「Cloud クラウド」










監督脚本:黒沢清

「いま1分ほど出てたモブの人、松重豊に似てた」
「このいかにも性格がドブっぽい先輩、窪田正孝に似てる」
「この元上司の人、荒川良々に似てる」
って思った人々は全員本人だった。

転売で暮らしている主人公は
商売も軌道に乗り、工場勤務を辞め、
新しい広い拠点を借り、助手を雇い、それなりに暮らしていけるかに思えたが
少しずつ周囲の恨みを買い、嫌がらせを受けるようになる…というあらすじ。

ネットを媒介して膨れ上がる悪意…ふんふんなるほどと思っていたら
途中から不思議な展開が始まって、??????だった。

ラストまでばれ

転売って、元手100万円が1000万円になったりするのか。博打ですね。

周囲の人全員に憎まれ、武装した彼等にカチコミを受けた主人公を
有能エージェントだった過去を持つ(?)若いイケメンが助けてくれて
しかも死体処理まで受け持ってくれて、
邪悪な女の魔の手からも守ってくれて、
「これまで通り金儲けのことだけ考えてください。それ以外全部、僕がやりますんで」
と言ってくれる。
なにこれBLドリでもこんな無茶はしないよ?

「蛇の道」リメイクから弾き出されたコメットさん男体化?
それとも黒沢監督が「TENET」をご覧になったの?

これで中年男の前に現れた救世主が美少女の殺し屋で
私があなたを守ってあげるとか言ったら「バッッッカじゃねーの」で終わるんですけど
イケメンが現れたので意図が掴めなくて混乱する。
でも真っ黒なシルエットのショットがあったし
車の窓の外の風景がどえらい不吉だったので、
なにか人間じゃないものなのかも。行先は地獄なのかも。

ラーテル、検索したらとってもかわいらしいデザインだった。
しかしかわいい顔に似合わず、神経毒に耐性がある悪食なのだそう。










2024.09.30 サイトに掲載

2025.12.30 再掲載





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