「 エスター ファースト・キル 」










原題Orphan First Kill

裕福な家に養女として迎えられた美少女エスターに恐ろしい秘密があり、
やがて残酷な事件が起きる前作「エスター」から13年 (えっ!!!??)、
主人公を演じたイザベル・ファーマンさんが再演する前日譚です。
エストニアの精神病院で、 最も危険な患者として恐れられていたエスターは
まんまと脱走し、失踪した裕福な家の娘を探してなり替わろうとするが…というあらすじ。

なるほど、 その手があったかという、ひねりの利いた前日譚です。

おちばれ

序盤を見て、今回はエスターをレクター博士っぽい性格設計にするのかなと思ったが違った。
相変わらず恋愛で仕事をだめにする女、エスター。
なんでそう毎回見境なく同じタイプの男に惚れるの…。
でも仕事の失敗を酒で紛らわせるところはなんか親近感がわきました。

エスターvsサイコパスというアイディアを思いついた人は偉いですね。
エスターが押され気味で、応援しました。
でも息子くんはあれだ、 どんくさいサイコパスって初めて見たかもしれない。
サイコパスで仕事ができる、性格が良くて仕事ができない、はいいとして、
サイコパスでどんくさいって、駄目だろうそれは…。

お母さんは女性差別主義者だけど、世界中に案外多くいるタイプの母親だな。
ファッキン・サイコ・ホビット(だっけ?) という言語センスが好きです。
争いは同じレベルの者同士でしか発生しない。あと男の好みが似ている。
サイコパスはみんな熊ちゃん天使がすきなんだろうかね。

一つ疑問なのが、アメリカ建国から続いてきた旧家に血縁者が1家族もなく、
顧問弁護士もなく後見人もいないというのはありうるだろうか?
名付け親も?両親の友人や、懇意の教会もない?
おそらく相当な金額だったろうあの家の資産はどこへ?









2023.04.05 サイトに掲載

2024.05.07 再掲載





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