「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」










寄生生物ヴェノムを体に宿した
新聞記者のエディ・ブロックが巻き込まれる事件を描くシリーズ2作目。
監督はアンディ・サーキス氏にチェンジ。
(MCUにも出演なさってる役者さんですがいつの間にか監督デビューなさってた)

連続殺人鬼のインタビューを行っていたエディだが、
油断した際に彼に手を噛まれてしまい、
殺人鬼の体にも変異した寄生生物が宿ってしまう…というあらすじ。

前作もそうだったが今作もヴェノムがエディのことを好きすぎる。
甲斐甲斐しくお料理をしてあげるし、お仕事を手伝ってあげるし、
エディを侮辱されると怒る。一途だ…。
そしてずっとイチャイチャケンカケンカイチャイチャし続けます。
今作ではエディがヴェノムとの関係を真面目に考えだしたような。
前回も言いましたが異類婚姻譚のラブストーリーです。
尺を奪われた殺人鬼さんはちょっと気の毒だった。

エンドロールの途中にいつものあれがあります。

ラストばれ

前カノからの引継ぎ儀式、教会でのやりとりや、
クローゼットゲイのことを指しているようにしか思えないスピーチ、
喧嘩からの和解、逃避行、
なるほどヴェノムはシリーズ通して恋愛映画にして
他映画と差別化を図るのね…ええやん!
と思っていたらラストでびっくりしすぎてなにもかも吹っ飛んだ。

ヒロインが他人の彼女というのがとても面白いです。
元カノ、アンの現在の彼氏がおっとりしたいい人なのも良かったんですが
今作では微妙にキャラクターが変わって、
別れた彼女や妻の現在の男は嫌なやつという、
1万本くらいあるパターンになっていきそうなのは少々不満。

序盤で煙草をポイ捨てした刑事さん、
これは死ぬか悪役だな…と思いましたがもしかして次回のヴィラン…?

それとチェンさんのコンビニのカウンターのポスター、
スタン・リー氏っぽく見えたけど見間違いかな。

シアターを出る時、おそらくMCU未視聴の連れに意味を説明している人がいました。
そして遠慮がちにスパイダーマン全作履修を薦めていた。分かる…。
今なら間に合うからね。









2021.12.05 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





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