「鬼談百景」










「残穢」と対になってるホラー。原作は未読です。
「残穢」の主人公(原作では小野先生を匂わせる女性)
のもとに寄せられた怪綺談という体裁の短編集だが、
結局「残穢」の障りの一部だった…という設定だったはず。
映画版は特に繋がってるようには思えなかったが、
語りは竹内結子さんだった。
うーん、好みによるけど、いいものからイマイチなものまで色々ある。

追い越し 中村義洋監督
オープニングによくある短い話。

影男 安里麻里監督
姿がハッキリ見えなくて、黒いぼやっとした影なのは良いです。
しかもガラスを叩いたりなど、何がやりたいのかわからないのも良い。

尾けてくる 安里麻里監督
最初でもう首吊りだと分かったので、
残りのシーンはもっと意外な再登場をしてほしかった。

一緒に見ていた 内藤瑛亮監督
殺ってまえー!と声援を送っていたので、怖いとかそういう感じではなかった。

赤い女 大畑創監督
その話をすると出るという怪談。赤い女の出現演出と言動が、
頭のおかしな女の人なので、混ざって怖かった。
ものすごく怒っていて、怒りのあまり転んで、
起き上がって怒鳴りながら掴みかかってくる。一番好き。

空きチャンネル 岩澤宏樹監督
悪意のラジオを聞いていたらおかしくなるというよくある話だが、
女の人の声の演技が良かったです。

どこの子 岩澤宏樹監督
学校に出る子供のおばけ。おばけの顔を長々と映すので何も怖くなかった。

続きをしよう 内藤瑛亮監督
お墓で遊んでいるうちに、怪我をするまで帰れないという強制ルールが発生する怪異。
本体が映るが、一瞬なのでよい。

どろぼう 内藤瑛亮監督
ふーん………としか言い様がない。

密閉 白石晃士監督
独り暮らしへの精神攻撃(笑)クロゼットの中になにかいる系。
うっすら開いた中の服が顔に見えるシーンが一番よかった。









2021.12.08 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





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