「 ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り 」 (3/31公開) TRPGの草分け的作品が映画化。 有名作品だけあって、これまでも何度か映画化されてます。 試写会に連れてってもらって鑑賞。 ジョナサン・ゴールドスタイン& ジョン・フランシス・デイリー監督(コンビ監督増えてきましたね) クリス・マッケイ&マイケル・ジリオ脚本。 吟遊詩人エドガンは、とある事件で妻を失って以来、盗みを生業としていたが、 ある日とうとう捕まってコンビのバーバリアンと共に投獄されてしまう…というあらすじ。 TRPG文化にまったく縁がなかったですが、特に問題なく楽しみました。 近頃、超変化球大作や問題作、脳を酷使する映画が連続したので、 ポップコーンを食べながら笑って見られる作品はちょっと久しぶり。 「ゲーム原作の実写か…トンチキの予感…」くらいのハードルで見に行って、 なかなか面白いぞ!キャッキャ!ってするのがいいんじゃないかと思います。 内容ばれ 序盤のあらすじ全部、減刑嘆願トークにまとめたのはスマートだなと思いました。 途中の小さめの伏線がこまめに回収されるのもよかった。 パラディン様、絶対に最後の決戦に来てくださると思ってたのに来なかった。 「サイ」 という独自クラスがあるのだと思ったら、 赤い魔女に滅ぼされた街の名前がサイで(Thay)、出身者を指すのか。 Thay https://en.m.wikipedia.org/wiki/Faer%C3%BBn#Middle_lands じゃあ兜を保管していた地下で遭遇した因縁ありげな一団は、 ゼンクと同郷の洗脳された人々ということなのか? それにしては何か互いに憎悪がありそうだったけども。 タイトルのダンジョンとドラゴンを出さなければという努力を感じました。 でぶドラゴンちゃんかわいかった。歩くより滑るほうが早いのね。 エサをダイエット用のものに替えたほうがいい。 ホルガとエドガンとは相棒!友情!という描かれ方が徹底しておった。 強制的に女に作り替えられた暗殺者の役とか、ミシェル・ロドリゲスさんは最近、 仕事を選ぶときジェンダーレスな役柄を意識してらっしゃる? バーバリアン女性はハーフリング男性を好む傾向にあるようだが 互いに足りない遺伝子を補い合うてきなあれだろうか。 そしてその場合、 うっすら男女の役割が逆転するのが面白かった。 癒すのがハーフリング男で幸せにするのがバーバリアン女なんだね。 生まれてくる子はどちらの特性なんだろう。 ところでハーフリングは「ホビットやん…」と思ったが、 トールキンエンタープライズから訴えられて、名称変更してたのか…色々あるんだな。 ティーフリングのドルイドさん、エルフとの混血だと思ったら、 ティーフリングは悪魔族と混血した人間の末裔だった…突然の地獄設定来た。 鳥人間さんが、ぽやーんとしていてかわいかったです。危機感がない。 ドルイドの変身するクマフクロウも、モフンとした丸い体がかわいかった。 ヒュー・グラントは、こういう役が本当に似合うし上手い。 ていうかパディントンにいませんでしたか?マルチバースなのかも。 もちろんクリス・パイン、適役だった! 余談ですが、オウガバトルシリーズのアライメントという概念は D&D由来だったんだな。初めて知った。 2023.03.19 サイトに掲載 2024.05.07 再掲載 戻る |