「 ブレット・トレイン 」 伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」映画化。 心を病んで引退を考えていた「レディバグ」は、 日本の東京で荷物を運ぶだけの簡単な仕事、という説明を受けて しぶしぶ東京・京都間の高速列車に乗り込む。 しかし列車には犯罪組織のボスの息子を移動させている2人組の仕事人、 息子の復讐のために乗り込んできた殺し屋、 犯罪組織のボスを殺そうと計画する若い殺し屋など、 やばい連中が集結していた…というあらすじ。 ブラッド・ピット主演。 日本でのロケはなく、すべて海外&セット内撮影。 やっぱり大画面で見る暴力はいい。 特に辛気臭くないやつで、小粋なセリフがあって、 少しおもろい要素もあって、でも愛情もちょっぴりある感じのやつが。 ヒョイヒョイとリズミカルに伏線を回収していくスピードも小気味よかった。 最近見た中で一番格好いい真田広之さんが見られます。 あと久しぶりにマシ・オカさんを見た。 きかんしゃトーマスのキャラクター紹介を読んで覚えておくといいかもです。 ラストばれ タンジェリンとレモンの関係がさらっとしててでも親密だった。 番外編が見たくなる。 きかんしゃトーマスのキャラクター予習をしていけばよかったです。 「タンジェリンはゴードン」がツンで、「お前はトーマスだ」がデレって理解でいいのかな。 レモンが人生をきかんしゃトーマスに支配されているように レディバグは現在セラピーと自己啓発に支配されていて 登場人物は何かそんな感じでみんな癖が強くて面白かったですね。 殺される妻が3人も出てきて、 しかも妻抱えてウォォォォってなってるのを俯瞰で撮るシーンが2回、 コメディとしてやってるならちょっと笑えなくもないですが(3回ともやるべきでは?) 無意識にやってたとしたらやばい。 真田さんは「モータルコンバット」でも妻殺され男だったしな…。 あと原作では全員日本人の殺し屋を、大半白色人種に変えたのは ホワイトウォッシングではないかという批判が出ています。 確かに、黄色人種の役者さんの仕事をもっと増やすべきという理屈には納得です。 東京はみんな優しい、日本人は遠慮深い、等々リップサービスが少しあり。 でもトンチキジャパンの嘘東京駅、嘘静岡駅、嘘京都駅です。 特に米原駅に笑ってしまったんですが、たしかに滋賀のローカル駅は 東に行けば行くほどホームのみ!あとは見渡す限り雪原!という場所もないではないけど さすがに米原駅周辺はあんな死後の世界てきなところではないです(笑)。 というか真田さんはどうやって米原駅まで来れたのか。馬? (電車は「ゆかり号」。ときどき「ゆかり」って表示が目に入って何だろ?とは思ってた) それと三合会が築地(?)に進出してたようだけど日本に拠点はないよな? 魚河岸でのアクションって時々見かけるけど、外国の人のハートに響くんだろうね。 この映画でサンドラ・ブロックがカメオ出演してくれたので お返しに「ザ・ロストシティ」でブラピがカメオ出演したらしい。 あの役も胡散臭くてすごくよかったので、この映画と合わせておすすめですね。 というかチャニング・テイタムも今回キュートなモブ役で出てました。 福原かれんさんは、ニコニコ販売のお姉さんで、ちょっと残念だった。 (ホーネットだと思ってた) 彼女が人体をバキバキに破壊して大暴れするのが見たい人は ドラマ「ザ・ボーイズ」をどうぞ。 等々、気になる点がないではないが、総合的には好きだ。 元気になれる系の暴力映画だと思う。 2022.09.04 サイトに掲載 2023.05.07 再掲載 戻る |