「 特捜部Q Pからのメッセージ 」 シリーズ3作目。 7〜8年前のものとみられるボトルメッセージが見つかるが 瓶に入っていたのは、血で書かれた救助を求める手紙だった。 カールは捜査を開始するが…というあらすじ。 陰惨。 シリーズ通して陰惨なのかもしれない…。 信仰の話ですね。宗教二世の話でもある。 ラストまでバレ 宗教に狂って子供を虐待するのは母親。 (キングの「キャリー」もそういえば宗教二世の話で、そして母親が虐待をしていた) 狂信によるテロは男、虐待は女という役割分担があるように思う。 無神論者のカールはムスリムであるアサドの神を真っ向否定し、 君のように頭のいい男がどうして、とまで言います。 アカーン!神を否定するのは自由だけど、神を信じるお前はアホまで言ったらアカーン! さすがのアサドも気分を害しましたね。そりゃそうね。 しかしこの話、警察が大ポカを連発し過ぎてモヤモヤした。 身代金受け渡しでの逮捕に失敗し、誘拐児童の両親殺害を看過し、 刑事を殺され、そしてカール(刑事)が誘拐されるという。 サイコパス犯人くん、すごい武器を持ってるわけでもなく 身一つで頑張っているんですけど。 犯人くん、「失望した」とかぬかしていたが、 私なら絶対に刺す。でもさすがに10歳のときには刺せなかったかも。 何歳なら刺せただろう。25歳以降なら刺したと思う。 あの状況で刺せないひともいるんでしょうね。 もしかすると女性のほうが刺せない人が多いのかも。 作品的には刺さない事が勝利であり善であるという流れだがどうなんだろう。 とりあえず私は右の頬を打たれたら刺す。 2022.10.13 サイトに掲載 2023.05.07 再掲載 戻る |