「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」










2019年「ジョーカー」の続編。
前作は社会的に不遇の立場にあり、不満を持った中年男性から熱狂的に支持されました。
日本では彼のコスプレをした男が電車の中で人を刺した事件もあった。

アーカムに収監中のアーサーだったが、
彼の崇拝者たちの熱狂はますます激化していた。
ある日、音楽療法のクラスで出会った女性と恋に落ちるアーサー。
しかし彼女の話は嘘が多く…というあらすじ。

謎の女リーをレディ・ガガが演じます。

少し内容に触れますが、
今回はミュージカル映画でした。
ゴッサムララランドでした。

ラストまでばれ

アメコミ映画のキャラクターではなく
アーサーという精神疾患を抱えた中年男性を描こう、という方針だったんだと思います。

人を支配するのとは真逆に、弁護士や検事、裁判長、看守、信奉者たち、
かつての同僚、中でも美しいリーに翻弄される彼。
虐待され、笑いの発作が起き、コントロールできない肉体。
彼の脳内ではきらびやかな歌と踊りが展開しているが現実はそうではない。

しかし「ジョーカーは俺だ」と強く感情移入や投影を行っていた層には、
悪い意味でブスっと刺さったのではないでしょうか。知らんけど。
とくに「複数の女性にもてている空想をしてた」「交際経験なし」って箇所が、
厳しいにも程があると思いました。

ハーレイの描き方はこれまでになかったもので、常にジョーカーに支配され、
または影響されていた彼女が、今作ではジョーカーを支配していた。
その支配力の強さと魅力を本職歌手キャスティングで表現するのは面白かった。
ジョーカーさんは異性との交際はおろか同性との交友もないから分からなかったんだろうけど、
急速にグイグイ来る人と、話の大半が嘘の人は大概やばいんだよ…。

予告で予想して、デント検事は覚醒ジョーカーに顔を焼かれるんだろうなーと思っていたが、
アーサーの物語だったので無事だった(たぶん)。ヨカッタネ!
(ところで自分で自分を弁護というとテッド・バンディが思い出されるが、
アーサーは全然タイプの違う犯罪者なんだけどな…?)










2024.10.14 サイトに掲載

2025.12.30 再掲載





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