「アステロイド・シティ」 ウェス・アンダーソン監督 劇作家と俳優が集まって舞台劇を作ろうとしているらしい。 劇はアメリカ南西部のアステロイド・シティで ジュニアスターゲイザー賞授賞式のために様々な家族が集まってくるくるという内容。 そのなかのスティーンベック家は問題を抱えており、 母親が亡くなったことをスティーンベック氏は子らに告げられずにいた… というあらすじ。 いつもの監督の、絵画のような凝った色彩、完璧な構図。 風変わりな人物たちによる奇妙な会話。シュールな話の流れ。豪華な出演者。 今回は起承転結が希薄寄りなので、通好みかな?という気はする。 内容ばれ 最近、オッペンハイマーの予習のために本を読んだばかりなので 実験のキノコ雲が出たときに、ロスアラモス!ニューメキシコ!ロズウェル事件! とすぐに繋がった。 偉人の名前を挙げていく遊びで突然北条時行が出てきてびっくりしたが、 義時じゃなくて時行っていうのは、「逃げ上手の若君」経由…? ウェス・アンダーソン監督(またはロマン・コッポラ氏)、松井先生をご存じなんだろうか。 ユーモアのセンスに通じるところがあるような気がする。 音楽はいつものデスプラ氏だが、 寂れた行楽地のスピーカーから聞こえてくるようなカントリーミュージックで なんとなくデスプラっぽくない感じがしたが、映画にはドンピシャだった。 3魔女ちゃんたちがかわいらしかった。 2023.09.03 サイトに掲載 2024.05.07 再掲載 戻る |