家の屋根を、庭の草を、屋外の2人をそして家の中で立ち働く彼をも      .
等しく柔らかく照らす午後の明るい曇空。                        .
 荒れた地がどこまでも広がる風景の中、絵本の挿絵にあるような        .
小さな家と小さな庭。                                 .

 目を逸らすと、荒れた土地が、大昔の映画のラストシーンのように広がっていた。
馬鹿馬鹿しいほど遠くまで。                                 .







「Perfect world」


絵というのは情報量が文章とは桁違いだなと思います。   .
なので描くのに時間がかかります。               .
画風にもよりますが、特にカラーの絵は            .
描く方の寿命を塗りこめているのに近い気がする。      .

描いてくださったのは「サボテンの箱庭」シブ様。       .
何となく現在お互いに「褒めたら即斬首」というルールが   .
出来上がっていてものすごく注釈が難しいのですが頑張ります。
(燃えろ俺のコスモ……)                       .

絵がこのレベルで、しかも同時にお書きになる文章が     .
あのレベルであるのはピーで、神さまはものすごくピーだとか、
描かれる絵に湿度と匂いがあってピーだとか。        .
ああ、単語が全部コードに引っ掛かる(笑)           .
でも仮に一般的な話だとして(それだ!)、           .
絵の美しさは「技術力の高さ」と「脳内の画像圧の高さ」  .
が決定すると思います。                     .
頭の中でどれだけ美しい絵をイメージできるか、        .
イメージした画像を如何にして劣化させず実像化するかという。

シブ様は、両方の能力が稀にみるピーなのでしょう。     .
(かんじんなところで!)                        .

シブ様に感謝を。                           .

この絵のシリウスの腕の曲げ方や背の姿勢、首の角度すべてが好きです。        .
彼の性格が余すところなく表されていると思う。                         .