12月日記

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2004/12/01(水)

輸入品を扱っている店の前を通りかかったら
見慣れないポテチが置いてあって、
「世界一美味しいポテチ」
「もう他のポテチは食べられなくなる」
「だまされたと思って!」
「やみつきの味です」
「店長オススメ」
と、ポップで書いてあり値段は1袋473円でした。
私は垂直に跳ね返ってきたピンボウルのようにその店に吸い込まれて
ポテチを購入しましたが一緒にいた友人達は冷静でした。
ていうかあまりに簡単に広告に乗ったのでびっくりされました。

あれ?小学生の頃、ポテトチップスの食べ過ぎで
腎臓病になったくらい
ポテトチップスが好きって話をしてなかったっけ……?

※カル○ーに罪はありません。私が「自殺するのか?」というくらい
異常な量を1年程食べ続けた所為です。

結局世界一のポテチの味は……
んー「だまされた!(笑顔)」って感じ。

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2004/12/02(木)

腎臓病(軽度)は、体育の授業が全部見学になったのは
非常に有り難かったのですが、食事療法には色々切ない思いをしました。
特に醤油なしの冷や奴とか醤油なしの寿司とか醤油なしの刺身とか。
なにかエスキモーごっこをしているようでした(すげぇ偏見)。
いくら素材が良くても、塩分がないと駄目なんですよ人間は!
塩分バンザイです。おかげで余計に塩分大好きになりました。
今はおやつに「塩」とか普通です。ノーカロリー。大人だから頭良いね!

私の辞書に「懲りる」という文字はありません。

やはり鹿のひとが顔を出すとすごいですね。さすが帝王だ。

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2004/12/03(金)

12月ですね。忘年会ですね。お酒が飲めますね。幸せです。
女の子忘年会や仲良し忘年会は、お料理も趣向も本当に楽しみです。
温泉+料亭忘年会もあるんです!
ドキ☆おっさんだらけの忘年会。ポロリもあるよ。
もまあ……楽しみだと言えなくも…ないです。
なんか別々の地で2箇所開催されるのを巡業しなくてはならん模様…。売れない芸能人?
私は泥酔すると電車に乗ったまま違う星へ旅立ってしまう人なので
日記が更新されていないときは再訪問とかされないで諦めてください。
そして私のサイフの残金が3500円とかでないことを1秒間祈って下さい。

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2004/12/04(土)

かなり昔、うちの職場にクレーム電話がありました。
うちもまあ一応、取扱商品というかそれに類するものが
当然ありまして、業種バレはしたくないのではっきりとは
書けませんけど、それに関する電話でした。
でもそれを聞いた担当者の一声
「ありえない」
内容を聞いたその場の全員もポカーンとしました。
例えるなら電気機器メーカーに
「おたくの洗濯機が合体変形して街で暴れてます」
とか、自動車メーカーに
「おたくのトラックが子供を産んで増えました」
とかそういうレベルの有り得なさ。
ユーザーは魔法使いか?と、担当者は半分興味深々で
駆けつけたのですが、
あの、その、養護老人ホームでした。
で、いわゆる認知症の方でした。
事情説明を聞けば、なるほどと誰でも納得する経緯なのです。
しかし、その商品はそもそもそういう風な使用方法を
するようには出来ていないので、そうなった。
それを聞いて私は、ああこれからは如何様な使用をしても
安全な、「完全安全商品」が必要になってくるかもなあと
思いました。
普通の人が考えてもみないような事態を想定に入れた商品。
しかしそれをデザインするのは普通の人間には無理です。
何しろ「普通の人が考えてもみない」内容ですから、
考え付きません。
高い報酬を払って天才を雇い、
高い商品を売るしかありませんね。
まあそれも仕方ない。安全には代えられませんからな。

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2004/12/05(日)

今年はアラビアンナイトがフランス語に翻訳されて
丁度300年だそうで、博物館の記念特別展に行って来ました。
アラビアンナイトは読破するのにたっぷり1年かかった、
今のところ人生で1番長い期間読み続けた本です。次点「薔薇の名前」
最後のあっと言うオチといい(普通は気付くだろう王、とは思うけど)、
時折使用される斬新な形容詞といい、この小説は割と好きです。

当時のフランス人はこの異国情緒溢れる物語に熱狂し、
翻訳者アントワーヌ・ガランの元にはファンの女性から
「ガランさま。お願いですから早くお続きを!」
という熱烈な手紙が寄せられたとか。
続きが気になって手紙を出してしまうという気持ちは非常に良く分かる!
というか人間300年経ってもやってることはそう変わらないなあ(笑)。

しかし初版の「アラビアンナイト」には最後のオチの話はなく
シェヘラザード(昔と表記が違う…)がどうなったのか
明かされなかったらしいです!そ、そんな馬鹿な事って!
それで欲求不満になった人々によりニセの続編が出版されまくったとか。
あー、それも分かる分かる。原作への不満はファンフィクの原動力だよね(笑)!

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2004/12/06(月)

それでむかし友人達と集まったとき偶然「アリババ」の話が出たのですが
みな覚えている話がウロで、私に至ってはタイトルを
「アリババと47人の盗賊」だと思っていました(増えてる増えてる!)。
面白いのでそれから複数人にアンケートを採ったのですが、

記憶力「梅」:タイトルと呪文以外覚えていない。
記憶力「竹」:扉にバツ印を付けまくってごまかすエピソードと
        壺に隠れている盗賊に煮えたぎった油をそそぐ所などを
        覚えている。(ショッキングなシーンですからね)
記憶力「松」:モジャーナさんの名前と役割を覚えている。
        つまりは物語の構造をほぼ全部記憶している。あ 
という結果でした。「松」の記憶力の人には正直「この人怖ぇ!」と思いました。
記憶容量が普通と違うんだきっとそうなんだ…もううかつなことは喋れない…。

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2004/12/07(火)

千夜一夜物語の原型「アルフ・ライラ(千の夜)」は9〜10世紀頃、
バグダッドで生まれたそうですが、もともとは二百数十話しかなかったらしいです。
そこで翻訳者兼編纂者が奮闘し、口伝で聞いた物語などを挟みつつ現在の形になったとか。

「その話はギリシャ神話に似たようなのがあったな……」
「その話も欧州の童話で似たやつがあるな……」
「その話は何百何十話か前にも聞いたことがあるような……」

とか色々思ったことがあったのですが、水増しだと考えると
すべて納得がいきます。いえ、実際はどうか知りませんけど。

それにしてもラストの日に、今まで物語のレギュラーだった登場人物について
(たいていは独立形式の話ですが、中には何話も登場する人物がいます)
まるでついでのように「あ?○○?死にましたから!」と王に説明する
シェラザードはひどいと思う。王だって感情移入してたに違いないのです。
まあ、面倒になったか、ささやかな仕置きなのか、どっちかでしょうな。

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2004/12/08(水)

大都会におしゃれなビルができたので見学に行って来ました。
入ったとき、「あれ?○○○と雰囲気が似ているなあ」と言ったら
友人が「持ち主が同じだから」と教えてくれました。
その持ち主さんは○○○も○○○○も、ていうかそこら辺一体の
有名なビルや施設の持ち主だそうです。
そんなリアルモノポリーみたいな人生を生きている奴が
本当にいるなんて!!とびっくりしました。

ああ、そうか現在の私は彼のマスに止まって
金銭を落としている状態なのだね。とちょっと悟りました(笑)。

ビルは「西(仮)」と「縁(仮)」の2つに分かれていてそれぞれ資本が違うのですが、
「縁」の内部デザインがオペラハウスモチーフ(たぶん)で、
物凄く格好良かったです。400億。(西は150億)
新しいビルで、あんなに見応えのあるデザインは久し振りだー。


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2004/12/09(木)

携帯にほぼ同時に2通メールが入って
「誰かが猛烈に慌てている…?」と思って画面を見たら
前の前の会社の先輩と、前の会社の同い年の先輩から、
恋愛関係のテンパリメールでした。偶然に同時刻発信。
クリスマスが近いからなあ…と応援とかのメールを送りましたけれど。
なんか私もテンパらないといけないような気分になりました。
えーと、テンパるってどうするんだっけ……(クラウド風に)。
うーん。
やっぱり駅のホームでケンカしたり、雪のなか走ったり
寒いところで携帯メール打ったりしないといけないのかなあ。
うーん。駄目だ考えるだけで面倒。

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2004/12/10(金)

新撰組!のはなし
(注:文章長い。大河見ていなかった方は読み飛ばしが吉)
ぐだぐだやっているうちに1年が終わってしまう訳ですが
すごくいいものを見せていただいた感が強いです。
面白かったし、役者さんも皆良かった。
中だるみもなかったし、史実の出来事で動かせない部分も
上手に処理してドラマチックにしてあった。
現実の人間だから当然ある、イタタ…な発言や行動も
綺麗に誤魔化してあって、三谷さんスゲェと思った。

あんなに面白いのに視聴率が以下略なので
やはり周囲にアンケートを取りつづけたのですが
年配の人は「いまひとつ話が分からない」
という意見が多かったです。
まあ、しかし、この人々に分かるようにすると今度は
冗長になるのが目に見えていますしな。これは仕方ないでしょう。

それから「演技が学芸会」という意見も多かった。
多かったけれど、この意見の人、
実は1度も放送を見ていない人が多いのも事実。
大河がスタートした段階で週刊誌などで
「演技が学芸会。若者にウケ狙い。ミーハー大河」
と書きたてられたのが敗因でしょうな。
視聴率を取る上で一番難しいのは、
「面白い、面白くないの基準を持たないひと」
つまり大半の浮動票を得る事だと思いました。
その人々は、積極的に面白い物を見ようとしている訳では、実はないので
周囲やメディアで絶賛されていればそうかなと思い、
逆に酷評されていれば馬鹿にして見ないわけであります。
面白い物を書く為の努力というなら物理的には可能だろうけれど
(実際書けるかどうか別にして)
この浮動票を得るにはどうすればいいのかいまひとつ分かりません。
コネを駆使してメディア意見を操作するとか?
あんなに面白いものをTVで垂れ流しているのになあ
見ないなんて勿体ねー…。と何度思ったことか。

まあ視聴率はアレでしたが、DVDの売り上げは
何がしか記録を作るだろうと私は確信していますよ。うん。

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2004/12/11(土)

新撰組!のはなし
(注:文章長い。大河見ていなかった方は読み飛ばしが吉)
あちこちの日記で同じぼやきを拝見するので
今更参加するのもあれですが、日曜日が憂鬱ですね。
憂鬱と言うか、「やだー!もっと見たいよー!
見せてよー!来年もやってよー!(バタバタ)」って感じ。
たぶん1年間見続けた人は全員同じ気持ちだ思うので、
「皆も今ここで泣いているに違いない!」
とかそういうのを支えに、何とか鑑賞します。
(でも先週予告の野際さんのセリフで、
もうすでに涙目になったしな…)
しかし最終回担当の方が、沖田君アジサイCGと
源さんマトリックスの回を演出した人だと聞いて、
ちょっとだけブルっとしてます。ちょっとだけね。
…ぜ、全裸で天使の羽が生えた源さんとか降りてこないよね?

近藤さんも、土方さんも、山南さんも、ポチも、
さのさのも、永倉さんも、へーすけも、沖田君も、
源さんも、山崎さんも、河合くんも、おみつさんも、
おまさちゃんも、つねさんも、カモカモも、坂本さんも
勝先生も、象山先生も、容保さまも、…まあ捨助も、
みんな格好良くて可愛くて大好きだった。

ポチは「婚礼の日に」が一番可愛かったです。
人を斬って追われているという説明をした後で
近藤さんの礼装に気付き、
「……おめでとうございます」
「それはいいから!!(近藤ツッコミ)」
ちょっと考えて
「……今の話は聞かなかったことに」
「そういう訳にはいかない!!」
というやりとりが大好きでした。
自分が渡したお金の所為で局長の愛人が奥さんに
ばれそうになったと知ったときの呆然とした顔や
さのさのの結婚祝いに木彫りのへんてこりんなオブジェを
無言で差しだした時の顔も懐かしい。
最近のアグレッシブな彼も少し怖いけど割と好きです。

局長エピソードはあの寺田屋大騒動で、
隊士達それぞれが、ごまかそうとするあまり
話が滅茶苦茶になって、観念して仁王立ちになって、
「みんな!それなりにありがとう!!」
というところが大好き。

切腹番長土方さんは
永倉さんの家の玄関で入りにくそうに
モジモジしているところとか、山南さんが死んで
局長とわぁーわぁー子供泣きしているところが可愛かったです。

山崎さんはどんな黒い命令を受けても

「喜んで」とハキハキ返事をするところが
とても好ましかったです。今際のセリフが
「おい、山崎。そこの毛布をとってくれ」
「申し訳ないが自分でやってください」
だったのには、すまないけど笑った。
それから、あのシーンのアレは実は山崎さんの
変装だった!というリプレイも好きだった。

容保さまは、新撰組の中で誰が受って、
そりゃ容保さま総受だろうという勢いだった。
あの、宝物を見せる時の少し照れたような
嬉しそうな顔ときたら。こんな育ちが良くて
人柄がいい、ひよこみたいな子が
江戸城なんかに行ったら、海千山千のチョンマゲおじ共に
一捻りにされるだろうと心配になった。

もともと三谷さんは勝ファンだと思うのですが
今回の勝先生もかっこよかった。
特に恐竜慶喜への100%皮肉の会話が!
野田さんの演技も、すごくどうでもよさ気で
魅力が1.2倍になっていた。
でも実際、あの状況下で無血開城というのは
有りえない事なので、彼の交渉スキルは
神の域だったのだと思う。
大変な事を、いかにも大変じゃなさそうに
ヒョイヒョイこなす人は惚れる。

あの切腹する時にすがるような目で
「作法が……」と言った河合君に「形だけでいいから」
と言った源さんの辛そうな笑顔。
取り押さえたポチに「あんた下男じゃないのか?」
と言われたときの、全然気にしてない笑顔。
鳥羽の辺りでおむすびを配っていた嬉しそうな顔。
最後に局長に会いに来たときの半泣きの顔は
史上最悪な演出を退けるくらい可愛かった。

(関係ないが、河合君は中身が「ピンポン」の
アクマの人だったので。転生して卓球をやっていると
思いこむことにしました。でないと悲しすぎる)

山南さんは
「採用です!」とか、「この田舎侍は
ただの田舎侍じゃない」の所とか
追いかけてきた沖田君に笑顔で会釈するところとか、
「こいつは俺とお前で殺したんだ」と
切腹番長土方さんに囁かれるところとか、
源さんが「逃げてほしい」という思いを託して差しだした
おむすびを、やんわりと断るところとか。
好きな場面がいっぱいありすぎる。
でも、どんな真剣なシーンでもうっすらと笑顔だった。
軍議のところで、一度だけ怒鳴るところがあったけど
見ているこっちがビクっとした。いつも穏やかな人が
怒鳴ると悲しくなる。中の人も割と好きです。

それからおみつさんの、沖田君へのセリフ
「偉そうに血なんか吐いちゃって馬鹿みたい!」
は新撰組創作史上に残る名セリフだと思う。
びっくりして白目になった。

……とか書き出したけれど、そんなの書ききれる訳もない。
毎週毎週「これは!」というセリフやシーンが幾つもあった。

新撰組が主役で、あんなに彼等を魅力的に描いていながら
同時にあの集団がどんなに救いがたく時代遅れで思想がなく
状況が見えていなかったかをこれでもかというくらい表現
していたのが何というか凄まじかった。

「薩長の者達は自分達だけで日本を動かそうとしている
(だから止めなくてはならない)」
と終章間際に言った近藤さんへの、おみつさんの返事
「それでは駄目なの?みんな幸せにはなれないの?」
というセリフ、あれが何がしかの真理だと思う。
全然駄目ではない。幸せになれる。
ただ、駄目だと思う人がいるだけ。

劇団出身の人は、「喧嘩したりもするけれど
この場所で俺は許されている。ここは聖域。
内にいるのは仲間。外は敵」という精神をひっそりと
持っている人が多く、新撰組はうってつけの題材だと思った。
あと、「全員それぞれに格好よく見せ場がある」
という脚本を書くのは、劇団付きの脚本家の癖だ。
そうでないと役者にずっと恨めしそうな目でみられるらしい。
ともかく色々な条件が重なって、いいものを見せてもらった。
脚本決定の時点からずっと期待していたが、期待を上回った。
三谷さんとキャストさんスタッフさんありがとう。
年末のアンコール劇場で「婚礼の日に」と「友の死」
「寺田屋大騒動」を見られる事を祈ってます。
(見られなかったらDVD買うけどね)

はー、来週から何を見ればいいんだろう。淋しい。

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2004/12/12(日)

いや、違うんです。悲しくて布団にくるまって泣いていて
日記を書けなかった、とかではなく
この日は個人的に色々手違いとかあって、ふらふらになったので
ぶっちゃけ気力が尽きたのでした。
(カウンタが…普段の1.5倍回っ…ごめんなさ…)

そもそも朝早くに起きて出掛けないといけなかったのですが、
しんぶんの番組欄のあらすじにて「○○は死ぬ」みたいな
そーゆーネタバレが書いてあって……(もちろん局長ではなく)
瞳孔が開いた感じで「え?そうなの?誤字じゃないの読○新聞?
ていうかそれ書く必要あるの?」とかフラフラしながら出掛けたのですが…。

「ずっと一緒にいてやるぜ!かっちゃん!」
「(こんな人は)知りません」
と局長が言い放った瞬間、捨助の事も好きになってしまいました…。
バカ&イノセンス。あれはインテリジェンス&ダークネス土方さんの
半身なのだなきっと。そして斬首前の局長の空虚で明るい目。
この目の為に彼はこの役に抜擢されたんだと真剣に思った。
三谷さんと仲がいいとか、SM●Pとか、関係なく。

新撰組の叫び掲示板を発作的に開設しそうになりました。
ともかく皆でなぐさめあうやつ。今もマウスがふらふらしてます。
でも英国のドラマとかならともかく新撰組とハリポタサイトでは
あまりに共通点が無さすぎてどうにも!(笑)
共通点……チョンマゲ?(違うだろう)

最後に全員であの羽織で行進は卑怯だと思った。
見たくなかった。……うそです、すごく見たかった。
笑っている山南さんとか、お澄まし甲子太郎とか
へーすけとか、態度でかいカモカモとか、ぷりぷりに健康な沖田君とか
見たかったシーンばかりのリプレイでした。

三谷さんも役者さんも、よく戦いましたー!
ムラはあるけど、彼は本当に天才だと思う。1年お疲れ様でした。

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2004/12/13(月)

以前、同ジャンル同カプの人とお話をしていて、
「(唐突に)シャンプーのアジエンスのCMですが、
黒田だったら男でもCM俳優としてぴったりです。
舞台の上でくるくる回って、金髪イケメンが
舞台ソデから嫉妬の目で見ている感じで」
と言ったら
「本当にその通り。イケメンのうち1人は
悔しさのあまりハンカチを噛み締めている。
黒田の衣装は赤のタキシード」
と間髪入れず返事された。卓球のレシーブのような反射。

他ジャンルの人だったら侮蔑のツッコミは当然、
更に汚物でも見るような目で見られたと思うのですが
会話がスムーズに続くところが
同ジャンル同カプ同士の怖さだと思いました。
でもものすごく真面目な表情で、冷静にお話をしていました私達。
(しかも英国調の可愛い紅茶館でスコーンとか食べながら)

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2004/12/14(火)

「SAW」見ました。
ふと気付くと、何処かの広くて汚い便所に監禁されていて、
足は配管に鎖で繋がれている。向かいの壁には同じように繋がれている男。
2人の男の真ん中には死体。死体の右手にはレコーダー、左手にはピストル。
死体も相手の男も、遠くて触れる事は出来ない。
彼等に与えられたアイテムはテープと、用途不明の鍵と、そしてノコギリ。
片側の男は制限時間内に相手の男を殺さなければならない。

どういう筋になるか、同行者とありったけ予想していくと盛り上がります。
見て面白いとか楽しいとかいう映画ではありませんが、
かならず何某かのショックは受ける事になるでしょう。
とあるシーンでは観客の大半が顔を背けていました。
あらすじを図面化すると、とても綺麗な形になります。
私はこういうソリッドな作り方をされた話は好きです。
あと展開が早くてストレスを感じないのもいい。
(心臓の弱い人は絶対駄目ですよ!毛の生えた人のみ鑑賞可)

ネタバレ
吊り橋効果で愛が芽生えた!!(たぶん)

最後、ジグソウがあまりに颯爽と退場したのでポカーンとしました。
もしかしてこれは勧善懲悪映画で、主役は彼でしたか!?
私は読み違えてましたか!?だったらタイトルは「ジグソウ・マン」か何かにして
衣装は全身タイツにするべきだと思います。

あれはラストに絶対動くと思ってましたよ!!(何故って連鎖ネタバレを避けるため
詳しくは書けないけど、ラストで便所のアレ(notバシリスク)が動き出して、
そいつが犯人だったサイコサスペンスが昔にあったから)


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2004/12/15(水)

「マッハ!!!!!!」を見ました。
ワイヤーを使いません。CGを使いません。早回しを使いません。
という例の宣伝文句のやつです。ストーリーとか本当にどうでもよくて、
そして主役の人が動いているのを見るだけで感激できる映画でしたよ。
飛ぶ飛ぶ!蹴る蹴る!回る回る!走る走る!
人間は沢山の関節があって、その気になれば全部を同時に動かして
どんな形態をもとれる地上最高に機能的な生物なんだ!と
思いました。飛んでいる途中で方向転換とか平気でするしね。
回し蹴りをフェイクで入れて更に回転掛けて蹴ったりするし。
軸足はびくとも揺れてないし。有り得ないよあの動きは。
この人、もうちょっと努力したら脚力で空を飛べるんじゃないかしら?
という気がしました。

同時期公開の「スパイダーマン2」と比較。
(そりゃもう蜘蛛の方は物語の洗練度合いとか制作費用とか
比べたらスタッフが激怒しそうなんですが、あくまでアクションのみ
比較すると)こちらのアクションは、実際の肉体を動かす事に
縁のない人々が机の上で、イマジネーションの力と技術の力を使って
作り出したアクションなのですが。
結論としてはマッハと蜘蛛男、ぴったり同じくらい面白かったです。
どっちが良いとか私には言えない。両方とも料金分の価値が十分にありました。
そして両者を比べるのも面白かった。

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2004/12/16(木)

「ドーン・オブ・ザ・デッド」見ました。
旧作を愛している私でも、「ほう」と思う出来だったので覚え書き。
(ゾンビの映画ですね。すみませんホラーが好きで)
やっぱりホラーはホラーを愛している人間が撮らなきゃ駄目ですね。
「いまなんかこゆのが流行みたいね」という精神で撮ったホラーは
ウェイトが全然乗ってなくてがっかりするやつが多いのです。

ショッピングモールに逃げ込んで、外はゾンビの群衆、軟禁状態。
という物語ですが、モールの屋上に上った元警官さんは
大きな通りを挟んだ向かいのガンショップの屋上に
やはり取り残されている店主のおやじを見付けて、
メッセージボードでコミニケーションをとります。
そのうちに状況に慣れて、ボードに差し手を書き込んで
お互いに双眼鏡で確認し合い、チェスをしたりする。
ただ、こっちはショッピングモールだからいいけど
あっちはガンショップなので食料がないのです。
おやじは日に日に痩せていく。
サンドイッチでも届けてやりたいけどビルが遠すぎる。
それである日とうとう、という。
全体の中からは小さな部分ですが、好きなエピソードでした。
(好きというか印象が強烈というか)

ところであのゾンビは1年ほど運動が可能だそうですが
その際のエネルギー源はなんだということが是非聞きたいです。
人間を襲いはするけど、食ってないし、そもそも心臓が止まっているらしいし、
体温がないから消化器官は通常の役目を果たせなさそう。
でも頭を吹っ飛ばされたら死ぬということは、命令系統は依然頭部にあるわけで
そうするとブドウ糖は最低限必要だと思うんですが、
脳ってええと、すごく燃料を必要とするよ?

それと「リング2」の劇場CM見ました。
中田監督、異国で頑張っているなあ!と。
演技指導とかどうしているんですかね。
トルシエ監督のように、中田監督が日本語で叱ったら、
通訳の人も英語で怒鳴ったりするのかしら(笑)。
でもすごいことですよね。才能を認められてハリウッドデビューですよ。
アニメとホラーが日本のお家芸……って感じになるんですかしら。

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2004/12/17(金)

ダニエル君……素っ裸にタオル一枚巻いた知らない女の人に
「結婚して!」と言われた事があるなんて……。
そんなオタク男向け妄想作品でしか有り得ない状況が
実際にあるとはね!さすがスーパースターだ。※インタビユウより
(ダニエル君:ダニエル・ラドクリフ君。俳優。代表作『ハリー・○ッター』)
これからももっと色々あると思うけど、頑張れ!

街のあちこちで黒田が叩き売られてて、
まるでバナナかメロンパンみたいです(笑)。

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2004/12/18(土)

むかしドイツの偉いオペラ歌手が特別に招かれて
学校で授業をしてくれたことがありました。
私は学部違いにも拘わらず、潜り込んで見学していましたが
そのドイツのひと、舞台でレッスンを受けている生徒に
「もっと吸い込んだ息を肋骨の外側に乗せなさい!」
「ダメダメ!頬骨の上に空気を溜めなさい!」
とか非常に難しいというか不可能なことを
ドイツ語で怒鳴り散らしていらっしゃいました。
(もちろん通訳の方がいらっしゃるのですが)
レッスンを受けている子は真面目に返事をしていて
とても偉いと感心してました。

たぶん私だったら笑ってしまって、
授業にならなかったと思うのですよ。

誰でも知っているレベルで有名な所ですが
ここの『新撰組!』感想毎週末楽しみにしてました……。

tp://www.1101.com/2004_TV_taiga/index.html

もう今回がラストなのですね。おおんおおん。


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2004/12/19(日)

いまカウンターを見たら、40万をうっかり越えていました。
30万の時も同じミスをしたので(しかも無かった事にした)、
今回こそは「キリ番の方は日記代筆3日間!!」を
やろうとしていたのですが…ちょっと油断して泊まりで出掛けていた隙に。
うん……まあ越えてしまったものは仕方ありませんね。
ちなみに20万のリクエストは出来上がってアップも済んでいますが
諸処の事情で発表は来年になります。
とりあえず見に来てくださっている方々、「それなりにありがとう!」(笑)
いや冗談ですよ。ものすごくありがとうございます。
いつもいつもマイペースでごめんなさい。性分です。治りません。

伝説の金平糖屋さんを友人と探していました。
その金平糖屋さんは何代も続く老舗のお店で、
一部の商品は注文して商品を受け取るのは2年後とかいう
気の長い商売をされています。値段ももう何千円とかそういう世界。
迷子になりながら何とか夕方に辿り着いて、その日に残っていた
3袋の商品を買って、にこにこ帰りました。
(そして2人して袋を開けてモリモリ食べた。おいしかった)

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2004/12/20(月)

劇団四季の「美女と野獣」を見てきました。
(純粋に四季を愛している方は今日の日記、飛ばした方がよいです)
見終わった後で、隣や後ろの席の人が
「良かったねー!」「綺麗だった」「面白かった」
と口々に言って幸せそうな顔で立ち上がったので、
「あ、デビルマンと逆……」と思いました。
うん、お金を出してボワーンと楽しい気分になるなら
まさにこのミュージカルしかない!という感じでした。

みんな一生懸命でいい人だし、ハッピーエンドだし、
ゴージャスだし、可愛いし、魔法だし
野獣王子は1.5倍へたれだし、尻尾がたまらんし。
お城のみんなも、短気で癇癪持ちの王子に困りつつ
大切にしている感じが出ていて微笑ましかった。
ベルと一緒にいる王子に、みんなが
「紳士的に!」とか「がんばれ!」とか遠くからエールを(笑)
いやー、黒髪で短気でハンサムで機微に疎い王子かあ……
(設問:筆者の気持ちを30文字で表せ)



特筆すべきはガストンでしょうか。
アニメを切り抜いたみたいに、映画のまんまでした。
すごく上手な人で、歌も踊りもウッヘーというくらいガストン。
胸毛が、思わずオペラグラスで確認してしまったくらい見事で、
ゲリラが潜めそうなくらいボウボウでした。
あれが自前というのは有り得ないので、野獣の一部の流用なのでしょう。
ともかく何もかもがガストン過ぎました。

あと美術も大変なことになっていた。
中央点から極端に遠近を効かせて作ってあって、
遠くから見ると絶妙なのだが、間近で見ると酔いそうな建物。
よく設計できたなと。よくパーツが組み合って立体になってるなと。
(あー、これに関しては上手く説明できないです)

それから、昔から思っていたのですが
この物語は王子の過失に対するペナルティがあまりにもデカすぎます。
いや、奴が黒田だから言っているんじゃなくて。

****お知らせ*****
本日20日と30日更新を合わせましてクリスマスに何かします。
あ、でもささやかな事で、そしてそのくせイブには間に合わないかもしれない…。
そんな状況です。仕事の奴めが悪いのですが、成敗する訳にもいかず。

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2004/12/21(火)

職場の風の噂で、遠い国のとても頭のいい人の話を聞いていました。
「×××(別事業部)の黒田さん(仮)はとても頭の良い人なのだけれど、
頭が良すぎて逆に物事を人に分かり易く説明することが出来ない。
どうしてかというと「分からない」という状態が黒田(仮)さんには
理解できないから」という話でした。
ずっと、一体どんな人なんだろう?と思っていました。

すごい偶然でその後、遠い国の別事業部の黒田さん(仮)と
1日行動を共にする事があったのですが、
「元から違うタイプの人だなあ……」としみじみ思いました。
普通に冗談もおっしゃれば愚痴も言う人間なのですがね。
知らない土地のビルでも地下街でも、一度地図を見れば
どこまでも歩き続けられるところとか、
他方と喋りながらもう一方の会話も聞いているとか
自分がいま地下鉄の何号車に乗っていて、
あと何分でどこに着くとか特に何を見ることもなく
全部把握されていて、はぐれた人に携帯で教えてあげたりとかして、
知覚が人並み外れた方でした。あれだ、一時ファイルの容量が大きい。
(そして多分それは黒田さん(仮)の能力の一端でしかないのでしょう)
こういう頭で人生を生きるって、どういう感じなんだろうと思ったり。

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2004/12/22(水)

つい先日、遥か彼方辺境の地に出張しました。
普段自分の家を田舎田舎と言っていますが、
「すみませんごめんなさい」というくらい田舎。
一両編成の電車が走っても走っても、ずっとファラウェイ田圃地平線。
駅前にはコンビニもお店もなく、昔の旅人のようにおにぎりを携帯するべきだったと
大変後悔しました。しかもその時ちょうど強風+雨に見舞われて
その吹き荒れっぷりときたら、「ビルなど見たこともないわ!」という
ストレート純生100%の風で前進できなくなったくらいです。
「あれ?今の私は地表に対してほぼ平行の姿勢で歩いてないか?」
と気付きました。安物の折り畳み傘の骨など、いとも簡単にくにゃ、と曲がって
バタバタ手を降り始めます。傘、大ハッスル。そのまま1キロ強行軍。
なんかそういう環境で黙黙と動き続けていると
「……いま私、何やっているんだっけ」
とか色々胡乱になってきます。
途中、携帯にメールが来たのですが
「なんだなんだ!カバンがブルブルするよ!」
と一瞬動揺しました。携帯の文面を読んで、
「そういえば私は、ニャカムラとかいう変な名前で
インターネット上にサイト作っている人だった」
と思い出したりした。人間、何かを見失うのは結構早いです。

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2004/12/23(木)

見られると困る書類があったので、自分の部屋で焚き火をした。
(ご存じなかった方ごめんなさい、ここのサイトマスターは
この手の、どっからどう見ても馬鹿な事を時折やります。
良い子は真似しないでください。悪い子も真似しないでください)
私の部屋は日本間を幾つか開け放った状態なので、
通気も広さも問題ないです。よく燃えた。
しかし何故か煙が私の顔を直撃する。
どこへ移動しても追ってくる。
煙にホーミング機能が付いているとしか思えない。
お陰で少しスモークドな感じになってしまいました。

友人にその話をしていたら
「あんたは学生の頃同じ事をやって、台所中に煤が舞って
大変な目にあったと言ってたのに、また同じ事を……」と呆れられた。
よく覚えているなあと感心すると共に、なんとなくちょっとずつ燃やさないと
いけないような気がしたのはそういう訳か!と納得した。

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2004/12/24(金)

映画「東京タワー」では21歳の男の子が母親の友人である
20歳違いくらいの女性と恋をするのですが、
主役をやる、ぶっさん…じゃなくて岡田准一さんが、役を評して
「自分は女の子の役だと思っていましたので、
新しい体験が出来て良かったです」
というような事を仰っていました。
でも、彼の辞書にはぴったりの言葉がなくて上記コメントになっただけで
本当は「自分は受の役だと思っていましたので
という表現が正しいのだろうなあと思った。
「受」「攻」「萌え」は、オタクの産んだ言葉の中の最優秀言語ではなかろうか。
何故なら正しく言い換えようとすると、表現がえらく長くなるからだ。
映画は見に行かないけど(え?)、がんばれぶっさん。

クリスマス更新は25日の23時59分までにする筈です…。
急いで解答しないといけなかったりとか、そういう類のものではありませんので
まああまりお気になさらず……。
みなさまメリークリスマス。

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2004/12/25(土)

これまでの人生で美味しかったもの

●香港のマンダリンオリエンタルの中の「文華廰」のマンゴープリン。
 一口食べて呼吸をしたら、喉からあがってきたマンゴーの香りが
 鼻腔を通ったのが分かった。からみつく濃厚な舌触りも完璧。

●金沢で適当に入った寿司屋の寿司
 噛んだとき、上手く言えないが電気の味がした。
 生きているものを食べるってこういうことかと悟った。
 「美味しいね!」と言おうと隣を見たら、
 友人はあまりのおいしさに「く」の字になって震えていた。

●うちの都道府県で一番美味しいラーメン屋のラーメン
 体調が悪いときは食べられない程パンチのあるラーメン。
 食べていて、ハラハラドキドキワクワクする。

●コムサカフェのケーキ
 天国の味がします。値段は高いがそれだけの価値はある。

どうして?と聞かれると説明できないけど、
人間はなるべく美味しいものを食べなきゃいかんような気がする。
勿論毎日とかではなくても。
人と美味しいものを食べるのも、美味しいものの話をするのも
私は好きだ。

クイズはお時間あるときにゆっくりどうぞー。
もうあんな面倒な作業は2度とやらない!絶対!(笑)
はずれシリウスさんは今回豪勢に3種類います。


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2004/12/26(日)

夜に大通りを歩いていたら、散歩中の黒犬くんが叱られていた。
飼い主さんは、しゃがんで犬くんの顔をがっつと掴んで叱っていたので
犬を愛している人なのだなあ……とは思ったものの、
黒犬くんは腰が半落ちになって内股、尻尾は勿論巻き込んで
悲しくてぴるぴるしている模様。
「もうそこらへんにしておいてやりなされ」
と言いたくなりましたが、我ながら怖いのでやめました。

今日は新撰組があるので嬉しいです。

クイズは勝利宣言ばかりが舞い込んでいるので(おめでとうございます)、
どうやらそんなに難しくはなかったのだな?と安心しています。
一ヶ所恐ろしい繋ぎ間違いをしていて、問題数がかなり減ってたのですが
日曜午前に直しました。てへ。正解ルートには関係ないです。
簡単な企画に見せかけて、ストレート合格者以外をはね除けている……
ということもありませんのでー!
javaなどという超科学は、この年寄りには無理です。
あ、もし「どうしても正解賞品が見たいのに、呪われたように
シリウスさんばかり出てくる」という方がいらっしゃったら
お返事遅い目でよければヒントを出しますので、「ハズレが出る
1歩前の質問が何だったか」を書いてお問い合わせ下さいねー。


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2004/12/27(月)

アレの動くアレを見てきました。
(ねたばれいくぞー!走って逃げろー絵も出るぞー)

邦画界の王者宮崎監督だけあって、
さすがに腕力が全然違って圧倒的でした。
今回はストーリーなどは特になく、
ハウル!ハウル!ハウル!というような内容。
設定もシチュエーションも回りの人々も、
すべてハウルを作りこむためだけにある状態で、
なんか凄かったです。
(戦争とかってあれ「戦うハウル」「傷つくハウル」「守るハウル」
を見せるだけの、完全な調味料戦争でしたね)
ハンサムでフェミニストで才能があってモテモテで、
でも女の子が気後れしなくていいように、欠点もある。
不安定で傷つきやすくて弱虫(ていうかあれは躁鬱…)。
女の子に振られただけで腐って溶けちゃうヒーローって
かなり斬新でした。うん。私も好きです。ハウル。
女子なら高い確率で楽しめると思う。
仕事とか、その他現実でチクショーと思う事はあっても
見ている間だけは別世界へ行ってぱーっと忘れられる。
これぞまさに正しく映画!でした。楽しかった。
(でも男性が見て、「それで俺にどういう感想を持てというんだ」
という気持ちになるのも分かりますよ?)

余談1:
千と千尋以来「1作品に1塔矢アキラ」がモットーなのか?
余談2:
ラストで色色ええー!と思うことがなかった訳ではない。
(なんだろうあの隣国の人のヘアスタイル。あれか?
床屋に「カブみたいな形にやってくれ」とか言ってたのか)
余談3:
ハウルを見たあとパンの美味しい店で食事すると倍うまい。発見。
余談4:
見終わって出てきたらカルシファーのぬいぐるみが
各種取り揃えて販売されていて、その用意周到さにぞっとした。
余談5:
やっぱり空中はミヤザキブランドに任せとけと。ていうか
他の奴は、もうやんなくていいヨという勢い。
今回は色彩といい難易度といい冒頭の空中らぶらぶ散歩が白眉かと。
余談6:
下の絵は失敗して着ぐるみのバイトの人に見える……。
じっと見ないで下さい。片目つむってガタガタ揺れながら見て下さい。
本当に私は色彩的なセンスがゼロだなあ、あはは。




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2004/12/28(火)

おいしいものの話で思い出したのですが、以前見ていたアニメに
王宮の晩餐のシーンがありました。あと、友達に見せてもらった
最近のアニメに、超金持ちの家の食事のシーンがありました。

ところが……テーブルの上に載っている料理があまりにショボイのです。
スーパーの総菜か、はたまた残飯か、というくらい。料理考証以前に
「昔のまんがの肉」みたいなのが出ていたりして、ガビーンという感じでした。
超金持ちの家のフルコースは、デザートがどう見ても100円ケーキでした。
(それがあんまり変なのでわざわざ友人はビデオで見せてくれたのです)
アニメーターの人は薄給だと話には聞きますが……。
ここは管理職の人が仕事明けなどに「よし、じゃあ今日はフレンチ奢っちゃうぞ!」
などとたまには参考資料になる物を食べさせてあげればいいのに……と思いました。

そこへいくとジブリは偉いです。(比べてはいけないかもしれませんが)
街並みを描くために海外合宿とかさ。
ものをえがく人は、普通の人の倍程も食べたり飲んだり見たり遊んだりしなくちゃいかんと思う。
お若いクリエイター志望の方々、気合い入れて遊んでくださいねー。

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2004/12/29(水)

ワイン専門店で、4種類のワインを出してくれるコースを注文して
色々なワインを美味しく頂きました。
という訳で冬コミ期間特別毒舌日記を差し替えますウフ。
この年の瀬に殺すとか書いちゃ駄目だよ危ないなあもう。
でも酔っぱらっているときに限って凝った事をやりたくなるのは
不思議ですね。

お料理とかも、酔っている方が丁寧なものを作りたくなる。
(でも所詮酔っているので、フライパンに顔を近づけて
「あー我ながらいい匂い」と思ったら髪の毛に火が移ったことがあった)

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2004/12/30(木)

「オーシャンズ11」の続編は「オーシャンズ12」だそうですね。
その調子で行くと遠い未来には「オーシャンズ40」とかになっちゃう!
(アリババ……)
友人が教えてくれたのですが、ブラピのあの役(参謀くん)に
観客から多大なホニャ疑惑が寄せられたので、
制作側は慌ててガールフレンドを出したそうです。
ええー!あのグレイゾーンな感じがいいのに分かっちゃいねえよ!!
てかぶっちゃけブラピ→ジョジクルへの秘恋でいいじゃんー。

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2004/12/31(金)

年賀状だけはちゃんと済ませたものの、他の全ては駄目でした。
私の部屋にはまだ扇風機とか蚊取り線香があります……。
でもお酒はワイン赤白6本買ったし、珍しい食べ物も買ったし
楽しい休暇を過ごせそうです。紅白でヌッツォさんの歌を聴くのです。
隊士のみんなに来てほしいのですけど、お仕事で無理でしょうから
三谷さんが顔を出すといいなと思います。
(単に羽織を着たバックダンサーが刀を持って踊る→05年の私の運勢「凶」)
(白組のメンバーがコスプレして後ろで応援→「吉」)
(スルー。何もネタなし→「大凶」)
(三谷さんが来るor映像が流れる→「中吉」)
(隊士の誰かが来る→「大吉」)

今年もこの微妙に盛り下がるサイトにお運び下さってありがとうございました。
みなさま良いお年をお迎えなさいますように。

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