「タイラー・レイク -命の奪還-2」











前回の戦闘で体に障害が残り、
傭兵を引退したタイラー・レイクだったが、
縁の深い人物からの依頼で、
ジョージアの結社と戦闘になる…というあらすじ。

監督はMCUでスタントを務めたサム・ハーグレイブ。
原作はジョー・ルッソ原案のグラフィックノベル「Ciudad」。
同じくジョー・ルッソ脚本。

銃器とプロテクターと、身体能力の合算による優劣、
ある程度シビアな(でもエンタテインメント的でもある)戦闘を描いていて、
バランスが好きなシリーズです。Netflix作品。

全体的にすごく見やすいんだけど、
このシーンとか、スゥーっと車に入って、スゥーっと出て、
ドローン撮影かな?と思ったが、メイキングを見たら普通に
手でカメラを握って撮影していて驚いた。
https://www.youtube.com/watch?v=jjwiraMqrbU
スクリーンで見たら更に大迫力だったろう。

ラストまでばれ(一部分子供に対して辛辣です)

感情による暴力ではなく仕事のそれなので、
激情のままに叫んだりしないし表情の変化も少ない。
常に視野を広く保ち、行動を起こせる姿勢。無駄がない。
秒ごとに優先性の高いアクションを取り、
緊急でない行動は後に回される。
たとえ自分の体が燃えていても、他を優先する場合は消火しない。
銃撃も、見ていて「そっちを先に撃つんだ?」 という判断があるが、
数秒後に腑に落ちる。 熟練の仕事だ。
タイラーと同じく、訓練を受けたフル装備の相手も
銃弾がヒットしても効かないのがリアルだった。
装備の隙間を狙うわけだが、甲冑を付けた戦闘と同じだな、などと思った。

多人数vs1人で、いまのところ一番説得力がある格闘だった。
完全な装備と武器と、体格差があっても押され気味という。

その人形の電池をあらかじめ抜いておけば、
映画は40分で終わったのに…。
「クワイエットプレイス」さえ見ていたら。
あと子供。お前が代わりに死ねばよかったのに。ヤズー!
(ニックとヤズの顔が好き……)

少年が、安全と消費を満喫して女上司の下で働く世界よりも、
命の危険がある世界で妻と子供をぶん殴って暮らす人生を選ぶことは
十分にあり得ることだが、後者の人生を過ちであり悪と見做すのは
実は女性orリベラル側の自衛的な攻撃だと私は思う。
この映画では悪人に洗脳された可哀そうな子供、という風には描いていないところ、
上手いなと思った。
家父長制の内側にいて、自分より格下の母親のことは好きだが、
家父長制に歯向かう母親は敵に近しいものとして捉えていたような印象。

タイラーくん、一生障害が残るようなこと言ってたけど、
その気になったら6週間で爆速リハビリして、元に戻ってしまうような
奇跡の肉体の持ち主なのが好きだ。









2023.07.05 サイトに掲載

2024.05.07 再掲載





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