「 バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 」










原題: Resident Evil:Welcome to Raccoon City
同名ゲームの映画化(Resident Evilはバイオハザードの海外向けタイトル)。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版シリーズが有名ですが、こちらはゲームにやや忠実、
物理法則がやや現実寄り、ややホラー色が強い、やや低予算、という感じ。

製薬会社アンブレラの運営する養護院で育ったクレアは、
兄のクリスに会うためラクーンシティに戻ってくる。
市では原因不明の不調をきたす人が増え始めるなか、
廃屋のスペンサー邸で死体が見つかったと通報を受けた警察署は
警官を派遣する…というあらすじ。

人が出てくるたびに「どなた…?」となって、
名前を聞いて「エエー!!!!???」と驚くのが楽しかったです。
でもゲームのファンでも、ホラーのファンでもない人にはそれほどおすすめしない。
ゲーム1と2の内容を同時進行します。
スペンサー邸の探索を短めに済ますので、時間にちょうど合った内容でした。
オリジナル要素もあるけど、そこはOKでした。

エンドロールの途中にわりと重要なシーンがあります。

内容ばれ

クリスとクレアがアンブレラの養護院出身で、
そこでリサ・トレバーを知り、(リサに)友情が芽生え、
助けてくれるというのは、暗黒のジブリor映画ドラえもんという感じでした。

あとこの映画で一番株が上がったのは
ウェスカーなのではないか。地元の青年団のお兄さんっぽい人で、
本来は健全な善人で、貧困シティから脱出するためにああいう道を選ぶという
(いや、イキったウェスカーが好きな人はイメージダウンかもですが)。

サービスデーに見に行ったが、一番大きいシアターで10人ほどの客入りだった。
こんな大きい読み違いを目撃したのは久しぶりかも。
劇場側としては大人のバイオファンも相当数いると思っていたが、
それはミラのあのシリーズのファンであって、
原典のバイオファンではなかったということかな
(もちろん感染者拡大のせいもあるだろうけど)

アシュフォードの双子とか、かゆうまとか
(Itchy Tastyと書かれていたようだが、
英語は認識能力が低下してもスペルミスしないものなのかな)、
ベルトリッチくんとか、大蛇の話題とか、
他にも細かいゲームネタがたくさんありました。
大きな不満は1点だけ。
たとえ不自然でも階段脇にはタイプライターを置いてほしかった!
へんな壺を置くくらいならタイプライターを置いてよね!










2022.02.03 サイトに掲載

2023.05.07 再掲載





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