7月日記

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2006/07/01(土)

映画館で見た予告が面白かった。(↑)
しかしこの監督の過去作品で苦手な映画があった。(↓)
しかし好きな小説家さんが日記で褒めていらした。(↑)

という訳で博打に近い気分で見てきました。「インサイド・マン」

ある銀行に白昼堂々強盗が現れた。
強盗集団は入り口を封鎖し、人質50人に対し
強盗と同じ服装、マスクを着用しろと命令する…。

謎と人間の時間配分がクールで良かった。
「次はどうなるの!?」という不安と期待に
2時間引っ張られた。
ミステリ者なら途中で彼等のやろうとしている事が
分かるので、「あ、これは……の為にやってるんだ」とか
「よくまあそんな真っ赤なウソを堂々と(笑)」とか
ニヤリと楽しむことができるし、
2度見て検証するのも楽しいだろう。
おバカと愛想の抜けたオーシャンズ11みたいな。

主犯が例によって私の好きな
計画周到で惑わないステキステキ犯人なので、
彼の御苦労様としか言いようのない労働の数々を
見ているのも楽しかった。
(人質の子供がプレーしている携帯ゲームが
あまりに残虐で、困惑しているシーンが可愛い)

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2006/07/02(日)

「フォーガットン」を見た。
珍映画愛好家の間では「ズバコーン」という名で
愛されているお宝映画だ。

主人公の主婦は、1人息子を飛行機事故で
亡くしたショックから立ち直れずにいた。
彼女をなんとか元の生活に戻そうとする夫と
ギクシャクしながらも慰めあい暮らす毎日
しかしある日、写真を見ると息子の姿だけが消えている。
また夫の仕業ね!と彼を怒鳴ると、
夫はかかりつけのカウンセラーを呼ぶ。
曰く「君には息子なんかいない。君は病気なんだ」

(下記激しいネタバレ)
前半のスリラー部分はまったくもって素晴らしい。
最近見たどのサスペンス映画より優れている。
役者さんの演技力も申し分ない。
しかし、何が珍映画で何がズバコーンかと言うと
この映画は犯人が宇宙の人なので、
真実を漏らしかけたり、真実に近付きすぎた人は
唐突にUFOに吸引されちゃうのです……。
室内なら屋根を破ってズバコーン。
屋外なら青空にズバコーン。
最後の方はなぜか宇宙人さんまで吸引されたりして
UFOのスイッチ壊れちゃったの?
それともイタズラで押してんの?と思いました。
チャンチャンチャンチャンチャカチャンプワ〜ン♪
とかいう変な音楽が似合う感じです。
だのに役者さんは真剣に演じてるものだから
もう本当に見ていて吹き出します。
力量に驕って、キワ題材に挑戦してスベっちゃったのか
あるいは元々コメディを撮る気満々だったのか、
どっちなんだろうこれ。

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2006/07/03(月)

劇団☆新感線「阿修羅城の瞳」03年版の
舞台記録映像を劇場で見た。

ラブあり、友情あり、ホニャあり、アクションあり、
熱血あり、お色気あり、ホラーあり、お笑いありとてんこ盛りで
「うちに来たお客には絶対損をさせないぜ!」という気迫を感じる。
この作品を劇場で見る機会がもしあったなら、
皆様ぜひ御覧になって下さいねー。
(ただし濃いものがお好きなかた)
(それと00年版というのもある。そちらは私は未見)
(映画版は、おすすめしない。映画というものの限界を思い知ります)

舞台上の動きには色々な基本があって、
まあ基本バレエとか、基本ヒップホップとかタップとか
中国・インド・トルコとか他にもありますが
日本の動きが一番人工的だと思うのですね。
移動がデフォですり足。下半身は台車の役目をするというか
いかになめらかに上半身を移動させるかが役目というか。
そして表現の殆どを上半身で行い、
どんな不自然な体勢をとっても腰は揺るがない。
独特の低い重心。
主役の市川染五郎さんはさすがに着物の所作が板に付いていて
殺陣が綺麗です。見栄きり啖呵も決まる決まる。

殺陣だけちょっと見たい方は映画版のがチラっとこちらで見られます。
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/ashurajo/special_movie/
「阿修羅城の中、出門と鬼達の壮絶な闘い」というところ。できれば1メガのでね
ただし映画版はもう本当に色々あれなので。重ねて申しますが薦めません。
(音楽は菅野よう子さんなのですが!)

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2006/07/04(火)

そういえば若島津がフォワードに転向したそうですね。
ゴールキーパーのポジションにこだわって、泣いて、
机まで叩き割った彼がフォワード。有り得ない。

いや、現実のサカ話ではなく漫画の。
サッカー漫画の中で一番有名な例のアレ。
以前友人に教えてもらったのですが
「にゃかむら、口の中のお茶は飲み込んだか?」
とか言われて、何の話かと思ったらそれ。
まあ確かに口の中に茶があったら吹き出していたかもしれん。

ポタで言うと7巻冒頭を読んだらルーピン先生が
何もかも捨ててブラジルで農業をやってました。
というくらいあり得ないからそれ。
デスノートで言うと最新刊でライトが
何もかも捨てて(略)。

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2006/07/05(水)

暗いニュースばかりですが
まあニャンコたんを見て和んだりしましょう。

http://www.amazingcatcollection.com/index.php

注意:重いです。

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2006/07/06(木)

ボエム更新

富士急ハイランドに、コースター「ええじゃないか」が誕生する。
総工費36億円、またギネス登録されるらしい。
座席が前後回転、さらに左右回転?しながら76mの高さから落下。
レール自体もループしているようだ。回しすぎだ。(笑)
たぶんだが、コースターに乗っている間は完全に天地が分からなくなると思う。
上昇しているか下降しているかも勿論。

なんだかパイロットか宇宙飛行士の訓練みたいになってきたぞ(笑)。

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2006/07/07(金)

注:気持ちの悪い話

部屋に置いてあったペットボトルのお茶を
何の気になしに手にとって、ごきゅごきゅっと飲んだ。
ふと、そのボトルのお茶をよく見たら、
水族館のクラゲの水槽の如く、
中で何かびろーんと長いものが沢山浮遊していた。
端的に言えば腐ってた。しかも物凄く。

視覚的ショックで脂汗がどっと出た。
腹も痛くなったし、即座に吐き気もした。
(たぶん暗示で死ぬタイプです)

でも腹は壊さなかった。
なんか納得いかない。

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2006/07/08(土)

おしゃれなショッピングモールを見て回っていたら
「 忍 者 屋 さ ん」があった。
真面目に手裏剣とかクナイとか模造刀とか額当てとか売ってるの。
店の端には的があって、有料で手裏剣の練習も出来るの。
なんだか夢中になってうろうろしましたよ。
(ふんどしや、チョンマゲのヅラまで売ってたヨ!)
(購買層の想像がつかないけど、強いて言うなら外国の人?)

考えてみると、手裏剣って人に優しい武器だよね……。
遠距離用の武器なのだろうけど命中率が悪そうだし
当たったらそりゃ痛かろうが、
何発当たっても(頭部以外)致命傷にはなりにくいし
あの、諸外国の
「肉に食い込んで抜けなくなるように返しの付いた槍の刃」
だとか
「刺さって痛いわ頭蓋はくだけるわのモーニングスター」
だとかに比べるとさ。

そういえば「星の名前」さんのサイト再録本に
絵を1枚ゲスト致しました。
へったくそー!とかセンスねぇー!とかそういうのは割愛するとして
先生の顔「だけ」明らかに手心を加えてしまいました……。
でも反省はしてません。(ここで書いたって仕方ないですが)

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2006/07/09(日)

シリルと病気についての考察(最近バカ看病ネタやってないなあ…)
黒田は体調の悪いとき、症状を一々口に出し
ぶうぶう文句を垂れ、そのくせ精力的に部屋の温度や湿度を上げたり
飲み物を作ったり食べ物を作ったりして常に攻撃的な療養をしそう。
先生は逆に
「今日はあまり食欲がないみたいだ」とか
「今日は早く休むよ」とだけ告げて
ひたすら丸くなって寝る人だと思う。
翌日になって「あれは体調が悪かったという事か?」と
愕然とする黒田。
それで黒田が怒って(the何にでも怒る男)
「不調を俺に知られたら寝首をかかれるとでも思うのか」
「俺は頼るのに値しない男か?」
と説教。
先生は次に風邪で体調を崩した時に、風邪を引いた事より
黒田にそれを告げねばならない面倒さにどんよりすると可愛いと思います。
内心(どうして報告しないといけないのだろう……)と思いつつも
手を上げて「実は……その……」と言いよどむ先生。待つ黒田。
「報告する必要があるかどうか疑問だが……」と引っ張る先生。
そろそろ焦れてくる黒田。
「風邪を。引いた……みたい、だ」
その余りに嫌そうな様子と発言内容に吹き出す黒田。

お互いに「変な人」と思いつつも、まあ許容する仲良しライフ。
健康なときも病気のときも。
みなさま夏風邪などに御注意下さい。
(私はもう8ヶ月風邪ひいてない)
(ていうか突然健康自慢すると、私は社会人になってから1度も病欠した事がない)
(もういい加減ロボットだということが周囲にバレてしまいそう)

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2006/07/10(月)

苦手
目に盲点があるように、脳にも苦手領域があると思う。
私は数字の変化が表になっているものと
一定の面積内でなにがどう配置されているか把握するのが苦手だ。

数字の変化はつまり時刻表や年表。
見ても内容が頭に入らないし理解できない。見るのも好きではない。

面積内の配置は例えば地図上での配置。
私は日本列島のアウトラインは描けても
各都道府県がどう配置されているかは分からない。
(先日も「三重は日本海に接している」と言って友人を驚かせた)
ヨーロッパ各国もイタリアとイギリス以外は指差せない。
鞄の中にきっちり物を詰めるのも苦手だ。家具のレイアウトも。
ジグソーパズルもできない。楽しさも良く分からないし。

友人は「子供の頃から7の数字だけはどうしても引き算が出来ない」
と言っていた。それぞれの頭にも癖があるようで面白い。

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2006/07/11(火)

マクドナノレドのドナノレドには、むかし
ハソバーグラーとビックマック・ポリスという
仲間(?)がいたんじゃなかったっけ。

ということを先日唐突に思い出した。
どうしてだろう、でも今ドナノレドはひとりぼっちだ。
やっぱり顔が恐いから友達いなくなっちゃったんだろうか。
夜中に動き回って子供とか食べてそうだもんなあの目あの口。

現在マクドナノレドは苦境に立たされていると思うのだが、
(10年来のパートナー、鼠に提携打ち切りされる)
(子供に有害なものという認識が広がりつつある)
(どう考えても原因の一端は「スー●ーサイ●ミー」)
(だめもとで訴えてみてはどうだろう)
(だからサラダマックとかってイメージ転換に努めてる)
(アメリカのサラダ意識が分かるよ…って味だった)
(私にサラダを語る資格はないけど)
2人の旧友はドナノレドを助けるために帰ってきたりはしないのだろうか。
「待たせたな!」ザシャア!とかって。「ああ!君達は!」とかって。
(どうでもいいけどこの話題は年齢がバレる恐れがありますね)
(ウロな記憶では、ハソバーグラーとドナノレドは哺乳類っぽかったけど
ビックマック・ポリスは妖怪だったよね。よく分からない世界観)

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2006/07/12(水)

日本の都道府県のうち、英訳するとカッコイイ都道府県は
「フォーン・アイランド(鹿児島)」「サイレントヒル(静岡)」
「ザ・トリプル(三重)」「サウザンド・リーフ(千葉)」
「ラブリー・プリンセス(愛媛)」「キャッスル・オブ・ソーニー(茨城)」
だと思う。

しかしながら「京都」「奈良」「佐賀」「滋賀」はなんとも英訳しにくい。

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2006/07/13(木)

私もわりと路地とか迷路とか、
高いところとか暗いところとかが好きな方ですが、
もう全然敵わない相手がいます。

壊れていても、ものともせずに登るし
水中も気温も虫も泥もへっちゃらで
危ないところへどんどん向かって行っちゃいます。
(何か…何かに似ている気がするのですが何だろう)
(災害救助……犬……?)
道を歩いていて、そういう狭い得体の知れない場所を発見すると
にゃーん!という感じの笑顔になって彼女は歩いてゆきます。
むかし散歩中に、私達は打ち捨てられた神社を発見しました。
不吉に暗く、壊れまくった本堂の隣に
子供が通るような小さな鳥居が並んでいて
奥には社のようなものが建っています。
写真を撮ったらもれなく人数が増えて写りそうな感じです。
私はそういう、目に見えない系がひどく不得手で
足がぴたりと止まってしまったのですが、
彼女はやはり、にゃーん!とした笑顔になって
行って来ていいか?と私に許可を求め、
頷くと、物凄く嬉しそうに突入してゆきました。

そんな訳で同行していると必然的に
心臓破りの螺旋階段が永久に続く塔とか
自分達の現在地がまったく分からない小路とかを
どんどん行っちゃったりしますが、
果てに見る絶景や、意表をつく何かは
長く記憶に残る事が多いです。

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2006/07/14(金)

漢字というのは
使っていない文化圏の方からすると
魔法文字のように見えるのではないかと思う。
デザイン格好いいし。複雑だし。多種多様だし。
読み方が2通りあったりするし(日本)。

一度、外国の方が私の書いた文字そのままを
写して住所を書かれた手紙をもらったことがある。
それがもう……なんというか滅茶苦茶だった。
「見たままを書けばいいんじゃん?」
と思うのだが、どうもそうではないらしい。
具体的に書くと住所をさらす事になるのであれだが、
私達は無意識に
「こことここはくっついてないと駄目」
「この部分はこのラインから出ては駄目」
とかそういう無数のおやくそくを守って
漢字を書いているが、外国の人は当然それが分からない。
なんか、おしべとめしべと、額と、花弁を
バラバラにした状態の花、みたいだった。
もはやそれは漢字じゃないというか。
むしろよく配達されたな…というか。

非合理的なので、長い目で見ると
おそらく滅んでしまうだろう文化だが、
でも私はなんとなく好きだ漢字。

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2006/07/15(土)

夜中のアニメは「全て」録画して鑑賞するほどの重度のオタク男性が、
うっかり「学園ヘブソ」(男子校総ホニャ系)初回を見てしまって
恐慌状態に陥っていた。
「在り得ない!在り得ない!気持ち悪い!」
とガクガクブルブルしていたので、
「在り得なさ度で言えばギャルアニメと大差ない気がするけどなあ…」
とつい言ってしまった。
(ギャルアニメ=さえない男の子1人を多数の女の子が囲むアニメ)
彼はしばらく考えて
「違う!ギャルアニメは男女だからノーマルだ!生産性がある!」
と反論しました。議論しようかなあと思ったのですが
なんだか涙目だったのでやめておいたよ。

でも、そのうちギャルアニメとBLアニメ、
半々くらいの放映割合になると思うのですがね……。

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2006/07/16(日)

「オープン・ウォーター」を見ました。
若夫婦2人が南の島にヴァカンスに行く。
洗面台に二人並んで歯を磨いていたり
ココナッツジュースを飲んだり
露天でアクセサリ屋さんをひやかしたり
ホテルの冷房に文句言ったり。
「今日はする?」「うーん…」みたいな
いかにも夫婦らしいやりとりがあったり。
旦那さんは理知的で優しい人で奥さんを愛しているし
奥さんは冷静で仕事の出来そうな人で旦那さんを愛している。
2人とも誠実な人だ。
なんか最初はそんな具合にまったりと話が進むのだが
夫妻はスキューバダイビングに行く。
そこで魚ちゃん達と戯れるのに夢中になって
ちょいと集合時間に遅れたら
ダイビングショップの人数確認が杜撰で
置 い て 行 か れ る 。

下記内容全部書いちゃってます。
この話の大半はその遭難描写なのですが。
虫にたかられたり、寒かったり、遠くの船を必死で呼んだり
ちょっと眠っている間に互いに離れちゃったり
サメに囓られたり、その出血で徐々に弱ってきて、
やがて御主人死んじゃったり。
ずーっとカメラが揺れていて、チャプチャプ音がしていて
壮絶に暗いです。音楽もなく、ホームビデオのような撮影。
初め夫婦は、どこにでもいる現代人らしく自分達が死ぬなんて事態は
天地が裂けても有り得ないと思っているのですが
でも段々自分達の存在は魚のエサ以上でも以下でも決してないというのを
じわじわ理解して顔つきが変わってくる。
で、最後奥さんの気力がなくなって、
自分から海に沈んで死んじゃうんですけどね、
その「トプン」っていう小さい音がもう何とも……。
ラストでサメに食われたのを暗示するシーンがあってお終い。
当然ですがスキューバダイビングをしたくなくなります(笑)。
決して感動の海の物語!とかではないので
間違って見ないように御注意下さいね。

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2006/07/17(月)

簡単(かどうかは微妙な)お料理コーナー

カボチャ 0.25個〜0.5個
にんじん 2本〜4本
にんにく 1片
コンソメ 2個
塩適当・胡椒大量投入・好みでチリペッパー

1.まずは上記材料の皮を剥き、細かく切り
 (カボチャは皮を剥かない方が栄養があるだろうが
 皮を入れると覿面にアンニュイな色になるので剥くのを薦める)
 ひたひたの水で箸で潰せる柔らかさになるまで弱火で煮る。
2.煮たら材料を裏ごしする。
 (私は面倒なときはミキサーで、或いはすり鉢で擂り潰します)
 (そりゃあ舌触りはBY裏ごしが一番良いのですが)
 (裏ごしすべきところを、すり鉢で潰しているのを黒田に見られたら
 奴は衝撃で白目になるだろうなとか想像しながら作ると楽しいです)
3.ペースト状になったものを先程の煮汁に戻す。
4.混ぜてちょっと煮て(好みで塩や水を足したりして)出来上がり!

・色が綺麗なので夏場でも食が進みます。
・冷たくても飲めます。
・生クリームを加えるとクリーミィになります。
・バターを加えるとコクがでます。
・細切れにしたベーコンを入れるとパンチが出る。
・真ん中にパセリやクルトンを浮かべるとおしゃれです。
・タマネギやジャガイモを一緒にマッシュしてもいけます。
・分量はこれで大きい鍋1杯くらい(5〜6人?)。
・てかごめん、何が出来上がるか書いてねえ。「オレンジ色のポタージュ」です。

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2006/07/18(火)

「オオオニバスの裏側見てごらんー」みたいなコーナーがあって
よせばいいのにトコトコ近付いていってよく見たら
そりゃあもう見た事を後悔するぐらい気持ち悪かった。
太っとい葉脈もかなりグロテスクなのですが、
それよりもびっしり生えたトゲが強烈で、
触ったらマジ痛いんですよ。
アイアンメイデン(拷問器具)の内側みたいなんですよ。

何が気持ち悪いって、べつにそれで魚を殺って
養分にしている訳でもあるまいに、意味なくトゲだらけなのがきもい。
(あと、これでスマキにされて床に倒されたら立派に拷問だと思った)

http://osaka.yomiuri.co.jp/flower/fl20811a.htm

私が見に行ったのはここではありませんが、こんなの。

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2006/07/19(水)

「トゥルー・コーリング」という海外ドラマを毎週見ています。
あれは「遺体安置所に運び込まれた死者に
トゥルーが助けを求められると、数時間逆行し
その日をやり直す。死者を助け、周りの人も救済する」
という水戸黄門のような鉄の法則がまずあるのですが、
毎回毎回意地というか執念というか
絶対に変化球で来るので感心しています。
心中死体だったり、一度に5人助けたり、知人が死んだり、
逆行が起こらなかったり、一人助けたら別の人が死んだり
逆行仲間が見つかったり。
もう別パターンは無理だろうと思っても
まだまだ新しい手でくる。

現在は(以降ネタバレ)
人の命を救うトゥルーとは真逆の存在で
死ぬべき人間を殺そうとする、同じ力を持った男性が
登場したのですが、もう見事なまでの死神ぶり。
彼自身が手を下すわけではなく、
如何にも愛想良く話す嘘が彼の武器なのです。
その嘘で人の醜い感情を煽り、判断力を奪って
本来死ぬべきだった場所へと誘う。
天使と死神が1人の手を引っ張り合っている状態です。
盛り上がって参りました。

……残念ながら視聴率低迷で、
打ち切りに近い形で終了したと聞きますが、
おもしろいのになあ。

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2006/07/20(木)

海外連続ドラマは、1度乗るとどこまでも見続けなければならないし
初回で合わないと一生見ることはない。何だか長なわとびに似ている。
私は「24」「チャングム」「CSI」「S・A・T・C」は逃したが
身の回りに見ている人がいるので断片的に話は追っている。
そんな私がずっと見ているのは「ER」だ。
初回から1度も逃さず見ているが、そんなのはもうまったく私だけである。
仲間は全員脱落した。もう今更やめられない(笑)。
なにしろかれこれ200時間くらい見ているのだから。

ERは何だかんだ言って面白い。
上品で基本的で、でも早くて鮮烈でキャッチーで、飽きさせない。
2時間で完結するお話とは筋肉のつき方が全然違って
すべてが長距離を走るための仕様になっている。

医療のシステムやその問題、患者の抱えるトラブル、
アメリカの病んだ部分をエンタティメント的に見られるのも
このドラマの醍醐味だが、
人間(医者達)の人生の、
一番ドラマティックな部分だけを切り取って見せてもらえるのが
メインだろう。

例えば私はお金持ちであったことはないし、これからもそうだろうが
ジョン・カーターという人間を200時間見て
(医者であるがカーター財閥の後継者)
お金持ちの悩みと格好良さと格好悪さを知った。
(脱線になるがニュートラルなエピソードだなーと思ったのは
元同僚の友人を探して、彼の従事していたコンゴの
キャンプに向かったカーターが
もう、おそらくは死亡している友人の、死体を引き取るために
危険地区に入るのに必要な賄賂をぽんと200万円出した所だ。
あれは印象深かった。友達の死体を買うための200万……)

薬物中毒も浮気も離婚も妊娠も出産も鬱も老人介護も
身体障害も流産も虐待も暴力も同性愛も二股も人種問題も
なんだかこのドラマで全部疑似体験(もしくはシミュレート)した気がする。

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2006/07/21(金)

発端はオタクなサイトだったと思うのですが、
その連なりで「近頃のメイド事情」みたいな特集サイトを見ていて、
そして「メイド喫茶」「メイド美容院」
「メイドマッサージ」「メイドとデート」「メイドパブ」
まできて、「そりゃ違うだろうオイ」と思ったのですが、
すみっこにあった「コスプレパブ」という文字が目に入って
見に行ったら、トップページに
「●●●強化週間」と書いてありました。
カッコの中にはジャンピョで普通に連載されている某作品の名前が入ります。
ということはですよ。店に入ったら店員が手塚部長だったり跡部たまだったり
あるいはサンジだったり(違和感ない)雨竜だったりムヒョだったり
カカシ先生だったりあるいは全員ネウロだったりする訳ですよ。

で、お金を払ってその人達とおしゃべりをしながらお酒を飲む訳ですよ。
やー、これはね、全財産つぎ込むオタクも出るんじゃないかと思いますよ。
だってもしそこでポ夕特集とかがあって
先生が「こら、もうそのへんでお酒はやめておきなさい」とか
「君はもっと野菜を食べなさい」とか言ってくれたら毎日通うもん。
それでツギハギの服を着まわしていたらプレゼントもするさ!

(いや、たぶん女キャクタメインなんだろうなとは思いますよ。はい。)
(ちょっと夢を広げてみただけです)

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2006/07/22(土)

デスノートの使い方がもったいなかった。


   ゃ
      か
         む
            ら

みたいな、そんな斜めに!そんなでっかく!
ああ、そんなに余白があったら4コマ漫画描いちゃうよ私だったら。

「デスノート前編」を見ました。
おもしろかったー。
デスノ第一部の頃の毎週ドキドキした気持ちを思い出しました。
残念なのは、稀代のギャグシーンがカットだったところ。
えろ本のシーンがなかった……さみしい。
「お…女を殴りたいと本気で思ったのは生まれて初めてだ!」

「松田!死!?」
は是非やってほしい後編で。

ワタリ役がおひょい(藤村俊二)さんだった!!
妖精のような可愛いワタリ!

あとリュークの声が中村獅童さんだった。
エンドクレジット見るまで気付かなかった。

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2006/07/23(日)

雑 記
・「吾輩は主婦である」が終わってしまったのでつまんない。
・ハチクロ最新刊がどえらい転換展開でびっくりした。
・ゲドの音楽にカルロス・ヌニェスさんが参加していることを知る。
 うれしい。ガイタ(ガリシアのバグパイプ)の奏者さんで
 コンサートでラヴェルを演奏されるのを聞いたことがある。
・「2巻のゲドはちょっぴりルーピンてんてーだよ!」
 と教えてもらった翌日には2巻まで購入。
 「子供の目から見た魔法使い」が、本当だそんな感じ。
・映画のゲドの酷評(もうほとんど罵詈雑言)を読む。心配になる。
・「西の善き魔女」ってアーシュラ・K・ル=グウィン女史のあだ名だったんだ!
 (知らなかった)
・そういえば数秒だけ見たけど凄いキャラデザだったな…「西の善き魔女」のアニメ。
 「ひぃー」って思いました。
・焼き肉を食べたら一気に2キロ太った…いや、何かの間違いだと思いますけど。
・「乱鴉の島」を読みました。孤島ものでカラスが飛び交って
 ポーのエピソードもばんばん入るのに、どうしてか健全で陽の匂いがする印象なのは
 書いている人の人柄でしょうね。「暗黒館〜」とかと比べてしまう。

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2006/07/24(月)

そして「吾輩は主婦である」の主題歌
「家庭内デート」をカラオケで歌ったのですが、

やべえ。テレビサイズより数段やべえ。

みどりとたかしは ごはんとみそ汁 
たかしとみどりは パンとマーガリン
みどりとたかしは ららららららら〜 
たかしと みどりは リンスとシャンプー

とか延々と歌い続ける羽目になりました。
(この2人のダンスは非常に可愛いので、DVDが出たら
見ておられなかった方は一度ご視聴くださいね)
それで友達と話し合ったのですが、
このアホな歌が当てはまるのって
シリルくらいしかないね…とそういう結論でした。

ふぅふっふー 友達以上 
ふぅふっふー 恋人以上
ふぅふっふー 中年未満 

特に中年未満の部分がね……。

クドカン作詞の歌って、別天地にいっちゃってて
すごいなあと思います(海パンで国際線乗っちゃったり)。
そういえば「ラブラブ・マンハッタン」 は
2番の歌詞で叙述トリックが明らかになって
びっくりするんですよ。知ってました?

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2006/07/25(火)

駄文更新
約1年ぶりだ!ウワー何でだろう。


かなり以前から
読売新聞の連載小説は朝刊も夕刊も不倫でした。
とは言っても、不倫はサブ題材のひとつで
メインテーマは他にあるのですけどね。
決して「ヤッホーゥイ!不倫サイコー!」
という小説ではなかった(笑)。
なかったけれど、この前終わった夕刊のやつ(下記ネタバレ)。
中年男と不倫していたOLが逆上して正妻の産んだ乳児を誘拐して
自分の子として生活するが、逮捕され子供は元の家庭に戻される。
子供は長じて中年男と不倫して妊娠するが、
1人で子供を育てようと決意するところで終わり。

ってもうお前達は阿呆かと。
↑たぶん「そこはポイントではない」という箇所に着目して
憤っているような気もしますが、
小説って一体何だっけ……と思いました。

でも前から読みたかった小説を先週買ったら不倫ものだったし、
(略)先生の新しい小説も不倫らしいし(それはまあいいとして)、
え?なになに?不倫って、私が知らないだけで、
実はそんなに面白いの!?とか思っちゃいますね。

障害が設定しやすいから、
単に題材として書きやすいのかな?
それとも現実問題として秘密の共有とかそういうのがいいのかしら。
知人男性で「男は100%全員、浮気をしたいと思ってる」
と私に言い切った人もいるし、
やはり知人男性で「彼は絶対に浮気をしないだろうな」
という人もいる(その代わり彼女が浮気をしたら絶対に殺すだろう)。
ふらっと合コンに出ただけで奥さんが実家に帰っちゃったカポーもいるし
とっかえひっかえ手当たり次第でそれがばれていないカポーもいる。
なんだかケースが人それぞれで傾向がない。

ちなみに私の職場で一番すごかった伝説の不倫は、
「猟銃を持ってそっちに向かったから逃げて!」
という電話が掛かってきた件。(死人は出てません)

……手軽に体験できるスペクタクルだから
みんな不倫に走るのかな?

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2006/07/26(水)

続・終了した夕刊連載話題
その小説は「従来の形ではない、新しい家族の形態」
をテーマに連載を始められたようなのですが。
なんかどうせ新しい形態を模索するなら、
仲良し女の子グループが、
旦那のDVから逃げてきた友達の乳児を
4人全員で協力して育てて、
(男友達を1人加えてもよいですね。)
全員でダイエット!とか全員でお料理に凝ったりとか
全員で旅行に行ったり、誕生会したりとか、
夜中に愚痴吐き大会したりとか、
なんかそういう楽しげなものの方がいいな……。
赤ちゃんが夜泣きしたら専業同人の子が(えーっ?)あやして、
昼間熱を出したら、お水のバイトの子がお医者さんに連れて行って、
とかって結構機能的だと思う。

なんか子供を夫婦2人で育てるのって
無理があるんじゃないかってそろそろ誰か言えよ……
って状態になってきている気がするので(私だけ?)。
いや、無論そんな共同生活は
人と距離を計る事の達人同士でないと成立しないのは知ってますが。

そういえば友達が以前
「未婚の人間は、子供のいる家庭1軒につき1人、
サポートに回るべきなのではないだろうか…」
と言っていました。
子供のいる家庭の負担が、ともかくデカすぎるからです。
それと
「お前等が旅行だブランドだと遊び呆けている間に
俺達が色々と我慢して養育した子供達が、
成長してお前等の年金を払うのは納得がいかない!!」
と、こう考える人達が結構いるので、
(いや、これについては反論だってありますが)
(100%拒否では話にならないので)
妥協案としていいかなと。

そういえば新しく始まった小説は
何かネズミが2匹出てきて、フカフカの相手のお腹に
顔をうめてグウグウ寝てたり、
ペットボトルに顔突っ込んで周囲を見回してみたり
突然癒し系に!?挿し絵もばっちりで
思わず切り抜いたよ……(楽俊の参考資料に…)
二階堂君やドラえもんが見たら気絶するだろうな、この新聞……。

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2006/07/27(木)

続:不倫話(注:暗い)
おじさまによっては、
不倫相手の彼女からのメールを見せてくれたりします。
(ドギャーン)
よく分かりませんが、まあ自慢なんだろうなあと思いつつ
不倫について考えるわけですが。

不倫の一番多い組み合わせである、
妻帯中年男性と独身20代女性だと
社会的地位はいざ知らず、
恋愛的市場では明らかに女性の方が高値。
そうするとまあ当然必要とするものから
必要とされるものにエネルギーが供給されますな。
せっせと誘われ、ご機嫌を伺われ、面白い話をしてくれて、
褒められ、自分はただ座っているだけの楽な状態。
これが性に合っちゃう人は、
普通の恋愛が面倒になるのかな?と思います。
なにしろ女の子の夢の「擬似おひめさま状態」な訳ですから。
あと本命の彼氏がいて、女友達がいて、不倫相手がいて
1週間の予定が全部つまっちゃうから寂しくない、とか
そういう人もいると思う。

普通の恋愛だと、それなりにHPが必要ですよね。
相手のことを頑張ってサーチしたり、
TPOを考えて誘ったり、押したり引いたり
ライバルに嫉妬したり。
そういう体力がない人は不倫に流れ易いのかなーと思ったり。
(タクティカルで素晴らしい不倫をなさっている方はごめんなさいよ)
でも最近は妻側の不倫やW不倫も増えてきたので、理解が追いつかない。

私自身はうーん、一応書いておきますと不倫はしないと思います。
(オタクは不倫が嫌いだしな!)

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2006/07/28(金)

んんー、東北かあ……。

いいですよね。
涼しくて……超神ネイガー(5/2 日記話題)がいて……。

東北在住の、さるジャンルのサイトマスター様より
超神ネイガーショーの楽しそうなレポートを頂きました。
お写真を拝見すると、びっしりと集った親子連れが
みな夢中になってるっぽい表情で写っていて羨ましいです。
お母さんもお父さんも、わりとガン見だし(笑)。
ネイガーとその敵達も、なんか戦ってないし。
牧歌的なコントみたいな事やってるし。
トークとかも、これ面白いんだろうなあ……
って感じが写っているお客の顔から伝わってきました。

主題歌も拝聴しましたが
完成度が高くて、即放映可のヒーローソングでしたよ。
でも
「秋田のわらしコ守るため♪」
って秋田県以外の子供は守ってくれないんだな多分…。

そしていつの間にか仲間が増えていて、
「漁協の狂犬 アラゲ丸」がいる!!
http://homepage1.nifty.com/nexus/neiger/aragezu.htm
この人の肩当てってこれ……テトラポッドだ(笑)!!
もう大好きだこのセンス。

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2006/07/29(土)

突然だがポタ7巻のオチの話。

私だったら(あっジェームズファンのかた激しくごめんなさい!)

「因縁の対決ヴォルデモートVsジェームズ・ポッター、
実は勝利していたのはジェームズ・ポッターで
死んだのはヴォルデモートだった。
ジェームズは妻が病気で余命幾ばくもない事を知り、
ハリーを使った分霊で共にいつまでも生きようと妻を誘うが
断られて逆上。
現在ウロウロしているあの蛇っ鼻は、
実は発狂したジェームズ……」

とかってミステリ王道路線にするんだけどなあ。
いや、かなり伏線を変える必要はありますが。
唐突でごめん。いま考えた。

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2006/07/30(日)

「sin・city」を見ました。
アメコミが好きな人はものごつ気に入るだろうし
アメコミが好きでない人にとっては駄目映画でしょう。

変態も暴力もグロも、過密が度を超えると
一種硬質で清浄な感じがします。そんな映画。

イライジャさんが
シリアルキラーにして女を殺して食うカニバリストの役を
演じておられました。
「イライジャさんたら!また何も考えずに仕事受けて!」
と思いましたが、
キャラ立ちしている上にクールで、
とても綺麗に撮ってもらっていたので
「これはこれでOKか……?」
と思い直しました。
最後で(ねたばれ)四肢を切断されて生きたまま犬に食われて
首を切り落とされた上でオジジにチュー
されておられましたが、
なんだか生き生きと演じておられました。えいこのオタクめ。

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2006/07/31(月)

暑いからだろうか、真夜中に犬が路上で寝ていた。
もうちょっとで後ろ足を自転車で轢いてしまうところだった。
あぶないなあもう。

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