「トーク・トゥ・ミー」










母を亡くしたばかりのヒロインは、
流行していた降霊術にハマり、やがて取り返しのつかないことになっていく
という内容のオーストラリアのホラー映画。
30歳の双子YouTuberが監督。

面白かったです。
ホラー映画として2023年のNO1。
ただし嫌な内容なので、みなでキャッキャと楽しく見るのには向いてない。
ホラー映画が好きで、たくさん見ている人向け。

お話の内容はベーシックなものですが
ルールが上手いのと、あと人間描写が細やか。

犬は無事ですが愛犬家のかたは気分を害されるかも。

ラストまでばれ(反転)

カンガルーを車ではねちゃうのって
オーストラリアの道路あるあるなんだ!?

モンスターや霊は頑張って逃げたり
まあ国外へ出ればなんとかなる気がするけど
自分がおかしくなったらもうどうしようもない。そういう怖さ。

ミアはもともと不安定なところへ母のこともあり
依存先を探している。憑依がなくても遠からず
薬物や暴力被害で破滅したのでは…と思わせるところがある。
(あいつベタベタしてくるから嫌だ云々)
なぜカウンセリングに連れて行かなかったんだ…。

しかしミアの父も、ミアの親友も、親友の家族も、元カレも、
少し駄目なところもあるけど、みな普通にいい人。
(あの洗い物をしているときに話しかけられて聞こえないねたとか
動揺している10代の娘が手を握ってきたのに払いのける母とか
よくあろうとしている大人の、ほんの少しの悪い描写がうまかった)

降霊をしてもルールを守っている人や
そもそも降霊をしていない人は案外無事。
最初に刺されたお兄さんや、ミアのお父さんも無事。
ただ容赦なく弱いところを狙ってくる。
友達を選ばないといけない。
死人が出ても降霊で遊び続けたあの2人はクズ。

憑依の前後や最中の表現はたぶんわざと薬物使用に似た演出がされてるが
これを見た若者がびびり散らかして、薬物使用者が少なくなるといいね。

犬とのディープキスは虐待ですが、
合成だそうで、犬は大丈夫です。











2023.12.29 サイトに掲載

2024.05.07 再掲載





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