私の差し出したグラスにシリウスは新たなシャンパンを注いだ。そうしてもう一度2人でグラスを合わせる。 「ローマ風呂に」 「何を言ってるんだ。私の恋人の健康を祈って乾杯」 笑っていたのでうまく言えなかったが、慌てたシリウスは少し手元を震わせてシャンパンをこぼした。薄い黄金色をした酒は速やかに砂に消えて見えなくなった。「シャンパンをこぼすなんて不吉だ」と言いながら彼は笑顔である。 かつてあった様々な不幸せから随分遠いところへ来たので、私達にとって不吉という言葉の意味もぼんやりとしたものになってしまった。 ましてやこんな明るい南の海では。悲しいことや悪いことの一切は永久に世界の果てへ消え失せてしまったのではないかと、今ならそう錯覚できそうだった。 ちょっと説教したくなるバカップルな感じで行ってみました如何でしょう。 ハリーとハーマイオニーがドボンしたとき 先に落ちて事態を理解したロンは 「いい湯だな〜」状態で適応していると思います。 却ってハリーとハーマイオニーはいつまでも 状況を理解できなくて呆然としていたりしそう。 シリウスはハリー達3人に涙目で子供パンチされて 「ハーマイオニー!アーッ!」ってなると思います。 暖炉を封鎖しておかなかったのはシリウスにしては珍しいミス。 さすがに先生も「先生にも少し責任があるんだからねッ!」(教育の義務を放棄) とハリーから叱られてしょんぼり。 ていうか2人並んで正座させられてるねきっと。 せんせい誕生日おめでとう! こぼれたシャンパンは指で額(耳?)へ付けるといいそうです。 どこの国の風習かは忘れた。 2011.03.10 日記へ戻る |