「キャラクター」










漫画家を志すも芽の出ない男性が、
ある日、一家4人皆殺しの事件現場を目撃したことから、
その犯人を主人公に猟奇サスペンス漫画を描き、大ヒットするが、
殺人鬼が徐々に近付いてくるという話。
浦沢直樹さんとよく仕事をされている長崎尚志さん脚本なので見に行きました。
昨今珍しいほど人間が包丁でブスブス刺される映画なので苦手な人は注意。
猟奇殺人犯を演じたのはSEKAI NO OWARIのリーダーの人で、
役者デビューされたのだそうです。

ラストばれ

登場人物5人のうち4人が刺される包丁ムービー。
とくに小栗さんは、主人公だと思ってたので死んでびっくりした。
(漫画家さんは冒頭の、マグカップに煙草の吸い殻を入れるシーンで、
食べ物を灰皿代わりにするのは悪人ですよという鉄板の目配せだと思って、
最後闇落ちするのだと思っていた。
冒頭で「絵は上手いけどありきたり」とか
「サスペンスが好きなのに悪人が描けない」とかめちゃくちゃdisられてたし)

面白かったのは漫画の作画で、 映画やドラマで漫画家が出てくるときは
8割くらいはアナログ作画な印象なんですが、
この映画はヒット作の猟奇殺人漫画を描いているときはデジタル、
売れてない時代と心のままに描くと決意したときはアナログ
という風に使い分けてありました。
潜在意識的にアナログ=温かい・情熱・努力、
デジタル=冷たい・技術的・効率主義、
みたいなイメージがあるのかな。
画面に出てくる枚数が桁違いに多かったので
作画の江野スミさんは大変だったろうと思う。

あと猟奇殺人犯くんが、漫画家に
人の苦労も知らないで!人を殺すのって大変なんだぞ!
2日くらい寝込むんだぞ!って逆切れしてたところも面白かった。
私もよく木製家具を手斧で粉砕するんですけど、
何かを振り上げて思いっきり振り下ろすのって
想像以上に体力消耗してそのあと行動不能になるんですよ。
分かる〜!

不満点はヒロインがお茶くみからくり人形扱いだったところです。
今の20代の女性で緊急時にあんな挙動のひとっている!?
刺されて重体の夫と、その犯人がいる横でパニックになって泣くだけってある!?
ラストは、赤ちゃんは結局生まれたのか、
それとも違うのか分からないエンドなのかなって思いました。










2021.06.17 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





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