「エクソシスト 信じる者」 1→2→3→ビギニング、と続いてきた シリーズの正当な続編5作目。 主人公の娘が友人と失踪し、3日後に記憶のない状態で発見される。 以降、2人の様子はおかしくなり…というあらすじ。 エクソシストはインスパイアを受けた後続作品に 優れたものが多いのですが、 本家のこれは残念ながらいまひとつ。 監督はリブートした「ハロウィン」3部作の デヴィッド・ゴードン・グリーン。 あー、なるほど、という感じ。 私は1と3推し。 ラストまでばれ 今回は非祭司である一般人たちの頑張りによって…? と思ったら神父がギリ参加、 最終的にはキリスト教と神の力によって…? と思ったら首ボキ、 じゃあ宗教を越えた、人々の団結によって…? と思ったけどあれ結局白人一家の父が利己に走って自滅したからで、 人間の勝利じゃないですよね?少女は悪魔に命を奪われたわけですし。 神父も少女も死んでいるのに、まるでハッピーエンドのような描き方で やや納得いかなかった。 あと中絶は罪深い心の傷…みたいなのも21世紀になってちょっと…。 ハロウィンの時も思ったんですが 監督は人間の醜さを描くのが好きすぎて 善の描写がちょっと割を食って負け気味なんですよね。 1のリーガンと母が出てきたのは驚いた。 体験記を書いたせいで娘に絶縁されるというのはいかにもありそう。 悪魔は、あれ一応パズズだったそうです。 おまえ、1ではあんなにキレキレの精神攻撃をしたのに 恐怖演出がすっかりへぼくなっちまって……。 3部作になるらしい。 ハロウィン3部作も失速したので期待しない。 2023.12.04 サイトに掲載 2024.05.07 再掲載 戻る |