「聖闘士星矢 The Beginning」 原題:Knights of the Zodiac 1985年から連載の人気漫画がハリウッド実写化。 星矢を新田真剣佑さんが演じます。 生き別れになった姉を探し続ける星矢は、 謎の組織に目を付けられ、追われる羽目になる。 それを救ったのがグラード財団だった。 財団の総帥アルマン・キドは、女神アテナの生まれ変わりを養女として育てており、 アテナを守るナイトとして、星矢をスカウトしたと告げる…というあらすじ。 地下格闘技場…秘められし能力…何かに似て…モータルコンバット!? などと閃いたりしました。 原作のメインだった仲間たちとの友情などは尺の都合でカット。 星矢は1人でアテナを守ります。 ショーン・ビーン氏が城戸光政、その妻をファムケ・ヤンセンさんが演じます。 内容は、ウッ…ウーン…という感じ。 アクションは所々よかった。 この映画の小宇宙は、体からチューッと吸い出したり、逆に注入したりできるっぽい。 聖衣も、リアル物質というよりプリキュアの変身っぽい。 あとさすがに聖闘士を育成するために100人の私生児を作って 児童を劣悪な環境に置いた設定は採用されなかった。 まあ現代なら有罪判決が下りて、サイコパスとしてWikipediaに名前が載る所業だよなあ…。 ラストまでばれ 原作の沙織お嬢様は幼少のみぎりに男子を四つん這いにさせてその上にまたがり、 乗馬ごっこを嗜まれるお方。生まれながらの女神なわけですが、 そんな彼女を普通の女の子ムーブをするはねっかえりお嬢様にして 星矢とラブっぽい雰囲気にするの、なんでわざわざ逆行して古めかしくするのか分からない。 あと1回くらいデデデデーデデ・デデデデーデデっていう 例のあのテーマ曲をド派手に流してほしかったが、 なぜかバラードアレンジっぽくメロウなBGMになってた。なんでや! CGババーンの特撮っぽいアクションがある中、 1人だけキングスマンから来たみたいなアクションをするひとがいてめちゃ格好良かったですが、 マイロック…あんた辰巳なのかい…? (演じた人はジョン・ウィックの寿司屋アサシンだった。子供のころから格闘やっておられる) 彼と城戸光政の若いころのヤンチャ物語とかが見たいですねむしろ。 特に必要性を感じなかった拷問シーン、サソリっぽい影が見えたので 「そうは見えないけどきみはミロ!?」って思ったが、 あとで考えるに、あれは幻魔拳だったのだな…。 2023.04.30 サイトに掲載 2024.05.07 再掲載 戻る |