「 ソー ラブ&サンダー 」










「マイティー・ソー」シリーズ4作目にして
マーベル・シネマティック・ユニバース29作品目。
監督はタイカ・ワイティティ。

ワイティティ監督らしい、ユーモアと意外性たっぷりの映画でした。
作中に悲劇的な出来事はあるんだけど、でもなぜか見終わったあと
爽やかな気持ちになっているという。すごく夏休み映画っぽい。
予習としてはソー3作と、インフィニティーウォー、エンドゲームは鑑賞済みが望ましいかも…
でも知らない単語や登場人物が気にならない人は、冒頭でかなり補足説明してくれるので
この作品から見るのもありです(苦情は受け付けません)。

サノスとの決戦を生き延びたが様々な喪失を経験したソーは
宇宙をさすらっていたが、旧友シフの呼びかけに答えて駆けつける。
神を殺せる武器を持った人物が、神を殺して回っていると知った彼は
地球のアスガルド地区に戻るが、そこで出会ったのは
ムジョルニアを使いこなす謎の女戦士だった…というあらすじ。

注意書きが出ますが、エンドロール後に映像があります。

ラストまでばれ

ワイティティ監督はたぶんご本人がすごくタフな方で
逆境でも面白いことを思いついて、ヘヘ…って笑う感じなんだと勝手に思ってます。
なので、作中のソーが酷い目に遭うシーンでもちょっとジョーク混じりだったり、
ヤギがうるさかったり、精神的に打ちのめされる描写が秒だったり、
ヤギがうるさかったりするんだろうなと。ともかくヤギがうるさい(笑)。
誰のことも置き去りにして自由に生きているようなソーですが、
案外みんなソーを置いて先に行ってしまう…というのが良い。

登場人物たち、人生を好きに生きている感じがすごくする。
シフもヴァル子も戦闘狂だし、ジェーンはよく考えると病気恋愛ものなんですが
全然そんな風ではなくて、ソーであることを気に入って選択したのが伝わってきた。
(一度粉砕されているのを活かして、ムニョに全体攻撃技を付与したのセンスある〜)
他人の本にブッスリ穴開けてにこにこしているの、1からは想像もつかない変な人だけど
なんだか好ましい。傑作決め台詞が何だったのか私も聞きたかったなあ…。
ラストでお迎えに出てきた人にもびっくりしたけど、
彼女はあの場所がどういうところなのか当然知識にあるだろうし
それでもワクワクしているような表情なのは、戦いが性に合ったのかも。
(ところでセルヴィグ博士、専門はなんなのか)

不満なところは、
家族の女を失って道を過った男ねたは、「シャン・チー」でやったじゃん…?
というのと、
ヴァルキリーが王の役割をソーに食われがちだったのと
(ゼウスの女にコナかけるところはよいシーンでしたよ)、
あと大暴れする子供さんたちが人格を失っている風なのは描写として少し問題あると思う。
でも子供さんが狙われたり戦ったりするのは、
基本MCUは成人男女が何とかする話ではあるけど、
ごくまれに子供さんが活躍する機会があるのはいいかな?という気がした。

ワイティティ監督の作風とクリスチャン・ベール氏の芸風はあまり合ってないですが
そこはプロ同士、すごい表情をするゴアのシーンが幾つもあった。
特殊メイクなしのシーンも見たかったなあ。

ウユニの永遠の門ですけど、ギャラクタス…?なぜ…?と思いました。
いや頭が四角くて左右に突起がある別の何か?

ゼウスがすごくラッセル・クロウに似た人だけど
でもこんなミニスカ穿いたアホな役で出る訳ないし…と思ったらラッセル・クロウだった。
え?でもギリシャ神話の神々はエターナルズのスプライトの創造なのでは…?別バースということ?
ラーがいるということはエジプト神全員あそこに参加するってこと?
めちゃくちゃドラマ「ムーンナイト」とつながりますね。
あとワカンダで信仰されている神々も。
MCUにおける神は、体液が金色の生物という感じ。

最後タイトル回収して、あ、そういう!って思ったんですが
どこにいても、誰といても何をしていても
自然体で場に馴染んでいるのがソーという人の長所かもですね。
今後も色々びっくりさせてほしい。










2022.07.10 サイトに掲載

2023.05.07 再掲載





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