「ラスト・クリスマス」 ポール・フェイグ監督 エマ・トンプソン、ブライオニー・キミングス脚本 子供の頃にユーゴスラビアから英国に家族で移ってきたヒロインは、 歌手を夢見てオーディションを受ける毎日。 彼女の悩みはエキセントリックな母親で、 家に帰りたくないあまり友人の家を泊まり歩いたり バーで出会った男と一夜の恋を楽しんだりする日々を送っていた。 しかし注意力散漫な彼女は、友人宅で物を壊したり 職場で鍵をかけ忘れて盗難被害が出たりと 自業自得ながら信頼を徐々に失いつつあった。 しかしある日、彼女は不思議な東洋人男性と出会い…というあらすじ。 ワム!の同名歌曲を元に作られた映画で、 not for私だろうけど、フェイグ監督だし一応見ておくか、と思ったら、 途中で「エエーッ!」ってなった。恋愛映画ではなかった ワム!の「ラスト・クリスマス」およびその歌詞を知らなかったら、 フーン…くらいの普通にいい話だと思うけども。 オチばれ 主人公のあの過去の話で、まさかまさか……!?って思ったんですよね。 Last Christmas I gave you my heart オチ自体はほかにも先行作品がありますが、その歌詞をそういう風に…。 ミシェル・ヨー様が、主人公の勤務先の店長です。 しかし残念ながら格闘シーンは無い。 人種、移民、LGBT、そつなく混ぜ込んだ風に感じられて 人によっては鼻につくかも…どうだろう…。 でもこの映画のお母さんみたいな強烈な人、実際にいますよね。 悪い人ではないが距離をとるのが難しい、ましてや子供は、みたいな。 ヒロインの相手役ヘンリー・ゴールディングは、クレイジー・リッチ、 シンプル・フェイバー、ジェントルメンときて次はG.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ という準主役なので着実に出世なさっている。 2021.09.23 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |