---------------------------------------------------------------- 2006/08/01(火) 寒い 暑い ひもじい 眠い 痛い 痒い 吐き気がする 熱がある 淋しい ひとはこれらのうちどれかが弱点で、 我慢が出来ないものなのだと思う。 (友達は全部だめだと言っていたが。どれも我慢できないと) (いや、ええと(笑)もうちょっとがんばろうよ!) 私は「暑い」が駄目だ。ほかは割と平気です。 「臭い」も「喧しい」も平気だ。「退屈」も平気。 んんー、いっそ「暑い」も克服して パーフェクトを目指すべきなのかもしれない。 でも明日目が覚めたら突然10/2になってたら、どんなに幸せだろうか。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/02(水) 足の裏がともかくガサガサで、 シーツの上を歩くと「バリバリバリ」と 音がするほどだったので、 安野せんせいがエッセイに書いていらした 酢のパックをやってみた。 (木酢が見つからなかったので普通のお酢で) やり方は簡単。足にティッシュを何枚か巻いて、 靴下のようにビニール袋をかぶせて、中にお酢を注いで 足首のところで縛っておくというもの。 フンフフンフフーンとご機嫌でパックして 読書して、ふと気付いたら3時間近く経過していた。 ちょっとやりすぎたかなと思って取ってみたら こんなんなってた。 足首から先が水死体。 (絵に描いてみました) (ちょっとグロいのでクリック注意) YABEEEEEE!! 「浸透圧」とか、理科で習った単語が走馬灯のように頭を巡った。 組織死んじゃった?自分の足を酢漬けにしちゃった? と大変動揺した。 明日起きて、戻ってなかったら医者に行くことにして とりあえず眠ったら、朝になったら元に戻っていた。 人体ってすごい。 お酢のパックを何回か繰り返したところ、 かかとは大変なめらかになりました。 でも試されるときは皆さん時間に注意してネ! ---------------------------------------------------------------- 2006/08/03(木) 普段あまり見ないバラエティ番組を見ていたら、 私の目には一般人か芸能人かも定かではない キレイ目の男の子がハキハキと 「好きなタイプはエビちゃんです!」 と断言していた。 私は「なんとまあ自由な時代になったものだ…」 とその後しばらく感心していたのだが、 自分がエビちゃんと KABAちゃんを勘違いしている事に気付いたのは それから数日後の事だった。 芸 能 人 に 疎 い。 あと、会社の先輩に教えてもらったのだが(いつも予告見てない) サンデーで「ダレン・シャン」が来週からスタートする。 言われてみれば、すっごくサンデーっぽいよな……。 老獪なり小学館!初めからそれを見越していたのか? カットをみた限りでは、まるで新章突入したコナンみたいだった。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/04(金) 友達は超大きなジャンルのメジャーカプなのですが、 受の「女体化」で、更に「男性向け」のリングまであるよー と言われて、顎が落ちてどこかへ滑っていった事があります。 最初っから最後まで大運動会で 受が気絶して終わる話が大半だそうなのですが。 その読者である男性達は普通に女の子キャラの 成人向け文章では不満なのだろうかとか まあ色々考えたのですが、 我ジャンルでもしそんなリングがあったとしたら 「んまっ!信じられないワ!」とかいいつつ 1度と言わず2度3度、見に行ったかもしれない、 そんな気がします。 (あんな人やこんな人に毎回気絶させられる 女の子の先生を見るのは何か痛々しいですが) でもまあ30半ばの痩せ細った白髪混じりの教師が 女性になってにゃーにゃー鳴かされている… そんな話を好む男性は、 まあ所謂マニヤ中のマニヤでしょうから そう沢山はいらっしゃらない。 なのでリングとか無理でしょうけどね。はい自己完結。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/05(土) 恒例の怪談(体験談) 虫系グロ話の強烈なやつなので御注意。 むかしのことです。 ある日曜日の朝、何の前触れもなく 家の奥のほうの部屋でハエが大量発生しました。 大量って20匹とか30匹とかそういう数。 わんわんと羽音を立てて窓にむらがり、 外に出ようとしていました。 なんかそういうホラー映画があったなあと思いましたが 超常的な理由でないならどこかでハエが発生した何かがあるよね… と思いつつ部屋の中を見回しました。 その部屋に家具はあまりなく、 ただ大きな押入れがありました。 三畳くらいの広さのある押入れです。 長持やら屏風やら色々なガラクタがしまってあります。 襖を開けると、ちょっと生臭い匂いがしました。 暗黒のビンゴ…と思いつつ薄暗い辺りを棒でつついていると くちゃ、と湿った音が。 ありましたよ。ハエになりかけたやつ、なった抜け殻 なりそこねて死んだ奴、現役のウジ、もりもりと。 そして大元にはデカイねずみが死んでいました。 仕方ないのでゴム手袋をはめ、足にはビニール袋を履き、 ねずみの死体と愉快な仲間達を片付けました。 でも一番怖かったのは、そのあと風呂に入ったにもかかわらず ぶつぶつと足を虫に刺されて痒かった事です。 そう、私は大概の虫は平気なのですが、 目に見えない小さな虫に吸血されるのは苦手なのです。 ああ、死体からは色々なものがうまれ生ずるのですね…。 そんな訳で生き物万歳怪談でした。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/06(日) 「ディセント」を見ました。 きっかけはジャンピョの編集後記に 編集さんが「滅茶苦茶恐ぇぇぇぇぇ!」みたいなことを 書かれており、そして新聞の映画評論で有栖川先生が 「これからこの監督はチェックだ」と書かれていたからなのですが、 イギリスのホラーで上映期間も10日前後(短か!)なので レンタルされるか微妙だし、そもそも洞窟内の冒険なので テレビ画面で見ても真っ暗でよく見えないんだろうなあと思って 劇場まで行きました。 交通事故で娘と夫を亡くした主人公が、 事故から1年後に冒険旅行をしたいと言い、 彼女の友人達が洞窟探検を企画するが、途中落盤が起こり、 しかもその洞窟内には何かがいた……というあらすじ。 クリーチャー系スプラッタホラーです。 これまで見た女の友情もので、いちばん悲惨でエグい映画でした。 もう堂々1位です。 これは……この恐いは「女の人こわい」って事じゃ…? いや、それ以外にも色々恐いですけど、 でも男性は「ほんとうのおんなのひとはあんなにこわくないもん…」 とブルブルしそうです。 なので女性への夢を失いたくない男性は見ない方がいいと思います。 (怒った女は、皆あんな感じですけどねーフハハハハ) それと映画を見ながら考えたのですが(ねたばれ) 友達に「お願いだから(私を)殺して」と頼まれて、 いくら叶えてあげたくても、私には岩で友達の頭を叩き潰す事は出来ない。 刃物で刺したり、銃で撃ったりはできると思うけど、 頭部潰すのは無理です。 なので私の友達は、そういう状況になっても 私には頼まないで下さいお願いブルブル。無理。 あと友達Aが私の旦那と不倫したとしても 私はあんな恐ろしい復讐はしない……かな…… まあ実はその旦那の死の間接的な原因をAが作ってて、 しかも、一番仲のよかった友達Bを、 Aが殺したという確証があったからなあ……うーん。 体を鍛えなければと見ていて思いました。 片腕で体重を支えられるくらいにはなりてぇ。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/07(月) ボエム更新 こんな気温で、まともな物が書けるはずもない…そういう心もちでどうぞ。 時期遅れですが「Mr.&Mrs.スミス」を見ました。 バカアクション映画だと思っていたら、 すげー可愛いバカップル恋愛アクション映画でした。 ブラピとアンジェリーナは実は2人とも 敵対する組織の凄腕の殺し屋なのですが、 お互いに本気で好き同士夫婦で、 相手のことが気になって気になって仕方がないのがいじらしい。 (ねたばれ) 中盤で互いが敵同士だと知るのですが、 中身を調べるために同僚が切り裂いている、 思い出の品の熊たんのぬいぐるみを見る アンジェリーナの辛そうな目とか、 「お前は騙されてたんだよ!」と断言する同僚に 「そうなのかなあ……」と言うブラピの不安そうな目とか。 ブラピがともかくアンジェリーナの事を スキスキスキで、ラストとかそりゃあもう可愛い。 そういえばこの2人は実際にくっついて 子供まで成された訳ですが、あの見事な唇の父と母から 生まれたお子さんは、 宇宙一すごい唇の人になるに違いないです。 (シリルにスイッチばか妄想。映画内容ねたばれ) 敵同士いいですね! 先生側の本拠地に忍び込むけど とっ捕まってしまったシリウスを検分する先生。 シリウス「お前の料理は最悪だリーマス」 リーマス「……さようならシリウス」 爆発の呪文を唱えるスネイプ先生。 燃えるシリウスの体。 リーマス「ちょっと!どうして燃やすんだ!」 セブルス「貴様いま『さようなら』と言ったではないか」 リーマス「言ったけど……」 泣きながら1人で食事する先生…… とかもう超かわいい(もちろんタキシードを着て夫再登場)。 問題はどっちがデスイーター側になるかという。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/08(火) 「親切なクムジャさん」 復讐3部作。残酷描写と不条理演出は相変わらず。 でも私はこの映画は好きかもしれない。 タイトルセンスが素晴らしい。あと、オープニングが美しい。 なによりクムジャさんが親切だ。 これ以上はないというくらい親切だ。 誰とは言わないが黒田見習え。 内容をポタに例えると(ラストまでねたばれ) 無実の罪でアズカバン送りになったシリウスが、 獄中で周りをどんどん味方につけ、 出所してからはその仲間を手足のように使って 自分を陥れた宿敵を探し出し、 可愛い我が子を探し出し、 殺された13人のマグルの遺族に連絡を取って 全員で復讐するか?と問いかけ、 ピーターを拉致って皆でリンチ、殺害するという話。 いやもう本当に見習え。 子供が何人も殺されたり、血で作ったケーキが出てきたりするので 「チャングムちゃんが主演だから」と思って鑑賞した 年配の方が吐き戻されてないかちょっと心配。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/09(水) 「パイレーツ・オブ・カリビアン/ デッドマンズ・チェスト」について、 すみません訂正させてください。 私は以前日記で 「予告でバルボッサ船長が顔から触手を生やしていた。 いい加減ジャック船長は彼の気持ちに応えてあげなくちゃ駄目!」 みたいな事を書いていたのですが、 大きな間違いでしたごめんなさい。 あれ、新登場の触手の生えた船長でした。 ごめんなバルボッサ、イカと合体したと思ってた。 内容はアイドル(ジャック船長)映画+ドリフのコントでした。 映画のラストで久し振りに「金をかえせ…」と思ったよディズニー。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/10(木) 先日目が覚めたら気温が37度越えていたので動けませんでした。 仕方ないので自分の電源を落として、 もう一度目覚めたら夕方でした。今度は動けた。 思うに私は暑いのが苦手なんじゃなくて、 クーラーなしで夏を過ごそうという姿勢自体に 無理があるのではないかと、そんな気もしてきました。 でもクーラーを設置するのには色々と住居の問題があって、 まず家を建て替えなければならんかもしらんのです。 そういえばついこの前、とうとう屋根と瓦が腐って落ちてきて いや、人間の住んでいない部分なのでいいといえばいいのですが わあー、どうするんだろこれ、みたいな……。 暑いので一同考える気力もありません。 ゲイツの四角い箱様も、要所要所でキーボードを認識しなくなって、 画面を見上げると何も打たれていなくて非常にショックです。 字の打てないキーボードなんか、単なる打楽器ですよ。 ええと、先月あたりに80万を越えていたようです。 見に来てくださっている方々、ありがとうございます。 また切りのいい数字になったら何か致しますねー。 (うん…てゆか50万のリクエストをまだ消化していません) (一応経過報告をしておきますと、ずー…っと書いています) (本当にごめんなさい) 東京夏祭りでは2日目土曜日に 御厚意により「チロルーム」さまに チラシを置いていただく事になりました。 いつものようにシリルに関する寝言を書き散らした 正真正銘A4の紙1枚のチラシです。 邪魔にならないように机の隅っこか或いは下の所に 少しだけ置いていただきますので シリル素敵フィールドを散策なさるついでにもらっていって下さい。 (ちろるさまありがとうございます!) インテにはスペース(notハウチワマメ)がありますので、 関西のかたはそちらをご利用下さい。 さて 明日8/11から8/17まで 私は恒例の夏休みに入ります。 (緊急のメールには対応できなくなります) この夏で5回目になりますが、友人のCさんを召喚して 日記を書いてもらいますよーイャッホー。 Cさんよろしくお願いします。 毎回言ってるけど シリルとかルシリとか更新してくれてもいいのよ…? ---------------------------------------------------------------- 2006/08/11(金) 初めましての方も毎年お付き合い頂いてる方もこんにちは。 夏になるとマメに涌く友人Cです。 またまたしぱらくお付き合い下さいませ。 今年の私が好き放題するならマメは高校野球サイトに変更。 そう、あの月刊誌でやってるあの高校野球漫画に夢中です。 リアルの甲子園でも視線はキャッチャーに釘付け。 (あんな悪い笑顔の球児もそうそう居ませんが) ---------------------------------------------------------------- 2006/08/12(土) 遅ればせながら訃報。 まだ全然そんなお歳ではないというのに! 私にとってはやはり日向小次郎そしてドラゴン紫龍… 鈴置氏の御冥福をお祈りいたします。 お祭りには行けないしO阪T蔭は負けちゃうしで 色々しょんぼり… ---------------------------------------------------------------- 2006/08/13(日) もう二年ほどHDD搭載DVDレコーダーを愛用中です。 録っているのは主に「世界・不思議○見」と「ど○ぶつ奇想天外」 +α キーワード録画というステキ機能の御陰で、スペシャル拡大版でも録り逃し皆無。 その最大の長所はビデオと違って録画したテープが山積みに なったりしない事ですが、これが同時に最大の落とし穴で いくら溜まっても目に見えないので気付くと何十時間と溜まっている。 油断してると半年分とか溜まってて、時間にして100時間超… …だれがいつ見んねんコレ…。 しかも実は自分の部屋にもう一台レコーダーがあって、 ヲタクらしくほぼアニメ用と化しているのですが、こっちにも 1話以来見ていないアニメが50時間以上溜まってるよー(遠い目) ---------------------------------------------------------------- 2006/08/14(月) 今日は職場が地獄でした。 どうやらラッキョウの漬け汁が漏れ出したらしい。 部屋に入る前、既に何となく漬け物っぽい匂いがしていたのですが 入るともうそこは筆舌に尽くしがたく。 前に梅干の袋が破裂したときはそんなに大変でもなかったのに 流石はラッキョウ。破壊力抜群。 上司は「俺ラッキョウあかんねん」と言って早々に逃げ出し、 一日中部屋に戻って来ませんでした。(仕事しろよ) 帰宅してもなんか何もかもが匂う気がする…。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/15(火) そういえば2002/08/27の日記で書きました ラブホ「 虫 のときめき」ですが、 今年の春頃からネオン全部消えてます。 ついに滅びたのかなぁ…(いいけどさ別に) ---------------------------------------------------------------- 2006/08/16(水) 今年の母語録。 母が先日、友人から東京みやげに「ひよこ煎餅」を貰ったと言う。 ひよこせんべい…? 東京土産で…ヒヨコ饅頭ではなく、草加センベイでもなく? 色々なモノが脳内を過ぎり、首を傾げた私に 「あ、違うわ。アレよ、鳩サブレー!」 ……うん、気持はすっごく良く分かるんだけどねママン… ---------------------------------------------------------------- 2006/08/17(木) やあ、あっという間ににゃかむらさんの夏休みは終了ですよ。 お付き合い下さってた優しい方々には今年もお目汚し失礼致しました。 やっぱりシリルシリとか書いたほうが良かったかしら…(笑) でもそりゃ私だってシリルもルシリも大好物ではあるけど、 正ジャンル者でない私の書いたものでは、なんだかかえって ここのマジメな閲覧者さまに申し訳ないと思うのですよ。 (てゆか、そもそも私はモノカキじゃない…) なのでそれはやはり家主にお任せするとしましょう。 それでは皆様ごっきげんよーう! しかし来年こそはそろそろ別の人に回さないか我が友? ---------------------------------------------------------------- 2006/08/18(金) 夏休み終わりました。 おかげでペーパー2種類を無事に作り終わりましたー。 友人Cさんありがとう!サイト名を「おおきくハウチワって」 に変えてもいいくらい大助かりよ。 シリルシリが見られなかったのは残念だけども。 エー。別の人って具体的には誰だよ我が友?(あ、Oh様(仮)とか?) あとは何をしていたかと言えば普通に仕事です……。 なんだか異様に短いヨうちのお盆休み…_| ̄|○。 でもシリルシリさんの会に参加して、 シリルシリ妄想を語ったりして、充実した夏休みでしたよ。 私のシリル妄想もかなりのものでしたが、 他の方の妄想もデカくて眩しかったなあ!! それから都会のレストランで見たこともないくらい異様に大きな鴨と、 ビッグライトを当てたように巨大なフォアグラを食べた。 (だんだん夏休みの日記風に) あ、ちろる様、チラシを置いてくださってありがとうございましたー。 明日インテは6号館そ37bデース。 ミステリチラシ内訳 「乱鴉の島」 「DEATH NOTE映画」 「聖女の塔」 「月館の殺人」 「氷菓」 「愚者のエンドロール」 「好き好き大好き超愛してる。」 「煌夜祭」 「ゲド戦記」 ……等等各作品に軽くコメント。 シリルチラシ内訳 ほのぼのシリル漫画1 夫婦のシリル漫画1 おかしなシリルポエム1 謎のシリル妄想1 ミステリチラシはピンク色。 シリルチラシは黄緑色。 決してお間違えのないように。特にミステリのかた(笑)。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/19(土) 友人が、スパイダーマン3作目のタイトル字体を見て 『「スパイダーマンヨ」に見える……』 と言っていた。 「スパイダーマンよ」 なぜに突然語り口調。なぜに突然オカマ言葉。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/20(日) イベント終了しました、 当サークルにお越し下さった方々ありがとうございました。 私の所為ではありませんが、関西蒸し暑くてごめんなさい。 気分悪くなって介抱されている人をお見かけしましたよ。 焦熱地獄の中、お目当ての獲物は無事確保されましたでしょうか? 話しかけてくださった方、ステキ物品を下さった方、 ありがとうございました。 何かこう、何かこう、 「分不相応でスミマセン。ステキ物品を受け取っちゃってスミマセン 新刊なくてスミマセン。チラシなくなりましたスミマセン。 空気読めなくてスミマセン。人の顔も覚えられなくてスミマセン」 というモノローグが、ずっと頭の横にありましたThe自虐的気分の週末。 でもお陰様で楽しいお話しも聞けましたし、 言いたい放題で良い気分でした(いつも)。 ミステリのお客さまっぽい?という女性が、 あの猥褻なチラシを手に取られたら、念の為に 「八リー・ポッ夕ーのホモですがよろしいですか!?」 と腹式発声で問いかけておりましたが、ほぼ100%全員 「オッケーです!」 「それが欲しいんです!」 というハキハキしたお答えでした。清々しい気分でした。 (私信) インテ2日目、携帯の留守録に7件メッセージが入っていたのですが びっくりして慌てたあまり操作ミスして3件を聞かずに消しちゃいました。 「問いかけたのにリアクションがない…」という人は 再度トラーイ!カモォーン! ---------------------------------------------------------------- 2006/08/21(月) 記憶喪失の話 むかしに聞いた記憶喪失の話です。 ある人が交通事故に遭って、3ヶ月ほど入院しました。 頭を打ったので、事故の後の記憶がなくなりました。 その人は重要な判断を毎日下さなければならないポジションの 契約社員でした。 そういう役割なものですから、長期の入院療養は無理で 契約を切られてしまいました。 しかし本人はそれを知りません。 仕事を休むまいとして必死に出勤し、 そして3ヶ月前に済んでしまった案件の指示を出します。 医師から「ショックを与えるのは良くないので、 環境が変わった事を彼に気付かせないで下さい」 という注意があったので、家族の人が会社に頼んで その人がいる間は、そこの職場では3ヶ月前の書類を取り出し 3ヶ月前の仕事をしているフリを全員がしていたそうです。 良いとも悪いとも言い難い、不思議な話だなと思いました。 ご本人にしたら、世界中の人の態度が急に変になったような SFというかホラーというかそんな気持ちがしたことでしょう。 映画でも、同じ題材でもっと大掛かりなお話がありましたが (「グッバイ・レーニン」) 現実でもそういう事はあるのですね。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/22(火) 演劇というエンタメは、特殊だと思います。 人がお腹から出す声というのは同族を幻惑する作用があります。本当。 (腹式発声は、しばらく訓練していたら、 遠くまで飛ぶパンチの効いた声が出せるようになります) だからあらすじよりは言葉の響きや、演出が重要というか。 小説よりは詩、音楽、絵画に近いというか。 亡くなった如月小春さんの『家、世の果ての』とかですね! 素晴らしく素敵な芝居でした。 主に少女が都市を彷徨うお話なのですが、とある一場面、 舞台では少女のお母さんが昔話を独白しているんです。 懐かしい昭和の情景。お母さんの「お母さん」の思い出。 午睡から覚めて母親の姿を探す夕暮れの話。 徐々に少女に戻って母親は叫びます。 「おかあさーん」 しかし、観客である私達の背後から少女が歩いてきて やはり独白を始めます。舞台にいるお母さんの独白と 背後にいる少女の独白。絡むように続いて(同時に 2つくらいの話なら耳は何とか認識) 最後に少女も叫びます。 「おかあさーん」 眼前の舞台の母の叫びと、背後の少女の叫びが最後に同調して 交互に・同時に繰り返され、体の中を突き通った感じがしました。 肌がぶつぶつ粟立った。母親を呼ぶ声はどの動物も悲痛だ。 文章だと表現できないのがもどかしいですが 御覧になればあれが凄いことは一発で分かります。 あと、第三舞台の「朝日のような夕日を連れて」とかー。 あれはラストシーンが男達の唱和で終わるのですが。 腹にボディーブローを喰らった気持ちがしました。 人の声と言葉も立派にエンタティメントになるのです。 演劇はスカ引くと街ごと爆破したくなるくらい 料金が高いのがあれなんですが、当たったときもデカイ、 危険なジャンルです。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/23(水) 「人間が生きる意味って何だろう」 と、仕事中に聞かれた。昔。 私は長年その問題について考えてはいるが それ故に100%理解してくれる相手でないと語りたくないなー、と思った。 馬鹿にするわけではないがその相手は感性の違いと共通言語の少なさから、 18%くらいしか通じない気がしたので「なんでしょうねー」と返事しておいた。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/24(木) ボエム更新 祖父が家を建てるのと同時に作ったという金庫がうちにはある。 それは家の基礎部分と繋がっていて、 たとえ賊が何人来ようとも、 大掛かりな機材で切断しないと盗めないというやつらしい。 そして耐火金庫でもあるので、 家が完全に焼け落ちても金庫だけは残るらしい。 焼け跡に金庫だけが鎮座ましましているのは かなり恥ずかしいような気もするのですが。 しかし、現在金庫に入っているお金はゼロ円です。 これ最強の防犯。 (むかし開けてみたら春画が出てきたそうだしな…) (金庫というかひみつの箱だな) ---------------------------------------------------------------- 2006/08/25(金) 人形使い 電車に乗ったら、向かいの席で お母さんと小さな娘さんが人形で遊んでいた。 基本的にお母さんが人形を動かして娘さんと会話する遊びだ。 母「どこへ行くんですか?」 娘「○○ですよ」 母「何しに行くんですか?」 娘「おばあちゃんの家に行くんです」 母「へえー。スカート短いですね。ひじが見えてますよ」 娘「ひじじゃないです。ここはひざです」 母「え?じゃあひじはどこですか?」 娘「ここです」 母「うそだあ」 しかしこのお母さん、異様に人形遊びが上手い。 娘「ジャンプしてください」 母「いいですよ。ぴょーんぴょーん」 (すっころぶ) 母「あっ!!イタタタ…転んで頭を打ちました」 娘「大丈夫ですか?」 人形が転んだときとか、本を読んでいた私まで びっくりして顔をあげてしまった。 人形が転ぶとは思わなかったから、 そしてお母さんの演技が上手かったからだ。 何らかのプロか?(笑)と思った。 そして娘さんは毎日面白いだろうなあと羨ましくなりました。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/26(土) この間のインテの売り上げで MOTHER3(とオバジC)を買ってみました。 本をお買いあげ下さったお客さま、ありがとう! MOTHER3はゲームをスタートすると 主人公とその双子の弟と父と母と犬の名前と 好物と恰好良いものを決めなければなりません。 スタートと同時に手が止まってしまいました。 ここは迷わず偽家族でいきたいところですが 万が一のことがあってはいけないので、 主人公「八リー」 弟「ロン」 父「ジェームズ」 母「リリー」 犬「パッドフット」 好物「せんせいのチョコ」 恰好良いもの「シリウス」 でプレーしてみたいと思います。 このゲームでは伝統的にお父さんは電話の向こうにいて 姿を見せなかったのですが、今回初めて父が出てくるので どきどきです。 モンスターの中に「かちこちウルフ」というのがいるらしく 機嫌良さそうな顔のデザインなのですが 「かちこちに凍っていて、自分の尻尾でクギが打てるのが自慢」 だそうです。もう可愛い。 説明書を読んでいるだけでも面白いのは、さすがだなあと思います。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/27(日) 「ゲド戦記」を見てきました。 えーと、酷評をともかくいっぱい目にしていたので 「そこまでは…酷くない…かな?」という感じ。 ただ私は原作3巻までを大慌てで読んでから見たので それが効いたのかもしれません。 未読の友人は「……訳が分からんのですが」と 呆然としていました。 しかしとりあえず「デビルマン」と比較するのは失礼かなあ。 なんか、やりたいことは分かりましたよ一応。 (ねたばれ) アレンのダメ人間ぶりで客にストレスを与えて 終盤に真人間になった彼のアクションでカタルシスとか。 ツンデレのテルーにとことん嫌われても 最後に真の名前を打ち明けあってラブラブカタルシスとか。 虐げられてセクハラされて暴力を振るわれる弱い弱い女の子が 最後で最強の竜になってファイアーで空飛んでカタルシスとか。 そういう狙いなんですよね? ただ見境なしに色んな巻や別作品の要素を合体させ、 「???」という設定多数のままフォローを入れないものだから、 物語がフランケンシュタインかキメラみたいになっちゃってる。 良かった点 雲の色 一瞬一刻色を変える雲が、壮絶に美しい色! 動く風景画アニメとしては一級だと思います。 人物を抜いた画集が見たい。 魔法使いクモ 原作のクモは、キャラクタ演出を一切してもらえず 「そういえば昔こんな奴を仕置きしたなあ……」 的なチンピラ扱いだったので (ゲドさま、EP3のオビ=ワンみたい!) 今回、ロークの異端者にしてゲドのライバル的な 存在にしてもらえたのは大出世。 お話的にも格好が付いた感じだし。 農作業 頭を使ってばかりいるからおかしくなるんだ。 体を使え!……みたいな? これまで通りのジブリの、国内最高峰レベルの 「アニメーション」を期待すると 絶望する事になりますから、それだけは心したほうが良いでしょう。 (人物の)表情も、色も、動きも、カメラワークも、普通のアニメです。 あすは もんくを かくよ! もんくの きらいなひとは みに きては いけないよ! ---------------------------------------------------------------- 2006/08/28(月) 続・映画「ゲド戦記」の話 私がどうあっても許せない1点があって、 それは(以下ネタバレ・辛気臭い意見) アレンの親殺しです。 プロデューサーの発案でねじ込まれたらしいが、 1.キレ易い若者から共感。その点での話題性。 2.宮崎親子を連想して衝撃的。 3(虐待の過去を持つ)テルーと親密になるきっかけ。 以上三点のメリットがあるとお考えだったのでしょうけれど、 いくらコマーシャル上のメリットがあっても 物語上のデメリットが大きすぎて、 話全体に亀裂を入れかねないくらいだった。 創作をする人の考え付くアイディアではない。 イライラしたというだけで特に理由も無く親を刺し殺すアレン。 (世界の歪みや分裂の所為というなら 街中で同様の事件を2,3件描くべきだ) その後、誰に咎められる訳でもなく、 すごい罪悪感に苦しむ訳でもなく、彼が気に病むのは見事に自分の事ばかりですよ 罰を受けるわけでもなく、普通に旅をし、活躍する。 こんな映画を倫理観の固まらない年齢のうちに見たら イライラした時に人を刺すのは 選択肢としてアリだと刷り込まれてしまう。 多くの子供が目にする作品には、 ある種 道徳的な制約を受ける義務があると思う。 それは争い、暴力、悪事を排除せよということではなく、 タブーを犯せばペナルティが必ず課せられるという 鉄の法則だ。それがあればよかったのに。 解脱後のアレンの、 自分が死刑や終身幽閉になるとは夢にも思ってない風の、 「反省書き取りが終わったら、また来るよー」 みたいな態度が気持ち悪かった。 どんなに格好いいアクションをしても偉そうな説教をしても 「でもこの人、基地外だしな……」と思い出して妙な気分になった。 親殺しではなく、窃盗とか傷害ではいかんかったんだろうか。 ハジアに手を出して国外追放とかさあ。 原作3巻が比較的起伏の少ないサーチ&デストロイな話なので 何か継ぎ足さなければならない!と考えるのはまあ分かるのですが 「親殺しで分裂してて剣の名手!」とかって明らかに付けすぎっていうか、 エスパーで宇宙人で忍者でハンサムみたいな、そういう。 あと、絵柄の話であるが感情が激した時のアレンの顔は怖かった。 楳図かずお先生の漫画を思い出した。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/29(火) 折角なので、オタクにありがちな 私ならこうするゲド戦記(寝言&原作3巻ねたばれ) をヤッチマイたいと思います。 とりあえず、私なら ゲド様は少年に変身することにするYO。 (原作のゲド様は大変なセレブなので、下々の街へ行くときは変化の術を使われます) (物語のテーマには若干反しますが、ポスターとかCM映え優先) ほらもうそれだけでジブリ美少年2人旅という 恐るべき萌え映画の出来上がりだ。 もちろん2人で奴隷船に掴まっちゃうんだぜ? 戴冠式には汚い子供の格好で来ちゃうぜ? (魔法の力は失ってないぜ?) 門番に追い返されそうになるけど アレン王が膝をついて礼をするので一同目を丸くしちゃうんだぜ? どうしても、びしょうじょが必要だ!というのなら 美少女に変身するゲド様でもよろしい。 「この御方には指一本触れさせないぞ!」 とかいう超おいしい倒錯映画の出来上がりだ。 私が原作3巻で一番好きなシーンは ゲドと始めて出会った時のアレンの 「大賢人はそう言うと、アレンの背中を軽く突いた。 誰にも見せたことのない親しさだった。 若い王子にしても、 他の人間から同じようなことをされたら不快に思ったろうが、 大賢人が触れてくれたと思うと、その光栄に胸が高鳴るのを覚えた。 アレンは早くも大賢人に対し、恋にも似た思いを抱いてしまっていた」 っていうとこー!!ココー! ココが好きなのー!!(はいはい) なのでこのシーンを中心に据えて脚本を書くと思います。 そうそう、8月のイベントで私に物品を下さったかた、 お礼に泣ける悲恋物(嘘)シリル短文をあげましたので よろしければ御覧になって下さい。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/06○○○○○sama.htm 上記のアドレスの○○の部分に、教えてくださった お名前をアルファベット小文字で入れてください。 基本的には苗字です。長音は母音2文字で、 タチツテトはtatituteto、ハヒフヘホはhahihuheho、「ん」はnn 「づ」はdu、小さい「つ」は…【例】フット→huttoでお願いします。 お名前に含まれる・や。や☆や!などの記号は失礼ながら省略させて頂きます。 頭に06、末尾にsamaが付いております点も御注意下さい。 前回にお礼文を見せられてしまった方は基本的に同じ名前で! もし「プレゼントを渡したような気もするが何も出ない…」 という方がいらっしゃったら、 それは100%私のファイル名打ち間違いですので、そんな事言いたくない つらい気持ちは分かりますがそこを堪えてお知らせ下さい私のために! ---------------------------------------------------------------- 2006/08/30(水) 注:ポタ未読の方、御注意下さい。 ポタ女体化日記連載シリーズです。 ↓ ↓ ↓ パラレルOL物語23 なんとなく書くのを忘れてしまう呪われたシリーズ……。 スネイプさんは今夜も残業をしていました。 彼女は(…)義務感により夜食を食べに外出をしましたが 大敗して戻ってきました。 頭では食べなければならないと分かっているのですが ヒートアイランド現象で灼熱地獄と化した夜道を 歩くだけで彼女の食欲はひゅるひゅると減退するのでした。 プリンとコーヒーという妙な組み合わせの食事をして それでも「自分は卵を食べたのだ」と己を慰撫しつつ 穂具和津株式会社に戻ると、 出るときは点けたままにしておいた筈の8階の照明が 全部消えていました。 ハンドバッグの中に入れておいたスタンガンを ぬかりなく取り出して、スネイプさんは社内に入ります。 胸が貧相で表情の険悪な女スパイみたいでした。 フロアのドアを開けると、中は静まり返っていて 人の気配はありません。匂いもしません。 先刻は意識が朦朧としていて、自分で照明を消したのを 忘れたのだろうかと電気のスイッチに近付いた時、 スネイプさんは妙なものと遭遇しました。 床の上30センチばかりの所に1対の目が光っています。 海外旅行に行ったときに見学したナイトサファリと、 田舎の夜道で散歩中に見たタヌキを彼女は思い出しました。 しかし都会のど真ん中にある穂具和津株式会社に タヌキが出る訳ありません。スネイプさんは電気を点けました。 それはパジャマにハラマキといういでたちで、 いままさに机の下にもぐりこもうとしているルーピンさんでした。 ばっちりレジャーマットが敷いてあって寝る準備は万全のようです。 ルーピンさんはスネイプさんの目をじっと見ながら、 こそこそと机の下にもぐりました。 「ルーピン!!」 「これは夢だよ〜セブルス〜」 「その格好は何だ!?いや、貴様会社で寝て…? いや、いつからこんな!?」 「そんな馬鹿な事する人なんていやしないよ〜。だから夢だ〜」 「ともかく出ろ!コピーのトナーを上からふりかけるぞ!」 「……嫌な発想だなあ…分かった。出る」 パジャマのまま自分の席に座ったルーピンさんは あっさり事情を説明しました。 彼女は予想最低気温の高そうな日は、家に帰らず 周囲の本屋などで時間を潰して誰もいなくなった会社に戻り そして冷房の恩恵にあやかりながらぐっすりねむっていたようです。 「うちの会社、冷房切られないからね」 「……一体いつからこんな事を……」 「3年前。社長には話しているし、守衛さんには挨拶してるよ?」 「社長のお優しさは常識を超越している!」 「帰ったと思ったら食事に行ってたんだね君」 「お前と違って地位相応の仕事が−−−」 「君がやった方が何でもそりゃ完璧だろうけど、 不出来でも部下に任せるようにしないと、体を壊すよ?」 「な!!!」 「なんちゃって。私は休むけど気にしないでくれ。 仕事が終わったら普通に警備装置をオンにして帰っていいよ」 「・・・・・・」 「それとも手伝おうか?」 「いらん」 「おやすみ」 「……あっ」 机の下にもぐろうとしていたルーピンさんは、 スネイプさんが小さな声をあげたので、また出てきました。 「なに?」 うっかり声を上げてしまったのでしょう、 気まずそうにスネイプさんは答えます。 「……いま、花火が上がった」 スネイプさんが見ている方向の窓を、 ルーピンさんは振り返ったのですが 胃腸薬の看板と夜空がが見えるばかりでした。 「たしかにあっちは河原がある方角だけど」 「・・・・・・」 「花火大会なんかあったっけ?」 「・・・・・・」 2人はしばらく無言で花火を待ちました。 「……まあ、あれだ。今まさに終わった所なのかも」 「……見間違いをしたと思っているだろう。違うぞ」 「いや、そんな事は思ってないよ」 「確かに見た!花火だった!」 こういう場合、軽く「見間違いだったよー」と言ってしまえば 簡単なのに、スネイプさんは如何なる時にも絶対その手の言葉を口にしません たとえ口が裂けても、たとえ牛裂きにされてもです。 そのあたりにこだわりの無いルーピンさんには不思議な事でした。 必死の形相のスネイプさんの為にも 花火が上がらないかなあと、ぼんやり思っていると、 ビルの群れのちょっと上に 申し訳程度の小さな花火が開きました。 音のない小さな光は、パチンコ屋のネオンと見間違えそうな程 ささやかなものでしたが、それは確かに花火でした。 「見たな!?確かに見たな!?」 「うん。見たよ。花火だねえ」 安堵で小鼻を膨らませているスネイプさんを見ながら、 ルーピンさんは「この人は学生時代からちっとも変わらないなあ」 と思いました。自分の事を棚に上げて。 「今年の夏も終わりだね」 そう言って一人頷くと、 ルーピンさんは射的の的のようにサッと机の下に姿を消しました。 タイミングを失ってスネイプさんはルーピンさんに 帰れという説教をし損ねました。いつものことですけど。 しばらくすると虫の声ならぬ ルーピンさんの寝息が聞こえ始めました。 仕方がないのでそれをBGMに、スネイプさんは22時まで残業しました。 朝と夕方がちょっとだけ涼しくなりましたですね。 それにしても会社の室温というのはどうしてああも 快適温度なのでしょうか……。いや宿泊はしませんが。 昨日言い忘れましたがゲド3巻では ゲドが呼び出しの長を抱きしめるシーンも好きです。 (国語辞典でえろい単語ばかり引いて読む中学生のような私……) (続きの巻を読んで、ちょっとメソっとしましたけども) あと言い忘れてましたが、夏のイベントのチラシは 返信用封筒を送って下されば送付いたします。 いつものように過去通販をご利用なさった方のみとさせていただきます。ごめんなさい。 その際はミステリチラシ・シリルチラシの御希望を書いてくださるのがよいと思います。 でないとハレンチな紙が御自宅に届きますぜ。 ---------------------------------------------------------------- 2006/08/31(木) 「SAYURI」を見ました。 アメリカ資本による芸者ガールの映画です。 あからさまに変な部分はありませんが、じわじわと妙です。 とりあえず これは、日本人のおわびの姿勢ではないと思います。 それから日本の舞踊にこんな形はないです。 (あと、花魁と芸者って違うよね……?) アメリカの女性が御覧になったら 「SF撮りやがってキモイ!こんな女いるかよ!」 って憤慨なされたのではないかと思います。 (内容ねたばれ) 幼少の頃に道端でカキ氷を買ってくれた おじさん(ケンケン)に憧れた花街の下働きの少女が、 やがて一流の芸者になり、夢が叶って おじさんの妾になれました。めでたしめでたし。 という話ですから。 スピルバーグが低予算で、無名の役者を使って撮りたい! とゆーたのですが、会社の都合で彼は総指揮に回され 豪華キャスト、予算潤沢、にしたにもかかわらず ちょっぴりコケ気味の作品になってしまったようです。 ---------------------------------------------------------------- |