「孤狼の血 LEVEL2」 暴力・ヤクザ・腐敗警官映画だった前作に 今作は更に猟奇殺人・サスペンス・宿敵との死闘要素を加え、 派手になった感じ。 前作は原作小説に沿ってましたが、今回はほぼオリジナルとのこと。 人体破壊、女性への暴力表現あり、犬が殺されます。 苦手なかたはご注意。 大上の役割を受け継いだ日岡は、極道同士の抗争を抑え 広島の街の治安を守っていた。 しかし五十子会の上林という男が刑期を終えて出てくると、 彼は他の組への示威行為をはじめ、 街に再び血みどろの抗争が戻ってくる。というあらすじ。 鈴木亮平さんがサイコパスヤクザを大熱演されてました。 ラストばれ 日岡さん、お父さんっぽいポジションの人に弱い。 チョロすぎ。 逆に肉体は頑強すぎで、刺されて、撃たれて、2階から飛び降りて 撃たれた箇所を蹴られてもまだまだ元気! サイコパスヤクザに恨まれた看守が青柳翔さんだった。 HiGH&LOW成分。 早乙女太一さんと斎藤工さんが若手ヤクザ役として頑張っていた。 若手としてはチンタを演じた村上虹郎さんもよかったな。 脚本でかなり尺が割かれていたのもあるけど。 中村梅雀さん、さすがの安定感。お子さんの復讐的なあれかと思っていた…。 滝藤賢一さんは、目を全開にして頬を痙攣させると相当怖い。 みんなの迫力演技合戦でしたけど、 声が高めのひとはちょっと不利だなと思いました。 最後のほう、カチコミ現場から2人で逃走して カーチェイスをしてごっちんこ、 撃ちあったり、斬り合ったりしてるのを見ていて 「乳繰り合うとるようじゃのう…」と思いました。 まあ考えたら暴力系エンタテインメントって、 乳繰り合いたいけど男同士は乳繰り合ってはいけないと思い込んでいる人たちが 一生懸命それに近いことをやっている表現だと言えなくもないこともない。うむ。 この映画を見るとエセ広島弁になってしまうし、 脳内ヤクザになってしまう。 2021.08.22 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |