12月日記

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2006/12/01(金)

以前居酒屋で食事をしていたのですが
隣のテーブルで、合コン…というほどではないが
あまり親しくない若い男女が5名ほど集まって
自分話をしていました。
途中そのうちの1人の女の子が
「私、アニメとか漫画が好きで同人誌出してるんです
とか、そう仰いました。
会話していた私と友人は、突然くっきり聞こえてきた
隣のテーブルのその台詞に、動揺の余り言葉を失って
銀魂の登場人物がよくやるような、あんな顔になりましたよ。
な、な、なんかずいぶんオープンになったものですねこの趣味も。
世間に隠れてコソコソと…みたいなのはもう今どき古いのでしょうか。
同人誌って「ディズニー好き」とか「ジャニおっかけ」くらいまで
地位が向上したんでしょうか。あわわわ。

でも恐ろしくてそれ以降の隣の空気は窺えなかった。
最近もカフェで隣のテーブルのひとが同族だったので
数は増えているような気はするんですけどね。
(べつに常に聞き耳を立てているわけではありません)

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2006/12/02(土)

新しいギャルアニメをちょっとだけ見る機会がありました。
女子校もので、でもいつまで経っても
「冴えないし平凡だけどモテモテ男の子」の
主人公が出てきません。
あら、私の知らない間にギャルアニメ革命が起きて
全員女が主流になったのかしら?
と思って、それを尋ねてみました。
お返事は
「主人公の男の子は女装して女子校に入学してるのです」
とのことでした。

そうきたか。

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2006/12/03(日)

「SAW2」を見ました。(上映中の3ではない)

出口のない館に集められた8人の男女。
その脱出ゲームを淡々と映すカメラ。
その中に混ざっている1人の少年。
彼等の映像を見ながら、
殺人鬼と会話によるゲームをする少年の父親の刑事。

相変わらずあらすじが綺麗だなあと思いました。
綺麗というのは心洗われるとかヒューマニズム溢れるとか
そういう意味ではなく、
一部を変えると全てを変えなければならない、
変更不能な強固さが綺麗という。
ただし、かなりえぐいホラーですので御注意。
前回「自分の足をノコギリで切断させられる
という強烈なシーンがありましたが、
今回もそれに匹敵するシーンあります。
それと前作を見ていると、
懐かしいシーンがあります。(一種黄門様の印籠的な)

途中、殺人鬼ジグソウさんが
「東京の地下鉄で使われたガスだ」と言っているのに
字幕は「テロで使われたガスだ」になってました。
3時間吸引すると全身から血を吹き出して死ぬガス
ってのは東京では使われてないので、
ジグソウさんの勘違いを日本の字幕スタッフさんが
気を利かせて修正してくれたのでしょう。

監督がインタビューで
「トビン(ジグソウ)と打ち合わせをしていると、
彼はジグソウの役柄になりっぱなしで、
僕のことを蔑んだ冷たい目でじっと見てくるんだ!
半泣きになってしまったよ」と言っていた。
監督かわいそう!

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2006/12/04(月)

会社関係の忘年会が5回もある予感。
そしてボーナスは少しだが額が上がるらしい。
なんか景気が回復してきたのか?という気もする。

「ずいぶん待たせちまったようだな……」
「あっ!その声は!」
「すまねえ物価金利……オメエ達に無理させちまった」
「もう回復したのか景気!」
「ああ。おかげでフルパワーだ」
ゴゴゴゴ
「おやおや。先程まで瀕死だった貴方に何が出来ると言うのです」
「…山一●券、●崎屋、そご●、●イカル…
死んでいった仲間たちのために死んでないのもいるよ!
オラはお前を許さないぞ……フケイキ!」
不景気の声は中 尾 隆 聖さんで。

今度はあんまりバブらないうちに人為的に下降させるのが
ミソかと思うのです。
(物理法則と同じで、高く登ると落ち方も酷くなるような?)


今日のジャンフ
小畑先生の新連載が始まりましたよ!内容はバスタードですよ!(ダウト)
ワンピを読んでいたらポン・デ・リングが食べたくなった。
今の期間限定はクランチショコラかあ…カリカリともちもちかあ…。


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2006/12/05(火)

春の夜に電話がかかってきて、
学生の頃の知人で、
「苦しんで死んだ人や、
事情のある死に方をした人がお家にいない?」
とまあ要約すればそういう話で、
「苦しんで亡くなった人の魂は
あの世でずっと苦しんでるんだよ」
とか言われて、
はたしてこんな電話で、
その宗教に入信する人はいるんだろうか?
と、なんだかそちらの方が気になった。

でもメインの宗教が他にあってもいいし、
併用は全然OKなのだそうだ。
サプリメントの役割だと思えば
それもニーズとしてありなのだろうか。

私は失礼な返事をしないように
誠心誠意ものすごい努力をしたが、
以来勧誘の電話はかかってきていない。

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2006/12/06(水)

ある日、道を自転車で走っていたら
前方から移動中らしき獅子舞がやってきた。
獅子舞(の中の人)は視界が悪いのか
私の避けた方向に寄ろうとして
お互いの進路を妨害する形になった。
すると獅子舞(の中の人)が
「すみません」と言って
頭をぺこりと下げた。

なんか萌え。

黒い魔犬もあのくらいの大きさだろうか。



現実逃避に獅子舞の絵など描いている場合ではなく(しかも何か丁寧)
年賀状を作らなくてはならないのであるが…イノシシかと思うとやる気が出ない。


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2006/12/07(木)

風邪1
そんな訳で1ヶ月ずっと風邪をひいていたのですが。
今年の風邪はともかく長い。超ロングランです。
そしてものすごい咳。肺が破れるかってくらい咳。
咳で目が覚め、仕事中も咳、夜も咳、寝ている間も咳。
これは本当に風邪か?と思うほど咳。
ウィルスに操られるがままに菌を撒き散らして、
ドラクエのキノコ系モンスター状態ですよ。
50回咳をすると12分ジョギングをしたのと
同じカロリーが消費されるそうですが。
やったー、いや違う(笑)。

・うがい手洗い徹底。
・マスク推奨。
・洗っていない手で目に触らない。
・外出に使用した服には8時間触らない。
・風邪の人の使用したティッシュはビニールで密封して捨てる。
・1日1作シリル。

などの方法で予防できるそうです。
ぜひお試し下さい。

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2006/12/08(金)

風邪2
体調の良くない時はあまり楽しくない夢を見るものですが
今回はゾンビに追いかけられる夢とかそんな感じでした。
自分の独創性のなさにがっくりくる感じです。
ゾンビてあんた……。
私は推理小説で読んだトリックを駆使して逃げるのですが
「まさかこんなところでミステリが役に立つなんて!」
とかって夢の中では結構真面目に感激していました。
ないないない!ないから!
ゾンビもまた一々だまされてくれるんだよなあ。
しかし一緒に逃げていた人達が1人また1人と
食われてゾンビになるのを見て、
「これは早いうちにゾンビになった方が楽なんじゃあるまいか…」
と、逃げている間中ずっと考えていました。
タイミングを逃しちゃうと仲間入りって難しいよね!

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2006/12/09(土)

風邪3
同じ時期に同じ風邪を引いたらしい
我がきょうだいの人は、
薬物をガンガン投与して元気に働いていました。

しかし熱も出ない、咳も出ない、
鼻水も出ないって、風邪でしょうか…?
その場合風邪の菌は
体の中で何をやっているのでしょう…。
なんにせよ科学は凄いですね。

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2006/12/10(日)

風邪4
風邪をひいている間も肩は凝るので
クイックマッサージ屋さんなどに行くのですが、
背中を押されると、なぜか出ますね。
鼻水が。ヴァーと。
まるで電気ポットのようでした。

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2006/12/11(月)

ホラーファンの間で異様に評価の高かった
「サイレントヒル」を見ました。
これはコナミの人気ゲームが元になったホラー映画で、
クリストフ・ガンズ監督が
「oh!このサイレントヒル2というゲームはcoolだな!
是非映画化したい!それにはまず1を映画化しなくては!
じゃあサクっとプロモビデオ作ってコナミに送りつけちゃえ!」
とかそういう流れで映画になったそうで、
なんというか隅々まで愛情の篭もった映画でした。
(あくまでホラーファンの目から見て)
(虫、幼児虐待、宗教恐怖、残酷描写注意)

あの灰の降る霧の町の単色色彩や、
血と肉と錆の色をした闇の世界の色彩が
非常に美しかったです。
クリーチャーも。
ああ、つくづくキモイもんが好きなんだなあこの人…
という感じ。肉塊のナースも三角頭にも監督の慈愛を感じた。
理解不能な物が突然出現して視覚が対象を拒否するような、
あのカメラワークも良かったです。

あらすじは
夢遊病を患い、意味の分からない言葉を呟きながら
徘徊するようになった娘シャロン。
彼女が時折口にする「サイレントヒル」という地名。
その母であるローズは、娘の病を治すために
30年前の大火災で閉鎖された町、サイレントヒルに向かう。

というもの。

蛇足ですが私はこのゲーム、発売と同時に購入したのですが
あまりの操作性の悪さに主人公のおっさんの体の固さに
途中で放り投げてしまいました。
ホラーは好きなのですがアクションは苦手なのですね。
ゲームは、ホラーが苦手でアクションが得意なきょうだいのひとが
薄目でプレーして代わりにクリアしてくれました。
泣くほど恐かった、とのこと。

今日のジャソプ
・岸本先生の下書き掲載って珍しくないですか?ていうか下書きなのにほぼラインが一本!?
 スゲー、工業機械みたいな腕!全コマケムリ人間の某先生と比べるなという方が無理というものだよ。
・ロビンさん、その技もしかしてワンピ界最強技なんじゃ…?CP9の人達も殆ど倒せるんじゃ…?

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2006/12/12(火)

ボエ更新

バイオリンとアイリッシュ・フィドルの
セッションを聞きました。
バイオリンの演奏方法を
「上品で理知的な良家の子女」だとすると
アイリッシュ・フィドルの奏法は
「エキセントリックでヤバイ系の女、でも魔性の美人」
というイメージ。

それからピアノ、ギター、チェロ、Wバイオリンという編成で
「ひばり」を聞きました。
みんな手が残像になってよく見えないくらい速かった(笑)。
ピアノの人とか特に。

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2006/12/13(水)

そのバイオリニストは、各国で惚れたアーティストがいると
がんがんアタックして口説き落として合同誌…いやちがう
コラボアルバムを出したり、
自分のコンサートツアーに拉致ってきたりする人なのですが
(まあ人柄が人懐っこく強引にしてオモロイ人で
その後も責任持ってプロデュースするから許されている?という)
今回はポーランドから20代のピアニストが攫われてきていました。
その人の手(肘から先)が長い長い。指が長い長い。
足も長い長い。色が白い白い。
綺麗な姿勢で緻密な演奏をする人でしたが、曲がノリのいい部分になると
「らんらららーん!」とか歌いながら弾いているみたいなのが可愛らしかったです。
美形ピアニストはいいですなあ!ムフーンという話。

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2006/12/14(木)

仕事で行った、ものすごい巨大な大学で激しく迷子になった。
大きい大学というのは建物が雨後の竹の子のように
ニョキニョキ生えていて、どれが生きていてどれが死んでいるやら
パッと見た目には分かりにくい。
朽ちるに任せてある明らかな廃屋もある。
そんな中、私は地図を片手にどんどん人気のない方へ迷い込み
どっさり積もった黄色い落ち葉をラッセル車の如く蹴散らしながら
しかし「こんなに落ち葉が積もってるという事は、
普段ここ誰も通ってないって事なんだぜ…」とか
薄暗い気持ちになって進んでいました。
すると銀杏に隠れるように建っている、
古い赤い煉瓦の、文化財なんだか校舎なんだかよく分からない
思いっきりメルヘンチックな建物にぶち当たりました。
進路的にその建物に入らないと行き止まりなので
私は目に付くドアを片っ端からガチャガチャして回ったのですが
その1つが幸いにして開いて、
中は何故か廊下やエントランスではなく
尋常小学校の職員室のような広い部屋でした。
男性が1人、骨董品級の古いストーブに、
ヤカンを乗せて、それに手をかざしていました。
それは普通人が入ってくるようなドアではなかったのでしょう、
彼は大層驚いていました。彼は繊細そうな目をした外国の人でした。

「コンニチハ」
「こんにちは……」
(笑顔と沈黙)
「ここは……どこですか?」
「ココハ●●研究室デス。●●校舎デス」
「……(地図にない)」
「アナタハドコニイクノデスカ?」
「●●です」
「……ワカラナイ」
「いいです。ありがとう」

日本人よりもにこにこした笑顔のその人は
廊下へ続く別のドアを開けようとした私が、
なんだか特殊な開け方が分からずにドアをガタガタしていると
ますます笑ってドアを開けてくれました。
メルヘンな1日でした。
しかし後になって考えるとここが日本で私が女性だったからよかったけれど
これで外国で男性だったら不審者として射殺されてたかもしれないなあと思いました。
それにしてもメルヘンな建物でストーブに当たってほっこりしちゃってこいつめ
先生みたいで萌えるじゃないかとか考えたのは秘密。

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2006/12/15(金)

そういえばむかし
友達の大学に夜、遊びに行った時、
建物の中にいて、何か視線を感じるなあと思って振り返ったら、
夏で開けっ放しだった窓から、シカが中を覗いていたのと目が合って
びびったことがあります。
あと、そこの構内ではタヌキがゴミをあさっていたこともあった。
それから夜中にそこの校舎を探検していたら
放射能実験室があって、逃げ帰ったこともある。
(私の学校にはそんなものも、そんな学部もない)
学校って学校ごとに全っ然違いますよね。

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2006/12/16(土)

最近のブームがラム酒で、秋からどんどん飲み続けています。
さとうきびから作られるお酒なので、香りが甘くて甘くて、そこがいいです。
お気に入りはマイヤーズ・ラム。中でもとりわけ香りが甘いような気がします。
1本千円もしないような安いお酒ですよ。

冬になったらホットバタード・ラムができるヨ−とずっと楽しみにしていました。
ダークラム45mlに角砂糖1つと、角砂糖大のバター1片、
それに熱湯を加えて作るカクテルです。
かなり強いカクテルなので、好みに合わせてラムを減らしたり砂糖を増やしたりするといいと思います。
風邪に効くらしいですが、健康体でも常飲ですよ。
ラム酒にアプリコットブランデーを混ぜるのも好きです。
香りも味も甘くなって、琥珀色で綺麗で女の子っぽい。
(真の酒好きの人には甘ったるくて飲めないだろうし
お酒の苦手な人にはアルコール度が高すぎて飲めないだろう
私だけの外道ブレンドですが)

ただ瓶のデザインが、海外の失業者が紙袋に入れてラッパ飲みしているような
あんな風なので、もう少しなんとかこう、かわいい感じにならぬものかと思います。
OLが飲んでいて後ろ暗い気分にならないような…(笑)。

トリビア
トラファルガー海戦で戦死したネルソン提督の遺体が
ラム酒の樽に漬けて本国に運ばれたところから
「ネルソンの血」と呼ばれることもある。

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2006/12/17(日)

ソフ●バン●の悪口です。
ユーザーの人、すみません!

新しいCMを見ました。
女の子4人が喋っていて、
「あの件は9時までに電話するねー」とか
楽しく言い合っているのですが、1人だけ
「私はいいよ…私にかけるとお金がかかるし…」
ってどんよりしてます。
「そっか、やわらか携帯(仮)じゃないんだ」
「ごめん……」
「いいよいいよ、○○ちゃんが悪いんじゃないし」

で、なんか「友達は大切に」か何かで締めるやつ。
何がいやって、画面からじわーっとくる
シャレにならない雰囲気が嫌!
これが大学生とか社会人とかアイドルユニットとか
戦隊5人組とかならハハハで済んだのに、
女子高生っていうのが嫌!
これ子供を持つ親に圧力を掛けていますよね?
家族割で他の携帯会社使わせてると子供がハブになるよー
いいのー?いいのー?っていう。(考えすぎカナ?)
私は「予想外」のCMは好きだったし、
曲が気になってCDまで買っちゃった程だし、
(プロコフィエフ「ロメオとジュリエット 」)
ブラピのCMも好きでした。
でもどうして急にこんな気色の悪いCMを流すかなあ…。
とりあえず、やわらか携帯(仮)だけは
例え拷問されても使わんぞ!
CM見た瞬間に思いました。逆CM…。

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2006/12/18(月)

ノロの話。
毎年のパターンだと、先週と今週が感染のピークで、
その後は勢いを失うそうですノロ。つまり今週耐え凌げば人間の勝ちノロ。
ヒト科の威信にかけて、
あのようなチンケなウィルスに負ける訳にはいかんですノロ。
ていうか菌の写真は幽霊が10人写った心霊写真みたいで恐いノロ。
いや、語尾じゃないノロよ。

今月始めにきょうだいのひとがやられたノロ。
夜中に突然始まるノロ。
始まったら上下の祭りで動けないノロ。
お手洗いから半径5m以上離れられないノロ。
でも若いと3日で治るノロ。
病院に行っても点滴と胃腸薬くれるだけノロ。
独り暮らしの人は念のためポカリ的な何かとゼリー的な何かを
買っておくといいノロ。まじでまじでノロ。
食うのは無理でも飲まないと死ぬノロ。
私は水分が抜けてあんなに顔がシワシワになった人間を見たのは
生まれて初めてだったノロ。ノロ怖いノロ。

感染原因は、牡蠣・貝類&感染した人の吐瀉物排泄物から出る菌、以上終わりなので、
防御方法は外食を控える事と不特定多数の人が使うお手洗いを避ける事だと思います。
あとは自宅で火を通したものを、手を洗って食べるとか、まあそんな感じ?

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2006/12/19(火)

むかしIQの事を日記に書きました。
非常にIQの低い子供でしたという内容です。
そうしたら友人が突然
「私は子供の頃のにゃかむらのIQが
何故低かったのか分かる!」
と言いました。エスパーの登場です。

「それは分からない問題を飛ばさなかったからだ。
そうでしょう」
見てたのかよ!と言い返したかったのですが
まさしくその通りだったので黙りました。
「IQテストって言うのは飛ばしてナンボのものなのよ」
とのことです。
……そんな注意書きありましたっけ?
なにかそういう読者の盲点を突く的トリックのテストは
卑怯だと思うのです。
えーなんだよそれー。ずるいよー。

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2006/12/20(水)

バブル絶頂期の出来事を語るとき
おじさまがたの瞳は夢見るそれに変わります。
神々の時代を語る語り部のようです

なんでも当時は全員が夜中まで仕事をして
しかし働いても働いても追いつかず、
仕事を断るために頭を下げて回ったそうです。
仕事を発注する側が受け手を捜すために必死だったとか。
「お金ならいくらでも払うからやってくれ!」
「金を払ってでもそんな仕事お断りだ!」という時代。
ボー茄子も年に3回あり、
新人でも余裕で7ケタの賞与だったとか。

接待も豪奢を極め、
贈答品に美術工芸品がバンバン取り交わされ、
クラブの床をドンペリで満たして皆でダイブ。
あるいはここには書けないようなおイタタタの数々…。

とりあえずバブル文化は叩いとけ!みたいな批評コラムを
時折新聞などで見かけますが、
まあバカな事って、一度経験しないと
身に沁みて分からんのが常ですからなあ。

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2006/12/21(木)

ボエ更新

風邪予防にシリル!せき鼻のどにもシリル!
(ノロウィルス予防にはルシリだヨ?)
風邪予防シリルを実践されているサイトさんを
こっそり発見こっそり祝福の踊り。


お気に入りのレストランに向かう最中
イルミネーションの点灯があった。
せっかくだからということでツリーを見物し
光のトンネルを潜り抜け、
バラ園の中の輝くモニュメントを見学し
先に進むと美大の作品展示が始まって
ギリシャ神話の神々や前衛芸術が林立していた。
……更に進むとワールドな屋台があって
ベトナムやエジプトやイタリアや韓国やアフリカの
食べ物を売っていた。
コンサートしてた。
光る道が続いていた。
「……どこまで続いていると思う?」
「……てかこのまま行くとあの世まで行きそうじゃね?」
「私ら、何駅まで歩いてきたんだろこれ」
と、さすがに不安になるくらい長かった。
無計画にいくつかのイベントが合体してた模様。
でもあのカオスっぷりが面白かったです。

スパムウィルスが増してきたので、しばらくは
ドメインのトップがCOMのメールは
受け取らない設定にしますすみませんー。


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2006/12/22(金)

冬なので岩盤浴に行ってみる訳なのですが、
そこは女子スペースと男子スペースが
壁を挟んで隣接してるところでした。
めずらしく男子スペースにお客がいたのですが、
それがどうやら岩盤浴初体験の男性3人らしく
あちらは貸しきり状態らしい。
なので、遠慮なく彼等は大騒ぎです。
ところでこちらの女子室は結構人が入っていますが
みな無言なので、彼等は自分達の話し声が
こっちに筒抜けだという事に気付きません。

「うひょー暑いねえ」
「貸切だねえ」
「ひゃー見てこの汗!」
「枕かたーい!」
「きっとビールがうまいぞー!」

・・・・・・。
男子早く寝なさーい!!

て感じだった。(修学旅行)

本誌おおふりネタバレ(突然…)
留年している応援団長の子の、大人っぽいしっかりした挨拶に
不覚にもドキっとして涙ぐむ校長?とか
女性監督の年齢が分かって、
みな急に自分との年齢差を計算して「アリか?」「微妙か?」
と必死に考えている男子高生とか、

なにかこの漫画は人間の細かい反応が面白いです。
いや、試合シーンの吸引力はもっと凄いですけど。
でもこう、ただのハートウォーミングな漫画ではなくて
キョドりのひどいチームメイトに
「中学の時こいつと会ってたらイジメてたかも…」
と冷静に考えているような、シビアかつピュアな所が魅力です。
好きというか畏れるキャラクタは田島様。
あんなにあたまがわるくて品がなくって、
自分の才能を石ころくらいにしか思ってない、
故障もプレッシャーもものともしない、
敵の誰をも恐れさせる、野生動物みたいな、
でも意外と淋しいのが苦手な超天才!
が、もし側にいたらどうしようと思います。
影からずっと見てると思う。
祝アニメ化〜。


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2006/12/23(土)

「功名が辻」最終回を見ました。
(当然ねたばれあり)

才能や美貌で頭角を現して
天下にこの人ありと名を轟かしたり、
一国の命運を左右するまでに登りつめたり、
数千、数万の家臣を従える家を興して
子々孫々まで繁栄したり、
そういう人生も素晴らしいですが、

「この人のために私は生きている」
と心から思える人、
「お前がいなかったら生きている意味がない」
と言ってくれるたった1人の人を見つけるという
人生もいいなあと思いました。

なんとなくけっこんしたくなった!(笑)
(踊り子体質)

大石さんはコミカルなお話のが得意な人だと思うのですが
それで明るめのバカップル歴史ものとして楽しめました。
それと役者さんが素晴らしかった。
あれ、回を追うにつれカズトヨが微妙にあほというか
情けない展開になっていきましたが、
上川さんが演じたお陰で、まあなんというか
男らしいバカ正直さをもった素直で育ちのいい人
という雰囲気を最後までキープできたと思う。
あの、上司に妻を褒められて天真爛漫に喜んだり
部下に妻自慢するカズトヨ晩年の姿を、
他の人間が演じていたらと考えたら
ちょっとしょっぱい気持ちになりますもの。
仲間さんも同様で、あれは仲間さんでなかったら
説得力がなかった。だって
あんなに頭のいい人がカズトヨを好きになるわけないもん!
(言ちゃった!)
仲間さんが演じたおかげで、頭は切れるが趣味が壊れてるひと
っていう説得力がありました。
信長も秀吉も家康も、みな個性豊かで見ごたえがありました。
そして3将軍は全員カズトヨのことが好きだった(笑)。
頭の切れる人は相手に頭の良さを求めないのかもしれませんね。
淀様や、ねね様、ガラシャ夫人、市様など女性陣も、
女性脚本家だけあって生きた言葉を喋ってた。
(比較すると民放で同時期放送の「太○記」の女性方は
どうも音声録音テープを流す人形型スピーカみたいでした。
紋切り型の台詞しか言わないの)

最後に出会いのシーンに戻って、
子役が演じていたシーンをもう一度仲間さんで撮り直した所、
名前を教えあってニコっとする笑顔とか、矢張りぐっときましたね。

1年楽しませて頂きました。ありがとうNHK。
受信料、ちゃんと払うよ!

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2006/12/24(日)

自分の顔ってブスだとか地味だとか、
そういうのは10代で卒業したのですが
最近、自分は致命的にお色気がないなあと特に思います。
かといって中性的とか枯れているとか、
そんないいものでもなく、
お っ さ ん っ ぽ い 。そんな感じ。
一生懸命露出を多くしても、「露出の多いおっさん」になってしまう。
何に似ているかというと木彫りの大日如来?
(そういえば仏像は露出が多めですよね)
女の人って
造作とか体型とか既婚未婚彼氏ありなし関係なく、
ふわふわんとしていて、華やかでいい匂いがする、
そんな存在でないとだめな気がしません?
・髪の色は明るい目に
・唇は厚い目にラインどり
・グロスは多い目に
・美白強化
とかなんかこういう政策でなんとかならんかと思いますが、
外見だけではなく、色っぽい女性というのは
精神面でも下記のようなイメージがあります。
・人懐っこい
・一人じゃ駄目っぽい
・なんとなくスキがある
・虚弱そう
この3mくらいあるハードルをどうクリアするかが問題です。
ダメだ……ぜんぜん越えられる気がしねぇ(笑)

今日は世界最大のあの緑と赤のお祭り…うん、そうだよ、
良い子の皆への御褒美に、シリとルがいつもの3割り増し
イチャイチャしてくれる日(←十字軍に家を包囲される)のプレだ。
だというのにちょっと今日は朝の4時に電話で呼び出されて
そのあと叱られ回っていたので行動不能です。む、無念…誰か…がくり。


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2006/12/25(月)

にゃかむら一身上の都合でバテレン更新は行えないと申しております。
でもジャンプは読んだそうです。「合作スッゲェェェ!!」と申しております。
代筆 友人C

とでも書いといてくれと連絡を受けたので正直にそのまんま記載させて頂きますよ。
まあ要するにパソコンに近寄れない状態のようですな。
ともかくジーザス誕生日おめでとう!

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2006/12/26(火)

なんか課題が出来なかった言い訳を
お母さんにしてもらう小学生みたいな昨日の日記ですが
断じて違います(笑)。
そして私の脳内友達では断じてない、友人Cありがとう。
他のシリルサイトさんのクリスマス更新いっぱい見られたよ!
わあいわあい。(幾つかは見逃したっぽいけどね…フフ)

注:ポタ未読の方、御注意下さい。
ポタ女体化日記連載シリーズです。



パラレルOL物語24

この時期になると、ルーピンさん達の所属する営業部は
徐々に異様な雰囲気になってゆきます。
仕事の追い込みもあるのですが、
「今月は18回忘年会があるよ」
「いやあ私などは血圧が200を越えてしまってね」
「昨日は10万使ったなあ」
などと、妙に嬉しそうな顔で
職員達は愚痴をこぼし、ふらふらと歩きます。
午前中欠席する者も多いようです。
そう、12月こそは営業の総仕上げ。
接待したりされたりのカオスがサンタと共にやってくる月です。

「3軒目、4軒目まで長引いて
高いボトルなどねだられては予算オーバーだ。
この店で敵を一気に潰す」
いま敵って言わなかったか?この人。
とハリーさんはスネイプさんを見上げました。
今日はスネイプさん、ルーピンさん、そしてハリーさんの3人で
接待忘年会です。ハリーさんは見習いの立場ですが
いつもよりお化粧をきちんとして、
髪もお洒落に巻いています(天然であっちこっち巻いているのですが)。
連日午前様らしい先輩2人の顔はさすがに疲労の色が濃く、
さきほども化粧室で2人並んで
ガハーっと胃薬を飲んでいたようです。
「自分に合った胃薬を見つけるのが接待道の第一歩だよ」
ルーピンさんは大真面目にそう語りました。
しかし酒席に出ると2人の様子は劇的に変わり、
彼女達(……)の表情は完璧な笑顔になって
声も1段高くなりました。
ガンマンの撃ち合いのように素早くお酌合戦が始まります。
ハリーさんは慣れないもので、ビール瓶を持ったまま
あわあわとしました。
こちらうちの新人です、と紹介されると
名刺とコップが次々に差し出され、手が8本あっても足りません。
まずは、ということで乾杯があり、その3秒後には
席の大半の人のコップは空になっていました。
2センチしか減っていないコップを持って
固まってしまったハリーさんの前で再びお酌の銃撃戦です。
ハリーさんについて尋ねられたのと
仕事の話を振られたのが同時で、
なおかつ目の前にいる如何にも偉い人の
グラスが空いたのでお酌をと思うのですが、
何もかもを同時にはできません。
「ハリー君ぜんぜん飲んでないじゃないか!」
と言われたのですが、そもそも開始して4分です。
会話とお酌が精一杯で、とてもお箸を持つまでには至りません。
先輩のほうを見れば、スネイプさんが会話をしている隙に
ルーピンさんが素早く連続でお酌をしています。
しかも彼女達(…)は料理もきちんと手をつけているのです。
水泳のように、きっと何かコツがあるに違いない、
とハリーさんは思いました。
恐るべきハイスピードで飲んだ彼等は
盛り上がりも急激でした。
はっきり言って学生時代の飲みでも、
ここまでシャカリキではありませんでした。
前に座っている人々が、色調の狂ったテレビの如く
赤くなり始めたのを見て、ハリーさんはいっそ遠い目で
死因が忘年会というひとが実は毎年いるんじゃないか?
と思っていました。
熱燗と焼酎のお湯割りの登場です。
「おやおや〜?おじさん達が隣の人の肩を
笑いながらバシバシ猛烈に叩き始めましたよ?
でも心配ありません。これはこの動物特有の親愛の儀式です。
痣になるかもしれませんが、酔いが冷めたら本人は忘れてます」
と動物番組系のナレーションがハリーさんの頭で始まります。
油断していたハリーさんの眼鏡が、ひょいと奪われました。
「眼鏡がないほうが可愛いんじゃないかな?」
得意先の偉い人が
手を伸ばしてハリーさんの眼鏡を取ったのです。
ここはお礼を言って照れるのが正しい反応だと
頭では分かってるハリーさんですが
しかし彼女は会社でこそ大人しくしていますが
実はなかなかの癇癪もちです。
折れた割り箸を口につっこんで
グーで殴ってやろうかとハリーさんが考えたとき
「ああ、本当だ」
ルーピンさんがハリーさんの頬を両手で包んで
ぐい、と自分のほうに寄せました。
「眼鏡がないのも可愛いねえ」
ルーピンさんの吐息がハリーさんにかかります。
得意先の偉い人は
「仲が良いんだね」
と、感心したような気が抜けたような変な顔で言いました。
「うちの社員はみな仲良しなんですよ。先輩後輩は特に」
ルーピンさんはハリーさんを抱きしめて頭を寄せます。
得意先の若手からは「いいねいいねー」と大声が上がりました。
ハリーさんは捕獲されたフェレットのように不審な挙動で
思考停止しています。
ルーピンさんがとても柔らかかったせいです。
いえ、胴体は硬いのですが、なぜか頭が柔らかいのです。
発想が柔軟という意味ではなく、
頭蓋骨の代わりにウレタンが使われているような柔らかさでした。
ハリーさんは今のこの状態を写メりたい!切実に!
ああ誰か撮ってー!撮ってー!と現実を忘れて
ハーマイオニーさんとロンさんをテレパシーで呼びました。
もちろん通じませんでしたけどね。

「どうして彼等はこんなにもお酒が好きなんでしょう」
「酔っているこの世界こそが本当のように思えるからじゃないかな」
ベロベロに酔っ払った得意先の人をタクシーに押し込んで
ダメ押しの二次会の店の場所を運転手さんに伝えると、
スネイプさんは自分達のタクシーを止める為に
夜空を切り裂くシャープさで手を上げました。
「風景がいつもよりちょっとだけキラキラして見えて、
人もちょっとだけ普段より優しそうで、
嫌な事は思い出せなくなって、
冗談もいつもより面白く聞こえるじゃないか」
ルーピンさんは、よいしょよいしょとおばあさんのするように
タクシーに乗り込みながら、ハリーに話します。
「ちょっとインディアンの友愛の儀式みたいだね。
知ってるかな?煙草を回し飲みするんだよハリー」
ルーピンさんは、これまで見た中で一番優しい顔をして笑いました。
「それから彼等の使用していた幻覚サボテンは
現在でも違法じゃないんだよフフフ」
「ルーピン先輩?」
ルーピンさんは酔っているのでしょうか。
この人は酔っ払うと優しい顔になるんだな…と思うと
なんとなく頬の赤くなるハリーさんです。
酔いのせいもあるのでしょうけれど。
「こいつはこの状態になってからの先が長い。まだ2,3本は飲むぞ」
吐き捨てるようにスネイプさんが言います。
彼女(…)の顔色は冴え冴えと白く、
言動も普段と何ら変わるところはありませんでした。
「そう言えばセブルスが酔っているところを最近見ないね」
「当たり前だ。酔ったら酒の味が分からなくなるではないか」
「お酒は酔ってあげないと可哀想だよ」
「ポッター」
「は?はい!」
ぼんやり2人のやりとりを聞いていたハリーさんは
慌ててスネイプさんに向き直ります。
「気分はどうだ」
「フワフワしてます。ちょっと酔っているかも」
「うつむいてみろポッター。床は上下しているか?」
「……いいえ」
「ではまだ大丈夫だ」
イエッサー!と言いたくなるような軍隊口調でしたが
しかしなんとなくハリーさんは安心をしました。
まだまだ未経験な事の多い社会人生活ですが
この2人の先輩がいてくれたら、全然大丈夫のような気がするし
それどころか楽しくすらあるかもしれないぞ、と。
ハリーさんはタクシーの中から見える
光るお菓子のようなネオンを見ながらそう考えました。


3人は接待を無事終えました。
深夜2時のタクシーの中、スネイプさんの膝を枕にして
安らかに目を閉じたルーピンさんとハリーさんは寝ています。
もう2人とも酔いが冷めるまで意識が戻りそうもないので
スネイプさんが自分の部屋に連れ帰ってあげるしかないようです。
腕組みをして憮然としている彼女の後ろで
ジェームズの霊が「あれ?この子、僕に似てなくなくない?」
と騒いでいます。
なぜかジェームズは頭に
トナカイの角とサンタの帽子を付けていました。
幽霊のくせに季節イベントには敏感なようです。
そういえばお盆には茄子が、
10月にはカボチャが頭の上に載っていました。
「そっちの世界にもハ●ズがあるのか?」と聞きたかったのですが
でもスネイプさんは黙っていました。



書くのをついつい忘れてしまうのですが
じわじわと進む、そして愛してくださる方は猛烈に愛してくださる
(ありがとうごじゃいます)不思議なシリーズです。
初めて御覧になった方はさぞやびっくりされたでしょうけど、
これが正しいパラレルではないことは自覚してますので!(笑)


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27日〜31日 は日記をお休みしました。

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