「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」










中島かずきさん脚本

楽しかった。特に女性におすすめです。
主人公がめちゃくちゃのくちゃに格好いいうえに
後味もよくて、あー!楽しかった!というお芝居。

女王となった伝説の海賊アンだったが、
近隣諸国の併合を目論むソルバニアノッソ王国マリア女王が
卑劣な罠を仕掛け…というあらすじ。

一応順番としては
五右衛門ロック→薔薇とサムライ→
ジパングパンク(五右衛門ロックV)→海賊女王の帰還
だと思う。たぶん。

主演が女性、ラスボスが女性、
主人公の後継者候補が女性、
ラスボスの副官が女性、主人公の親友も女性、
ということで女性比率が高く感じられたが、
たぶんこれで半々くらいといったところだろうな。
でもだからといって恋愛ものだったり、
学園や家庭の話になったりはしない。
陰謀と裏切りと勧善懲悪とアクション盛り盛りの
いつもの新感線です。
ただ物語の性別の比率が変わると話の流れのパターンも変わって、
ちょっと新鮮な感じになるのが面白い。
(中島さんか、いのうえさんが意識してそうしておられるのかな?)

ラストまでばれ

凄腕の女海賊で、民衆に慕われる女王陛下で、しかも男装の怪盗という、
中学生の空想のような大盛設定ですが、
天海さんならなぜか自然に演じてしまわれるという!
異性装で敵をメロメロにしてしまうの、
ヤマトタケルをはじめとする大人気女装英雄話、
それの女性版ですが、案外珍しいですよね。
ウインクされた方向にいる人たちがギャーギャーとわめく演出、楽しかったです。

今回の古田さん立ち姿はさすがの華だったが、
アクションは変装という体で他のかたが代行され、
心なしか呼吸も浅く少し心配になりました。
天海さんは女王の声から海賊の声に変わるところ、
どちらも力のある声なのにパワーが違って凄いと思った。
生瀬さんと高田さん、どっちも真正の悪ではなく、少し可愛げがあってよかった。
悪役がオモロ系だと終わった後のすっきり感が違う。
(お衣装も、それぞれ蛇モチーフ、ドーナツモチーフで忘れがたい)
主人公が王で記憶喪失になった場合、
その親友の男性は殴ってでも記憶を戻して敗者復活をさせる流れが多い気がしますが、
女王とその親友の女性の場合「このままそっとしておいてあげて」と強く主張し、
後継者候補の女性もハイ了解です…となるの、
優しい感じがしました。無理強いはよくない。
それとリーダーが女性のレジスタンスは、
戦闘前に投降を呼びかけるのも優しい。
そのあとでバッチリ殺陣もあるけど。
(関係ないけどあの胸の前でやるハンドサイン、
ワカンダフォーエバーを思い出した)

ところでパライソ・ブランカ=1の月生石だろうか?
シリーズがいつかつながるかも。

シャルル役の浦井さんも微粒子レベルで出演されてた。
またシャルルとして登場なさってほしいものです。











2023.08.07 サイトに掲載

2024.05.07 再掲載





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