「 炎の少女チャーリー 」











スティーヴン・キングの「Firestarter」二度目の映画化。
何か画期的な炎の表現方法とか、
現代風の解釈とかがある再映画化なのだと思ったけど、
とくにそういうのではなく、ごく普通の「Firestarter」。
約40年前のドリュー・バリモア主演版のほうがよかったかもしれん。

新薬の被験バイトで知り合った男女が結婚し子供が生まれるが
彼等の娘は念じれば自在に高熱を発せられる能力者だった。
一家は組織の追及を逃れて国内を転々とするが、ある日とうとう…というあらすじ。

すごい能力を持つ子供が組織に狙われるという
昔の鉄板物語です。
敵の責任者が女性になった以外は特にこれといった刷新はない。

ねこちゃんが残酷に死にます。

ラストまでばれ

バッドエンドですやん……。
なんで親の敵と逃避行エンドみたいになってますの…。
あとチャーリーの能力の弱体化も気になりました。
ラスト、チャーリーの無限大の能力で
すべてが溶けて蒸発し、レインバード瞬殺がカタルシスですやん。
なんで耐火スーツごときで無効化できますのん。
山火事以下ですやん。
能力発動も髪がファッってなる、20世紀の表現のままで、
ハ?って感じでした。
もっと新しい演出がいくらでもありますやん…。

原作のチャーリーは賢い女児なので、
マスコミにぶちまけるエンドです。めでたしめでたし。










2022.06.19 サイトに掲載

2023.05.07 再掲載





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