「エイリアン ロムルス」










シリーズ7作目。
監督は「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス氏。
過去作とは設定上のつながりだけなので、
今作から見て大丈夫です。
寄生型宇宙人、アンドロイド、巨大企業、閉鎖空間、
というシリーズのお約束をきっちり踏襲し、過去作ネタを多数織り込み、
手堅く作られた1作。
シリーズのおすすめは1と2です。

今回シリーズ随一と言っていいほどウェイランド社が巨悪。

注意としては、嘔吐あり。
ドゥルンドゥルンのなにかが人体から出たり入ったり。
(ホラー映画なので!)

劣悪な環境の惑星で労働させられているヒロインは、
同じく労働者仲間たちと違法な手段での脱出を試みる。
冷凍睡眠ポッドを奪うために立ち寄った、半壊した宇宙ステーションの中で
彼女たちは奇妙な生物と遭遇するというあらすじ。

ダン・オバノンとギーガーは、今作でもクレジットあり。うれいい。

ラストまでばれ

美術が良かった。
大きめのキーボタン、小さい2色モニタ、
1で描かれているテクノロジー、1周回って
レトロフューチャー的おしゃれ感がでている。
(温度表記が華氏でイラっとした。ユタニ社、もっと強く主張して!)

アンドロイドと人間の関係も工夫を感じました。
庇護の対象で、家族で、友達。

タイトルを見た時、ローマ建国神話?と思った。
怒ったリプリーがテヴェル川に流したエイリアンを、
ウェイランドユタニ社が拾って育ててやがてローマを築く、てきな。

1から描かれている格差社会と巨大企業の暴走だが、
今回は格差というか人権がなかった。
親子で働かされて離職できないというのはほぼ奴隷だ。
(まあおそらく惑星間移動費を前払い、「5年働けば返済完了ですよ!」
などと言われてサインするけど、
契約書の下のほうにフォントサイズ6くらいで何か書いてある…
とかそういう感じだろう。労働法にはふれないのか?
過去作でもウェイランド社は非人道的計画を実行してたが
少なくとも社員も災難に遭ってたし、表向きは労働者を人間扱いしてた。
今回は、強制労働させられている人が、
なんとか逃げようとしてエイリアンに出くわすので気の毒すぎた。
惑星の過酷な環境に適応するって言っても、
どうせ低所得者層だけでしょう。
ウェイランド社の上層フロアに
チェストバスターを10匹ほど放り込んでやりたいですわ。

上半身おじさん、アッシュと同機種だったのか。
オリジナルアッシュのイアン・ホルム氏は亡くなっているので
違う方が声をあてているんだな。

小さな不満としては
男も女も平等に暴力的に孕まされて強制出産させられるのが醍醐味なので、
めっちゃ性器性器していた今回、
男性キャラクターが産まなかったのはちょっとがっかり。










2024.09.08 サイトに掲載

2025.12.30 再掲載





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