りです。
そして某にゃん(仮)の愛らしさに幻惑された我々は
修学旅行生のように見境がなくなって
某にゃん(仮)ワインとか、よく分からないものも含めて
様々なグッズを買いまくって満足して帰りました。

某にゃん(仮)はロイヤリティーを取らないという大博打に出たため
グッズはそれこそ無限にあるのです…。
グッズのページを開くと、しばらくは読み込めないくらい…。

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2007/06/28(木)

「舞妓Haaaan!!!」を見ました。

クドカン脚本映画は、当たりの時と、
とんでもない……の時がありますが
今回は比較的当たりだと思いました。
ギャグは「やじきた」のが尖ってましたが
お話は「舞妓Haaaan!!!」の方がしっかりしてます。

主人公の阿部サダヲは、修学旅行で京都に来て以来の
筋金入りの舞妓オタクです。
自分が運営する舞妓サイトに、閲覧者・堤真一が
むかつく書き込みをして、論争するのに忙しい毎日ですが
ある日念願の京都支社への転勤が決まります。
付き合っていた柴咲コウも捨てて、京都に訪れた阿部の見たものは
我が物顔でお茶屋遊びをする堤真一の姿だった!…という粗筋。

お前が好きなのは舞妓はんじゃなくて堤真一だよ阿部…
と言いたくなるような執念の話(荒唐無稽な)でした。
女への感情はころころと変わって一貫しないのですが
堤真一に対する態度だけは全然変わらないですもん。
というかクドカンはヒロインを動かすのは、あまり得意じゃないと思う。
お話の基本が男×男というか……。


どっしりした、食べ応えのある作品というよりは、
細かいギャグの泡がはじけるソーダ水、といった感じの映画です。
オーバーアクションの役者の演技を見て、
ハハハと笑って明るい気分になりたい人にはうってつけかと。

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2007/06/29(金)

流行の話(そんなつもりはないがネガティブなのかも)
新出のアイテムが出て、多数の感性にヒットすると
それが流行ります。チュニックや七分丈ワンピや
光る素材の鞄。巻き髪にふわゆるパーマにグロスリップ。
「みんな同じに見える」と揶揄されるあれです。

しかし私は思うのですが、
ファッションにおいて「みんな同じに見える」というのは
平均化されるということです。
その格好さえしておけば「○○風の女の子」という
記号のような認識をされて、細部確認は甘くなる。
それっていうのは実は、平均以下の体型や容姿の持ち主にとっては
下駄をはかせていただけるありがたいシステムでもあるという気がします。
だから平均より容姿の優れた女子が流行の格好をするのは
実は損なのだけれど、逆の場合はプラスだと思う。

いやもちろん美醜関係なく好ましい顔というのはあるし
本人の個性とぴったり合った自由な服装は良いものです。
でも、そういうのとは違う次元で、
流行には流行の利点があると思うのです。

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2007/06/30(土)

むかし、「あー寒い寒い」と思いながら
自分の部屋のコタツに足を入れたら
コタツが「ニャー」と鳴いたことがありました。
びっくりして中を覗いたら、野良にゃんこが
「あっ、やべ、見付かった!」という顔をして
だーっと逃走していきました。
2階の奥にあったんですけどね、私の部屋は。
いかに私の家が穴だらけかという話。

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