2月日記

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2006/02/01(水)

さあさあ引き続き例の話題だけれど、
今日は久し振りに恋愛乙女ポエムを語っちゃうよ!
例の話題は今回でおしまいだから、
愛とか恋とか虫酸が走るひとはまた明日!




恋愛というのは
例えばその人が好きな小説家は誰か。
その人に最近あった面白い事はどんな事か。
好きな食べ物は何か。
何が恐いのか。
好きな花は何か。
好きな動物は。
子供の頃の面白エピソードは。


そんな些細な情報がその人の口から聞かされると
楽しくて楽しくて仕方がなくて、
もっともっと聞かせて欲しくなるようなそんな状態だと思うのです。

凄いような夕焼けを見上げて何て言うだろうとか
水族館でペンギンを見て何て言うだろうとか
変てこりんな抽象画を見たときの反応や
桜や紅葉や花火や月を見たときの顔とか。
もちろんベッド周りの仕草や表情も。
知るたびに一々どきどきするような。

その人の性格や顔や身体はもちろん、行動や言葉全て。嗜好・記憶。
そんな膨大な情報とそれを内包している個体を愛するのが
恋愛だと思います。少なくとも私にとって恋愛はそうです。

なのでその人が昔どんな子供だったのかとか
友達はどんな人なのかとか
どんなTVや映画や絵画や小説が好きか
嫌いな人間はどんなタイプか
逆に好きな人間は……?
ということをお互いに一切知らない。
会話は性的なもののみ。という関係だった昨日の話題の文章は、
純愛を描いた作品であるとは最後まで思えませんでした。

性愛小説として読むにしてもプレイが平凡すぎてどうにも…。
なんつか最近は色々面白い電子機器や道具や設備があるので
もっと変態的で楽しい遊びが出来るんじゃないかと思います。
(よく知らないけどね☆!)

でも辛口の良いブログを教えてもらったり知ったりしたのは収穫だった。
あと、大好きだった「八リー・ポッ夕ーと愛の流刑土也」の最終回には文句なく感動した!
流刑地にそんな秘密があったなんて……JKRもびっくりだ!


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2006/02/02(木)

1年に30作以上シリルをかいていないサイトマスターさんは
にゃまはげが、恵方向いて頭から丸かじりする!


と去年にシリルサイトマスターさん相手に
滅茶苦茶な脅迫をぶちかましましたら
その強請られたマスターさんは真面目な方で
「書くよ!書きます!」とおっしゃって、
年末に一挙8作書いて下さいました……。
幸せで目がつぶれるかと思いました。
そして味をしめました。

かじって回ればいいんだわ…(熊!)。

そんな訳でこの熊の主食はシリル・ルシリ。
他にはシリルサイトマスターさんと食パンとリンゴも食べます。

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2006/02/03(金)

旅先の小さな画廊で、大変魅力的な犬の絵を見つけた。
ワイエス作。(白い犬ですが)
ベッドの上で丸くなっている犬は物凄く熟睡していた。
この世の疲労のすべてを食べたような、深くて甘い眠り。

先生が仕事から疲れて帰ってきたら
なぜか先生のベッドでぷーぷー眠っている犬を発見して
1日家にいた君が、どうしてそんな哲学的な顔で眠っているんだろう…
と思いつつも、つられて横で眠るところを想像しました。
犬の微妙な表情が、WEBだとよく見えないので、
機会がありましたら印刷されたものを御覧下さい。 

「Master Bedroom」(アンドリュー・ワイエス)

http://www.globalgallery.com/enlarge/025-32974/


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2006/02/04(土)

友人がブログに、某有名サックス奏者の
コンサートレポートを書いていました。

なんでもその人は有名な神奏者で、
息継ぎの際に吹きながら鼻で呼吸できるという
ウルトラテクニックの持ち主らしい。
(つまり演奏を止めずに呼吸できる)
その記述を読んだとき、しばらく思考停止しました。

出来ないよ。
出来ない。
絶対出来ない。

だって、ポンプの役割をする肺はどうすりゃいいの?
縮むの?膨らむの?
モニタの前で頑張ってやってみたが
顔がいたずらに田中邦衛になっただけで
やっぱり不可能だとしみじみ実感出来ただけだった。

世界は広くて、私の知らない凄い人が
まだまだいっぱいいるんだなあ!と思いました。

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2006/02/05(日)

バイオリニストのコンサートに行ったら、
演奏中にバイオリン・バイオリン・チェロの編制で
救急車のドップラー現象を再現したり、
(それがもう!ソックリの音だったり)
演奏しながらキックダンスを始めたり
ムーンウォークを始めたりなされた。

名曲を見事に表現するのは
演奏家なら誰でも出来る時代になったので、
プラスアルファが求められているのだなぁと思った。

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2006/02/06(月)

ボエ更新
げひんな内容ですが例のルケとは関係ありませんよ?
ナベ先生に感謝した子は夜中に枝毛を裂きますよ?


ワンテンポ遅れましたが
デスノート実写映画化…だそうで…いや。なんとも。
ライトは藤原竜也さんとのこと、
あんな3秒で馬脚を現しそうな人で大丈夫だろうか?
と不安になりました(新春古畑/笑)。
L役は松山ケンイチさん?だそうです。

監督の金子修介さんの過去作品を検索しましたが

2002 『恋に唄えば』
2001 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』
2000 『クロスファイア』
1999 『ガメラ3・邪神覚醒』
1998 『F [エフ]』
1997 『学校の怪談3』
1996 『ガメラ2レギオン襲来』
1995 『ガメラ大怪獣空中決戦』
1994 『毎日が夏休み』
1993 『卒業旅行・ニホンから来ました』

というラインナップで、ここから作品の出来上がりを
推し量るのはハッキリ言って不可能というものです。
しかし、氏の『咬みつきたい』という作品を
以前鑑賞したことがあるのですが
左右の拳で交互に殴った上でマウントポジションをとり
更に殴打したい感じの出来だった事が思い出されます。
ちょっぴり不安ですが、もう随分古い作品だから大丈夫でしょう!たぶん。
どこから始めてどこで終わって、どこを山場にするのかで
全然違う映画になりますよね〜。

今日のジャンプ
ワンピ。号泣。

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2006/02/07(火)

デザート特化コースというのを食べに行く。
普通のフルコースに、デザートだけ3回分出てくるという
甘党にとっては夢のようなコースだ。
ちなみに1枚の大皿に3種類のスイーツが
ちんまりと載っている……などというケチな話ではない。
ちゃんと3回出てくる。でっかいのがバーンと。

しかしあれだ。糖分というのは過剰摂取すると思考力が失せますね。
フレンチのデザートは特に。
一緒に行った先輩(仮)など、目の焦点が失せかけていた。
そして口元に運ぼうとなさっていたムースが、
手の震えで下に落っこちていた。
ちょっとマジ心配した。

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2006/02/08(水)

ミュシャ展に行く。
家には画集があるので、ハガキや図録はスルーだわと
思っていたのに、なんかこう食器のデザインとか
習作とか店舗のデザインとか舞台美術案とかがあって(!)
泣く泣く図録も買う……(重いんですヨ!)。

ところでミュシャの生活写真も併せて展示してあったのですが
彼はゴーギャンとマブダチだったのですね。
ミュシャのアトリエで、上はスーツ・下パンツ一丁という姿で
オルガンを演奏するゴーギャンの写真とかあって
暖かい笑みを浮かべてしまいました。
人の家でくつろぎすぎだぞお前!

あと、ミュシャの愛人の写真などもありました。
「愛人がいたなんて!ショック!」
という何やらミュシャに夢を抱いていた女の子と、
何故かミュシャの代わりに一生懸命言い訳をしている
その彼氏がいて、吹き出すのを我慢せねばなりませんでした。

愛人はともかくとして、ミュシャさんの作品が凄いのは、
ライトな層に受け入れられつつ、
コアな層にもアピールする何かがあるという点です。
そういうのって各ジャンルでも一握りですよね。

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2006/02/09(木)

中華まん博覧会に行く。
相変わらずの猛烈な混雑。
カポーも家族連れも、一歩も引かぬ勢い。
このフードテーマパーク系企画は
失敗知らずでいつも繁盛しているなあ。

まあガラスの向こうで中華な人が
一生懸命打っちゃ蒸し打っちゃ蒸ししてるし
ホワホワ湯気があがって良い匂いがするし
例えば家族連れでキャーキャー言いながら
選んで食べてお腹いっぱいになって
精々2、3千円というリーズナブルなところが
人気の秘密か?と思う。
(ネズミ帝国に行ったらそんなもの1人分の食事代だ)

とりあえず
「梅まん」と「高菜まん」と「東坡肉まん 」を食べました。
まだ開催期間中なので
「ハバネロまん」とか「いかなごクギ煮まん」とか「おでんまん」とか
そのあたりのネタ系はチャレンジしたい方、どうぞ……。
高菜まんがおいしかったです。

何やら看板のうんちくを読んでいた友人が突然
「1月25日は中華まんの日です。
さて、どうしてでしょう?
ちなみにニャーさんは当てられない
と宣言付きのなぞなぞを出しました。
人としてそう言われるとムキになって色々考えますが、
宣言通り、当てられませんでした……。

答え:明治35年のこの日に日本最低気温マイナス41度が旭川で記録されたことから。
(蛇足ながら旭川には「マイナス41度」という記念名菓があるそうです)


…そんな希薄な理由で決まった記念日は他にないんじゃ?
いや負け惜しみじゃなくてさ。

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2006/02/10(金)

久し振りにふつうの若人カラオケに行く。
(私のカラオケの90%はオタクカラオケか、おじさまカラオケ)
「青春アミー●」という歌を、初めて歌詞付きで全部見る。
この歌の中の人達の国籍はどこで、そもそもどういう設定なんだ?
と非常に気になった。
(地元じゃ負け知らず〜の地元とはイタリアなのか?
でも今は日本にいるのか?どうなんだ)
そして巷で耳に残って仕方ないと評判だった「こなーゆきぃー」であるが
ドラマ「1リットノレの涙」の挿入歌であったと教えてもらった。
見てなかったけど、なるほど。

私はオタクなので、
レパートリーの大半は色つき絵番組の主題歌であるが、
まあドラマも見るので随分それに助けられる。
足りなくなったらハガ●ンとかコ●ンとか
あの曖昧なあたりに頼る。
ポノレノさんやアジ力ンさんは画面に御本人が登場なされたりして、
「音楽はメジャー系を適当に聞いていますのよ」感が演出できて良い。
でも油断していると「消せない●」辺りは高確率で
工ドさんやアノレさんが出てきて下さって、
心臓に悪い事この上ない。

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2006/02/11(土)

で、もちろんポタ世界展にも行った訳ですが。
親世代ファンであるから当然のことながら
見事に欲しい物が1つもない。
フラーのジャージとか……
一体どうするのと私は聞きたい。
クラムのタンクトップも。
あれ着て海辺をランニングしろとでも?

眉を八の字にして会場をさまよっていたら
端の方で囚人ハンカチを見付けた。
あのビーキーに乗ってヒャッホーってやってる
オフィシャルの絵のやつ。
悩んだ末、「いつ使うのだ……」
と思ってそっと置いて帰った。
誰かいい人に買われて幸せにおなり囚人。

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2006/02/12(日)

パティスリー界のピカソ
と称される

ピエール・エルメのマスクショコラ。
1個…というか1枚7千円とか8千円するんですが、
これを本命チョコにするわけにはいかないし、
友チョコは問題外だし、自分チョコ…という訳にも。
(なんか食べたら呪いで人間以外の物になりそうですよ?)
誰が何の為に買うのか興味があります。

ところで久し振りに他サイト様紹介をしてみます。

いにしえの紙活動の時代からのありがたい読者さんで、
私が内緒でサイト開設したころに偶然ここを発見され
私の心臓を再起動させてくださった方です。
(2002.12.16日記)
紆余やら曲折やら色々あって、
とうとうシリルサイトさんを開設されました。
ばんざーい!
日記でお菓子にちなんだシリル話を時折されるので
モニタから甘い匂いがするようですよ。

ブロッコリーの菜園さま

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2006/02/13(月)

今年は3つの都道府県、5つのデパートに
またがってチョコ狩りを敢行。
もはや業者の市場調査でんがな。

グラマシーニューヨーク(東京) シャンパントリュフ
デメル(オーストリア)      チョコマロン
GOKAN(五感)(大阪)    樹々
マイユ(ベルギー)        プラリネ
ガトードボワ(奈良)       トリュフ
ブリュイエール(ベルギー)   トリュフ
グランプラス(千葉)       生チョコ・シャンパン
  〃               ペカンナッツショコラ・ココア
トイスチャー(スイス)      シャンパントリュフ
ベルナルド・カラボー(カナダ) トリュフ
マリヴェルニー(フランス)    トリュフ
アレックス&マイケル(兵庫)  トリュフ

ええと、あくまで私の好みですが
一番おいしかったのはグランプラスのペカ(略)と
シャンパン生チョコ。両方。
次点は五感の樹々。
……ただし値段をかなり重視しています。
だっていくらおいしくても1粒500円とかじゃさ…。
数年前のチョコ狩りで見付けたお気に入りの
メゾン・ドゥ・●ッテーやグレ●リー・コレは
ずんずんずんずん値段が上がっていって、
現在ではなんだか倍額近いので、
控えめな価格設定には、かなり好感度が増すのです。

アレックス&マイケルは
モロゾフの別ラインであることが後から判明。
おいしかった(チョコっぽくないおいしさ)ので
別にいいですが、少し してやられた気分です(笑)。
デメルの栗は1粒でちょっとした軽食になります。
すごいボリューム。
あと、試食をさせていただいただけなのですが
アフタヌーンティールームの
「トリュフノワール・塩キャラメル」は
後味がよろしかった。びっくりした。
アフタヌーンTRのチョコといえば
毎年企画商品すべてストライクの、
えぐるような可愛いものばかり。
義理チョコで大量に買う場合は
大抵こことアンテノールです。

さて上記自分チョコやら友、先輩、義理、その他、
買いに買ったチョコは三十個近く。
また景気回復にちょっぴりだけ貢献してしまった。
現在私の部屋はなんちゃってクリスマス状態です。
(パッケージ積み上がってる……)

でも毎年この季節にこうきゅうチョコを食べて思うのは 
日本の菓子メーカー(グ●コとか●永とか)はすっげーー優秀だなということです。
おいしいもん。そして安いもん。


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2006/02/14(火)



リーマス・J・ルーピン。買い物のセンスには恵まれなかった男。

(でも上目遣い)
(不安そうな声)
(心なしか頬がピンク)

愛が試されるときです。
男としては面かぶって部屋を踊り回るくらいのことは
せねばならんと思う。(そして毎年お面が贈られるという…)


昨日のニャンプ感想。展開ばれ





ムヒョ
ああこの話は「竜臥亭事件」だったんだー。と思った。
(御手洗潔シリーズの推理小説)
どっちの助手が幸福かと言えば断然ロージーだろうなあ。
ムヒョも御手洗さんも愛情はあるのだけれど、
愛情と優しさは、必ず比例する訳じゃないもんね。
ところでお花の中で再会って!お花の中で再会って!見開きで!

ネウロ
ああ?突然レクター博士シリーズになったー!!と思った。
でもこの話ではクラリスもレクター博士も女性なので、
決してイタタな展開にはならないところが嬉しいです。
で、私は男女カプにはあまり興味ないですが、ネウヤコは別だ!

ところでコノミン、あそこまで壮絶にネームが荒れているのに
絵は荒れないというところが超不思議だ。
漫画界七不思議に数えてもいいんじゃないか。
いや元(略)だろうとか言っちゃだめ。←言ってる

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2006/02/15(水)

ドラマ
「功名が辻」と「西遊記」と「トゥルー・コーリング」を
見ています。割にいっぱいいっぱい。
しかも深夜にやっていた「時効警察」を見たら
ちょっと面白かったです。やばい。もう入らないっつの。
手っ取り早く言うと、一番好きなのはトゥルーです。
これは話が私好みでありすぎるので仕方ない。
遺体安置所でアルバイトをしている医者志願の女の子が、
運ばれてきた死人に毎回助けを求められ
なぜか24時間を遡り、殺人を阻止するという話。
冒頭10分が伏線の嵐なので
ものすごく集中して見ないといけないのが楽しいです。伏線大好きー
ビデオシリーズで途中まで見ていたのですが、
テレビでやってくれると楽ちんでいいですね。
それにしてもダメ姉にダメ弟にダメ友人ダメ同僚ダメ彼氏。
トゥルーの回りは何だってあんなダメ人間ばっかりなんだろう。
(みんなわるいひとじゃないけどね)

西遊記は、フジがあの時間帯に、あの役者を使って
道徳を説き始めたことに意義があると思うので
激しく応援する。毎週見る。
糞便系ギャグとか陽性のスケベねたとか、
男の子の好きなネタを一杯使ってあるので
たくさんの子供が見ればいいと思う。
(そしてついでに腐女子の卵もたくさん生まれるといいね)
カッパの内村さんが好きだ。

功名が辻であるが、誰も言わないなら私が言おう。
千代のキャラ演出ってドジっ子メイドと同じだよね。
お寝坊したり、旦那様の背中を流すのに間違って水をぶっかけたり。
食事を抜いて台所で倒れたり。
婚礼の日の夜は、まるで逆関白宣言のようでした。
(千代が一豊にあれこれ注文する)
「注文が多いのう……」
と口を尖らす一豊に
「お慕いしているからではありませんか」
とやさしく甘える千代。
ええなあと思う。あそこのところシリルなら



こんな感じになるに違いない。
(折檻されないだけマシけれど……)

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2006/02/16(木)

唐突ですが好きな邦画。
ベスト5にしようと思ったのですが
なんだか7本って中途半端な数字に…。

監督:三谷幸喜「THE有頂天ホテル」
監督:中原 俊 「12人の優しい日本人」
監督:大林宣彦「ふたり」
監督:大林宣彦「異人たちとの夏」
監督:黒澤 明 「七人の侍」
監督:市川 崑 「犬神家の一族」
監督:中田秀夫「リング」

ところでその中の1本「犬神家の一族」が
30年ぶりにリメイクされるそうです。同監督、同主演で。
私はあの映画、色といいセットといい演技といい音楽といい
怪奇系探偵小説映像の理想型だなあと
ずっとそう思ってきたのですが、
石坂浩二さんは64さいだよ!?
市川崑監督は90さいだよ!?

「どうしても見に行かないといかんかなあ。切ないなあ」
と先日同じく石坂金田一ファンの友人と語り合いました。
本当に、得も言われぬ切なさ。

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2006/02/17(金)

友達の後輩さんに教えていただいたのですが
例の読者への挑戦状・懸賞金付き推理ドラマの放映が
3月3日に決定したそうです。ひな祭りは関係あるかしら?
http://www.asahi.co.jp/anraku/
今回で6回目……毎回ギャフンと言わせていただいております。
これは推理というか、殺るか殺られるかの集中力勝負なので
毎回テレビ画面の見過ぎで目が痛くなります。
(今までの内容とか懐かしい…第4弾とか許しがたかったなあ/笑)

あと、これは友達が教えてくれましたが
作者2人を囲んでみんなで放送を見る企画とかもあるようです。
http://www.rihga.co.jp/osaka/event/specialnight/
うーわー。行きたい。
でもこちとら遊びじゃないんだよ!(笑)
優雅にホテルでぼんやりと1回こっきり鑑賞なんてやってられん。
(ほんと、解答編鑑賞企画にしてくださいよ頼みますよ)

毎回挑戦しておられる方々、今年も頑張りましょうねー。

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2006/02/18(土)

投げっぱなしであれなので2日前にあげた
他のお気に入り邦画の内容など。

「THE有頂天ホテル」
については少し前に散々書きました。

「12人の優しい日本人」
は舞台劇の映画化です。
お話は1つの部屋の中で完結します。
陪審員制度が採用されている日本での
ある裁判についての協議です。
私は本家の「〜怒れる男達」より、舞台劇より、
この映画版が好きです。
(でも陪審員制度復活反対。餅は餅屋、写真は現像屋)

「ふたり」
事故で死んだお姉さんが、何かと妹を助けてくれる話。
こんなお姉さんならほしい、こんな妹ならほしい、という
完全な女の子萌え映画。女の子撮らせたら大林監督の
右に出るものはいないのですよ。
(でもたぶん「男たちのYAMAT○」とかああいうものは
監督には撮れないだろう。撮りたくもないでしょうし/笑)

「異人たちとの夏」
中年のライターが、幼い頃に死に別れた両親と
街でばったり会う話。
作家も親も、これがどういう現象か分かっていながら
何回も会って、一緒にごはんを食べる。
淡々とした良い話であるが、ラストでなぜか脈絡なく
ホニャ濃度が急上昇する(笑)。

「七人の侍」
世界のクロサワであるからとか関係なく
私は古い作品は現在の物より劣って当然と考えますが
(優れた先達をヒントに、後続が作品を作るので)
これは今見てもキャラ立てとかすごいのであります。
あと、昔の役者さんは何故あんなに
何やってもサマになるのか?重心かなあ。
世界がサムライに憧れたのも分かります。恰好いい。

「リング」
べつに「女優霊」と入れ替えても可です。
監督は「なんかよく分からないが恐いっぽい」
ものを作る造形センスがすごいと思う。
でもまあ好きな人はとっくに見ているし、
好きじゃない人は永久に見ない映画ですねこれは。

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2006/02/19(日)

ポタ3巻ねたばれ。
あとアニメ「クラス夕ー工ッジ」の
真剣なフアンの方は読まれぬ方がいいですよ。





友人が「親世代っぽいよ?」と
あるアニメを見せてくれました。
架空の国の名門学園に不思議な男の子がやってきて
その男の子には秘密があって、そこから始まる
冒険譚がお話のメインらしいのですが、
問題はその学校の教師と、
その友人である軍勤めのイケメンです。
2人は勿論その学校の学友同士で、
共通の友人のとある男性を巡って
緊迫関係にあります。
と、いうのもその男性は亡くなっていて
その男性を殺したのは軍人っぽい。いや今回は冤罪でなく。
教師の机の上には学生時代の自分達の写真が
ぎっしりと飾ってあり、
「僕達の間には確かに友情があったと思ったのに。
そう思っていたのは僕だけだったのかい?」
とか何とか独白したりします。
なんかそういうの何十回か読んだことあるよ私!

ええと。ともかくメインの話は子世代であるので
先生の世代の話はあまりないようです。
でもともかく15話!
お友達に15話を録画していらっしゃる方が
もしおられたら見せてもらってください。
あら不思議!サソライズでポタがアニメ化ですよ。
タイトルは「クラス夕ー工ッジ」といいます。
先生の名はエマ。シリウスの名はベスビア。
ジェームズの名はカールスです。
メンツが1人足りないので、
ベスビアはシリウスの姿と能力とピーターの執着心、
亡くなったカールスはジェームズの能力と
ルーピン先生の性格を持っています。
(漫画化もされているようですが別サイドからのお話で、
あまり過去世代の話は今の所ないっぽい)

いやー、カールスの作った飛行機に
ライバル達が夜中こっそり細工しているのを見付けた
ベスビアが、ライバル達をぶちのめした挙げ句
犯人等の飛行機にガソリンをぶっかけて放火しようとした
学生時代のエピソードは大変な名場面でした……。
やりそうー!それすごくやりそう!

http://www.cluster-edge.net/character/

ポタが週間連載や週間放映されていないので
いつも微妙に拗ねている私を気遣ってくれてありがとう友人。
↑大人として……。

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2006/02/20(月)

そういえば私のきょうだいは
ネットゲームの様々な国を渡り歩いた挙げ句、
現在はヴァナ・ディーノレに辿り着いた模様です。
(FFね)
そう、幾百人もの同人作家やサイトマスターを
現実世界から失踪させた魔の国です。

しかしきょうだいと時折顔を合わせると
機嫌が良くありません。なんでも
「自分はゲームを始めたばかりだから、
初心者とパーティーを組まなければならないのだが
(↑経験値取得のシステム上)
殆どの日本人はやりこんでいて神並の高レベル者ばかり、
仲間となる初心者の大半はリリースされたばかりの
諸外国の人々である」
とのことでした。
「では外国の人々とパーティーを組めば
いいではないですか。国際交流イエー!」
私はそう言ったのですが、
外国の初心者白魔導士は他人にケアルをしてくれません!
補助魔法の持ち主も魔法をかけてくれません!
職業が何であれ全員で躍りかかって殴るだけです!
あれでは勝てません!戦闘が終わった後
白魔導士の人と自分が残っているだけで
あとは全員死体です。私は魔法を当てにせず
自分で回復をしたので助かりました!」
という事情らしく、色々ままならないようです。
・・・・・・。
うーん、それはシステムをまだ分かっていないのか、
あるいは肉食民族の性なのか、
実はちっちゃい子だったのかどれかなのでしょう。
(私達はドラクエとFFで育ったので
役割分担は基本として叩き込まれてますけどねー)

「いっそ、あなた来ませんか?今ならチケット発行」
と、話は私へのスカウトに発展しましたが、
しかし何もかも捨てて(最悪職も)数カ月失踪するのに
非常に適している自分の性質をよく知っているので
速攻で断りました。こわいこわいヒー。

きょうだいはしょんぼりしていた。

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2006/02/21(火)

植物を育てることが出来ません。
毎年春になるとバジルを植え、
神からの賜りもののハウチワマメを植え(小分けにして)
あと色々試しに植えるのですが
いまのところ1種を残して全滅です。
1度はバジルさんが食べられるまでに成長したのですが
そろそろ食すか……と考えた矢先、
虫に喰われてなくなっちまいました。
いまでも元気なのはレモンバームだけです。

・・・・・・。
レモンバームと言えば最近知りましたが
あれの別名はメリッサなのですね。
メリッサ。「あのメリッサの葉になりたい」
とまで(ポルノさんに)歌われたメリッサ。
「なんだってポルノさんは
あなたの葉っぱになりたいんだろうね…」
と鉢に語りかける毎日です。

まあでも私の元で枯れない植物なのだから
頑強なことに間違いはなさそうですけど。
ポルノさんは頑強になりたいのか?

ボエ更新

去年の夏のイベントのお礼に作成したポエムです。
(何だか連続して微妙に下品な気が……おおお)

そしてそのポエムに絵を描き下ろして下さった方が
いらっしゃって、なんと申しますか…勿体ない、そうそれ。
いそいそと日記に飾らせていただきます。
(シリル熊大喜び)

頂き物の絵

しっとりした絵の雰囲気を壊さぬよう
↑を先に御覧になるのがよろしいかもしれません。
いや、そのあとポエムを御覧にならないのを更に推奨。

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2006/02/22(水)

これは職場の休憩時間中に
携帯メールで打っていた内容なのですが。
(ポタ3巻ねたばれ…?)

このサイトの人達は
「囚人と教師」という取り合わせです。
しかし「女囚と女教師」と書くと
何!?その2度おいしい的ちょう特盛りな
男子まっしぐらビデオは!!
という感じに突然なりますね。
戻すと「囚人と教師」。
溢れ出すむさくるしい感。

これはやはり「女」という漢字が凄いのか。
1文字付け加えただけでこの破壊力。

・・・・・・。
「八リーポッ夕ーと謎の女プリンス
(子供大混乱)
しつこいから。もういい加減許してやりなされ。
というか、仕事中に何を打ってるのかとかそういう。


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2006/02/23(木)

これは全然別のジャンルの行きつけサイトさんで
紹介しておられたツールなのですが、
北斎の素材で漫画が描けるよというキットです。
(ブロード推奨)

http://www.adgame-wonderland.de/type/hokusai/index.php

だめだ。
私はこういうジョークツールを与えられると
何十時間でも何十枚でも遊び続けてしまう。
大好きなんですよ、こういうの。



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2006/02/24(金)

昨日の先生が段々格好良く見えてきた…病気だ。

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督(激ラブ映画「CUBE」の監督)
の新作、「NATHING」を鑑賞しました。

……。
…………。
………………。
商業映画の円の、2歩外くらい?
この人の萌えは「ある空間に閉じ込められる事」
なのですが、今回もそうです。

神経質で引きこもりのとアンドリューと
性格の悪さでどこに行ってもイジメにあうデイブは
幼馴染の友人同士で、
現在は便宜上同居していました。
ところが紆余曲折あって警察に家を包囲されたとき
周囲が消失し、異空間に家だけがぽつりと残っていました。
(どこからネタバレかよく分かりませんがここから反転)
周囲を探検しても何も見つかりません。
やがて2人は自分達が神様のように
念じただけで物体を消せる事を発見します。
そしてそれは精神も例外ではありませんでした。
彼等は子供時代の嫌な記憶もどんどん消していきます。
記憶が変わって性格も変わった彼等は喧嘩を始めます。
まずは互いの足を消しあいます。
そして下半身を。胴体を。腕を。
とうとう、頭部だけになって
彼等は体当たりをして喧嘩をします。
しかしだんだん楽しくなってきて、
彼等は奇声をあげながらどこかへ跳ねてゆきました。
頭だけで。

以上がラストまでのあらすじです。
不条理コメディ……?
2人のやりとりを楽しむ映画なのかしらナタリ監督。
よく分かんないや。
でももしかして閉鎖空間シリーズで
前々回が理系ホラー、今回が不条理友情ものなのかしら?

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2006/02/25(土)

そういえば私は起承転結のあるお話で
メタファーとか、そういうのは好きじゃない。
なので何かの隠喩だったら済まないナタリ監督。

(鑑賞者が勝手に考えるのならまだしも)
なんかあれって
「俺の履いているパンツは何色だと思う?ハァハァ」
というイタズラ電話に近しい気がするんだよね。
お前のパンツなど知らんよ。

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2006/02/26(日)

楽しい会話
笑いと
スピードと
発想と
(得意分野がそれぞれ違う)知識、
少しばかり品性、
体調の良さ、
そして相手への好意や尊敬があれば
その会話は完璧で最強です。
そして可愛い事言う役、いじわる言う役、冷静役、
墓穴掘る役や優しくフォローする役を
上手にくるくる変えながら
話題を発展させ、時に一新し、逆回転し
延々とお話を続けるのは本当に楽しくて、
趣味にしたくなるくらい価値のある事だと思います。
物体としては何も残らないのも(残念だけど)いい。

会話はキャッチボールと言われますがそれは2人の場合。
複数人の会話はバレーボールに似ている。
良いトスを受けると気持ちいいアタックが打てるし
良いアタックをレシーブすると気持ちがいい。
アタックすると見せかけてフェイントで落としたり
ラインギリギリにサーブを入れたり。
もちろん失敗してボールが遠くに飛んでいって
てへ、みたいに内心思ったり
ドンマイ、とか内心思ったり、それも楽しい。

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2006/02/27(月)

「ダニーザドッグ」
を見ました。笑う気満々で臨んだのに、
ものすごくよく出来た映画で驚きました。
汚いけどきれいで、大雑把だけど的確で
笑いはあるけどブラックで、展開はスピーディーで
そしてダニーは犬だった。
アクションシーンとか、
ドーベルマンと柴犬が戦っているように見えた。

ジェット・リーは、髭が伸びるのが早いのか
すぐに鼻の下が青々しちゃってる、
本当に顔とかただのおじさんなのに、
キーボードをぎゅっと抱えたり、
モーガン扮するピアニストに褒められて
てへへと喜んだりする様は
そこらへんの若手女優が
敵わないくらいキュートでしたよー。
ベッソン(脚本)すまんかったベッソン。
あんた良いもの書いたよ。

時折こういう、よく出来ているのに
エアポケットに落ちたように話題にならない作品がありますが
私には謎の現象です。(運か?宣伝か?)

うーん例えば古い例ですが「クイック&デッド」とか。
シャロン・ストーンとディカプリオとジーン・ハックマンと
ラッセル・クロウが出てて、お話もすごく面白いのに、
一般の人は誰も知らない……とかそういう。
監督がサム・ライミなのがいかんのかそうなのか?

あとビデオ屋さんで
「ウルフマン リターンズ」という映画を見かけた。
狼化を抑えるために、トリカブトの成分を注射しないといけない
人狼の女性の話らしい。しかもその女性、薬物中毒と
間違われて施設に強制収容されちゃうらしい。そこで殺人が起きるらしい。
C級の匂いがしますが、絶対見ますよ(笑)。

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2006/02/28(火)

恋愛相談
むかしは相談されることが非常に多かった。
今思えば比較的適性があったように思う。
勝手が分からないのでともかく一生懸命話を聞き、
そして怒ったり喜んだり一緒にエキサイトした。

いまは、あまり適性があるとは言えない。
些少とは言え経験値があるので筋道が見える。
なのでリスクと損失が少なく、
早くて効果の大きい手段がすぐに分かる。
で、バーンと言い放ってしまう。

相談者は誰もそんな諸葛孔明な人は求めていない。
それは知っているのですが、どうしても
火計じゃあ!
補給を断てい!
大陸弾道ミサイルじゃあ!

と言うてしまう……。
そして相談者をちょいとブルーにしてしまう。

まああれですよ一番賢い手段なんか分かっていても
そうそうその通りになんか出来ません。それも知ってます。
でも諸葛孔明ついついハッスルしちゃうのですよ……。
↑彼のファンの方ごめんなさい。

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