「 特捜部Q カルテ番号64 」










シリーズ4作め。陰惨。
4作目は原作をかなり改変しているそうで、
映画冒頭は原作の結末部分とのこと。
読む予定の方は下記あらすじをご覧にならないほうがよいかも。

集合住宅の壁を壊していたら死体が出てきたという通報を受けて調査を開始する特捜部。
複数のミイラ化した死体は食卓に着席させられていた…というあらすじ。

性加害表現注意

ラストまでばれ

優生政策の話です。
デンマークで実際にあった女子感化院、そこで行われていた避妊手術。
知能が遅れていると判断されたり、
素行が悪い、反社会的とされた女性たちが半強制的に手術されていたらしい。

デンマークは優生政策で1万人以上に避妊手術を施した
(ちなみに日本はもっと多くて1万5千人以上被害に遭っている。
順番としてはアメリカが100年以上前にスタート、
北欧が90年ほど前、日本は約70年前。まるで国家の罹る麻疹のようです)。

今作から、制作費が増えたのか、カーチェイスやアクションシーンや爆発があった。
過去に優生政策に携わっていた医師が、現在も移民の女性たちに無断で避妊手術を施し、
しかも思想に賛同する人たちが集って秘密結社化していたという怖い話なのだが、
優生思想と、自分たちは優れた民族であり移民は労働力として必要だが
増えられては困るというのは、地続きだけど少し違う気がする。
寒い国の人間は優れていて、
温かい国の人間は本来淘汰されていた劣った種族という考えは実際あるようだが笑ってしまった。
自己愛は火のように生活に不可欠だがコントロールを失うと山火事になる。
それと右傾化は現在の全国家が乗り越えるべき新型ウィルスなのでは。

被害にあった移民の娘がアサドの知り合いだったこともあり、
珍しい暴力アサドが見られます。
あっ、あとアサドが異動になるわよ、というのが今回のキモなんだけど
事件が黒すぎて霞んでしまった。
カールゥ〜〜〜!!!言うのが遅いんだよォ〜〜!!!
書類処理する部署が可哀想でしょ?!!!

映画の復讐者は愛を見つけて復讐を捨て、幸せになったが、
原作の復讐者の従兄弟はクズで死体アッセンブルのうちの1人らしい。
あと、映画版、性暴行寸止めプレイが多いよ!サービスシーンなの?って思ってたけど、
原作は本当に暴行被害に遭ってるしもっと回数も多いそう。
デンマークの男性の50%くらいは畜生クズなん…?









2022.10.26 サイトに掲載

2023.05.07 再掲載





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