「アリスとテレスのまぼろし工場」 監督脚本 岡田麿里さん 製鉄所のある地方の町である日爆発事故が起こり、 住民は皆ふしぎな膜の中に閉じ込められた状態となる。 製鉄所の責任者が命じるままにいつも通りの生活を送る地域住民だが、 主人公の少年は苛立ちを感じていた…というあらすじ。 岡田麿里さんを応援していたのですが、 もうやめるわ…というくらい私向きではなかった。 ちなみにアリス、テレスは出てこない。 アリストテレスが微粒子レベルに掠る。 ラストまでばれ(dis) 申し訳ないですが気持ち悪い新海監督作品みたいな…。 いや、ニッチ路線を狙っていかれるならそれもよかろうと思いますが 私はついて行かれない。 2作品連続して近親相姦ギリ回避ねた、 思春期独特のピリピリした対人関係、 癖つよ美少女ぱんつ見せ挑発、 知能が幼児並みの美少女のおそらく萌えを意識した描写、 その美少女の中身入りおまるを洗う美少年、 思春期独特のJ-POPの歌詞っぽい感性、 恋愛に翻弄されるキッズたち、 というか兄嫁を狙う義弟など、 発情ガスが製鉄所から漏れているのかと思わせる性愛へのこだわり。 しかし思春期と書いたが、 あの生徒たち、 中身はもっと年齢が高いのだから(20代くらい?) もっと落ち着いていてもいいのでは…。 それで中身年齢20前後で、なんで上履き隠しとかやってたのあの人たち。 ずっと閉鎖社会に居たら A子のむかしの男B、C、D、Bは以前E子F子と付き合っており、 E子はBの前はCと交際しており……みたいになったあと賢者時間が来る気がするけど、 助手席に乗っただけで好きになったとか、あの子が好きなんでしょ!キー! みたいなことなんでやってるんだろ。 それとも文化から隔離され、 手近な人間とまぐわうくらいしか娯楽のない田舎の直喩だろうか。 よくあるオーソドックスな、 子供から大人まで、皆が妙に達観した浄土のような地方都市で、 少年少女はなぜか博識で全員絵が上手く全員音楽をたしなみ、 料理人のような腕前を持ち、器用。 そこに児童が迷い込んで、実はそこは死人の町で…帰りなさい帰らない、 我々はもう十分生きたから、で強めの音楽ジャーンてきな 普通の構成にしたほうが、一般受けはすると思うんだ….. それで科学者になった女児がみなを復活させに来るラストでいいと思うんだよ。 まあどうしても知能のない美少女の尿入りおまるを洗う美少年とか スカートをめくってぱんつを見せてくれる美少女とか、 痛いと居たいでうまいこと言うやつがやりたいなら仕方ないけども。 夏の雨が暗い色をした雪の上に降るイメージと画はよかったと思います…。 2023.09.20 サイトに掲載 2024.05.07 再掲載 戻る |