「デスマッチ 檻の中の拳闘」 主人公は元軍人。子供が4人いて妻は薬物依存、生活は困窮しています。 彼は賭博金網デスマッチの噂を聞き一攫千金を目論みます。 そこに関わってくるのが、この映画の絶対悪とも言える売人の男。 彼は妹と組んで、彼女を虐げながら薬物の製造販売を仕切り、 多くの人の人生を狂わせます。 主役はジェイミー・ベル、サイコパスの売人をフランク・グリロさんが演じます。 邦題は残念ながら内容に合ってない。 泥沼の生活を送る人々のあがきと暴力がずっと繰り返される映画です。 たぶん監督さんは「ファーナス」などがお好きだと思うが、 あの作品よりもっとマッチョイズムへの陶酔が強い。 内容ばれ 弱者側のひとたちはみな不注意か迂闊で、 妹は悪人兄を撃ったあと死亡を確認しないし追い撃ちもしない。 お巡りさんは悪の売人をショットガンで襲撃する前に名前を大声で呼ぶ。 (前世は戦国武将か何かなので?) 主人公は治安激ヤバな場所に小さい息子をつれていく。 そもそも貧乏なのに(宗教上の理由で?)避妊せずボロボロ子を産む。 それで子を失った家族の悲哀…弱者の死…みたいなラストにされても うん……としか言いようがない。 2021.06.23 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |