「アンテベラム」











この映画を見るつもりのひとは下記読まないで検索とかせず、なるべく早く見てください。

サスペンスホラー。
ジェラルド・ブッシュ&クリストファー・レンツ監督長編デビュー作。
当たりでした。シャマラン映画好きで暴力表現耐性のある人におすすめ。

南部の綿花農場で強制労働をさせられている奴隷たちは
決して自分から白人に話しかけてはならないというルールを課せられていた。
そこでは脱走者たちは容赦なく殺され、
従順でないものは焼き印を押されるという虐待を受けていた。
社会学者ヴェロニカ・ヘンリーは悪夢で目覚めるが、
順風満帆に見えたその生活に不気味な影が忍び寄りつつあった……というあらすじ。

暴力表現がきついので注意。
女性の奴隷へのベルトでの鞭打ち、足蹴り、平手打ち、焼きごて、性暴行が映ります。

アンテベラムとは南北戦争前の南部を指す言葉。
「キャンディマン」に勝るとも劣らぬ苛烈な人種差別ホラー。

ねたばれ

シャマランの例のあの映画の邪悪版。
収穫した綿花をなんで燃やしてるんだろう…とは思ったんですよ。

実行可能かどうかでいうと、「ゲットアウト」よりは可能、
でもまあ難しいかな…。
モバイル以外にも位置情報を発信するアイテムは色々あるし、
カメラを避けてあの人数をっていうのはちょっと…。

冒頭、母親に摘んだ花を見せる美しい少女という風景を見せてから
カメラが徐々に屋敷の奥に進んでいき、
先ほどの母娘は白人の支配階層で、その生活は奴隷たちの労働で支えられており、
陰惨な虐待が日常的に行われているのをゆっくりと見せるところに
「こいつは相当に底意地の悪い作品だぜ!」と直感しました。
当たりだった。

サイコパス親玉の「我々のような人間は他にもいる」って捨て台詞とか
最高に嫌でしたね。
劣った人種や性別だと自分が思っている連中がしゃしゃってくるのが耐えられない、
自分より優秀だと傷付く、虐待したい、という欲望は認めますが、
頭の中でとどめるべきだし、他人と共有し始めると
コントロールできなくなるやばい病気のようなものだと自覚しないとだめだ。
そういう意味では虐待シーンは、
加虐でないと興奮できない人のポルノになってしまう可能性があるので
更に工夫して映さないほうがよかったのでは?という気はした。

女子会シーン、むやみに長かったが、観客への一種のケアだろうか。
楽しそうだった。











2021.11.08 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





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