---------------------------------------------------------------- 2003/11/1(土) 先週、夜中にビデオを見ていて、私は早送りと間違えて 停止ボタンを押してしまいました。そうしたら その瞬間、画面に『原作:京極夏彦』の文字が。 次に音楽が`島、主題歌がケイコ・リーと出ました。 真剣に何も知らなかったので「何これ!!」と 動揺しましたが、巷説百物語がアニメで始まったのですね。 うーん、情報に取り残されているー。 しかしあの時間あの分あの秒でなければ私はすぐに 再生ボタンを押してビデオを見ていたでしょう。 そもそもボタンを押し間違えなければ。 そしてたまたまデッキのチャンネルが合ってなければ。 その日は「そういう日なのだなあ」と思いました。 (又市の顔が田辺でないのが変な感じ ※過去田辺○一が犬犬衛星放送で演じていました) あと、ゲームの『青の天外』のCM音楽があまりに素晴らしいので 「誰だろう!?新人だったらこれからはチェックだ!」と思っていたのですが どうやら菅野さんで確定らしい……菅野さんだったら凄くて当たり前じゃん!(笑) 分かりますか、この嬉しいけど妙に脱力する感じ。せめて光田さんくらいなら…(何さ) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/2(日) e-maのど飴を3色買ったらそのうちの1色が私の苦手な味だったので ひとつぶひとつぶを苦しみながら食べています。ウー……。 e-maのど飴のCM、御覧になったことがありますか? 全国でやっているのかどうか分からんのですが。 激昂した女「大嫌い!死んじゃえ!」 男 「お前のためなら死ねる!」 激昂した女「・・・・・・」 商品の宣伝 女 「死んじゃ……いや」 というやつです。あれ、私には理解できません。 「死ね」とまで思った相手を、たかがあれしきの台詞で 許せるようになるのか? 自分に向かって「死ね」と言った人間を、 今まで通り愛する事が出来るのか? 私は1対1の愛憎問題における、あの手の誤解釈しようのない 言動には「気の迷い」や「つい勢いで」「カっときて」 とかいうのを絶対に認めません。だって一度言った奴は また言ったりやったりするんだもん。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/3(月) 分類してみるごっこ。 「酒を飲む人間3種類」 1.酔っぱらうと受(ボケ)になる人 2.酔っぱらうと攻(ツッコミ)になる人 3.そのどちらでもない人。 割合は女性の場合6対1対3くらい 男性の場合は 3対5対2くらい ……かな?と思います。 1の人は可愛いし(もて)遊ぶと面白いし 言うことないです。2の人もセクハラ射程距離にさえ 注意すれば楽しいです。3の人はつまらないけど 反面恰好良いです。1のタイプの人と2のタイプの人が 隣に座っていたりするとどきどきします。 1の人が3人集まると横隔膜が痙攣するほど笑えて 酒なんか飲めません。2の人が3人集まったら ……ちょっとその飲み会は出たくないな……。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/4(火) 近頃立て続けに人様のシリルを読めて段々幸せになってきました。 可愛いのや、愛溢るるものや、苦しいものや、えろや。 ぎゃー!とかウー!とか毎日言っています。 まあ日記には鬱陶しいので書きはしませんが 最近吠えまくっており、友人には噛みつき(キャン) 頂いたメールにも無駄吠えする始末(キャンキャン) しかも慰めていただいたりとかさあ……。 でも今は幸せです。心も入れ替えました。 吠えたり噛んだりした人ごめんなさい。 書(描)いてくださった作者様にありがとうのテレパシーを。 シリル足りて礼節を知る……。(オチのつもりらしい) ああメール。色々楽しいことや素敵なことが書いてあって 頂くとうっとりしますね。時折じっと考えさせられる物や、 手に持っているカップを落っことしてしまう物もあります(笑)。 近年私が悶絶するくらい悩んだのは。 「君は神だ」 というメールです。短い文章でした。私はしばらく凍りました。 1.相手がとうとう彼岸へ行った。 2.(理解しにくいが)何らかの嫌がらせである。 3.(何もしてないが)感謝されている。 4.私は神だった。 の4択だと思いました。恐る恐る確認したらスラムダンクの 神さんに似てるねえ(※たぶん似てません)という褒め言葉だったのですが。 正直分かんねーよそれは。もうちょっと修飾しようよ言葉を! いや……しかし「彼岸に行ったボタン」を心の中で連打したことは 謝ったら許されるのでしょうかね。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/5(水) 私の目の前にいるこの人の頭の中で グルタミン酸やガンマアミノ酪酸、 電気や窒素がせわしなく遣り取りされて すべての感情は作られ、それによって この人は笑ったり怒ったりするのだなあと思う。 おもちゃ屋の店頭でひゃんひゃん鳴いている犬の ヌイグルミの仕掛け、あれの大がかりになったやつが この人なんだ、と呆然としてみたり。 でたらめなくらい膨大なシステムによって 運営されているその身体は、機能が複雑すぎて、 おもちゃの犬とは比べものにならないほど 私を魅了するのですが、でも、一喜一憂したり 見とれたりしている私の心も、 ドパミンとかアセチルコリンとかの働きによるもので、 大小の差はあっても、世の中はすべて 仕掛けで出来ているのだと ひとと歩いているときに思ったりします。 (あ、日記じゃないですポエムです) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/6(木) マトリックスを見て、感想を書きっぱなしで忘れてました。 申し訳ないですが『2』です。レボリューションズはまだみてない。 スミスのコスプレをして50余人で行進していた人々。 あんな素敵に阿呆な人がまだ沢山いるんだ……と思うと心が暖まる。 オタク演出ってグローバルスタンダードが出来上がりつつあるなあ…と思いました。 こっちの漫画をあっちが参考にして、あっちの作品にこっちが影響を受けるという経過で。 3秒前のシーンを絵コンテに起こせなかったりしました。主にアクション。 情報量が多すぎて、目と脳が処理しきれてなかったのですな。 ちなみに内容はあんまり無いようです。全編「カッコいい」の追及。 でもそれでいいと思います。 登場する男が全員受なのは腐女子にとっては大問題。 あと、「人間は平和を維持できない」という 監督sの主張(らしい)は正にその通りです。 どうですか覚醒した人間のあの攻撃的なこと。 それから、コンプーターさんに統一支配されていたほうが 地球には優しかった。これ確実。「1」でチラリと現実世界の 荒涼とした地表が映りましたが、ありゃ嘘だね。 これだけ激しく消費して喰らい尽くす生物がいなくなったら、 緑なんか10年で青々しちゃうと思う。 『3』の予告が「喧嘩番長地獄河原の闘い」みたいで笑えます。 ラストは夕日に向かってスミスと肩を組んで笑うのでしょうか……。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/7(金) 『8Mile』を見ました。 実在の天才ラッパーの自伝的映画なのですが (凄い切り捨て方をして済まないファンの人よ) ラップバトルのシーンが何回かあって、それが向かい合った2名が 軽快な曲に会わせて互いの外見や出自やその他諸々をネタにして ひたすら貶し合うのですよ。(俊太郎様のなさっていた詩のボクシングだね…) あれはこわい……あれはいやだ……。 仮に私が天才ラッパーでも、たぶん泣いてしまう。 どうせなら褒め合えばいいのにと思います。 いかに相手の顔が好みでタイプでともかく可愛いとか 貧乏萌えだとか人種なんか関係ないとか。声も好きだし 体も辛抱たまらんくらいイカしてるとか。 もし勝負に負けても恋が芽生えたりして幸せそうだし……。 とか考えてしまうのは私がブラザーのソウルを理解できない イエローなモンキーだからですかね。 途中パラッパを思い出した(←そんなことゆって殺されるよあんた) でもパラッパの作曲はPSY・Sの松浦さんで、私は好きですあれ…。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/8(土) 私のパソコンは共有パソコンなのですが、それ故に 最初に自分の使っている状態を呼ぶのにパスワードが必要です。 それからメールアドレスはささやかながら3つあり、それぞれ チェックするのにいちいちパスワード入力が必要です。 書きかけの文章を開くのも念の為全部パスワード入力が必要で、 駄文系アップロードにも、日記書き込みにも 当然別々のパスワードを入れなければなりません。 私はパソコンの電源をつけている間、どこかの国の 軍事組織のひとのように、ひたすらパスコードを叩きつづけていますが、 もし私が事故か何かでいなくなったらこれ全部機能しなくなるな ……と思うとちょっと寂しいです。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/9(日) 酔っぱらって川辺を歩く(いついかなる時も飲んでる人生みたいですが違います)。 橋の下に、いわゆる「橋の下の人々」がいらっしゃって、それはそれでいいのだが その内の1人がごく普通の家庭用のベッドで眠っていらっしゃって、ツボにはまって 笑うのをこらえるのに一苦労しました。 「黒田さんだったら……」 「うん、橋の下でも天蓋付きベッドだね」 友人とも素晴らしく意見が一意して更に可笑しさが増す。 様子を見に来た先生が絶句するなあと思うともう止まりません。 ところで、月を見ていて閃いたのですが (※ハリポタ3巻の激しいネタバレにつき反転。未読の方は絶対見ないこと) 満月というのは世界の何処にいても満月ですが、その時間に昼間である 地域は満月を見ることが出来ない。つまりは時差の関係でズレが生じて 国別に日付にして1日ほどの差違がある。そこのところを上手く利用すれば 先生は永久に満月から逃げ続けることが出来るなあ……と思ったのでした。 ていうか、太陽を追う形で数日間移動すればいい。飛行機だと移動中に 夜の部分に当たってしまう可能性大ですが、魔法移動なら問題ない。 思い付いたときは大感激だったのですが、月を見上げて突然大声をあげる 私を見た時の友人の苦渋と諦めを思うと胸が痛いです(少しだけ)。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/10(月) ちょい前のJRCMソングに『AMBITIOUS JAPAN』 という歌がありました。TOKIO…の。 スーツ姿の若者が電車と一緒に走っているあれ。 でもあの歌って全部聞くと……歌詞が妙なんです。 (前略) 抱きたくて 抱きたくて たまらないから 旅に出た。 抱きたいのは 君だけど 君だけど それだけじゃない。 両手を広げ 抱きしめたい 輝く夜明けを BE AMBITIOUS! 我が友よ冒険者よ (後略) 抱きたいのは……誰??と思いませんか?(私だけ?) 1.我が友は女性であり、君である。 2.抱きたい話は終了して、違う話になっている。 主人公は慌て者なので「ところで」とか「話変わって」という つなぎの言葉を忘れている。 3.抱きたい君=我が友だが。何か文句があるのか? これは私の目が腐っていて最早「人を見たらホニャだと思え」 という状態になっている所為でしょうか。 「机と親以外はみなホニャ」という狂った頭なのでしょうか。 反省します。(でもどっちにしろこの歌詞は変だ) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/11(火) そうそう、冬コミに店は出ません。 てか生まれてから一度も冬コミに出店したことないのですよ何故か。 でも、受かった皆様おめでとうございます! ネットを回っていましたら、私の書いたものを褒めて下さっている幻覚が見えました…… フォントが大きくて色つきです。どうしましょう。あわわ。それにしても自分に優しい誇大妄想で 恥ずかしいです。普通は「店内の人が全員自分の悪口を言ってる」とかなのに。ありがたやー 森先生の『四季ー夏ー』かんそう(猛烈ネタバレ) 恋愛小説だよOh様……(遠いジャンルの友人の日記に返事)。 あと、よく指摘される『F』の2大欠点のうちのひとつ、 「瀕死の叔父の協力という不確定要素に負うところが大きい不完全な計画」 という部分を補完しておられたのが涙ぐましかった。 犀川先生は相変わらず可愛らしいが小憎らしくもあり、喜多先生は大変だなあと思った。 ルーピン先生はあれに比べると100倍優しいので、黒田は感謝するべきだ(変な混ぜ方をしない!)。 あと、小生は浅薄ながら各務女史の恋に全然気付かなかったので、 今回はこれがオチなのかと疑った。全体的に春よりは好きです。 紅葉を見に行ったのですが、この辺境の気候をナメ過ぎたのか ぴょん吉(カエルとかいう意味です)よりも青かった。青々としていました。 まあ、寺の夜間参拝とかライトアップを見に行ったので面白かったですけど。 境内の枯山水の上に配置された発光ダイオードが赤や緑や青色に点滅し、 幾何学的な模様を描き出すのを縁側から鑑賞し、なにがしか思索に耽れとか 主題を読みとれとかそういう趣向なのですな。私は明滅を続ける 儚いテクノロジーの灯火を見つめて呟きました。 「メリークリスマス……リーマス」 したら友人に殴られました(一部脚色)。他に一体何を考えろというのか。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/12(水) 『魔界転生』を見ました。窪塚のほう。 最近の映画の格闘が3D(高さがある)主流になりつつあるので やけに平面的に見えました。人間は刺激に対して後戻りできない生物です。 次から次へと元気な死人が出てきて、死人レビュー状態。死人わんこそば状態。 真面目に全員相手してあげる十兵衛さんは人格者だと思う。 (難癖) 登場人物というのは出せば出しただけ時間を食うので 2時間しかない作品にあれだけズラズラ出すのはどうかと。 姉妹は1人にまとめて!武蔵は不要!その分の時間を 十兵衛とパパのキャラ立てに使うのよ。 (褒め) 窪塚さんはとても楽しそうでした。昔のより窪塚天草の方が 好きかもしれません。窪塚さんの眼ってちょっとブドウ っぽくって読めないところがあるから、ああいう役は似合いますよね。 (余談) ところで天草四郎の最初の洗礼名が「ジェロニモ」だったって 御存じですかみなさん……。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/13(木) 私の長電話最高記録は 9時間 です。これに勝てる人は沢山はいなかろうと思う。 ええと、「意識が朦朧としてきたので、1度切って 眠ろう」と言って中断した長電話なら計14時間が最長。 しかも長距離電話だったので、ホテルに宿泊して 一晩話し込んだほうがよっぽど安上がりでした。 そこまで長電話するとどうなるかと言うと 耳が痺れます。あの、正座したときに足の裏が ビリビリするやつの耳バージョン。 電話切ってしばらくしたあとで痛くなって しゃがみこんで耳を押さえてました。 イスラム教徒のようでした。 でも、電話は超苦手で、鳴ると身が竦み上がります。 (本当です) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/14(金) 人間の良い感情を貴重に思い、信じています。 誰にでも良い感情というのはあると思ってます。 けれどそれらが一切無力になる場所というのもあります。 むかーしに働いていた所がとても奇妙なところで(昔話スタート) 悪い条件ばかりが複雑に絡まって物凄いことになってました。 場所も確実に良くなかった気がする。 「1人で残業していたら、耳元で笑われて逃げ帰った」とか そういう話が多かった。それと、その会社は血族経営だったのですが、 そこに受け継がれている考え方というのが超絶にネガティブシンキングで 「他人というのはともかくナマケモノで馬鹿で嘘ばかりついて 悪い事しか考えない。人間の関係は相手を振り回して上位に 立たなければ駄目だ。愛情とは独占と支配だ。或いはなぶられても じっと耐える事だ」その考えは血から血へ、上から下へ静かに浸透し 恐ろしい方法で実践されるのです。……私が知っているだけでも 失踪した人が3人、駆け落ちした(男女で逃げた)のが1組、 救急車が来たのが2回、社内事故が1回、辞めた人はおびただしく多数。 明らかに変でしょう。(変といえば一番変だったのが、普通の会社なのに 更衣室を除く各階各所に監視カメラがついていて、社長が監視していた所) そういう所で自分を保とうと思っても無理なのです。どんなに善意から出た 言葉、行為でもどんどん捻じ曲げられて悪い方向へ吸い込まれてしまう。 毎日必ず誰かが泣いていて、1年ほどいたら頭がおかしくなりました。 押さえ難く友人を呼び出してトータルで30時間くらい愚痴を こぼしたりもした。温泉の吹出口のように自分の口から愚痴がこぼれて 止まらないなんて、実際に体験するまで信じられませんでしたよ。 で、学んだ事は「悪い場所、としか表現しようのないものは存在する」そして 「ああいう細かい要因が複雑に組みあがって不幸の連鎖装置と化した場所で、 改革や自己を貫く事を目論んではならない。誇りも人情も捨てて 1秒でも早くそこから逃げなければならない。たとえどんな団体、 家庭、国家であったとしても躊躇してはならない」という情けないものでした。 はい、お話が大きくなったところで今日はおしまい。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/15(土) 11月10日話題の『AMBITIOUS JAPAN』ですが 友人が(毎年恒例身代わり日記のCさん……) 気まぐれで考察してくれましたので日記に書きます。 >最初の部分は > > (君を)抱きたくて たまらない(けどそれじゃマズい)から > (あるイミ逃避の)旅に出た。 > >何がマズいんだろう…やっぱり「君」は男なのか…? >それともロミオとジュリエット…? >まあ、だったら次のフレーズ↓は意味が通らんでもないかなと。 > > 抱きたいのは 君だけど それだけじゃない。 > 両手を広げ 抱きしめたい 輝く夜明けを > >しかし次はどう考えてもつながらんなー。 >実は第三者からのメッセージで(歌ってる人が交代した) > > BE AMBITIOUS! > 我が友よ冒険者よ > >女(又は男)ばかりが人生じゃないさ!という励ましだとか… あ!なるほど!それだと支離滅裂なのも腑に落ちるよ! サビの部分は違う人が歌っているんだ……。 でも前部分を歌っている人と意志の疎通が図れていない気がする。 (ていうか……ていうかラリってる絶対) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/16(日) 新聞で、最近よしもとばななさんが定期連載をしてくださったり 北村薫先生がもうずっと名ミステリーに関してエッセイを書いて下さったり、 有栖川先生が映画に関するおすすめを書いて下さったり短編を寄稿されていたり するのでとてもとても得した気分です。記事のついでにこんなに色々読めちゃって いいのかなあテヘという感じ。 その一方で相変わらず(略)辺先生の筆の勢いは衰える様子がありません。 わりに巡回先の日記で語っておられるのをお見掛けしたりしますので 色々とおかしいです。あんまりにもキョーレツな回は、「ああ今頃あの人も あの人も、心臓が不整脈を起こしていらっしゃるに違いないわ〜」とか 思うのです。最近お1人がさよなら宣言をされたのですが「(略)辺と私を捨てるのか!?」と泣きつきました(あんた) 最終回予想ですが(唐突)……私はあの「エロと妄想を頭から抜いたら何も残らない」 主人公の男が、実は患者で、周囲の人は全員スタッフだった。主人公は 精神科医でもそして男ですらなく、老人か或いは少女だった。 とかだと格好がつくのではないかと思います。そしたらあの超胡乱な 知識にも説明がつきますし!世にも奇妙な物語に似た話がありましたけどね。 しかし(略)辺先生が逆に私の書いたものをお読みになったら、 もーゼンゼン詰まらないんだろうなーって思いますよ。 情愛関係の創作は、やはり性別と世代を選ってしまうのだなあ。 老若男女に面白い物語っていうのは、メンタルな部分を 1〜2割程度に押さえなきゃいかんのでしょうね多分。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/17(月) 会社からの帰り道、酒屋に寄ったらブノワ・タシィの 犬ラベルシリーズというワインが売ってました。 ラベルが色々な種類の犬のシルエットなのです!! 「どうしようかな……」とかいう思考以前に 右手が2本ばかりビンを掴んで籠に入れていました。 レトリバーと柴犬……。 フランスのワインはギャンブル性が高いので 運のパラメータが2くらいしかない私は滅多に手を出さないのですが。 ていうか赤ワインあんまり飲まないのですが。1000円切った仏ワインて 危険な予感しかしないのですが、つか他にも寄るところがあったんですが、 所持金も心許ない感じだったのですが、でもお買いあげ。 この前は「リトルジェームス・バスケット・プレス」というワインの 赤と白を買いました。すくすく成長するブドウの若木と ワイナリー主の息子ジェームスの姿を重ねたネーミングだそうです。 あれ?自分って何のために飲んでるんだっけと思う事がたまにあります。 でもそのうち「シリウス」(ワイン)も買ってしまうでしょう。 とりあえずビンごとスキャナにかけてみました(豪快デスネ…) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/18(火) この間行った料理屋さんはバリの宮殿がコンセプトで、 なかなか大きく立派で、幻想的な内装でした。 バリ感を盛り上げるためか、店内は極端に暗かったのですが (メニューが読めないくらいに!蛍の光もメじゃないくらいに!) 明太子だと思ったものがタコの梅和えだったり、 パスタだと思ったものが漬け物だったりしたので 胃酸がちゃんと出ないんではなかろうかという気がした。 この感じ、何かに似ている…と思ったら闇鍋でした。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/19(水) さて毎週固唾を飲んで『マンハッタン〜』を 見ている腐女子の皆さん、明日が佳境です(笑) 明日はたとえ飲み会があっても、残業していても 10時前にはテレビの前にいなければなりません。 (あるいはビデオのセットを忘れてはなりません←私) ※(かなり意図的に)簡単なあらすじ 先週、マンハッタン店員塚本高史が店長の松岡昌宏を好きだと 皆の前で告白、松岡は白目を剥いて立ったまま気絶した。 (松岡さんは白目を剥くのが大変上手だった。感心した) 『マンハッタン〜』はあらすじのないドラマなので 新聞のTV欄で内容紹介されていると、とてつもなく 詰まらなく書かれていて気の毒だ。 30秒くらいのシーンを6行かけて紹介されてもなー。 それと視聴率が取れているかが、ほのかに気になる。 前番組を下回っていたら、ちょっと日本はダメだと思う。 どうでもいいけど、ネタではなく真剣に『エ・アロール』なのか 『ア・エロール』なのか『ル・エアーロ』なのか思い出せませんが、 特に問題はありません。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/20(木) 雨漏の話。 私の家は古い。ちょっと想像を絶するくらいに古い。 実話でも全部ホラ話っぽくなるほどに古い。 雨漏りって若い人は何か分からないかもしれませんが 天井から、雨の日に水がポタポタ漏れてくる状態を言うのですよ。 うちの家は雨漏りがひどく、数年前のMAX状態のときは 子供用のビニールプールで水を受けてました。 あ。ほら嘘だと思ったでショウ。普通はコップとか洗面器で 受けるんです。でもだって落ちてくる水音がピチョンピチョン じゃなくてドドドドド……だったんですよ。部屋の中に滝。 誰も使っていない部屋だったので別に構わなかったんですが (構えよ)現実離れした絵画のような眺めでした。 家族はみんな見ない振りをしていた。 さすがに数ヶ月のち、屋根の改修工事をしましたけどね。 やあ、雨の漏らない家はやっぱり快適だなあ。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/21(金) 塚本さんはフツーにスカート履いていて、特に女装!! という風情でもなかった。街にいますよねああいう女性。 店長は赤羽さんとくっつかずに塚本さんとくっついて欲しい。 いや、真剣に。つか、客×店長で総受の喫茶店ってどうなんだろう。 (ドラマのマンハッタン語りらしいです) そうか……視聴率ヒトケタなんだ……あんなに一杯 ネタ詰め込んでヒトケタか……うわー、プロって大変だ。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/22(土) ある都道府県に大きな池があって、中央部に小さなお社がありました。 随分古くなったので、町の人々は相談してお社を新しくすることにします。 きちんとお祀りをして、ご神体を一時他所へ移しました。 しかし、その途端に池の周りに建っている家々から時計回りの順番で 死人が出始めました。人々は悩みます。どうしてお社を新しくしようと しているのに祟りがあるのか。 しかし違ったのです。祟っていたのはお社の神様ではなく、 お社が抑えていたその場所の何か良くない物だったという話。 神社というのは意味無く建つものではないから、無闇に取り壊したり 移設したりしてはいけないという結論だったように記憶しています。 昔に何かのエッセイで読みました。 恒例の、唐突に怪談。さあ、怖くなったチキンさんは早く寝ようね? 夜更かしばかりしているとお肌が荒れちゃうよ? ---------------------------------------------------------------- 2003/11/23(日) 以前、シリルシリカラオケ会に行きました。 いや、単にシリル・ルシリな歌を歌いまくるだけなんですが。 「なッ!!その歌をシリルに……!!」 「……この上なくルシリの心を表現している!!」 「照れあっている2人の幻が見えるようだ……(ゴシゴシ)」 というカルチャーショックの連続。 普通、人様の歌中で中座するときは、目立たないように そっと出て行くのですが、こればかりは 「私のいない間に1曲でも歌うこと罷りならじ」 と宣言して走ってトイレに行ったりしました。 おもしろかったです。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/24(月) 以前、孤島に1軒だけ建っているホテルに行きました。 他には民家も施設もなく、そこへ行く交通手段は船のみ。 おあつらえ向きの例の状況ですが、べつに連続殺人が 起こったりはせず、強いて言うならごく普通の瓶ビールが 1本800円もしたのがミステリーかな?という程度でした。 月曜日まで家出してますので、メール等は確認できません。 皆様、よい連休を。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/25(火) 1人で見るのが怖かった『呪怨(劇場版)』を 土下座して一緒に見てもらう事に成功しました。 結果としては一緒に見てもらって正解というか、 怖くても「こ、怖い」とか言える相手が隣にいると 案外平気なのです。でもこの映画を独り暮らしの家で 夜中に見て、全然平気な人は漢だよ。 あと、私はいちいち「いま死んだ人は誰?」 「この人はさっきのハゲの人?」とか尋ねるので、 友人はジャンプの脇役みたいに解説しなくてはいけなくて 大変そうでした(じゃあ黙れ)。 あの、頭を洗っていたら、3本目の手が後ろから 出てくるやつが、私の怖ツボにスマッシュ・ヒット。 何が嫌ってあれは嫌だな……。こっちは裸だし。 これがハリウッドリメイクされて どんな風に筋が簡素化されるのか楽しみです。 (貞子はサマラに変名されたから、 伽椰子はカーラかな……) いままで怖かった映画ベスト3は 1.『女優霊』 2.『リング』(映画版) 3.『呪怨』(劇場版) かしら……直球ですが。洋物ホラーは沢山見ますが 怖いと思ったことがないです。面白くはあるのですけど。 やっぱり、米を食っていた人間の幽霊の方が 執念深そうじゃないですか。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/26(水) つ、つ、つ、ついでなのでハリウッド版『リング』の話をします。 (↑どこかで怖い日記を読んだみたいです。涙目) サマラ(貞子)より主役女性の息子の顔のほうが怖かったんですが (なんか空気の抜けたプラスチックの人形みたいな顔!) それはまあいいとして。 私は原作→TV特別版→映画→連ドラ→ハリウッド版 と順番に見ているのですが(これじゃまるでファンみたいだ!) 余分な設定がどんどんバンバンじゃりじゃり削られて、 綺麗な円形になっていく過程が面白かったです。 特にメリケンは阿呆…いや、複雑な設定が嫌いなので 凄いことになってました。。 今更ネタバレもないでしょうが一応反転しますね。 最終的には貞子の母親の超能力のくだりも、両性具有のくだりも医師に殺されたのも、天然痘もぜーんぶカット。確かに分かりやすいわー。ハリウッド版、頑張っていたと思いますが不満2点は、元ダンナがヒントを出す場面がなかったこと。あれじゃあ無駄死に太郎だ。それと、両親を犠牲者にする気満々で電話をかけて出掛けるラストシーンがなかったこと。 リングシリーズ最強は矢張り中田監督の映画版ですかしら。(TV特別版の脚本は確か飯田氏で、好きな方ではあるのですがそれでも映画に比べると凡庸)一度見てしまったらあれ以外の貞子はもう思いつけませんよね。ちなみに中田氏は「女優霊」「リング」「仄暗い水の底から」3作で同じデザインの霊を出していますが、形が微妙に進化してきていて、それもまた見ていて楽しめます。 友人が「原作の浅川と高山を元夫婦の男女にしてしまったのが許せない」と怒っていたので、ちと褒めにくいのですが、それには賛成です。高山の人格の特異性は地の文がないと表現しにくい(地の文がなかったらホニャだと思われるあれは!)。あと、犠牲者が最後に見る映像。原作では老いて腐ってゆく自分の顔なのですが、そりゃあ私なら貞子の方が怖い。 それと私は「らせん」「ループ」に関しては、続編を作るとすれば あれ以上に意表をつく手段を考えつけませんが、 続編自体ない方が良かったと思っていますのです。好きな方スミマセン。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/27(木) ついでのついでに比較的最近見たホラーの話をします。 『フィアー・ドット・コム』 あー、あれとあれとあれを足して作りましたね……。 という感じでした。人間、二度目のネタで怖がるのは なかなか難しいのです。 そのサイトを見に行くと、鼻血出して死ぬとかそういうの。 『ダークネス』 スペインのホラー。どう見たってキューブリック(キング)のあれに 影響を受けているよな……と思ったら、そうかタイトルも 対になっているねそう言えば……。 昔その場所では恐ろしい事が行われていました。 引っ越しして来てアラ大変系。 『ゴースト・シップ』 ハサウェイ婦長が(ER)主役だったので見ました。 全然女っぽくなく、かといって男勝りでもない、 純粋に「性格と能力で主役」な女主人公は、 案外珍しいのでは?と思いました。 仏教徒なので、アレの話は怖くねえ。 行方不明だった豪華客船がプカプカ漂流していたので お宝をいただこうとしたが、世の中そんな甘くない話。 『The Eye』 香港のホラー。同じアジアンのせいか、怖かった。 肉丼屋の女が……いや、エレベーターのじいさんも……。 トム・クルーズがリメイク権を買った。 主役を演じるつもりかトム!? 全盲の女の子が角膜移植を受けたら妙なものが見えるようになった話。 『ボイス』 ホラーにあんまり因果関係を絡めすぎると怖くなくなるっていうか、 「男も悪いけど、あんたもちょっとは悪いのよー?。 やっぱルールは守らないと(鼻からタバコの煙)」みたいな。 その携帯電話の番号を所有すると、必ず死んでしまう話。 全然最近ではありませんが『13ゴースト』は美術が凄かった。 あ、もちろんホラー以外の映画もちゃんと見てますよ。 (映画は紙の方でやっているので何とはなしに書きにくい…) ---------------------------------------------------------------- 2003/11/28(金) たぶん周囲の9割の人には理解されてないと思いますが、 人間への思い入れはめさめさ強い方です。 ただ、素のままだと感情の振れで衰弱死しそうなので、 普段はきちんとセーブして生きてます。 なのでお別れは大変苦手です。 1日遊んだ後のさよならや、ましてや旅行の後なんか。 改札で手を振ったら、言いたかった面白い話が 幾つも幾つも思い出されたり。 ホームで遠ざかる姿が宇宙で一番格好良く見えて 「しまった!あんな恰好良いものと居たのなら、 もっとイチャイチャしておけば良かった!」 と電車の床にうずくまらんばかりに後悔したりとか。 お別れの時間が近くなると、満足に喋れなくなるくらいです。 そういうのって私だけですか? 私はたぶん一生犯罪はやらんと思いますが、 やるとしたら絶対あれだと思うのです。ほら、 好きな人をついうっかり殺して、ミイラにするやつ。 だって今想像しただけでもう笑顔になってるもん。 最後の4行がなければ繊細系日記でいけるのに……。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/29(土) 『め組の大悟』がドラマ化されるらしい、と 会社の先輩に教えてもらいました。 思い起こせば最終回の辺り、コンビニで立ち読みしていましたら 泣いている主役を、親友の人が車の中で抱きしめていました。 ふらふら友人の家に行って、「こういうシーンがあったんだ〜」 と言ったら「それは夢だろう」と言われて信じて貰えませんでした。 そうかー、あれドラマ化するのかー。 (あ、火事のシーンが特撮の爆発並に大胆な合成だったらどうしよう!) あと、それと○○○○―○(出版社が潰れた雑誌)が、 来月に別会社で復活するらしい。嬉しい。 それからモテモテ王国も小学館系別雑誌で復活っぽい。 (この話は確認取ってないので嘘だったらごめんなさい) 私のながい閣下ファン歴は「ムーミン谷の攻防」以来なので 無駄に長いというか歳がバレて危険です。 ---------------------------------------------------------------- 2003/11/30(日) 『アイデンティティ』という映画の感想(ネタバレ反転) 10/31話題です。見終わった後、友人とも話し合って確認したのですが 99.9%の人が騙されるというのは、それは一般のひとの場合であって 日頃お話を考える習慣のある人(ヲタ)なら一番初めにオチが分かります。 でも私はオチは分かっても、どういうラストに持っていくかが 読めなかったので、ハラハラドキドキ見る事が出来ました。 ただ、あのラスト3分は必要ありませんでしたよ!!! なんだあの正気を疑うような、だっせぇラストは!!! いや、真犯人は奴でもいいのですが、あそこをラストにしなくても。 あれがなければ、○○×○○(漢字が入りますね)という 類を見ないラブストーリーで、あのオチにも関わらず 爽やかな印象を残す離れ業だったのに。脚本家のマイケル・クーニー氏は 私的赤丸急上昇株だったのに。 あの3分のせいで保護観察処分(とりあえず様子見)に……。残念です。 関係ありませんが人が車に撥ねられるシーンの、カメラワークと処理が 異様に上手で、しかも3回もありました。何かトラウマでもあるのでしょうか監督…? ミステリ好きかホラー好き、斬新な作品好き属性の人なら2千円払っても 後悔ないと思います。ていうか来月初めで終了する劇場が多いので行くなら急げ。 それ以外の方はテレビなどで鑑賞されて下さい。(ただしテレ東とかで夜中に ひっそり放映されそう……タイトル『アイデンティティ・血塗られたモーテルの惨劇』 とかにされそう……コマーシャルカットで殺された人の数が合わなくなりそう……) -------------------------------------------------------------- |