「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」










デヴィッド・ポール・クローネンバーグ監督

未来世界で人間たちは痛覚などを克服して、より高次の機能を持っていた。
人々は肉体を傷つけることで自らを表現し、そのパフォーマンスは支持された。
腹の中に新しい臓器のできやすい体質である主人公は、
その臓器にタトゥーを施し、摘出手術を公開するアーティストで、
高い評価を得ていた…というあらすじ。

手術および肉体損壊が性行為のように表現され、そういうセリフもあります。
主人公のヴィゴ・モーテンセンは自分の腹の中に臓器を生成できる
唯一無二の才能の持ち主なので、
すごい人気だし、女神のような扱いだし、矢印向けられまくり。
クローネンバーグ監督のファン、
ヴィゴ・モーテンセンをフェティッシュに愛する人、
グロが好きな人向け。

苦手要素はねたばれなので反転します
ヴィゴがずっと咳き込んでいて、ところどころ吐きそうになっている。
臓器、開腹、顔を切る、子供を殺す、子供の死体の解剖。
嘔吐。


ヴィゴ・モーテンセンはもちろん、女性3人の全裸があります(アート風)。
普通の映画に出てくる全裸を見るためならグロも耐えるってかたは劇場へ。
少年の局部ぼかし全裸あり。

ラストまでばれ

監督は男の体内に何かめり込ませるのと、
ぶよぶよした内臓っぽい造形のツールが昔から本当にお好きで、
そこが何十年も一貫してるのはすごいなあと思います。
宮崎監督は82歳で好きに自由に「君たちはどう生きるか」を撮られましたけど
クローネンバーグ監督も80歳で大好きな要素を詰め込んだ映画を撮られている。
どちらもすごい。そしてどちらも起承転結がやや希薄。

開腹シーンは、ずばりセックスの受け入れるほうっぽい演技をなさっている、
60歳であんな色っぽい演技をなさる、ヴィゴ・モーテンセンもすごい。

潜入捜査だったん!?とか、コンテストって一体!?とか、
メーカーの点検員はどうして殺しを!?とか、考えるな感じろ。











2023.08.20 サイトに掲載

2024.05.07 再掲載





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