「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」










シリーズ10作目。
今回が2部構成になり次回11作目でシリーズ終了と聞いていたのですが、
もしかすると3部作になるかも…?という話も聞こえてきました。
まだ何とも言えませんけどね。
ジャスティン・リン監督が降板し、ルイ・レテリエ氏が監督。

息子と妻と3人で平和に暮らしていたドムだが、
ある人物が復讐のためにドムの前に姿を現し、
ドムの大切なものを奪い、苦しめたのちに殺してやると宣言する。

という訳で、ユニバーサルの一番の稼ぎ頭だけあって、
すごい大破壊にアクション、カーチェイスに格闘、
意外な人物の登場、意外な人物の登場…。
えっこれギャラとかどうなってるの?っていうか予算どうなってるの?っていう。
ド派手につぐド派手。
あらゆることが起こりすぎて、前半何があったっけ…?ってなります。
下手すると空中分解しそうな情報過多を
なんとかまとめているのがヴィランのジェイソン・モモアさん。
マッチョなんだけどすごく攻めたファッションで、
中性的なフレーバーを取り入れた、楽しそうなキャラクターでした。

シリーズ通して父と息子がテーマです。
そして血族を基にして話が広がっていくので
この映画から見るのはあまりおすすめしませんが、
知らない設定を知らないままスルー出来る人ならいけるかも…。

エンドロール中に映像あり。

最後までばれ

特に理由のない中性子爆弾がイタリアを転がる!
しかも爆発する!ちなみに死傷者はゼロ!
(ワイスピ世界の人間、この世界の人間とは微妙に違う疑惑)
普通の映画だったらラストシーンの濃度です。

ダンテ君、5作目のMEGA MAXのヴィラン、エルナン・レイエスの息子なんですが
相手の大切なものを使って支配するヴィラン、
(恋人もペットもいない人間は操れないので殺す)
(サイファーの部下、非合法な仕事が忙しいでしょうに、みんなかわいい恋人がいるんだね)
でも突然バレエのお話をしたりして脳筋というわけでもない。
ネットではギャルと言われていますが、そう、ちょっとギャルっぽいですね。
過去映像が流れて懐かしかった。色味がちょっと赤っぽい。
今作は金庫アメリカンクラッカーアクションへのリスペクトを感じた。

今回はサイファーとレテイ戦がよかったな。
レティの三角締め、いい切れ味だった。
ワイスピは各人の特技を生かした感じの格闘が良いです。
サイファーが押されながらマニュピレータ操作したりとかああいうの。

あまりにも沢山の出来事が起こりすぎて、
11作目まで伏線を覚えていられるか自信がない…。
あのロンドンのリアルブラックマーケットのシーン、
突然ローマンたちが喧嘩を始めたり、ハンが幻覚剤入りマフィンを食べたりするやつ、
あれ絶対不要でしょ…と私は思ったけど、もしかすると伏線かもしれないしな…。

元々はならず者集団だったのに、今やもう聖人ドムを囲む団体ですよ。
敵対してたヴィランも、利用しようとした政府組織の役人も
(フェイドアウトしてどうなった!?って思ってたノーバディ、身を隠してた。よかった)
(ジェイコブくんは甥の言葉遣いを注意する、世話焼きの叔父さんに)
(光の兄から逃れるには死ぬしかないという格言を、すべてのコンプレックス持ち弟キャラクタに残して去った)
全員仲間になっちゃうのって、そういえば怖いな…?
と途中で少し真顔になりました。普通に洗脳を疑うよね。

ハンはやっぱりホットな男性という扱いなんだね…?
マッチングアプリで全然好みの顔じゃないけど、
会話のセンスが面白い女性がいて、
その女についぽろっと忘れられない人の話をしちゃうんでしょ!
そうしたらビデオ電話の着信があるんでしょ!

あっ?えっ!あのキャビンアテンダントさん、ポール・ウォーカー氏の娘さんなの!?
え〜〜〜〜〜。










2023.05.21 サイトに掲載

2024.05.07 再掲載





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