「 鳩の撃退法 」 佐藤正午さんの同名小説を映画化。 直木賞作家である主人公は、今は風俗業者のドライバーをして生活をしていた。 ある日、知人の訃報を受け、その遺品を受け取ると 数千万円の現金が入っており…というあらすじ。 どの部分が彼の創作で、どの部分が現実なのか混沌としていて、 それをパズルのように解いていくのを楽しむ映画。 (または混沌のまま楽しむ映画) 少し食い足りない印象だったので、 あとちょっとボリュームがあったほうが好きかもです。 ラストまでばれ 不倫女死すべし慈悲はない、と思っていたので ヒデヨシがなぜそんなに庇うのか分からなかった。 (いやでもたぶん死んだ?) ティンカーベルの拍手のくだりは、 微妙に状況と合ってないように思ったけど(絶望的なので) 原作だと違うんだろうか。 「テンペスト」の拍手のほうがまだ近くないかな? 舞台啄木でも思いましたが、藤原さんはロクデナシの小説家を演じると輝くなあ。 2022.04.24 サイトに掲載 2023.05.07 再掲載 戻る |