「 特捜部Q 檻の中の女 」 デンマークで8人に1人が見たという(Amazon解説より)超ヒット映画。 シリーズ化されて現在5作品あります。 強硬捜査で部下の1人を殉職させ、もう1人に重度の障がいを負わせた主人公が、 未解決事件の資料整理という閑職に追いやられ、 そこでポジティブで優しい部下と出会い、再生していく(たぶん)話。 助手役のアラブ系男性アサドが本当にいい人で、 主人公に都合が良すぎるので「幻覚なのでは?」と思ったけど、 最後まで消えなかった。 主人公の乱暴な態度も気にしない、マメで気が利いて、 必要なときは強引でタフ、こんな乙女ゲーのイケメンたちみたいな人、 デンマークには普通におるの?(原作のアサドは更にかわいいらしい……) 彼らが最初に着手したのは、5年前に失踪した女性議員の事件で、 彼女は自閉症の弟を残して船上から姿を消したのだった。 殺害方法が初めて見るタイプのやつで感心しました。 寒いところって陰惨な空想に向いてるのかな…。 しかしあまり推理という感じではなく、 ジャンルとしてはサスペンスだと思う。残酷表現重め。 ラストまでばれ(痛い表現あり) 復讐方法の残虐さと、罪が見合ってないように思う。 まあ、全部あいつが悪い、あいつだけがどうして、 と思わずにはいられない状況は表現されてたけど、 でも復讐心と加虐欲求が混ざっちゃってるのを自覚できてない感じ。 麻酔なしでペンチで自分の歯を引き抜ける女性、 日本だと何割くらいだろう… 私は(ゴールデンウィークに、まさに虫歯で膨れ上がった歯茎を 工作ナイフで切開して膿を取り除いたことがあるので)やれるような気がする! この、自分でやらなくちゃいけない系って痛そうさが増しますね。 開祖は「SAW」だと思います。 警部はアサドにランチを奢りなよ!30回くらい! 2022.09.30 サイトに掲載 2023.05.07 再掲載 戻る |