「アルプススタンドのはしの方」










兵庫県立東播磨高等学校の籔博晶先生が
顧問を務める演劇部の4名の部員のために書き下ろした戯曲。
2017年の全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞。
その後、他校の演劇部でも上演されるようになり、
劇団でも上演。コミカライズ、映画化もされる。
夏の甲子園に母校の応援に来た演劇部員女生徒2人と、
野球部を辞めた男子生徒1人、
人とのコミュニケーションが苦手で成績トップの女子1人が、
野球観戦をしながら試合の経過と自分の人生を絡めてくいく、
という内容。

内容ばれ

高校生が書いた舞台劇という前情報を見た気がしたので
「う〜ん、甘酸っぱい…」と思って鑑賞してましたが、
見終わって詳細を調べたら書かれたのは先生だった…。
逆に大人のかたがこんなピュアな…
努力は報われるてきなお話を書けるのはすごいのではと思いました。
あと、舞台では吹奏楽部を前に並べたのかな?
だとしたらすごい派手な舞台だなーとも思ってましたが、
吹奏楽部どころか部長も登場しなかったのか。
全方向に努力してちょっと追い詰められ気味なあの子の悩みも
リアルに感じられたので、いないのにはびっくりしたが、
熱血先生も存在しなかったとは。

作中の演劇部の子たちは、地区大会で優勝して、
全国へ行けるというタイミングで片方の子がインフルエンザにかかり
棄権することになった過去があるのですが、
何気にワクチン啓蒙映画にもなってるなと感心したりした。









2021.08.25 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





戻る