「ようこそ映画音響の世界へ」 映画音楽についてのドキュメンタリーがありましたが、 その音響版です。 かつてはモノラル再生、トラック数も1しかありませんでしたが、 やがてその重要性が理解されてステレオになり5.1サラウンドになり、 トラック数も16に増えたと。 モノからステレオが主流に切り替わったのは「スター誕生」1976年からで、 バーブラ・ストライサンドは 「観客が会場にいるかのような臨場感がこの映画には必要だ」 と判断して、 自腹を切ったそう(試写を見た会社が追加で支払ってくれたらしいですが)。 作業工程を1つ1つ説明してくれましたが、 その中にセリフが聞き取りにくいところは効果音を下げる、 またはその部分だけ音声を再度収録するという手順があり、 邦画も!邦画もそれやってくれー!と思いました。 (邦画ってつぶやきが聞こえる音量にすると 怒鳴るシーンや爆発でギャア!って言うくらいの大音量になりますよね…) あとスターウォーズの音源集めのお話、楽しかったです。 今では大大大タイトルですけど、当時はどう転ぶか分からない チャレンジングな企画。 映画製作学校の生徒さんの中からのスカウトとかしてたのか。 チューバッカの声とか、まさにあの声でないと!という感じですよね。 面白かったのは、トップガンの実際の戦闘機の音が弱弱しかったので 動物の声をミックスしたというところ。リアルがすべてでもないんだな。 (戦闘機マニアのかたからすると怒髪天ものでしょうけど) 作曲界ほど白人男性占有率99%の世界ではなく女性が多かった。 有色人種率は低かったけども。 2021.09.14 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |