「グランツーリスモ」 ニール・ブロムカンプ監督 同名のプレステ用シミュレーションゲームで高得点を出したプレーヤーを リアルにプロのレーシングドライバーにする企画「GTアカデミー」で 見事な結果を出したヤン・マーデンボローを映画化。 アカデミーはニッサンとソニー出資なのでチラチラ日本が出てきます。 ゲーム好きの普通の若者をF1マシンに乗せようというのがthe狂気!という感じで 始終ハラハラしていました。迫力があって分かりやすく、面白かったが しかし心臓に悪かった。 オーランド・ブルーム演じる企画者がすごく山師っぽく、 「昨今車は移動手段に成り下がって誰も夢を持たなくなったので、 車に対するワクワクを取り戻したい…」てきな演説、 内容はそ、そんなバカな……!なんですけど、 話ぶりが上手いので金を引き出せちゃうのはなんとなく分かる。 内容ばれ ドライビングテクニックとコースの把握だけでは如何ともしがたい 加速の際の体への負荷や、プレッシャー、 マネーパワーでやってきたゲーマーに対するメカニックの反発とか 色々予測可能だったでしょうに…山師はえげつないことをする。 ニュルブルクリンクのところはヒエ…ってなった。 創作だといいなと思いながら帰って調べたが 実際にあった事故で、現実はル・マンの後だった。残酷だ。 ツンデレ師匠と弟子の感激ものというのが筋のうちの1つだが、 歪なところがどこにもなく健全で(登場人物みな素直でよく泣く)、 途中で本当にニール・ブロムカンプ監督作品なのか またなにか勘違いしてたかなと不安になった。 (ところで意地悪ボンが言った「あんたの居場所は車の下だ」は 正確には「俺の車の下だ」だと思う) 戦闘機乗りの話で、「身長が高いと加速で気絶しやすい」みたいなの、 昔読んだ気がするけど、今の技術だと問題ないのかな? 気になった日本語の変な看板。 「岩の家」「のり」 2023.09.18 サイトに掲載 2024.05.07 再掲載 戻る |