「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」 「死霊館ユニバース」の第8作目。 今回は「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」のマイケル・チャベス監督です。 実際にあった「悪魔が私に殺させた」事件を下敷きにした作品。 このシリーズ、ホラーのこと全然知らないけど何か見てみたい〜! という人に私が勧めるとしたらこれだなって作品で、 ちょっと怖いけど結局、愛と神が勝ち、犠牲者もそんなに多くなく、 大団円が約束されています。 逆に言えばこの作品を見て、何か合わない…と思ったひとは ホラーに適性がないかあるいはハネケ監督やアリ・アスター監督、 ニール・ブロムカンプ監督など、マニアックな路線に行ったほうがよいかも。 1981年、11歳の少年ディヴィッドの悪魔祓いの儀式に呼ばれたウォーレン夫妻だったが、 ディヴィッドの姉の恋人、アルネ・シャイアン・ジョンソンの発言により 悪魔はアーニーに移ってしまう。 悪魔祓いの際に深手を受けたエド・ウォーレンの回復期に アーニーは家主のアラン・ボノを殺害する。 検察は死刑を求刑するが、 夫妻はアーニ−が悪魔に乗り移られていたと裁判で主張する…というあらすじ。 今回も死霊館シリーズらしい盛り盛りのお話で楽しく見ました。 ラストばれ ロレインと拮抗する能力者の女が出てきて、互いが互いの感覚器を乗っ取り、 おっ?百合か?百合か?と思ったが、お亡くなりになって残念でした。 自分の後ろ姿が見える画とか、怖くはないんですが パニックになりそうだなと思って見てました。 私はアーニーが昔いじめられていた話とか、あの辺が ほかの被害者とつながるのかな? と思ってましたが、悪魔崇拝者が人を呪うのにとくに理由とかない、っていうのに 一番ぞーっとしましたね。 なんの理由もなくあんな面倒くさいことを!? もっと…資格とったり株やったり自分の得になるようなことをすればいいのに…。 今回はロレインのサイキック無双で、 今後サスペンス路線に舵をとるのもいいなと思いました。 エドの調子が悪かったので、ずっとプリンセス状態でしたが、 (心なしかセリフも「ほかの方法はないの?」とか「気を付けて」とか しおらしい感じに…) 最後は決めてくれました。 毎回、良いいちゃつきをありがとうございました!という気持ちで劇場を去ってますよ。 最後のあれ、エドじゃなかったら重い!こわい!と思ったかもですが エドだからまあいいでしょう。ロレインも感激してたしね。 映画とは全く関係ない訃報 https://blog.goo.ne.jp/ojiroh/e/74854f3b6cf2e295f39cd49b64ddebdc 十代の頃に本を買って以来、現在までずっと同人誌を買ってきた 「突貫工事!おぢろう組っ」さんの里中守さんが、 今年の春頃に亡くなっていたと、昨日相方のへうがさんが発表されて、 呆然としています(飼い猫のぽーぽーちゃんも同じ頃に亡くなったそうです)。 二次創作作家さんの中で私が一番影響を受けた人でした。 シリアスがうまく、詩のちからが強く、発想が独特で、 なによりギャグセンスに定評のあるかたで、 つまりはオールマイティタイプの作家さんでした。 近年は二次創作よりも旅行や、飼い猫、 フィギュアスケート観戦のエッセイコミックを主に描いておられましたが それもまた面白かったです。 手にしびれが出て念のため病院でCTなどを受けてそのまま入院、 そして1か月ほどで亡くなったそうです。残念です。 おそらくまだ50代くらい、お酒もたばこも特に好まれず 山登りを趣味にされているほどご健康だったのに。 昨年から漫画を描かれる方が若くして次々と亡なられるので、 やはり毎日足を使ったほうがよいのではないかと思っています。 在宅勤務でデスクワークのかた、元々自宅で作業なさっているかた、 多少仕事を犠牲にしても毎日歩いてくださいね。 里中守先生が極楽で面白い娯楽作品にたくさん出会えますように、 ファンの一人としてお祈りしております。 2021.10.04 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |