「ライトハウス」 ウィレム・デフォーとロバート・パティンソン主演。 灯台守の仕事に就いたロバート・パティンソンだが、 上司のウィレム・デフォーは横柄な男で、 しかも宿舎はあちこちが傷んでいて仕事が山積みだった。 しかも彼の前任者の若者が自殺していたことを知り…というあらすじ。 生きている人間は2人しか登場しない、 不条理舞台劇のような、密室心理ホラーのような話です。 なかなかグロ要素も多いので、かなり人を選ぶ内容だと思う。 シャイニングとクトゥルー神話とラッコ鍋回を足して割った感じ。 「ウィッチ」のロバート・エガース監督だと後で知りましたが ああ〜〜、ハイハイハイハイ、と大納得でした。 脚本は兄弟のマックスとの共著だそう。 公式サイトに、モチーフや構図イメージの元が書いてありますが Sascha Schneiderの「Hypnosis」は以前ネットで見たことがあって、 この構図知ってる…と思って検索しまくっても出てこなかったので助かった。 全編にわたり白黒で、画は正方形に近い比率です。 作中にあった、苦手な人の多い表現箇条書き(展開ばれなので反転します) ・嘔吐 ・排尿 ・自慰 ・糞尿のようなものが映ります ・異種姦 ・動物惨殺シーン ・生首 ・内臓を食われる人間がチラっと ラストばれ 最後、腸を鳥につつかれてたので パティンソンさんはプロメテウスなんだろうなとは思ったが、 デフォーさんはプロテウスなのだそうですよ。 パティンソンさん、作中で顔がきれいって2回も言われてたが きっと大事な設定なんだな。 そういえばセイラムの名前が出てましたが、 クトゥルフとポーの世界観にギリシャ神話の神々を合わせるという今作は、 コラージュっぽい作風にますます磨きがかかっている気がする。 前半頻繁に鳴る霧笛(?)、「SIREN」の設定のように クトゥルフてきな生物の鳴き声なのかと思ってたが違った。 泥酔シーンって役者さんによってかなり違うんですが パティンソンさんの泥酔演技は個性的だった。 むかしの灯油って飲んでも大丈夫なうえに酔えたの? 2021.07.12 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |